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セイレーンの懺悔
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セイレーンの懺悔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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一般の私が抱いているマスメディアへの疑問点が取り上げられているものの、私個人は消化出来ていないところがあるのですが。 | ||||
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はじめは主人公はなんてクズなんだって思ったけど成長が感じられた。 終盤の展開は鼻に付く感じでもないし不快に感じなかった。最近そんなのばかりわかってて読んでたんだけど、書き手によるよね。描き方がやはり上手い。 | ||||
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相変わらず中山七里のミステリはよく出来ている。国民の誰もが感じるマスコミの過剰な報道問題をテーマにした佳作だ。主人公・多香美のツンデレ感は少し不快だが、それだからこそストーリーも生きてくる。読んで良かった小説だった。 | ||||
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マスコミ、メディアといった報道機関のあるべき姿を問いただす場面と、表沙汰には絶対にならない闇に葬られた事件の真相を暴露する場面とが理解しやすく同時進行で書かれていて非常に面白かったです。 世の中には解決したと思われている凶悪事件が沢山ありますが、捜査も裁判も当事者ではない第三者が公平的な価値観で量刑を確定してるに過ぎなく、結局は当事者にしか真実は分からない気がします。 人は人を簡単に騙すことができるし、物的証拠だけでは人間の深層心理が十全に現れているとも断言できません。その上誰もが感情を完璧に言語化できるとは限らないので、供述内容が蛮行に走った原因だと決定付けるのは不十分だと思います。 容疑者と被害者のストーリーを客観的に考慮し、部外者が勝手に想像して時に脚色や誇張表現も交えてそれっぽく仕立てた悲劇こそニュースなのかなと思います。 メディアは基本利益拡大に奔走し責任感や正しい使命を蔑ろにする傾向があると思うので、受け取る市民が軽薄な報道を鵜呑みにせずきっと残酷な背景があるんだろうと当事者を慮ることで、事件の全容を覗き込むことができるのかなと思います。 | ||||
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エンターテイメントとしては勿論、問題提起もしっかりとされており、良い読了感を得ることが出来た。 犯人予想が二転三転し真犯人に辿り着いたものの、綾香の悲しみ、絶望感がむごかった。 直接手は下さなくとも、死に至らしめた罪は重い。 宮藤の「振り返ったら毒気にあてられる」という言葉が印象的だった。 | ||||
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とても面白く、どんどん読み進めました。 | ||||
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面白かったですよ。 どんでん返しもそれほど違和感はないのですが、どんでん返しのあとの展開がちょっと受け入れられないかなぁ。 問題を抱えた被害者の母の感情としてはそれほど強く責められるような事象ではないように思います。 また、大ラスで宮藤刑事が多香美をお茶に誘いますが、これも不要。 なんか安物のドラマのエンディングのようでテンションが下がります。 | ||||
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テンポがよく、読みやすく、心情も分かりやすかったと思います! | ||||
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マスメディアの矜持のようなものがとても薄っぺらく感じるのは意図的に書いてあるのか自分の感覚の問題か。 誤報や被害者を追い込むことを正当化することはできない。最後の独白も間違えたら謝ってまた頑張りますってのも虫が良すぎる。 | ||||
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読みやすくスピード感もありとても面白いです。 私自身が被害者遺族になったことがあるのでどうしても主人公を良く思えず最後までもやもやしましたがそれとは別に事件の展開がとても好きでした。 | ||||
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グッときた。 報道する側の姿勢やありかた、現実などを一人の女性と事件を通して知ることができる。 ずいぶん昔になるが、民放キー局の報道部でディレクターをしている先輩に、ある質問をしたことがある。それは視聴率のためにバラエティーのような報道をしている某ニュース番組についての皮肉だが、その時、先輩はそんな中でも報道マンとして絶対に譲れない、譲らない信条を教えてくれた。「なぜそうするのか?それはサラリーマンとして上から睨まれる危険があるのでは?」と重ねて聞くと、「それが俺たち報道マンにとっての最後の正義だ」と言った。 作品中の里谷と彼がかぶった。 骨太だけど一気に読める作品です。おすすめ。 | ||||
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直向きな新人記者とベテラン粗暴記者というコンビネーションがいい 記者の裏話やどんどん展開するストーリーも面白かった | ||||
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当初は報道する内容に悩みながら、徐々に成長していく。当初の記事から思わぬところに発展していくもので最後まで読んでください。 | ||||
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ミステリの伏線回収って、普通はトリックの種明かしを意味するものだと思っていた。 しかし本書は、終盤に「大きな主題」をどかんと提示することで、前半に散りばめられた伏線を一気に回収してしまう。 主人公である報道記者の傲慢で独善的な立ち居振る舞いに、読者は最初イライラさせられ、それがオセロのようにパタパタとひっくり返されていく。「小説を読む自分」より1つ上の視座、「メタな伏線回収」という新体験をした。 だがカタルシスはない。社会の底なしの「闇」が、通奏低音となって読者に襲い掛かってくる。すべて作者の術中にあった。 ジャーナリズムの功罪、マスコミの構造的な矛盾、その渦中にいる記者の葛藤が描かれる。その筆致は鋭い。どのような事件もエンタメ化して茶の間に届けるのが、報道人の役割りなのか? 臭いものにフタをすることが営利マスコミの宿命なのか? 2023年現在も、某宗教団体や某アイドル芸能事務所は生き長らえている。某野球選手のスキャンダルも、TV新聞メディアは沈黙して報じない。 そうしたオールドメディアに警鐘を鳴らし、私たち視聴側にも問題提起する一作。 | ||||
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面白かった。キャラが最後まで立っていたので楽しく読めました。最後はイケメン刑事が主人公にナンパしたってことでいいのかな? | ||||
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読み終えた時は「ゆっくりと登り、急降下の後、上下左右に急展開するジェットコースター」に乗った時の様でした。テレビの情報番組や、ワイドショーに少しでも疑問を感じた方には是非、読んで頂きたい作品です。全ての、本当の真実は、当事者ですら解らず、司法で裁き切れない事実もあると…。人や、事実(と思われる)対して、疑う事、疑問を持つ事、信じる事の大切さを学べました。最後の解説まで、本当に面白かったです。 | ||||
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自分たちの偏見で結論を決め付けて物事を見た結果、里谷と多香美は、大誤報を報道してしまった。 俯瞰と偏狭、右と左。推測と事実の確認。何ごともバランスと深さが大切だと、改めて思いました。 里谷は違和感を覚えてたにも関わらず、その違和感を押し通せなかった。やはり、直感は信じるべき。 里谷と宮藤という経験豊富で芯がある2人に鍛えられる多香美の成長と、最後に自分の想いを曲げずにカメラの前で語ったこと、素晴らしいと思いました。 ところで、宮藤と多香美はどうなるんだろう(^^) | ||||
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一気読みでしたがなんさ報道の気持ちとか裏側とか自分は冷めてしまいました。 先生が伝えたいことは分かるんですけど、 それが逆に冷めてしまった感ありでした。 でも読みやすい!ありがとうございました! | ||||
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事件の流れはストーリー性もキャラクターも的が絞られていて入り込みやすかった。短くはなかったがすらすら読めるテンポで面白かったです。 | ||||
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女子高生の誘拐事件を端緒に展開されてゆくストーリーは、どんでん返しに継ぐどんでん返しに息を呑み、また、一億総レポーターの如きSNS時代を生きる私達一人ひとりに、セイレーンを投げかてきます。 そして、ラストシーンへ! | ||||
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