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転落の街
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転落の街の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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彼もいい歳になっているわけですが、 ハリーの動きには歳を感じさせません。 粘り強く、強い信念を持って、よく動きます。 テレビドラマのハリーは中年の緩い雰囲気が嫌いですが、 こちらではそれを感じずに済みます。 ずっと現役で頑張って欲しいものです。 | ||||
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彼もいい歳になっているわけですが、 ハリーの動きには歳を感じさせません。 粘り強く、強い信念を持って、よく動きます。 テレビドラマのハリーは中年の緩い雰囲気が嫌いですが、 こちらではそれを感じずに済みます。 ずっと現役で頑張って欲しいものです。 | ||||
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順序が逆になってしまったけれど、これから下巻。いつも通りに期待を裏切らない雰囲気で◯。 | ||||
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宿敵で、LAPDを追われて市議会議員になった元市警副長官のアービング・アービングの息子が自殺か、事故か自殺かなにかの理由で死に、その捜査にLAPDへの攻撃を生き甲斐とするアービングがボッシュを指名する。ハイジンゴの連続か。 | ||||
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ハリー・ボッシュシリーズは地味にスタートした。だから、1から読みだしたのではない。評判になった、3・ブラック・ハートから読み出し、1、2と読み、4・ラスト・コヨーテから順番に読んでいくことになった。この頃、ボッシュの妻が遠い将来、死ぬハメになるとは露知らず、密かなファンだったのに・・・・。だから今後、二人の娘・マデリンに何かあれば、さすがに読むのを止めると、作者コナリーに抗議するつもりだ。 冒頭からボッシュは二つの事件を抱え込む事になるが、事件そのものは全く別物なので、これが絡み合う事はまずない。読んでいて気付いたのは、ディテールに拘った箇所が有れば、その直後に核心を突く事象が起こるという事だ。上巻では社会復帰訓練施設医師のハンナ・ストーンとの会話の中で起こり、下巻では未解決事件の犯人の父親宅をボッシュが捜索する箇所で起こる。何れも、ここまで細かく描写する必要があるのかと思わせた直後に、ハッとさせられる。この辺りが実に巧い。 さて、「転落の街」のタイトルであるが、訳者あとがきにも書かれているように、本書では、様々な転落を描写している。最終章のライダーとの会話の中でも、転落が示唆される。しかし、ラストのボッシュの言葉に、やはり、このシリーズを読み続けようと、本を閉じる。 | ||||
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マイクル・コナリーものは大概読んできていますが、久々に新しいこれも面白いです。 ほとんど、一気読みに近いページのめくり方をしてしまいました。 ボッシュが年月を重ねて、いくらか丸くなったような気がしないでもないです。 | ||||
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マイクル・コナリーの作品にはずれはない。というのは極めて消極的な言い方であろう。すべての作品が傑作と言っていい。ハリー・ボッシュシリーズの最新作 である本書もその通り。すでに定年を迎えたボッシュも再雇用でロス警察に務めている。未解決事件班で働く彼に回ってきた事件は、迷宮入りと なっている殺人事件の被害者から出てきた当時8歳の子供のDNA。この凶悪事件の犯人が8歳児?ということで捜査に乗り出したボッシュだが、 ある日、彼とロス市警にとっての仇敵ともいえる元副本部長のアーヴィン・アーヴィングの息子の転落死事件が起きる。アービング自らの指名でこの事件も 担当するボッシュ。二つの事件は、交わることなく並行して物語は展開して行く。従来の作品に比して、ボッシュが年老いてきたことを敢えて意識し たのか、今回はアクションはやや抑えて、その分推理をさせ、かつ並行する2つの事件を同じくらいのページ数と重点を置くことで、作品の深みも ぐっと増した感じがある。 このシリーズのレギュラーとなりつつあるかつての相棒キズ・ライダーや、高校生の娘に成長したボッシュの一人娘マディもいい味を出している。アーヴィン・アー ヴィングのアクの強さは相変わらず。やはり、ボッシュシリーズはハードボイルドでミステリー両面での傑作ということを再認識させられる作品である。 | ||||
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相変わらず面白い。マイクルコナリーのプロットもそうだが、 古沢嘉通氏の訳が抜群だと思う。The Black BoxからThe Wrong Side of Goodbyeまでのあと5作、何とぞよろしくお願いします。 | ||||
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ボッシュの警察に再就職後の作品群<エコー・パーク><死角><スケアクロウ><ナイン・ドラゴンズ>は私的にはどれも、 ヌルイ話で、5 | ||||
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ハリー・ボッシュシリーズの邦訳最新刊『The Drop(2011)』。 本書でボッシュは2つの事件を追う。ひとつは、1989年の未解決事件。もうひとつは、かつての宿敵アーヴィングの息子がホテルから転落した死亡事件。一見自殺のように見えるこの事件を、父であるアーヴィングたっての依頼で、ボッシュは不本意ながらも最優先事項として捜査を扱うよう依頼を受ける。2つの事件は関係の無いように感じるが、やがて交差するのだろう。 主人公であるボッシュは定年が見えるほどに年老い、初期作品に比べ、いい意味でも悪い意味でもまるくなり、娘のマディは15歳になった。しかし、ボッシュの事件捜査に関する執念と真っ直ぐかつ頑な姿勢は今だ健在である。 ストーリーはテンポよく、ページを捲る手は止まらない。コナリーの描くボッシュ・シリーズは昔、ボッシュというキャラクターを中心に物語を進行させていたように感じていたが、本書ではキャラクターそのものよりも、ストーリーの歯切れの良さとスピード感で読ませてくれる。さて、結末は如何に。職業作家コナリーの腕の見せ所である。帯にあるとおり『ボッシュ・シリーズ最高峰!』となるか、下巻が楽しみである。 | ||||
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アーヴィングの息子の転落事件はあっさりとした幕引きであった。 それに対し、コールドケースの未解決事件は、DNA鑑定をきっかけとして真犯人を捜すべく、ボッシュとパートナーのチューは地道な捜査を続ける。上巻で2つの事件が交錯するのかと思っていたのだが、捜査上で交錯するのではなく、その結末はラストになってようやく分かるようストーリーが組み立てられている。 本書はまず原書の『The Drop』を読み、その後、翻訳本を読んだのだが、改めてマイクル・コナリーの職業作家としての物語の上手さに驚いた。下巻の後半部分の緊迫したアクション・シーンを含め、至極全うな警察小説に仕上がっている。 初期のボッシュシリーズから全てを読んでいるが、ボッシュの人物像そのものも変化させる必要がある中で、シリーズ物をここまで読ませるのだから、やはりコナリーの筆力は凄い。これからも目が離せない作家のひとりである。 | ||||
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純然たるハリー・ボッシュ・シリーズの上巻。若い頃の血気盛んなボッシュが定年を目前に控え、警察組織に従順なボッシュに成り下がってしまったのは淋しい限り。或いは、従順なボッシュは仮の姿なのか… ロス市警未解決事件班のボッシュは相棒のチューと四半世紀前に起きた未解決殺人事件の調査と並行し、有名ホテルで起きた要人転落死事件の調査にあたる。少しずつ解れていく、2つの事件の謎。一体、どちらの事件がメインで進むのか。或いは2つの事件はどこかで交錯するのだろうか。 帯には『ボッシュ・シリーズ最高峰!』とあるが、今のところは驚愕の展開も、ボッシュに迫る命の危機も無く、無難な展開。 | ||||
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「ナインドラゴン」を読んで、 もうコナリーは・・・、 リンカーン弁護士シリーズはともかく、 ボッシュシリーズは・・・・、もう読むのをやめよう。 と思った人は、日本全国のボッシュファンのうち、何割だったでしょう? そんな人も、これは読むべき。コナリー、ほぼ復活!! ほぼ、というのは、次回作に期待しているからです。 次回も面白かったら、完全復活ということで。 といっても、『転落の街』自体は2011年、次回作は2012年の作品ということなので、 本国ではとっくに復活しているのかもしれませんね。 英文の読めない私は、ひたすら翻訳を待つのみ。つらい。 ここからはおまけ。 ボッシュが、「娘を迎えに行くので、帰ります!」というイクメンになってしまうのを 本気で危惧していた私でしたが、 本作では、マディは15歳の高校生になっていて(いつの間に??)、 しかも、物語の前半では、具合が悪くて家で寝ている、というおいしい設定に!!(だから急いで迎えに行かなくて良い) 全国の仕事と子供をもつお母さん、小説って都合がいいわねえ(笑)と、私に共感してください(笑)。 | ||||
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やはり、ハリー・ボッシュは若い頃と変わらぬ血気盛んなタフガイだった。上巻で見せたボッシュの弱気な姿は仮のものだったようで、少し安心した。 ホテルからの要人転落死事件はあっさりと真実へと落着したかと思ったが、終盤に嫌な形で蒸し返される。一方の四半世紀前に起きた未解決殺人事件はボッシュの活躍により、急転直下の展開を見せる。 常に一定水準に達した素晴らしいハードボイルではあるが、どうしてもマンネリ化は否めないようだ。ボッシュがロス市警を辞めたり、復職したり、はたまたミッキー・ハラー、レイチェル・ウォリング、デリー・マッケイレブとのコラボと様々な形で変化を付けてはいるが、『ナイトホークス』から『ラスト・コヨーテ』までの圧倒的な面白さは少しずつ喪われてきているように思う。 しかし、20年以上もマイクル・コナリーを読み続けているファンとしては、今後もコナリー作品を読み続けていきたいと思っている。 | ||||
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