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理由



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【この小説が収録されている参考書籍】
理由
理由 (朝日文庫)
宮部みゆきが読まれる理由
理由 (新潮文庫)

理由の評価: 3.67/5点 レビュー 250件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全250件 221~240 12/13ページ
No.30:
(3pt)

直木賞受賞には疑問が残る。

既に解決してしまった事件をルポルタージュ形式で解き明かしていくので、ストーリーの意外性を楽しむことが出来ない。ルポルタージュ形式なので特定の主人公が存在せず、登場人物に感情移入しにくい。読み応えはあるが、「火車」や「クロスファイア」に比べると力量は落ちる。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.29:
(2pt)

面白いが長すぎる

傑作「火車」を読んでから、「理由」を読むと、ルポルタージュの手法のせいか、淡々とした説明的文章が延々と続くのには辟易してしまった。ルポの客観性が読者の感情移入を阻み、説明過多が気分の高揚を阻害している。ストーリー自体は好くできている。ひとつの事件を元に放射状に繋がる登場人物の人生を描いているが。それらが最後にひとつに交わった時の物語としての盛り上がりがない。なぜなら、ルポというすでに解決した過去の事件を話して聞かせるのだから。読者が物語りの中に入ってスリルを味わうことが出来ない。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.28:
(5pt)

家族というもの

インタビュー形式のルポライターを使うという手法は決して珍しいものではないのですが、この本では文章にどこか他人事を冷静に観察しているような雰囲気があって、いつもの宮部作品を期待する読者を良くも悪くも裏切ってくれます。ミステリーではありますが、「家族」というものを本を通じて考えさせてくれます。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.27:
(3pt)

良いんでないの?

みなさん、賛否両論があるようです。確かに巧い作家であると感心させられます。そして、長すぎてうんざりというのも良く分かります。個人的には、面白いんだけど、最後あたりの人物の紹介に及んでは、これでもか、これでもかというばかりに、かってのイエロージャーナル”フォーカス”を山のように読まされた印象しか受けませんでした。時代をうまく反映していて、テキストを越えた散文の魔力があるという意味で、やはり直木賞なのでしょう。バカは不幸が好きなんだ!!と歌うロックバンドに共感させられる名作です。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.26:
(5pt)

宮部の腕前

読み始めたとき、今までとは全く違うタイプなので驚いた。しかし、読み進めるうちに、むしろ、これこそが宮部の、キャラクターのもつ人間性への描写にもっとも合ったアプローチではないかと感じた。このような手法で、ここまで描ける宮部の腕前に感心した。もはや、純文学作家と呼んでもいいところまできているのではないかとすら思った。名作である。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.25:
(4pt)

人々の絡み合い。

 「火車」のようなクライマックスがあまりないのがかなり予想と違っていたので唖然とした。 しかし、この作品のテーマは事件に関わる人々の輪郭を一つ一つ炙り出していくことであり、その点において圧巻である。事件は客観的に「点」であっても、当事者(そのレベルは様々だが)にとっては表情がはっきりとしていて、感情を帯びているということ。「点」のような存在感ではなくもっと重要な違う感触がある。それがじっくりと見えてくるのだ。 直木賞にふさわしい作品である。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.24:
(5pt)

それぞれの理由がある人の存在

人には行動を起こすのにそれぞれの理由がある。東京都荒川区で起きた超高層マンションでの凄惨な一家殺人事件。しかし殺されたのは「誰」で「誰」が殺人者だったのか?事件はなぜ起こったのか?というルポ風の小説にそれぞれのマンション住人が立場、思惑が語られ存在として気になり、どれももっともな気がする。後半、犯人解決への薄明が射すような気配がする。どこにでもいるような人たちのそれぞれの過去、想いが交錯し恐ろしい事件へと収束していった過程が読み進むうちに、じんわりと糸がほぐれていくようにわかる不思議な感動があった。
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4022572442
No.23:
(5pt)

人生観が変わるかも

占有屋と言うそれまで知らなかった世界を知らしめてくれた作品。それ以来、新聞の記事の見方まで変わってしまいました。
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4022572442
No.22:
(5pt)

傑作

ミステリ?どちらかと言うと文学ですね。しかし現実に起こりうる事象も具体的に絡めて、現実と虚構のバランスが絶妙です。今後はこの作品を私の星5つの基準としますまず立ち読みでも良いですから最初の章だけ読んでみてください。そこでやめることができる人がいたら、お目にかかりたい。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.21:
(4pt)

宮部作品の中では一番良いのではないかと思います。

有名な『火車』などいくつか宮部みゆきの作å"ã‚'読みまã-たが、ã"の『理ç"±ã€ãŒä¸€ç•ªè‰¯ã„のではないかと思います。一番まとまっていると思います。彼女の作å"ã‚'読ã‚"で、いつもæ°-になっていたのは、作è€...がどã"にå'かっているのかがå...¨ãã‚ã‹ã‚‰ãªã„というã"とでã-た。読み終わってもそれは消えずに残っていまã-た。原因は事柄とæ-‡ä½"のミスマッチにあると思われます。彼女が描きだそうとã-ている事柄、事象、あるいは社会というものが、彼女のæ-‡ä½"にå...¨ãããã‚ãªã„のです。彼女もそれã‚'知っているのか、もがき苦ã-ã‚"でいる様子がうかがえます。そã"から抜ã'出そうと、変に叙æƒ...的なものã‚'狙ったり、技è¡"的な表現ã‚'目指そうとするためにますます焦点がぼやã'てゆくようなきらいがありまã-た。『火車』などはそのå...¸å!ž‹!!だったのではないでã-ょうか。とã"ろで、ã"の『理ç"±ã€ã€‚非常にすっきりã-ていて読みやすい。いささか長いいようなæ°-もã-ますが。ぐいぐいとå...ˆã¸ã¨èª­ã¾ã›ã‚‹ç­†åŠ›ã«ã¯é©šå˜†ã-ます。枠組みがã-っかりã-ている物語でわかりやすい。å...ˆãŒèª­ã‚ã‚‹ã¨ã„う批判もありそうですが、読むべきポイントã‚'変えれば十分に楽ã-める。å†'頭の50ページほどは見事です。å†'頭のミステリアスな雰囲æ°-ã‚'頭に残ã-ながら読み進めていã'ば、最後まであきるã"とはないとおもいまã-た。宮部みゆきの作å"ã«ã-ては、å"¯ä¸€ã‚‚う一度読ã‚"でもいいかな、と思える作å"ã§ã™ã€‚
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4022572442
No.20:
(4pt)

複層的なノンフィクション

 きっとã"れまでの宮部ファンにとっては「何なã‚"だろう」という違å'Œæ„Ÿã®å¼·ã„本なのでã-ょう。ã-かã-、筆è€...に何のå...ˆå...¥è¦³ã‚‚持たない読è€...とã-ては、単ç'"に「面白いノンフィクションだった」と感じまã-た。 ã"の本の面白さの半分は、事件そのものの特異性にあると思います。ã-かã-残り半分は筆è€...の筆力によるもの。綿密なé-¢ä¿‚è€...へのインタãƒ"ューによって、事実(あるいは事実ではないã"と)ã‚'浮き彫りにã-ていく。小さな事実の積み重ねが、ひとつの大きな事実ã‚'指ã-示すというæ-¹æ³•は、私はノンフィクションの王é"ã‚'ゆくものだと思います。 さらに普通のノンフィクションと異なるのは、単に事実ã‚'追求するだã'でなく、そã"に「家æ-ã€ã‚„「時代」というè¦-点ã‚'映ã-ã"ã‚"だã"とでã-ょう。「長すぎる」との批å!ˆ¤!!が多いようですが、私はã"の分量でなã'れば、ã"の複層的な構造は読è€...に伝えられなかったと思います。好きになるにせよ、批判するにせよ、一読ã-てã"判æ-­ã‚'。
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4022572442
No.19:
(1pt)

賞は当てにならない

なぜこの本が直木賞で、『火車』や『天空の蜂』(東野圭吾)ではないのか?内容は「現代社会の闇」とやらで別に目新しくも無い。競売不動産についても「勉強したから書きました」という感じ。ひたすら長いだけで疲れだけが残った。この人は『火車』以外つまらない。
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4022572442
No.18:
(2pt)

読むんじゃなかった

今の日本そのものを書いていると感じた。子育てをしている私にとって気分を滅入らせる物の他の何者でもない。これだけのショックを与えることに感心する人もいるだろうけど、得たものは何もない。読むんじゃなかった。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.17:
(4pt)

よかった

宮部みゆきさんの本は「もう読まない」と思いつつ、気がつくと購入している自分がいる。『クロスファイアー』には思わず怒ってしまったが、これは十分に面白かった。印象的だったのは金遣いが荒い嫁。自分を含め、支払い能力以上の借金をして物欲を満たす風潮は、最近、当たり前になってきていると思う。そういった現代の生活面や家族の在り方を浮き彫りにする作品を今後も書いていってもらいたいと思う。最後に、記者によるインタビュー形式を中心に物語が進んでいくが、似たような手法としては有吉佐和子の『悪女について』の方が上手い。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.16:
(4pt)

私としては

最高傑作と,言う割には,おもろない。火車のほうが、いいとおもう。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.15:
(2pt)

これが何故直木賞?

 どうしてここまで持って回った手法と重複する場面を用いる必要があるのだろうか? 多くの読者にとって意外感をもって迎えられる結末を有しているならともかく、途中からはほとんどその展開を読めてしまう筋書きにはとても耐えうる手法ではないと思う。いたずらな文章がだらだら続く。 手法で持って失敗しても中身で何とか補う作品も世の中には多くあるが、これは失敗作だ。内容もバブル崩壊後期の今読むせいか、新鮮ではない。確かに我々にとってもまだ身近なバブルとその崩壊の時代を的確な素材を用いて描いてはいるがもはや色褪せてさえいる。 直木賞は旬ものに有利であるのは確かだが、それにしても「どうしてこれが」という思いを私は払拭できない。読んでいてとても退屈だった。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.14:
(5pt)

理由と家族

この作品は、残虐な殺人を題材にしつつ、現代の家族の多様性とその問題を浮き彫りにしている。全くの他人が家族として暮らす。真の家族の煩わしさは無いものの、その希薄な関係はそれぞれの思いが崩れると凶悪な殺人に繋がってしまう。また、超高層高級マンションという舞台が人間同士の希薄さをさらに強調させている。対極にある片倉ハウスの家族は、家族としての問題を抱えながらも互いに支えあっているという、この家族のコントラストが印象として強く残った。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.13:
(3pt)

気持ちにしこりが

登場人物の生立ち、背景が事細かに描写されており、それに基づいた性格設定はさすがです。自分自身が難解な事件の全景を目の当たりにしているようで、ぐんぐん引き込まれてしまいます。でも、肝心の犯人の人物像が、はっきりしないようで・・・読み終わった後、理解できない気持ちが残ってしまいました。だからこそ、もう一度読んでみようかと思う作品ではあります。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.12:
(4pt)

事件に絡む人々

宮部みゆきは常に実é¨"精神に溢れた作å"ã‚'発表する。今回はルポルタージュæ-‡å­¦ã®ä½"裁ã‚'借りて、高ç'šãƒžãƒ³ã‚·ãƒ§ãƒ³ä¸€å®¶ï¼"人殺人事件のå...¨è²Œã‚'描ã"うとã-ている。いわば『証言』だã'でひとつの物語ã‚'ç¶'ろうというのである。その意図は成功ã-たのだろうか。ã"ã"にはç'„ï¼-つの家æ-ãŒæ˜ ã-出される。å...¨ã¦çŠ¯ç½ªã‚„æ®ºäººäº‹ä»¶ã¨ã¯ç¸ã®ç„¡ã•ãã†ãªã€Žæ™®é€šã€ã®å®¶æ-ã§ã‚るが、å...¨ã¦ãã‚Œã§ã‚‚何らかの鬱積、すれ違い、将来への危険な種ã‚'抱え込ã‚"だ家æ-é"である。それらの家æ-ã®ä¸­ã«ã„る人ã€...がå°'ã-ずつ事件に絡ã‚"でくる。å°'ã-考えればあたりまえなのだが、『事件』にはありとあらゆる人ã€...がいろいろな形で絡ã‚"でいる。被害è€...と容ç-'è€...だã'ではなく、事件の目æ'ƒè€...、é-"接的な容ç-'è€...、é-"接的な被害è€...、それらの人の家æ-ã€äº‹ä»¶ã¯å®Œçµã-ã!¦!もそれらの人ã€...はずっとそのあともç"Ÿãã¦ã„く。事件の前に長いæ­'史があり、事件の後ã"そ家æ-ã¯é-˜ã„ã‚'始める。æˆ-いは何も変わらない。そういう小説は今まであまりなかった。その意å'³ã§å®®éƒ¨ã¿ã‚†ãã®å®Ÿé¨"は意å'³ãŒæœ‰ã‚‹ã ã‚ã†ã€‚ただ『占有屋』の仕組みの説明はå°'ã-くどすぎたきらいがあるã-、そのほかにも重複するå '面があったりã-て分かりにくい。あと二割がたスリムにすればよかったかもã-れない。影の主人å...¬ã¨ã„うべきã"のルポのè'-è€...はどういう人なのだろう。性別もå¹'齢も明かではないが、私はã"のè'-è€...の質問の仕æ-¹ã€æ„Ÿæƒ...の動きに宮部みゆきの『地』がかなり色濃く出ているようなæ°-がã-ている。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442
No.11:
(3pt)

まぁ、いろんな意味で…すごい…

通常の推理物では考えにくいほどに、人物描写が綿密といえる。その部分が利点とã-て働くとするならば、事件のå...¨è²Œã‚'的確に捉えられるã"とかもã-れない…人é-"の心理や、その心理ã‚'持つ人é-"が存在するからã"そã"の事件は発ç"Ÿã™ã‚‹ã®ã â€¦ã¨ã„ったã"とが読み込めばわかってくる…。ã-かã-、人によってはã"れらの描写の綿密さは読む上では億劫になる可能性も否めない。ページ数もï¼-00ページと…長大だ。なので、人物描写の綿密さã‚'了承ã-て…さらにその人物ã‚'詳ç'°ã«çŸ¥ã‚‹äº‹ã«ã‚ˆã£ã¦â€¦ä½•æ•...、ã"の事件が発ç"Ÿã-たのかã‚'メンタリティレベルで読みã"みたいなら…おè-¦ã‚â€¦ã‹ã‚‚。æ°-になる点は…事件é-¢ä¿‚è€...のå-‹ã‚Šå£èª¿ãŒåŒä¸€åŒ-する時があるã"と…言è'‰å°»â€¦ã¨ã‹ã€‚あそã"まで、綿密ã!«ã!‚„るならその部分もæ°-おつã'てほã-かった。。。あと、夫婦と夫妻の使い分ã'に統一性が感じられない。
理由Amazon書評・レビュー:理由より
4022572442

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