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モンテ・クリスト伯



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モンテ・クリスト伯の評価: 4.39/5点 レビュー 199件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.39pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全199件 161~180 9/10ページ
No.39:
(5pt)

これから初めて読む人がうらやましい

少年少女文学全集などでは、「岩窟王」とも銘打たれるこのモンテ・クリスト伯。
岩波文庫では全7冊という大部な作品です。

面白い、また、すばらしい本を評するのに「あっという間に読み終えた」、というような言い方がありますが、7分冊ですから、あっという間には読み終わりません。当然相応の時間がかかります。

では、読むのに難渋するのか?

いえいえ、7冊ずーっと楽しめます。読書中は、今日読むか、明日以降にとっておこうか、と迷うと思います。読みたいけど、読んでしまうのはもったいないという、そういう感覚です。

現代の小説のような複雑なプロット、複雑な感情の描写のようなものはありません。しかしあらゆる冒険譚の原型がここにはあります。(ちょっと言い過ぎですか、これは)

これから初めて読むあなた、ほんとうにうらやましい。まあ、何回読んでも楽しめますが。一度通読すれば、途中から読んでも楽しめそうな。

多少大げさになりますが、19世紀のフランスで描かれた文学作品を、いまのこの時代に手取り、読むことができる幸せを、あなたは感じるはずです。そして、岩波文庫さん、ありがとう。

自信を持ってオススメします。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.38:
(5pt)

物語の類型がすべて詰まっている。

かつて、黒岩涙香が『史外史伝岩窟王』いわゆる岩窟王として翻案した
『モンテクリスト伯』

もし宇宙人が地球に資料済州に来て”小説”というものの見本を
1つ持って星に帰るとしたらこの『モンテクリスト伯』にするのではないか。
物語の類型がすべて詰まっているのである。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.37:
(5pt)

復讐鬼の境界線

ここまで人知をこえた冷徹さで復讐を遂げてきた伯爵ですが、
ある青年とのやり取りによって苦悩し、より深みのある、魅力のある人物になっています。
また、無知で罪のない気ままな子供であった青年は、
6巻を通して素晴らしい成長を果たし、立派な一人前の大人として自立していきます。
この件がなければ伯爵は有能ではあっても無慈悲な殺人鬼になり下がり、
青年はどこにでもいる馬鹿なモブと化していたでしょう。
誠実さをもって相手に臨んだとき、お互いを救うことができる様を示した、この巻が一番好きです。
しかも復讐物語の中でやったことが大変感慨深く、
ぜひ一巻から読みとおして味わってほしいと思います。
モンテ・クリスト伯〈6〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈6〉 (岩波文庫)より
4003253361
No.36:
(5pt)

名作。

船員のダンテスは、
船長への昇格も期待され、
美人の恋人とも結婚も予定されていたりと
順風満帆な日々を過ごしていた。

しかし、
知人らの嫉妬から、
不当に逮捕され、監獄へ。

監獄で出会った囚人・ファリア司祭の様々な教えによって、
ダンテスは博学な人間へと生まれ変わり、
さらには財宝のありかまで教えてもらうことに。

14年後に脱獄したダンテスは教養と財力をもとに、
復讐へとりかかる・・・。

「岩波文庫」のキチンとした方は全7巻。

私が読んだ「岩波“少年”文庫」は全3巻。

岩波少年文庫といっても、
対象が「中学生以上」ですし、
大人でもそれなりに楽しめるだろう
と思ったので手に取りました。

おもしろかったです。

読んでいてどんどん引き込まれますし、
先の展開が気になってしょうがないです。

どういった結末にもっていくのか色々考えながら読みましたが、
まぁ、収まるようにして収まった感じですかね。

縮約版なので、
省略されている部分は多いと思いますが、
それでもおもしろさは十分に伝わってきましたし、
中学生や、普段あまり本を読まないという人は、
まずこの縮約版から読んで、
「気に入ったら省略されていないものを読む」
というのもいいかもしれません。

何回も読めるような作品ですしね。

私自身、
そのうち省略されていないものを読んでみたいと思いました。

評価としては星5つです。
モンテ・クリスト伯 (上) (岩波少年文庫 (503))Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯 (上) (岩波少年文庫 (503))より
4001145030
No.35:
(5pt)

のめり込みます

次が知りたい、いったいどうなるのか
とページをめくりました。

主人公とともに苦しみ、怒り
感情をともにすることができます。
誰が見ていなくても神はすべてを
知っている。そのために戻ってきた
主人公。

大作ですが、
文句なしにおすすめしたい本です。
モンテ・クリスト伯〈7〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈7〉 (岩波文庫)より
400325337X
No.34:
(5pt)

夢中で全巻読み終えました

最近本を最後まで読めないことが多い私ですが、
いやーこんな長編を読み終えることができるなんて、
思いもしませんでした。
1巻の冒頭だけはもしかしたら、
まどろっこしく感じるかもしれませんが、
後はもう、私ってもしかして読書家さん?
ってくらい一気に読み終えてしまい読後感スッキリです。
正統な本と向き合ってみたい方、
長い休みに何か読みたい方にはお勧めです。
図書館で古いのを借りて読んでも内容は同じですが、
新しい文庫の方が字が大きめで
くっきりしていて読みやすかったです。
モンテ・クリスト伯〈4〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈4〉 (岩波文庫)より
4003253345
No.33:
(5pt)

時代に流されないことの意味を知るには

1冊400ページとして、7冊、全2800ページ。平均的な読書スピードは1ページ1分と言われているので、費やした時間は40時間強といったところか。やらなければいけないことがある時ほど、何か別事にのめり込んでしまうというのは、人間たる所以であろうか。

いやいや物語の魅力なのだ。もう150年前の物語、訳もすでに50年前のものであるにもかかわらず、すらすら〜と読めた。

とかく外国小説にありがちな「コイツ誰だっけ」というのもそれほどなかった。ダングラールの奥さんは下の名前は出てこず「ダングラール夫人」で通されているといったあたりが、登場人物の無用な増殖を抑える先人の知恵なのだろう。フェミニンな現代では許されない気もしつつ。

面白すぎてうまく言葉に表せない。あーあーあー。フランス万歳。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.32:
(5pt)

名作

自分が読んだ小説の中で1番の名作と思っている本です。初めて読んだのは学生のころでした。
ずっと前におすぎかピーコが新聞の人生相談の欄で読んでみるように勧めていたので、騙されたと思って読んでみましたが。読んでよかったと思いました。
ダンテスが無実の罪で投獄されてから脱獄し、財産を手に入れてモレル氏に恩返しをする場面とか、徐々に自分を陥れたものたちを追い詰めていくところが気に入っています。
あちこちに張り巡らされた伏線が最後のほうでどんどん回収されていくようすなどは特に圧巻です。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.31:
(5pt)

ほほぅ!!

先程7巻を読み終えまして、興奮して眠れずにいます(笑)

エディターレビューにもあるように、確かに『できすぎ』な所もあった(というか、できすぎだ)けれど、小説なんてみんなそんなものでしょう。そのできすぎを面白いと思うか、白々しいと思うか。 勿論、『モンテ・クリスト伯』の場合は前者です。

残念ながら、私は無知でモノを知らないため、一フランの価値がどれ程かとか、話に出て来る高価な品々がどんな物だとか、はっきり想像出来なかったのですが…(出来たらその面白さは何倍にもなっていたことでしょう)それでもやっぱり面白かった。
何より私が感銘をうけたのが、伯爵が復讐相手の子供の死にショックを受けたり、モレル一家に殊の外気をかけたり、自分で変装して立ち回ったりとしている姿でした。初めのイメージでは残酷な復讐鬼だったのですが、このような行動から、伯爵がいかにも人間らしい方だと思えたのです(ただこれは、平行して観、先に結末を知ってしまったアニメの伯爵のイメージがあったため)。
途中、復讐に悔いを感じたり、過去の土地を訪れ涙し、もう一度誰かを愛し愛されることに心を揺さぶられる「伯爵」だったからこそ、この物語を好きだと感じるのではないかと思います。 沢山の登場人物の設定を記憶したり、不慣れな地名の地図を思い描くのには苦労しましたが、そして、しつこいくらいの(ファンの方申し訳ない!)ヴァランティーヌとマクシミリアンの話に辟易しかけましたが、こんな愉しい小説に出会えて光栄です。

因みに、最終章にそのヴァランティーヌ達の話が繋がっていて、とても素敵な、切ないエンディングだったので、今は全てに納得しています。 有名な「待て、しかして希望せよ」という言葉と、伯爵の最後の言葉が栄えるのも、私が少し苦痛に感じたヴァランティーヌとマクシミリアンの話があったからなのだと考えています。

デュマよ、素敵な時間をありがとう!!
モンテ・クリスト伯〈7〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈7〉 (岩波文庫)より
400325337X
No.30:
(5pt)

誰もを魅了してやまないモンテクリスト伯

日本では「巌窟王」の名で知られる「モンテクリスト伯」。多くの人に知られる究極の復讐劇。

 その魅力は、何といってもモンテクリスト伯の人柄にあります。想像を絶する圧倒的な財力に泰然自若とした態度、落ち着いた容貌、気品ある優雅な物腰に巧みな話術で、周囲を魅惑する伯爵ですが、彼は他人と接するときは必ず見えない壁を築き、決してその中には踏み込ませない。それが、伯爵を神秘のベールで包み込み、より一層彼の魅力を際立たせるのです。
 しかも、彼は復讐を心に誓いながらも、その性は「善」であり、彼の魂はお人好しなのです。悪魔の周到さと頭脳で復讐を遂行しながらも、彼は時折自問します。果たして自分にここまでする権利があったのか。憎い仇であったはずが、「やりすぎたか」と反省しさえします。
 彼は人前では常に「モンテクリスト伯」の仮面をかぶり、それをはずすことはないのですが、唯一マクシミリアンやその妹夫妻と接するときだけはたまにマスクの影から人間の姿が見え隠れするのが、とても可愛らしかったです。終盤での、可愛いマクシミリアンを案じるあまり、もはや仮面をつけることすらできなかった伯爵は、それまでとは違った魅力で満ちていました。
 
 私は読み始めたときから、復讐を終えた後の伯爵の最後が気になって仕方なかったのですが、思わず作者のデュマに感謝したくなるようなラストだったと思います。7巻読み終わったあとには、きっと誰もがモンテクリスト伯に魅了されていることでしょう。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.29:
(5pt)

面白いのは確か

割と昔の翻訳ですので幾分の読みにくさはあるわけですが、

純粋に楽しめる極上のエンタメ作品になっております。

まぁでも、全七巻は長い。

二週間を費やして読んだのですが、中盤は非常に苦痛でした。

作品の面白さと達成感と二倍の楽しさを味わえるのでお得です。

しかしメルセデスが不憫でならない。
モンテ・クリスト伯〈7〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈7〉 (岩波文庫)より
400325337X
No.28:
(5pt)

何故モンテ・クリスト伯は復讐をやりとげたか?

この本はとのかく面白い。純真で人を疑うことを知らない主人公ダンテスが冤罪で牢獄に入る
物語。そう、物語はそれから、始まる。これは読まないと面白さが分からないから、なんとも
いえないんですが、偉大な作品には必ず偉大な魂が込められていること。人の醜さ、憎しみ
、嫉妬。それらにはまり込んだ人間は底なしに醜くなり、蹴落とすことしか考えられない。
これは壮絶な復讐劇でもあるけれど、偉大な魂しか伝えられない純真で誠実で美しい心が
表されてる。これを読んで思ったこと。汚い醜い人間には絶対に負けない。偉大な精神を築き
あげて、どれだけ、躍起になって人を傷つけようとしてもびくともしない偉大な人間になれという
メッセージがこめられてる。何故モンテ・クリスト伯は復讐できたか?
それは一番の偉大なメッセージがこめられてる。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.27:
(4pt)

壮大なる人間ドラマ。その序章

エンターテインメントというとても広い枠での「傑作の1つ」と言ってしまおう。その一方で★が4つの理由は、圧倒的に密度の高い文章が負担に思う方もいらっしゃるかもしれないという、些細な心配による。

さて、もはや復讐劇の代名詞的存在としてよく知られており、わざわざ別の言い方は必要ないと思いつつも、あえて「壮大なドラマ」と紹介したい。登場人物の人となりや心理描写は巧みで、彼らが生きる時代(世界)もまた、緻密に、明確に、あるいは壮麗に描き出されている。それがお互い邪魔をすることなく折り合って、脳内にその情景が次々と描き出され、いとも簡単に作品に没頭できるはず。いささか派手な言葉が並びすぎているが、この気持ちはお読みいただければ必ずわかるはず。決して、行き過ぎた評価ではないことが。

また、この1巻だけを手に入れて様子を見るという、ケチた考えをお持ちにならぬよう、忠告申し上げると同時に、残りの巻をすぐ手に取れる場所に置いた状態で読み始めることを、くれぐれもお勧めしたい。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.26:
(5pt)

最後の数巻は徹夜覚悟

復讐劇というよりは勧善懲悪物に分類するべき小説と思う。
久しぶりに読んだが、訳文もこなれているので、話にひきこまれてしまい、
前回は、最後の方を徹夜して読み通したが、今回も、夜更かししてしまった。
小説好きを自認する人は、一度この本を読み通してみるといい。
その後に読む本は、この小説と比べて面白いかどうかが一つのものさしになると思う。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.25:
(5pt)

復讐劇??そうではありません。人は己を生きるだけです。

子供の頃読んだときは愚かにも可哀想なエドモンが宝を手に入れ,自分に仇をなした人たちを懲らしめていく話だと思っていて一人一人破滅することに興奮していました。現在,年に1回のペースで読み返していたら気が付きました。
私も,ヴィルフォールだし,モルセールだし,メルセデスかもしれない。でも,モレル氏にはなれないし,よってマクシミリアンでもないし,コクレスでもない。そうなんです。誰でも自分がどう生きるか,毎日検証しないといつ人を地獄に落とすようなことを仕出かすかわかったものでは在りません。
エドモンがエデの真正な愛に気づいて再生していくラストで良かったです。そう思いませんか?でも,本当に面白く人生を考えさせてくれる文学ですね。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.24:
(5pt)

伏線が面白い

旧題『岩窟王』。
映画『スリーパーズ』で登場したため手に取ってみた。
モンテ・クリスト伯となる男が、復讐を行っていく作品。
情景描写が多いフランス文学でありながら非常に合理的な描き方で、伏線を張りながら程よい頃に次々とつながってくる辺りが面白い。
また、一巻ではページを開いて読みはじめても、すぐには誰が主人公(話の中心人物)になってくるのかが分からない。そこを丹念に追っていくことから始まるのが特に面白い。
かたいと思わず、手に取ってみることをすすめたい一冊。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
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No.23:
(5pt)

寝食を忘れて読みました

孤島に1冊だけ本を持っていくとしたら、、、『モンテ・クリスト伯爵』を迷わず選びます。数冊に分かれているので1冊とはいえないかもしれませんが。。。
子供時代に読んでわくわくしたあの『岩窟王』でさへ、『モンテ・クリスト伯爵』の抜粋本と呼ぶには足りなさすぎる! と思わせるほどスケールの大きな物語です。 周囲の人間の欲、嫉妬、虚栄心、裏切りの犠牲となったエドモン・ダンテスの復讐物語ではありますが、ナポレオンの3日天下など歴史的時代背景も織り交ぜた話の展開は読者に息をつく暇も与えません。一見関係なさそうに見える末端の話も奥深いところで繋がっており、このような壮大な物語を創りだしたデュマにひたすら感服するばかりです。
『モンテ・クリスト伯爵』のような素晴らしい文学作品をひとりでも多くの人に読んでいただけることを願ってやみません。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.22:
(4pt)

ダイジェスト版の強み

岩波少年文庫はダイジェスト版だが、意外なほど内容は濃い。たった全3巻で、長大な岩波文庫版の感動を十全に再現している。普通に小説として読むなら、これで十分である。
モンテ・クリスト伯 (上) (岩波少年文庫 (503))Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯 (上) (岩波少年文庫 (503))より
4001145030
No.21:
(5pt)

読み易い古典名作

読書に馴染みのない人にとっては「岩波文庫」というのは、
「読み辛い」「難解」などのイメージを持ちがちかも知れないが、
このモンテ・クリスト伯は、完全なエンターテイメント作品であり、
誰でも素直に面白いと思える内容である。
勧善懲悪的要素が強く、いわゆる純文学という言葉からイメージされる
「哲学的」「思索的」と言った言葉とは明らかに無縁である。
全7巻という事で、しり込みされる方もいらっしゃるかも知れないが、
最初50Pを読んだら、途中で挫折する事はないと断言できます。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.20:
(4pt)

人間らしさ

エドモン・ダンテス後にモンテ・クリスト伯となる人間がなぜ復讐を行うのか、綴られた巻です。人は人を愛するがゆえに、憎しむことができるといったことを、考えさせられる作品です。
ただ、表現がちょっと遠回しだったり、古臭い部分もありますが、それでも19世紀の雰囲気が味わえる感じがしてなかなか読んでいて飽きないとてもいい作品です。
モンテ・クリスト伯 (上) (岩波少年文庫 (503))Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯 (上) (岩波少年文庫 (503))より
4001145030

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