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モンテ・クリスト伯



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モンテ・クリスト伯の評価: 4.39/5点 レビュー 198件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.39pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全198件 141~160 8/10ページ
No.58:
(3pt)

良かった

価格の面からして結構読み込まれているのかと思いまいたが、思った以上に
良い状態で届きました。
モンテ・クリスト伯〈3〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈3〉 (岩波文庫)より
4003253337
No.57:
(5pt)

最高に良かった

とても面白かった
話のテンポが良かった。
寝不足になりました。すぐ読み終わりました。
モンテ・クリスト伯 (下) (岩波少年文庫 (505))Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯 (下) (岩波少年文庫 (505))より
4001145057
No.56:
(5pt)

また読み返した

小さいときはわからなかった、いろいろな復讐の裏が解った本です。もう一度読み返してみてよかった・・また今度は全巻を買いたい。
モンテ・クリスト伯 (下) (岩波少年文庫 (505))Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯 (下) (岩波少年文庫 (505))より
4001145057
No.55:
(5pt)

子供のころはわからなかった

無実の罪で監獄に放り込まれるまでは、気のいい単純なだけの船乗りだったのが、獄中で生涯の師となる神父にめぐりあい、学問と教養を植え付けられ、しかも一生かかっても使い切れないダイヤはじめお宝を授けられる。こんないい思いをしたのなら、「復讐」なんかする必要ないじゃん、と子供のころは夢中で読みつつも思っていたんです。

ところが今読み返すと、復讐に燃えるダンテスの哀れが胸をうつ。ダンテスが本当に欲しかったのは、漁村の婚約者メルセデスや自分の家族との平凡でおだやかな生活。それが脱獄囚となってしまえば、洞窟いっぱいにお宝を持っていようとも、孤島の宮殿に住んでいようとも、名をやつしてパリの社交界に出入りしようとも、二度とかなわない。愛妾を抱えてはいても家庭はもてないし、ふつうの市民生活なんて営めない。一生、日陰者。

そりゃ、百回復讐しても足りませんよね!

 面白すぎます。子供のころダイジェスト版を読んだだけの方とか、ぜーったいに読み直して欲しい。
 ところで映画化されたようですが、役者のイメージが違ああああう。もっと、暗鬱な、バイロンの詩から抜け出てきたような男に演じて欲しかった。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.54:
(5pt)

才能をひらくコツ

才能を開花させようと望むならこの本の中に答えはある。フェリス司祭と主人公が牢獄のなかでの会話が、いまの日本の学生からリストラ対象のすべての会社勤めの人に希望を与えるであろう。そのメッセージを与えるであろう会話とは、人智のなかにかくれているふしぎな鉱脈を掘るためには、不幸というものが必要なのだ。火薬を爆発させるには圧力がいる。監獄生活というやつは、ほうぼうに散らばっていたわしの才能を一つの点に集めてくれた………。日本が戦後最大級のピンチにたつ今こそ読んでほしい
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.53:
(5pt)

復讐の快感に酔い痴れる(その1)

これまでの長い読書経験の中で、一番「血沸き肉躍る」思いを実感できたのは、デュマの『モンテ・クリスト伯』(アレクサンドル・デュマ著、山内義雄訳、岩波文庫、全7冊)であった。

マルセイユの前途有望な船乗りであった19歳のエドモン・ダンテスは、彼を妬む同僚らの陰謀によって無実の罪を着せられ、沖合の牢獄に繋がれる。牢中でファリア司祭という老囚人からさまざまな学問を学び、14年後に遂に脱獄を果たす。埋蔵されている財宝の秘密を司祭から教えられ、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗り、パリの社交界に登場する。そして、自分を陥れた3人に対する復讐を開始する。

長く絶望的な牢獄生活の無念さ、しかし、そこでの素晴らしい師との出会い、脱獄が成功するまでの緊迫感、社交界を舞台に憎(にっく)き男たちに次々と仕掛けていく仮借のない復讐の苛烈さ――という息も吐かせぬ波瀾万丈の展開に、7冊という長さを意識することなく、一気に読み上げてしまった。

聖人でない限り、誰にでも、殺してやりたいぐらい憎い奴が1人か2人はいるだろう。仕返しをしたくとも、いろいろなことを考慮すると躊躇せざるを得ず、実行には至らない。その点、クリスト伯は、用意周到に準備を進め、執拗に復讐を実行していく。そして、着々と目的を遂げていく過程は、まるでPDCA(plan、do、check、act)の模範例のようだ。

この著作に対する評論は昔から現在に至るまで数多存在している。しかし、誰が何と言おうと、一番正しい読み方は、小難しい理窟は抜きにして、「復讐の快感に酔い痴れる」ことだと確信している。この書を読まずに一生を終えてしまう人がいるならば、何ともったいないことだろう。

第1冊では、無実の罪で投獄された若者・ダンテスが、14年間の忍耐と努力の末に、遂に脱出する。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.52:
(5pt)

復讐の快感に酔い痴れる(その2)

これまでの長い読書経験の中で、一番「血沸き肉躍る」思いを実感できたのは、デュマの『モンテ・クリスト伯』(アレクサンドル・デュマ著、山内義雄訳、岩波文庫、全7冊)であった。

マルセイユの前途有望な船乗りであった19歳のエドモン・ダンテスは、彼を妬む同僚らの陰謀によって無実の罪を着せられ、沖合の牢獄に繋がれる。牢中でファリア司祭という老囚人からさまざまな学問を学び、14年後に遂に脱獄を果たす。埋蔵されている財宝の秘密を司祭から教えられ、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗り、パリの社交界に登場する。そして、自分を陥れた3人に対する復讐を開始する。

長く絶望的な牢獄生活の無念さ、しかし、そこでの素晴らしい師との出会い、脱獄が成功するまでの緊迫感、社交界を舞台に憎(にっく)き男たちに次々と仕掛けていく仮借のない復讐の苛烈さ――という息も吐かせぬ波瀾万丈の展開に、7冊という長さを意識することなく、一気に読み上げてしまった。

聖人でない限り、誰にでも、殺してやりたいぐらい憎い奴が1人か2人はいるだろう。仕返しをしたくとも、いろいろなことを考慮すると躊躇せざるを得ず、実行には至らない。その点、クリスト伯は、用意周到に準備を進め、執拗に復讐を実行していく。そして、着々と目的を遂げていく過程は、まるでPDCA(plan、do、check、act)の模範例のようだ。

この著作に対する評論は昔から現在に至るまで数多存在している。しかし、誰が何と言おうと、一番正しい読み方は、小難しい理窟は抜きにして、「復讐の快感に酔い痴れる」ことだと確信している。この書を読まずに一生を終えてしまう人がいるならば、何ともったいないことだろう。

第1冊では、無実の罪で投獄された若者・ダンテスが、14年間の忍耐と努力の末に、遂に脱出する。

第2冊では、モンテ・クリスト島の宝を手に入れ、モンテ・クリスト伯と名乗ったダンテスが、遠大な復讐計画の実行に取りかかる。
モンテ・クリスト伯〈2〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈2〉 (岩波文庫)より
4003253329
No.51:
(5pt)

復讐の快感に酔い痴れる(その3)

これまでの長い読書経験の中で、一番「血沸き肉躍る」思いを実感できたのは、デュマの『モンテ・クリスト伯』(アレクサンドル・デュマ著、山内義雄訳、岩波文庫、全7冊)であった。

マルセイユの前途有望な船乗りであった19歳のエドモン・ダンテスは、彼を妬む同僚らの陰謀によって無実の罪を着せられ、沖合の牢獄に繋がれる。牢中でファリア司祭という老囚人からさまざまな学問を学び、14年後に遂に脱獄を果たす。埋蔵されている財宝の秘密を司祭から教えられ、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗り、パリの社交界に登場する。そして、自分を陥れた3人に対する復讐を開始する。

長く絶望的な牢獄生活の無念さ、しかし、そこでの素晴らしい師との出会い、脱獄が成功するまでの緊迫感、社交界を舞台に憎(にっく)き男たちに次々と仕掛けていく仮借のない復讐の苛烈さ――という息も吐かせぬ波瀾万丈の展開に、7冊という長さを意識することなく、一気に読み上げてしまった。

聖人でない限り、誰にでも、殺してやりたいぐらい憎い奴が1人か2人はいるだろう。仕返しをしたくとも、いろいろなことを考慮すると躊躇せざるを得ず、実行には至らない。その点、クリスト伯は、用意周到に準備を進め、執拗に復讐を実行していく。そして、着々と目的を遂げていく過程は、まるでPDCA(plan、do、check、act)の模範例のようだ。

この著作に対する評論は昔から現在に至るまで数多存在している。しかし、誰が何と言おうと、一番正しい読み方は、小難しい理窟は抜きにして、「復讐の快感に酔い痴れる」ことだと確信している。この書を読まずに一生を終えてしまう人がいるならば、何ともったいないことだろう。

第1冊では、無実の罪で投獄された若者・ダンテスが、14年間の忍耐と努力の末に、遂に脱出する。

第2冊では、モンテ・クリスト島の宝を手に入れ、モンテ・クリスト伯と名乗ったダンテスが、遠大な復讐計画の実行に取りかかる。

第3冊では、パリ社交界の名士となったクリスト伯が、今はモルセール夫人となっている、かつての許嫁・メルセデスと再会する。
モンテ・クリスト伯〈3〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈3〉 (岩波文庫)より
4003253337
No.50:
(5pt)

復讐の快感に酔い痴れる(その4)

これまでの長い読書経験の中で、一番「血沸き肉躍る」思いを実感できたのは、デュマの『モンテ・クリスト伯』(アレクサンドル・デュマ著、山内義雄訳、岩波文庫、全7冊)であった。

マルセイユの前途有望な船乗りであった19歳のエドモン・ダンテスは、彼を妬む同僚らの陰謀によって無実の罪を着せられ、沖合の牢獄に繋がれる。牢中でファリア司祭という老囚人からさまざまな学問を学び、14年後に遂に脱獄を果たす。埋蔵されている財宝の秘密を司祭から教えられ、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗り、パリの社交界に登場する。そして、自分を陥れた3人に対する復讐を開始する。

長く絶望的な牢獄生活の無念さ、しかし、そこでの素晴らしい師との出会い、脱獄が成功するまでの緊迫感、社交界を舞台に憎(にっく)き男たちに次々と仕掛けていく仮借のない復讐の苛烈さ――という息も吐かせぬ波瀾万丈の展開に、7冊という長さを意識することなく、一気に読み上げてしまった。

聖人でない限り、誰にでも、殺してやりたいぐらい憎い奴が1人か2人はいるだろう。仕返しをしたくとも、いろいろなことを考慮すると躊躇せざるを得ず、実行には至らない。その点、クリスト伯は、用意周到に準備を進め、執拗に復讐を実行していく。そして、着々と目的を遂げていく過程は、まるでPDCA(plan、do、check、act)の模範例のようだ。

この著作に対する評論は昔から現在に至るまで数多存在している。しかし、誰が何と言おうと、一番正しい読み方は、小難しい理窟は抜きにして、「復讐の快感に酔い痴れる」ことだと確信している。この書を読まずに一生を終えてしまう人がいるならば、何ともったいないことだろう。

第1冊では、無実の罪で投獄された若者・ダンテスが、14年間の忍耐と努力の末に、遂に脱出する。

第2冊では、モンテ・クリスト島の宝を手に入れ、モンテ・クリスト伯と名乗ったダンテスが、遠大な復讐計画の実行に取りかかる。

第3冊では、パリ社交界の名士となったクリスト伯が、今はモルセール夫人となっている、かつての許嫁・メルセデスと再会する。

第4冊では、地位と富に驕る仇敵、ヴィルフォール(今や検事総長に出世している)、ダングラール(今や大銀行家となり、男爵に出世している)、フェルナン(今や陸軍中将モルセール伯爵に出世している)の身辺にクリスト伯の復讐の手が忍び寄る。
モンテ・クリスト伯〈4〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈4〉 (岩波文庫)より
4003253345
No.49:
(5pt)

復讐の快感に酔い痴れる(その5)

これまでの長い読書経験の中で、一番「血沸き肉躍る」思いを実感できたのは、デュマの『モンテ・クリスト伯』(アレクサンドル・デュマ著、山内義雄訳、岩波文庫、全7冊)であった。

マルセイユの前途有望な船乗りであった19歳のエドモン・ダンテスは、彼を妬む同僚らの陰謀によって無実の罪を着せられ、沖合の牢獄に繋がれる。牢中でファリア司祭という老囚人からさまざまな学問を学び、14年後に遂に脱獄を果たす。埋蔵されている財宝の秘密を司祭から教えられ、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗り、パリの社交界に登場する。そして、自分を陥れた3人に対する復讐を開始する。

長く絶望的な牢獄生活の無念さ、しかし、そこでの素晴らしい師との出会い、脱獄が成功するまでの緊迫感、社交界を舞台に憎(にっく)き男たちに次々と仕掛けていく仮借のない復讐の苛烈さ――という息も吐かせぬ波瀾万丈の展開に、7冊という長さを意識することなく、一気に読み上げてしまった。

聖人でない限り、誰にでも、殺してやりたいぐらい憎い奴が1人か2人はいるだろう。仕返しをしたくとも、いろいろなことを考慮すると躊躇せざるを得ず、実行には至らない。その点、クリスト伯は、用意周到に準備を進め、執拗に復讐を実行していく。そして、着々と目的を遂げていく過程は、まるでPDCA(plan、do、check、act)の模範例のようだ。

この著作に対する評論は昔から現在に至るまで数多存在している。しかし、誰が何と言おうと、一番正しい読み方は、小難しい理窟は抜きにして、「復讐の快感に酔い痴れる」ことだと確信している。この書を読まずに一生を終えてしまう人がいるならば、何ともったいないことだろう。

第1冊では、無実の罪で投獄された若者・ダンテスが、14年間の忍耐と努力の末に、遂に脱出する。

第2冊では、モンテ・クリスト島の宝を手に入れ、モンテ・クリスト伯と名乗ったダンテスが、遠大な復讐計画の実行に取りかかる。

第3冊では、パリ社交界の名士となったクリスト伯が、今はモルセール夫人となっている、かつての許嫁・メルセデスと再会する。

第4冊では、地位と富に驕る仇敵、ヴィルフォール(今や検事総長に出世している)、ダングラール(今や大銀行家となり、男爵に出世している)、フェルナン(今や陸軍中将モルセール伯爵に出世している)の身辺にクリスト伯の復讐の手が忍び寄る。

第5冊では、絶妙な変装を駆使し、神出鬼没のクリスト伯の復讐計画が寸分の狂いもなく、非情に進められ、不倶戴天の敵3人の運命がクリスト伯の掌中に握られる。
モンテ・クリスト伯〈5〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈5〉 (岩波文庫)より
4003253353
No.48:
(5pt)

復讐の快感に酔い痴れる(その6)

これまでの長い読書経験の中で、一番「血沸き肉躍る」思いを実感できたのは、デュマの『モンテ・クリスト伯』(アレクサンドル・デュマ著、山内義雄訳、岩波文庫、全7冊)であった。

マルセイユの前途有望な船乗りであった19歳のエドモン・ダンテスは、彼を妬む同僚らの陰謀によって無実の罪を着せられ、沖合の牢獄に繋がれる。牢中でファリア司祭という老囚人からさまざまな学問を学び、14年後に遂に脱獄を果たす。埋蔵されている財宝の秘密を司祭から教えられ、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗り、パリの社交界に登場する。そして、自分を陥れた3人に対する復讐を開始する。

長く絶望的な牢獄生活の無念さ、しかし、そこでの素晴らしい師との出会い、脱獄が成功するまでの緊迫感、社交界を舞台に憎(にっく)き男たちに次々と仕掛けていく仮借のない復讐の苛烈さ――という息も吐かせぬ波瀾万丈の展開に、7冊という長さを意識することなく、一気に読み上げてしまった。

聖人でない限り、誰にでも、殺してやりたいぐらい憎い奴が1人か2人はいるだろう。仕返しをしたくとも、いろいろなことを考慮すると躊躇せざるを得ず、実行には至らない。その点、クリスト伯は、用意周到に準備を進め、執拗に復讐を実行していく。そして、着々と目的を遂げていく過程は、まるでPDCA(plan、do、check、act)の模範例のようだ。

この著作に対する評論は昔から現在に至るまで数多存在している。しかし、誰が何と言おうと、一番正しい読み方は、小難しい理窟は抜きにして、「復讐の快感に酔い痴れる」ことだと確信している。この書を読まずに一生を終えてしまう人がいるならば、何ともったいないことだろう。

第1冊では、無実の罪で投獄された若者・ダンテスが、14年間の忍耐と努力の末に、遂に脱出する。

第2冊では、モンテ・クリスト島の宝を手に入れ、モンテ・クリスト伯と名乗ったダンテスが、遠大な復讐計画の実行に取りかかる。

第3冊では、パリ社交界の名士となったクリスト伯が、今はモルセール夫人となっている、かつての許嫁・メルセデスと再会する。

第4冊では、地位と富に驕る仇敵、ヴィルフォール(今や検事総長に出世している)、ダングラール(今や大銀行家となり、男爵に出世している)、フェルナン(今や陸軍中将モルセール伯爵に出世している)の身辺にクリスト伯の復讐の手が忍び寄る。

第5冊では、絶妙な変装を駆使し、神出鬼没のクリスト伯の復讐計画が寸分の狂いもなく、非情に進められ、不倶戴天の敵3人の運命がクリスト伯の掌中に握られる。

第6冊では、一番目の復讐により、メルセデスが家出し、その見捨てられた夫・モルセール伯(かつてのフェルナン)は苦悶のうちに自殺する。一方、ヴィルフォールは相次ぐ肉親の毒殺事件の旧悪が暴かれて発狂し、ダングラールは破産に追い込まれる。
モンテ・クリスト伯〈6〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈6〉 (岩波文庫)より
4003253361
No.47:
(5pt)

復讐の快感に酔い痴れる(その7)

これまでの長い読書経験の中で、一番「血沸き肉躍る」思いを実感できたのは、デュマの『モンテ・クリスト伯』(アレクサンドル・デュマ著、山内義雄訳、岩波文庫、全7冊)であった。

マルセイユの前途有望な船乗りであった19歳のエドモン・ダンテスは、彼を妬む同僚らの陰謀によって無実の罪を着せられ、沖合の牢獄に繋がれる。牢中でファリア司祭という老囚人からさまざまな学問を学び、14年後に遂に脱獄を果たす。埋蔵されている財宝の秘密を司祭から教えられ、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗り、パリの社交界に登場する。そして、自分を陥れた3人に対する復讐を開始する。

長く絶望的な牢獄生活の無念さ、しかし、そこでの素晴らしい師との出会い、脱獄が成功するまでの緊迫感、社交界を舞台に憎(にっく)き男たちに次々と仕掛けていく仮借のない復讐の苛烈さ――という息も吐かせぬ波瀾万丈の展開に、7冊という長さを意識することなく、一気に読み上げてしまった。

聖人でない限り、誰にでも、殺してやりたいぐらい憎い奴が1人か2人はいるだろう。仕返しをしたくとも、いろいろなことを考慮すると躊躇せざるを得ず、実行には至らない。その点、クリスト伯は、用意周到に準備を進め、執拗に復讐を実行していく。そして、着々と目的を遂げていく過程は、まるでPDCA(plan、do、check、act)の模範例のようだ。

この著作に対する評論は昔から現在に至るまで数多存在している。しかし、誰が何と言おうと、一番正しい読み方は、小難しい理窟は抜きにして、「復讐の快感に酔い痴れる」ことだと確信している。この書を読まずに一生を終えてしまう人がいるならば、何ともったいないことだろう。

第1冊では、無実の罪で投獄された若者・ダンテスが、14年間の忍耐と努力の末に、遂に脱出する。

第2冊では、モンテ・クリスト島の宝を手に入れ、モンテ・クリスト伯と名乗ったダンテスが、遠大な復讐計画の実行に取りかかる。

第3冊では、パリ社交界の名士となったクリスト伯が、今はモルセール夫人となっている、かつての許嫁・メルセデスと再会する。

第4冊では、地位と富に驕る仇敵、ヴィルフォール(今や検事総長に出世している)、ダングラール(今や大銀行家となり、男爵に出世している)、フェルナン(今や陸軍中将モルセール伯爵に出世している)の身辺にクリスト伯の復讐の手が忍び寄る。

第5冊では、絶妙な変装を駆使し、神出鬼没のクリスト伯の復讐計画が寸分の狂いもなく、非情に進められ、不倶戴天の敵3人の運命がクリスト伯の掌中に握られる。

第6冊では、一番目の復讐により、メルセデスが家出し、その見捨てられた夫・モルセール伯(かつてのフェルナン)は苦悶のうちに自殺する。一方、ヴィルフォールは相次ぐ肉親の毒殺事件の旧悪が暴かれて発狂し、ダングラールは破産に追い込まれる。

第7冊の、復讐の全てを果たし終わったクリスト伯が、「待て、しかして希望せよ!」の一語と全財産を残して、クリスト伯が愛する女性・エデとともにモンテ・クリスト島を去るところで物語が完結する。
モンテ・クリスト伯〈7〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈7〉 (岩波文庫)より
400325337X
No.46:
(5pt)

最高のエンターテイメント

この小説にまさる復讐小説はありません。
雄大という言葉では表しきれない広大な世界と緻密な心理描写。
文句なしの傑作。とくに復讐ものが好きな人は今すぐ読むべきです。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.45:
(4pt)

表面は、壮大なる復讐劇

作り込まれた、極上の娯楽作品として楽しめた。

伯爵は、恨みを持つ者に対しては徹底的に復讐を、恩を感じる者に対しては施しを行う。

その辺の線引きが明快であるが、例外はヴァランティーヌ。憎きヴィルフォールの娘にして、

大恩を感じているモレルの息子マクシミリヤンの恋人。痛快に物語は最後まで進んでいくが彼女の存在が

単なる復讐劇に深みを与えている。

もっとも印象に残ったのは、復讐の過程で幼い子どもまで殺してしまい、

これで良かったのかと自問自答するところ。

作者デュマは、どん底でも希望を失うなというメッセージのみならず、神でもない人間が

復讐なぞおこがましい、とも言いたかったのではないだろうか。
モンテ・クリスト伯〈7〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈7〉 (岩波文庫)より
400325337X
No.44:
(5pt)

7巻、いっきに読めました

まちがいなく、今までの読書人生のなかで、もっとも面白く、そして読み終えた時の感動はひとしおです。
まちがいなく、☆5つです。
小学生のころ「巌窟王」を小学生用で読んだのですが、記憶も薄れているし、なにしろ小学生用なのでかなりコンパクトにまとめていて、面白かったという程度でした。
ですが、「モンテクリスト伯」、7巻もあるので初めは心配だったけど、そんな心配、いっきに吹っ飛ぶ面白さです。
話も展開がはやく、痛快ですし、また、人生とはいったい、何が幸福なのか、人は何のために生きているのか、7巻のうちに出てくる登場人物のセリフはまったく、時代を感じさせません。ここには不変の物語があり、読み継がれるだけの理由がある、名作です。
モンテ・クリスト伯〈7〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈7〉 (岩波文庫)より
400325337X
No.43:
(5pt)

最初は「巌窟王」という名前で少女少年文庫などで読みました。

最初は「巌窟王」という名前で少女少年文庫などで読みました。
モンテクリスト伯の思いが,人として伝わるかどうかが鍵かもしれません。
誰が悪いとか,誰が良いとかというだけでなく,
ある状況で何をするとよいかが重要だということが分かります。
良い悪いを議論しているのは,自分が現実の中にいない人だということが分かるかもしれません。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.42:
(5pt)

「面白さ」だけなら古今無双

またの名を「岩窟王」として日本でも明治時代から読まれてきた言わずと知れた名作。文学の最高傑作・・・というにはあまりに内容が面白すぎ。発表された当時も文学作品とは受け取られなかったようです(多分面白すぎて)。

ただの善良なマルセイユの船乗りだったエドモン・ダンテスが無実の罪で絶海の孤島の牢獄に10年以上つながれた後、奇跡的に脱出して巨万の富を得ます。そしてその莫大な財産を武器に、かつて自分を陥れた3人に遠大な復讐劇を実行するという筋書きなのですが、その復讐の方法があまりにも緻密で手が込んでおり、今のどんなサスペンスや小説でも絶対にこの作品を越えることはできないと思われます。基本的に復讐の対象は3人(この3人というところがまた飽きさせない)なので、それぞれ全く違うアプローチで同時進行に復讐を進めていく様子は読んでいて寒気がするほどです。

牢獄から脱出するまでのストーリーも、その後の復讐劇も全てがスリリングであっという間にラストまで運ばれてしまいます。デュマは読者心理を知り尽くしていると思われる節があり、期待感のあおり方が絶妙。

この岩波の訳は読みやすさの意味でもまったく問題ありません。人生について考えさせられる、または何度でも読みたくなる、そういう崇高な内容ではありませんが、単純に「面白い本」と聞かれればダントツこの本です。まさに古今無双では?文庫で7巻も・・・と尻込みする必要は一切ありませんので、ご心配なく。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
4003253310
No.41:
(5pt)

いよいよ物語が大きく動きます

この巻で物語はいよいよ大きく動き始めます! とくに前半から中盤にかけて物語が二転三転し、どうなることかと思いました。
伯爵の思惑を知ることになったアルベール、メルセデスとエドモンの邂逅、その結果、伯爵とアルベールのとった行動とは?
フェルナンへの復讐に終止符が打たれ、物語はいよいよ最終章へと突入します。
毒に倒れたヴァランティーヌ。ついに周囲に知られた殺人鬼・アンドレアの正体。
これから一体どのような展開が待ち受けているのか。最終巻が楽しみです!
モンテ・クリスト伯〈6〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈6〉 (岩波文庫)より
4003253361
No.40:
(5pt)

岩波文庫で挫折しそうな私とあなたの入門編☆

です。
私はフランス国営放送の「モンテ・クリスト伯」を最初にBSで観て「そっかー!エドモン・ダンテスは初恋の女性メルセデスと結ばれたんだ〜!」と、とんでもない勘違いをしていたので(苦笑)この本を読み、アリパシャの娘エデと結ばれると言うことがわかり、非常に助かりました。
正直、岩波文庫は長いし、めげそうです。
でも、これでも十分大人が耐えうる児童文庫本だと思います。
岩波文庫の一巻にチャレンジしましたが、それと比べ非常に雰囲気が似ているような気がしました。
そして、何より美しい挿絵。私は本を買うときに、挿絵を非常に重要だと思って択ぶのですが、この岩波文庫版の挿絵も非常に趣があり、良いなと思います。これを読んでから次に岩波文庫にチャレンジしてみようか!?という気持ちになれます。そして、いつか岩波文庫をじっくり一巻からチャンレジしようと思います♪
モンテ・クリスト伯 (上) (岩波少年文庫 (503))Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯 (上) (岩波少年文庫 (503))より
4001145030
No.39:
(5pt)

名作

大好きな作品です。
ある程度読んだら売ってしまう本が多い中、この本だけは生涯手放さないだろうと思います。

復讐の仮面をかぶった伯爵はとても残酷で冷徹です。自分を裏切った人に対しては、まったく容赦しません。その一方で自分が恩を受けた人、友人だと思う人々に対しては、限りない優しさや思いやりに満ちあふれています。この二つの顔が人間としての伯爵の魅力を存分に引き出していると思います。

ドラマ化(海外で)もアニメ化もしましたが、エンディングはどちらも満足いくものではありませんでした。オリジナル要素を出そうとしたのかもしれませんが、画竜点睛を欠くという言葉が的を射ていると思います。
比べてこの原作は復讐劇でありながら、最後はとてもさわやかな読後感を得ることが出来ます。そして絶望の中の希望というものを肌身にしみるように実感できます。まさに名作と言える作品です。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)より
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