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オーデュボンの祈り
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オーデュボンの祈りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全342件 141~160 8/18ページ
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預言者だったカカシを殺した犯人探し。 ときには頭が混乱しながらの推測で最後はすべてが 繋がったときの高揚感を楽しめました。 島の足りないもののヒントは日比野と伊藤の会話の中にもあったんだ。 女の子の地面に耳をつけるしぐさも。轟の目線も。 ひとつも無駄なく繋がってたんじゃないかな。凄いです。 | ||||
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ストーリーの鍵を握るのはしゃべる案山子。 あり得ないとわかりつつもなぜかリアリティがあり、 なんとも素敵な話だった。 終盤にはエピソード同士がつながり、 100年以上前と現在を繋ぎながら謎が一気にとけていく。 読んでいると日常の小さな出来事も何かの 必然なのかとふと思ってしまう。 しかしこれが作り話と分かっていても、 城山の暴挙を描いた場面では、 この男に対する憎悪を感じずにはいられなかった。 最後は"天網恢恢疎にして洩らさず"でめでたし。 読後の満足感と荻島に行ってみたいという 叶わぬ希望にしばらく浸ってしまいました。 | ||||
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読みました、デビュー作。読み終えた感想…答えはおしゃれだったか。まぁ、らしいと言えば、らしい。 「理由になっていない」…この言葉、現時点でのマイブームです。 | ||||
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初めて手にとったこの作品のおかげで、伊坂幸太郎さんのファンになりました。大好きです。 | ||||
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読んでいて話の展開が気になり、どんどん読めました。 登場人物の城山はかなり不快な人物ですが、彼のお陰で読み進めたくなった部分も大きいです。 考えさせられるセリフもあったりして、面白く読めました。 あらすじを見て興味が出たら読んでみて良いと思います。 | ||||
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2回目を読んでいる。 2年前に初めて読んだが、とても面白く、不思議で、せつなくいとおしいような小説だったことは覚えているが内容は忘れていた。 でももう一度あの感覚を味わいたくて今読んでる。 カカシや桜がでてきたことも今思い出した。 この本の出演者や風景や出来事すべてが私の感覚を作り上げていたんだったわ。 そうだった。。 細かいことは忘れても、独特の印象だけが強烈に残る、そんな作品。(私だけか?) ミステリーではないと思う。ロマンだ。 | ||||
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一応ミステリーという部類に入るようだけど、王道ミステリーではなく、ファンタジー色の強い作品。デビュー作なので「伊坂色」はまだ薄いけれど、伊坂さんらしい、ふわりと柔らかく、軽快な文章がステキ。 「悪」は「悪」として描かれているので深く読み解く必要もなく、すらすら読める。ただ、事件の真相が分かった所で「だから何なの?」と思ってしまう冷めた自分がいることも否めない。最後に都合よく話がまとまってしまうので、色々とギモンは残るけれど、まぁいいか、と許せてしまうのはきっと、伊坂さんの文章が好きだから。 個人的には、この作品よりも「重力ピエロ」をオススメします。 | ||||
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これに出てくる城山は怖いですねぇ 自分の中では、相当怖いキャラのひとりに入りました。 喋る案山子が死んだりと、荒唐無稽な設定でありながらも、それを上手く構成し、まとめていると思います。 城山が怖かっただけに、爽快感は高かったです。 リョコウバトの話も印象深いですね。 この後続く伊坂ワールドの最初の物語で、これで伊藤君を知っておくと、今後の楽しみが違ってきます。 | ||||
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伊坂ファンなので読めたという感じがします。 無名の人だったら読んでなかったかも。とくに設定がぶっ飛んでるから。 のちの作品とリンクしてるのでファンは読んどいた方が いいとは思います。 | ||||
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コンビニ強盗に失敗した伊藤が気がつくと、そこは島だった。 江戸時代から外界との交流をほとんど遮断したその島には妙な人々が住んでいる。 その中でも異質なのが「喋る案山子」の優午だった。 その優午がある朝殺されてしまう。 未来が見える優午がどうして…… おかしなミステリだ、と思う。 伊坂幸太郎さんの作品はいくつか読んでいるが、デビュー作のこちらは読んでいませんでした。 島に住む者は伊藤(=読者)にとってとても奇妙で、島で会う人が、島で起こる一つ一つの出来事の理屈が分かりません。 一人一人の登場人物の個性と、島を巡る伊藤の淡々としたストーリーの中に、「なぜ」が積み重なっていくのですが、その一つ一つはそれほど重大そうに見えなくて。 案山子の死をきっかけに、その「なぜ」「分からない」が一つずつパズルのピースを埋めていくように分かっていく過程が巧くて、気持ちよく読み進めることができました。 「喋る案山子」を筆頭に、おかしな話ではあるのですが、読み終える頃には案山子の優午に思いをはせるようになってしまいます。 おかしなミステリだとやっぱり思います。 | ||||
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伊坂さんの作品は全て読んだが、自分の中ではこれが一番。 単純に、一番おもしろいからです。物語が停滞しないし、各キャラクターがが確立されていて良いです。 どのキャラにも存在意義があって、ほんとに良い物語です。それに読んだあと、絶対にスッキリします。 ぜひ、読んでみてください。 | ||||
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独特の世界観、舞台設定。これを正当化するための説明が冗長に感じました。 ばらまくだけばらまいたパズルのピースを、どう回収するのかと期待して読み進めました。 普通のミステリならば、『ご都合主義的な事態の収束であり、確率が低いながらもたまたま起こり得た事』となるでしょう。 しかし、ここに一本の案山子を置くことによって、すんなり納得している自分がいます。 爽快感をどういうモノか心得ている作者だけに、エンディングにかけて、読者の期待どうりに運んでくれます。表紙のワンポイントもお洒落で僕好みです。 日比野が僕に教えてくれた事。『田中が心からかなえて欲しいと願う事、すでに俺はかなっている』 なんてことはない自分という存在も、違う視点でみれば奇跡的であるということ。日々に感謝しながら生きていこうと思いました。 ありがとう伊坂。 ありがとう日比野。 | ||||
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デビュー作にして、この出来映えは、恐れ入りました。 外界とのやり取りを遮断した島や、未来を予知できるしゃべるカカシ、 人を殺しても良い法的な人、毎日同じ行動をとる人、など設定もおもしろい。 未来を予知できるカカシがなぜ殺されたのか、島に足りないものとはなにかということを主軸にした ちょっとファンタジー(現実感もたっぷり)なミステリー小説。 それぞれに無駄が無く、様々な伏線があり、なぞが解明されたときには、 すっきりした気持ちになる。 ただ島に足りないものに関しては、今ひとつだったため、★は4つ。 | ||||
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島民それぞれに過去や未来があり、そして役割がある。それらが繋がりあったとき、物語は完結する | ||||
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この小説は味気ない娯楽に終わっていませんね。 こうした作風が伊坂さんの人気を支えているんだと思います。 デビュー作でありながら、この巧さは凄いです。 読後感もいいので、読んでいて楽しかったです。 | ||||
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初めて、伊坂幸太郎さんの作品を読んだのが「オーデュボンの祈り」でした。僕が一番惹かれたのはこの表紙の絵ですね。最初に見たとき、なんか自分がこの本に引き寄せられる感じだったんですよ。そこで、思い切って購入し、読ませてもらいました。 本文の感想としては、伊坂幸太郎さんって凄いなぁ。っていうのが本音です。普通の会話の中に、何か独特な雰囲気を醸し出している。そんな感じが読んでいて取れました。内容もすごく面白くて、推理小説というよりは青春ですね。これは。しかもこれがデビュー作ですから、これからの伊坂幸太郎さんに期待を寄せています。 割と長いですが、読み出したら絶対に止まらなくなります。我が家に一冊は持っておきたい本ですね。 | ||||
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初めての伊坂作品です 設定があやふやで、常識的に考えてありえない話ですが、私はファンタジックなのが好きなのでとても楽しめました! 頭のかたい方(言い方が悪くてスイマセン)にはオススメしがたいです 私は桜がすごく好きです まさかこの本でキャラ萌えができるなんて思いもしませんでした…!! なので桜や他の登場人物をもっと掘り下げて欲しかったです | ||||
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伊坂作品は、ゴールデンスランバーに続き2作目です。ゴールデン…もなんですが、読んでる最中に飽きるんですよね(笑)なのに気になるっていう不思議な作品。ミステリーを読みたい方には不向きです。色々な伏線が張られラストは全て解決されていきますが、うん、そっか…という感じ。 ゴールデン…ほど登場人物に愛着も感じられないし、この作品全体から何を伝えたいのかは解りづらい。 ただ言えるのは、要所要所ではっとしたり考えさせられる。 そして何だかんだで次の作品を手に取りたくなる! 不思議な作品なのです。 | ||||
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伊坂幸太郎のデビュー作ということですが、 まったく、そうは思えない。 すでに、今の作風というか、 作家の風格が見え隠れしている。 そういう意味では、 一貫してぶれずに作品創作をしている気がします。 宮城沖に浮かぶとある島。 地図にもない、 何処ともほとんど交流のない島。 そこに立つかかし。 そのかかしは、話ができると言う。 主人公は、つい出来心から強盗未遂をし、 その連行中偶然助けられその島にやってきた男。 その島で出会う人々は、 それぞれ、ひとくせも、ふたくせもある人たち。 物語が進むうちに、 何があっても信じられるし、 もしかしたら、自分の思い込みでそうなっている、 とも言えてしまう。 そういうあいまいさを残しつつ、 物語は進んでいく。 かかしは予言する。 いつか、この島にやってくる人が、 この島に足りないものを持ってきてくれる。 その予言もまた、確信ではないのだが、 次々に起こる事件に、 男は巻き込まれていく。 愛すべきキャラクターたちが、 それぞれ伊坂作品得意の前ふりを担っている。 ラストに大きくそれを刈り取るのだが、 見え見えで気持ち良かったり、 あ、それか! と裏切ってくれたり、 仕掛けは豊富。 特に、この島にないもの、 については、 嬉しいラストでした。 | ||||
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これは噂通りの傑作です。 一見、ファンタジーなのかと思いきや一気にミステリーに突入し 気づけば前半の伏線が次から次へと結びついていく表現にはまいりました。 ところどころに表れる現代人へのメッセージや 作者の悲哀がストーリーに重みを与えています。 またファンタジーよりなのかと思いきや 残酷描写もしっかりと入れてくるのは意表を突かれます。 この文章のキレが読者をどっぷりと世界に浸らせるようになるのでしょう。 これがデビュー作というのだからびっくり。 しかも、まだ読んでないのですが 順に発刊していく作品にはこの「オーデュボン」のキャラが 登場していくらしいではないですか。 すごい才能ですね。 彼の作品は要注目ですね。 | ||||
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