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オーデュボンの祈り
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オーデュボンの祈りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全342件 1~20 1/18ページ
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読み終わりはスッキリ!とはしない。でも、なんだか分からないけど心地よい。そんな不思議なお話。 | ||||
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並走する異なる物語ごとに見合ったイラストで、読者が識別でき読み易く工夫されているのに感心した。今から20年以上も前に書かれた作品であるにもかかわらず、まったく古臭さを感じさせない独創的な世界観がたまらない。この物語のしゃべる案山子にあやかって私も人間にしゃべりかけたくなった。「推しの歌や小説は人生を変えることもある」「人生の最後の推しは自分だよ」 | ||||
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伊坂幸太郎作品が数多く読んできましたが「しゃべるかかしが殺される」との設定にリアリティが感じられないのではないか、との思い込みから敬遠していたのですが、同様に「しゃべる車の一人称小説」との設定でリアリティがないのではないかと敬遠していた『ガソリン生活』がべらぼうに面白かったがため、自身の思い込みを反省し、伊坂幸太郎のデビュー作である本書をようやく読むことにしました。 確かにその後の数々の傑作作品と比較すると、デビュー作ならではの文体の硬さを感じますが、「支倉常長」といった実在の人物や、「リョコウバトの絶滅」「ラ・ベル・プール号の話」という歴史的事実を物語に絡ませることで知的好奇心が刺激され非常にワクワクしてきます。 本書のタイトル「オーデュポン」とは19世紀に実在した動物学者で、『アメリカの鳥』といった素晴らしい鳥の画集を発表しています。 そのオーデュポンが発見したのがリョコウバト。 何十億と存在していたリョコウバトは人間による乱獲により1914年絶滅しました。 そんなリョコウバトの話が本物語にどのように絡んでくるのか、本書を読んで堪能してください。 | ||||
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些細な出来事への気づきに導かれながら、答えへと繋がってゆく。物事の真相は人の心の中にしかない、と気づかせてくれた本です。 | ||||
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コウタロウ節です | ||||
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いろんなメタファーが絡んでいるのは感じた ギャングとグラスホッパーを読んでの処女作だが、私には伊坂は合わないのかなと感じた まず主人公が強盗してるのは意味分かんないし、敵役の警察が悪すぎて引いてしまった。島にはヤバいやつが野放しになっている状況も意味不明で、そこは雰囲気、村上春樹のハードボイルドワンダーランドを彷彿とさせた しかし村上と大きく違うのは、主人公の成長である あっちの方は「なんやこのヘタレ野郎」と思いながら読んでいたが、最後の決断に関しては凄いと思った。長々としていたし、女と寝て意味不明なことだべるのは鼻に付いたが、最後まで読んで良かったと思った しかし本作は「で?」感が強い なんというか、舞台や世界観は前進したが、主人公は何も変わらずだと感じた。実際には最後は逃げずに人助けしたが、「立ち向かうところはそこじゃなくね? 昔のいじめっ子相手にしないといけなくね?」と感じた 島に対する主人公の思い入れが無いように感じたのも大きい。 なんか誤魔化されて終わったと感じた。 | ||||
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グラスホッパーが面白かったので、読んでみた。最後に一気に伏線回収されたけど、そこに至るまで、夢中になれるほど読ませるほどではなく、読み進めるのにやや苦痛でもあった。 もしかしたら2回目に読んだらもっと面白くなるかも知れないけど。 | ||||
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最近、伊坂作品を読み返しています。 発表順に読もうと思ったのですが、雑な性格で、微妙に年代順で読めていません泣 「グラスホッパー」(2003)、「アヒルと鴨のコインロッカー」(2004)、に続き、本作「オーデュボンの祈り」(2000)であります。で、こちらがデビュー作になります。 ・・・ ひとこと印象をいうと、昔のファミコンのアドベンチャーゲームみたいだなあ、と感じました。伝わらなさそうだけど。 アドベンチャーゲームってのは、主人公の行動次第でシナリオ・結末が幾通りもあるというものです。他方、文学作品(本作)はとうぜん、一つの結末に向かって進んでいきますが、場面場面の切り替わりが比較的短く発生し、大体の場面でメインのキャラとその相手(場合によってはもう一人くらい)というごく少ない人数とその会話から、読み手は状況が少しずつ理解できてくる、という感じです。 ・・・ まあそれにしても、設定が面白いですよねえ。 牡鹿半島の南の人知れぬ島、荻島。しかも江戸時代以降鎖国を続けており、そこには未来が見えるカカシ、優午がいるという。そこへ主人公「伊藤」が担がれてくる。そこで優午が「殺」され、助手の日比野とともに名探偵ばりに真相の解明につとめる。 でこれ、いちいち突っ込もうとすればできなくもなさそうです。でも、読者をそういう気にさせない吸引力があると思います。ただただ、面白く読み進めてしまいます。 ・・・ あと、キャラもいいですよね。島の方々、皆個性的。 主人公伊藤の連れになる日比野は、無神経?いい奴?でお人よしなペンキ塗り。あー、女に弱いってのがねえ。 郵便屋の草薙の奥さん、りえちゃんは「手を握る人」。ホスピスで疼痛緩和に尽力するような方でしょうかね。手を握って死を見届けるっていう職業も、架空の島だし、現実の肌感覚としてもありそうだよなあ、思ってしまいます。 ルール人「桜」も斬新でした。ルパン三世の五右衛門が銃を持っているようなイメージでいます笑。この「桜」ってのもかなりすごい設定ですが、カカシの優午の後では、もはや驚くより「あるかも」な印象になります笑 最後の彼女さんの登場も良いですし、人非人の城山がどうなるかとも思いましたが、最後はザクっと終わりましたね。バッドエンドではありませんでした。 ・・・ ということで、やっぱり面白い伊坂作品でした。 Wikipediaで確認すると、伊坂氏が在学中、東北大学には瀬名秀明、佐藤賢一、円城塔らも在学していたそうです。すごい面々ですよね。東北大卒の作家のコンピレーション本とか出てきそう(既にあるのかな?)。 コンベンショナルな刑事ものとか、恋愛ものとか、単純にカテゴライズされるような作品に飽きてしまった方にはお勧めできる斬新な作風です。そのほか、東北びいきの方、システムエンジニアの方など、読んでいて多少首肯する部分があるのではないでしょうか。お勧めできる一作です。 | ||||
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次になにが起こるか楽しみになる物語。不思議な登場人物、妙な島のルール、深まる謎。これこそ映画化は不可能なのでは。 | ||||
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良いです。 | ||||
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少し変わった世界(はなれ小島)の不思議なミステリー。未来を予測するカカシや逆のことしか言わない画家など村上春樹の世界のような、少しズレた世界で、殺人事件が起きる。ただ、謎解きがメインではなく、その少し変わった世界の叙述がメイン。だから最後に謎解きがあっても、格別の達成感やカタルシスはない。ストーリーが面白いので気楽に読み進めるが…。 | ||||
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私たちは何かの犠牲の上で立っている。 衣食住全て。森羅万象。 人を罰することは、例えば私たちが、動物を処刑すること同類なのだろうか。 | ||||
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デビュー作で既に作品のスタイルが固まっていることに今更驚かされた。 現実的な世界の中に突如埋め込まれる全知のカカシ。有り得るはずがないのにこの優午の存在に圧倒的なリアリティを感じる。 浸っていたくなる世界観と並行して描かれる虫酸の走るような城山の悪意。 最後にピースがピタッとはまった快感と、過不足がないせいで「もう少し続きを…」と思ってしまう読後感。 どれを取っても伊坂幸太郎作品の魅力に溢れている。 強いていえば、世界観のせいか、メイン(?)の殺人事件自体にはそこまで興味を惹かれなかった。が、逆にいえばそれだけ世界観自体の魅力が強いということなのだろう。 | ||||
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SNSのサイトで引用されていた言葉が目に止まり、何気なくトントンと試し読みまで辿り着きました。 強烈な引力を感じたわけではなかったのですが購入。 一気に読破してしまいました。 まったく予期していなかった場所とタイミングで出会った本ですが、この読み終わった後の爽快感と一抹の寂しさ。 本を閉じた後もその後へ想いを馳せられる、とても良い出会いでした。 最近はめっきり映像音楽付きの試聴が増えていましたが、やはり本がくれる 世界と時間は格別ですね^ ^ 補足 電子書籍初心者ですが、読み終わった後にレビュー投稿画面になります。 どうぞ一旦パスして、落ち着いてからが良いかも知れません。 余韻が勿体無いですから(笑 | ||||
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未来が見えて、話すことのできる案山子と、日本国内にありながら、誰にも知られることなく鎖国(鎖島?)した荻島と仙台を舞台に展開してゆく、ファンタジーミステリー。数日間の物語が、何十年もの時を積み重ねたような錯覚に陥る不思議な作品。 | ||||
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他のは面白かったから読んでみたが… 設定が全体的に甘い。 萩島の存在 誰も知られていない稀有な島、なのに轟があっさりしゃべる 登場人物のキャラか一定してない 突然呆けたようなアホのような口調になる あるいはアホみたいな判断をする 城山の存在 萩島との対比としての描写(=現実日本) のつもりかと思いきや、 島に上陸して本来の目的とは無関係の寄り道して殺される 主人公と対峙せず なんなん? 島に足りないもの アホくさ | ||||
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デビュー作品なのにクオリティーの高さに驚き、伊坂幸太郎の才能に驚愕と次の作品に期待しつつオードゥポンの祈りの感動からまだ、抜けきらないでいます | ||||
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なぜカカシが喋るのか?? その種明かしが曖昧で意味不明でした。ミステリーというよりはファンタジーの類かと。 | ||||
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これが伊坂さんのデビュー作ですか。 すでに非凡な伊坂ワールドの原型はできていますね。 村上春樹さん風のユニークなミステリーでとても面白かったです。 ただ個人的にちょっと不満だったのは、 コンビニ強盗を犯した主人公が普通すぎてちょっと拍子抜けしたことかな。 もう少し陰鬱な感じにしてもいいかと。 あと冬の設定にしているのですが、あまり季節感が感じられなかったこと。 これももう少し風景描写を増やすなりして暗いイメージにしたほうがよかったのではと。 なんか全体的に作品がのっぺりとした印象。 ちょっと感情的に置いてきぼりにされる感じでした。 でも伊坂さんの才気がほとばしっている素晴らしい作品だと思います。 | ||||
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伊坂幸太郎のデビュー作である「オーデュボンの祈り」。 原点にして伊坂幸太郎ワールドを存分に味わえる。 少し変わった登場新人物たち。そして、彼らの繋がり。 また、彼らが放つ、心を打つような言葉の数々。 「この島には欠けているものがある。」と物語中に何度も出てくるのだが予想はつかない。 最後に明らかになるが、この答えがいかにも伊坂幸太郎らしい。 | ||||
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