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オーデュボンの祈り
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オーデュボンの祈りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全342件 161~180 9/18ページ
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伊坂幸太郎の最初の作品ということで読んでみました。 独特な設定でしたが、入りやすかったですし、サクサク読めました。 ただ期待してた分、内容はとても面白い!とまではいかなかったので星3つで。 あと作中の人物は、何か無駄に美男子という設定が多かった気がしました… | ||||
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最後にとってつけたかのような殺人 むちゃくちゃな推理 島に足りないもの(笑) 最後まで読んで損した | ||||
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伊坂作品は、死神の精度、グラスホッパー、魔王と読み初めて、このタイミングでデビュー作を読むのも変なのですが、 完成度でいえば一番高い気がします。彼の原点なんでしょうね。それでいて、面白い。彼の文体やキャラの持つ雰囲気が好きで、作品を読み続けてますが、原点が一番良いのではと、思うのは私だけではないでしょう。良い意味での展開や結末の裏切りがこの作者の一番の持ち味なんでしょう。ずっと手元に置いて、何度も読み返したくなる本です。 | ||||
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デビュー作品ということを加味して、技術点より芸術点を重視で読むと有りかと思います(笑)。 外界と接触を断った島、しゃべるカカシなど、面白いこと考える人だなぁと発想に感心しました。ここが芸術点ですね。技術点で言うと、文章のつながりや比喩が分かりにくくて「ん?」と読むのが止まってしまう箇所があったり、「その理屈はさすがに無理矢理過ぎる…」という箇所もありましたが、まぁ、そこはご愛嬌ということで。 同じ作者の後で書かれた作品は非常に読みやすかったので、「文章表現力ってデビュー後に劇的に向上するもんだな」ということを実感した意味でも面白かったです。 | ||||
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伊坂幸太郎さんのデビュー作です。デビュー作とも知らずに読みました。現実と非現実のどちらとも言えない設定に戸惑いましたが、最後まで読むと良い作品だなと思いました。どういう終わり方なのか、気になりながら読みましたが、読み終わってみるといい読後感。伏線の張り方、回収が緻密で、ラストも良かったです。その後の作品と比べると、疾走感というか一気に読ませる惹き付ける感じが少ないようなので、伊坂作品を初めて読むなら、この作品じゃない方がいいかもしれません。この作品をいいなと思った方には、他の作品も躊躇なくお勧めしたいです。 | ||||
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初の伊坂作品。これから先の他の作品を読むためにもデビュー作から…という軽い気持ちでチョイスした。コンビニ強盗未遂事件を起こした主人公の伊藤がたどり着いた場所は外部との交流を持たない孤島の荻島。物語は、伊藤が島を巡りつつ淡々と進む。伊藤は、島にとっては まさに1世紀半ぶりの【来訪者】なのだ。前半の途中までは、中々この世界に馴染めずハズレかな…とも思ったがそれが後半から、あれ?イイ感じ?…と変化して行った。殺人を犯しても、何も言われない「桜」嘘ばかり言う画家「園山」体重が300キロはあるだろう動けない「ウサギさん」地面に耳をつけて音を聞く少女「若葉」足に障害のある「田中」そして、しゃべるカカシ「優午」その優午が殺された(?)ところから、ストーリーはぐんぐんと進み始める。伊藤のいた現実の世界の現状が、所々に挟まっていてこの対比が余計に、荻島の姿を際立たせる。伊藤の幼馴染の警察官の城山の恐ろしさが 荻島とかけ離れたように思えて、怖さが増徴される。前半のゆっくりの進みが、後半への伏線へと繋がり少しずつ解き明かされて行く。全てに意味が有り、キッチリと伏線を回収していく様は巧い。そして島の言い伝えである「この島に足りないもの」とは一体何なのか?しゃべるカカシだなんて。そしてそのカカシが殺される?なんて、一種 荒唐無稽にも思えるがこの優午が、話の軸になって 違和感を感じなくなってくる。こともあろうに、映像までが頭に浮かんでくる始末。読み終えて、最初に思った「ハズレ感」はとうに無く素直に面白かったと言える。独特な余韻を強く残した、不思議なミステリーだ。 | ||||
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伊坂作品は読んでいるけど、デビュー作である本作を読んでいない方は多いようです。小説の質としては、もちろん現在の方が上でしょうから、そこまでのものを期待できないかもしれませんが、伊坂作品の中でちょいちょい登場する「かかし」の話なので、本作を読んでおくと他作品を一層楽しめます。 | ||||
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昨日午前、お急ぎ便で届いてから10時間ほどで読み終えた。 現代日本を生きる同世代への連帯感が感じられ、読後爽やか だった。 会社隷属までに至る就職戦線・偏差値教育・幼少時には始ま っているいじめ社会―に"頑張って"適応することで擦り切れ 寸前の心を、さらに報道が伝える人心荒廃の底なし感が覆う ような現代から主人公はいつも"逃げ出す"という負い目を感 じているようだ。一方にはその負の側面(憎悪・悪意)に過 剰適応したような抑圧と虐待の象徴・城山を登場させる。不 正義・不作為に対する強い怒りがあって、青年向けジュブナ イルといった感じ。 語り口は現代の言葉で平易にかつてらいなく、構えは神話的 物語構成のパロディのようでもあり、慶長遣欧使節団・支倉常 長のその後とのつながりがこの話の奥行きを作っている。ま た、主人公がほとんど記憶喪失のようにして物語が始まり、 島内の人々に聞いて回っておのれの役回りがほの見えて来る さまはRPGのようでもある。なかなか手練ですね。 多数の登場人物中で一番近い存在の日比野は無神経でうっと うしい性格がシニカルに描写されるが、結局一番多く語られる男 であって語る眼差しは何だか温かい。未来が見えるカカシより もっと不思議な人物"桜"の存在は、クライマックス(恋人・静香の危 機)を迎える途中で、読む側にストレスを感じさせないためにはど うしても必要なのだと納得した。そして快哉。 後半の、カカシのよみがえりを祈るようにその名を何度も呼び続 ける少年のイノセンスに泣かされます。 | ||||
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村上春樹さんの比較的古い長編小説のファンで想像を遥かに超えるような物語が大好きなのですが、最近本屋さんでよく見かける井坂幸太郎さんの作品をはじめて読みました。この作品で賞を受賞なさっていたので大きく外れはしないだろうと選んだのですが、外れないどころかすばらしい想像の世界を飛び回ってきました。最高です。 ミステリー倶楽部賞受賞とありますが、ミステリーというカテゴリーに限らず、読書を楽しむあらゆる読者から愛されると思います。 今2冊目の重力ピエロを読んでいますが、読書途中でありながら、作者の博識・安定感はその遊び心と混じりあい幅広い世代から支持されると確信します。 | ||||
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なんで、なんでと思うことばかりで、続きが気になって作品を一気に読みたくなります。 伊坂さんの想像力はすごい!大好きな作品です^^ | ||||
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読後感が気持ちいい。 深い何かを与えてくれる本じゃないけど。 でも、想像した最悪の出来事は起きず、 こうかな?って思ったことが素直に起きる。 ドキドキするけど、どこか安心感もある。 結末ははっきりしない。 あの人はその後どうなったんだろう?って余韻が心地よい。 まだどこかにいるんじゃないかなと思わせる。 最近ちょっと脳みそ疲れてるなー。 難しいこと考えたくないー。スッキリしたいー。 って時(昨日の私)に読むといいと思います。 | ||||
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この方の作品は本作を一番最初に読んでしまったので 「アヒルと鴨・・・」 「ゴールデンスランバー」 「重力ピエロ」 などが佳作に思えてしまいます。 伊坂作品では一番好きです。 | ||||
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『ゴールデンスランバー』は良かったけれど、後は微妙な伊坂幸太郎。 ・・・これもまったく読めない。 というかおもしろくなさすぎて、最後までやっと読んだ感じ なぜこんなに評判がいいのか全くわからない | ||||
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本を読まない我が子が唯一読む作家が伊坂幸太郎。 で、5、6冊借りて読んでみた。 1番映像的に美しく記憶に残ったのがこれ。 緑の草原を吹き渡る風も感じられる。 「桜」なんて萩尾望都が描く美青年のよう。 セリフは初めは妙な比喩にヘタな脚本のドラマのようとしらけたが 慣れてくると、これが持ち味と思えてくる。 ところでこれを読んで以来、狭い歩道で人とすれ違う時、車道に突き飛ばされない よう、気をつけるようになりました。 | ||||
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なんともいえないひきこまれる世界観が素晴らしいです。これがデビュー作とは、さすがです。個人的には今まで読んだ小説の中でベスト3に入るくらいの作品でした。案山子が殺された。どんな話かと思えば心温まる素敵なストーリーでした。 | ||||
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デビュー作ってことだけど伊坂幸太郎作品で最初に読んだのはこれじゃなかった。どの作品もあちこちでリンクしてくるので読んでて楽しいです。 オーデュボンは長いし他の作品に比べるとちょっと難しいかなって思いますが、その分読んだ後に胸に残る作品でした。 | ||||
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下手な比喩の繰り返しの文章は非常に読みずらく、感情の表現も驚くほどに浅い。 登場人物全員の精神年齢が同じだと感じる。 設定は面白く、後半の謎明かしに期待していたが まっていたのは読者を馬鹿にしているようなオチ。 文章力の低さ故なのか、謎が解かれたのかすら理解に苦しむ。 感動も感嘆も何も感じることができず。 筆者の中途半端な自慰行為に付き合わされたような不快感も少々。 面白いと勧められて読んだものの、読み進むにつれて後悔。 同じ設定で誰か別の人間が書き直したら(オチは勿論練り直して) もしかしたら傑作になるのかもしれない。 | ||||
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案山子殺しの謎を解くミステリーなんて、私の知る限り前代未聞だ。 島の個性的な住人と触れ合いながら、徐々に謎が解かれていくさまはまさに爽快。 デビュー作でこれなら現在の伊坂幸太郎人気も頷ける、と思える小説だった。 | ||||
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おもしろかった。登場人物がそれなりに多く、冒頭から前半にかけて、ジグソーパズルのピースがさらっとばらまかれるように描写される。「事件」への関わりかたは人それぞれで、背負っているものが何なのか、なぜこんな行動をとる/とったのか、というのが後半。シュールな世界だけれど、善悪含めた人間味の描かれ方は、現実そのものとも思えた。 場所や時代が変わるたびに、段落の間におもしろいマークが挟まっている。ドラマや映画なら簡単に把握できるけれど、小説で場面の転換を表すなら、この方法はわかりやすいと思った。 後半、園山さんと桜を混同して読み進めてしまったのをちょっと後悔。比喩として使われるカオス理論の説明(37ページ、129ページ)が仕事にもちょっと応用できそうと思った。小さいながらこれも収穫。 | ||||
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この本を読んでいると、自分も現実の世界から解き放たれ、作品の世界に入り込んでいくような感覚を覚えます。 是非、読んで頂きたい作品です。 | ||||
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