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オーデュボンの祈り
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オーデュボンの祈りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全342件 281~300 15/18ページ
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最初は、あまり気がすすまなかったのですが、すごく良かった。皆さんの言うように、この作品をきっかけに、伊坂さんの作品にはまりそうです。また、足りなかったものというのも。。。次々と出てくる様々なキャラクター魅力たっぷりです。誰かも言っていたと思いますが、表紙なんとかなりませんか? | ||||
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はっきり言うと、思いついた者勝ちの所も多々あります。ただ、この人作品の凄い所は、普通に考えればありえない設定(喋るカカシが被害者ですからね)に意味を持たせ、物語の軸として違和感なく、と言うよりもそれ自身を強烈な個性として際立たせ、成り立たせている筆力にあると思います。他の作品とリンクする登場人物や、時間・空間軸の切り替わり描写など、どちらかと言えば映像的なセンスが強く、初期SABU監督作品が好きな人にはお勧めです。 随所に出てくる言葉のセンスといい、感覚的に相性のいい作家の一人なので、個人的には大プッシュですよ。 (賛否両論でそうでもありますが、「こういった前衛的な作品にケチをつける事=時代遅れ」みたいな風潮で、猫も杓子も伊坂幸太郎はいい!、ってなるのは嫌ですね。そうなる要素を兼ね備えた、極めて危険な作家です。) | ||||
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ちょっと風変わりな視点のストーリーに、 軽快なテンポと、絶妙な構成、表現で読者を引きずり込む。 そして巧妙なストーリー展開で、パズルのピースが噛み合うように 疑問が徐々に、そして終盤一気に解きほぐされ… これ以上は言えません。 ミステリーというジャンルに分類するのもはばかれるほど 他に類を見ないおもしろさがあります。 | ||||
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この本の内容を一言でいうと、とにかくシュール。まず、案山子が喋る。その時点で現実を逸脱している。でもどこかにそんな島が本当にありそうな気もする。どこかのんきで、しかし緊迫した雰囲気もあるストーリーです。一回読むと続きが気になって仕方なくなるので、あっという間に読めてしまいます。殺人を許された男、桜にもつい注目してしまいます。 | ||||
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ほんとに伊坂さんって面白い発想をする人です。 案山子が神みたいな存在って、言われれば変だけど、小説の中ではしっくりくるんですよね。やっぱあの場合、案山子でないと。。。地蔵とか。カラスとかではダメだなって思うんですよね。 色んな伏線が最後にマッチするあたりは、伊坂さんらしいです。 小説ってほんとに面白いと思いました。これが映像になるとダメなわけで、小説ってすごいなと思いました。 | ||||
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ゆっくり読もうと思っていたのに、読み止らずあっという間に 読み終えてしまった。それだけ面白い。 夢中になれる本を探している人にお勧め。 非現実的だけど現実の世界「萩島」と本当の現実の世界「仙台」の交差した話。 萩島での出来事は常識をあてはめて考えていくと混乱するけど、 常識なんてそもそもあるようでないような訳で、 素直な気持ちで読んでいくと本当に萩島という世界があるような 気がしてくる。まれに描写が残虐で怖くなる部分もあるけど、 読後感もすっきりで本当に面白かった。 別の作品も読んでみようと思いどんどん伊坂作品にはまり中。 | ||||
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伊坂作品の中でも特に大好きなお話です。 地図にもない、閉ざされた島という限られた非現実的な世界に、 現実を代表した主人公の伊藤が入り込むというファンタジーな作りの中で 奇妙な事件が起きる…のですが、この枠の中によくこれだけ入りきったと 感心させられるほど様々なドラマがあります。 何より不思議な話の中にあって、登場する人々の思いや言葉が現実的で、 読み進めるうちに"本当にこの島はどこかにあるのでは"と思えてきます。 話す案山子の優午は最強にドラマチックな存在ですし、マイルールで死刑執行を行う 桜の揺るぎなさは不思議と安心感を覚えます。ウサギさん夫婦のラブラブぶりも 園山さんの哀しい嘘も、真実が嫌いなのに求めている日比野も愛しい。 そして不思議な符合により島へやってくる伊藤の元カノ静香と 悪人代表の城山が、このお話を寓話たらせています。 何とも美しい符合と、「ああっやられた!」と思わせられる小粋なオフビートが心地好さ満点です。 | ||||
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『ラッシュライフ』が面白かったので、この作者のデビュー作という本作を読みました。とにかく不思議な本です。乾いた文体なのに、ところどころにハッとするほど優しい言葉が書かれていたり、簡潔な文章なのに、情景が鮮やかに浮かび上がったり・・・。読んでいるときには全然気が付かなかったのに、読み終わると、全てが壮大なパズルになっているのがわかります。なんだか嬉しくて鳥肌が立ちました。そして、伊坂幸太郎という人は、きっととても優しい人なんだろうと思います。 | ||||
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未来がわかるカカシ なんじゃそりゃ 荻島、それは日本政府から忘れさられてる なんじゃそりゃ 現実離れしたこの世界観・・・って思ったけど読んでみるとこれ面白い!(ほんとにあるんじゃないか?ぐらい細かく設定されてるし) そのカカシが途中殺されるんだけど、何故殺されたんだ?っていう謎解きが深くかかれていて、そしてこの島に足りないものそれは・・・(言わないよ) 桜人殺しすぎwwとか 城山警察なのにひどいwwとか うさぎさん体重思とか とにかく伊坂WORLD まさに幸太郎WORLD 是非読んでみてください | ||||
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嘘しか言わない画家、殺しが許されている「桜」、喋る案山子!! 銀行強盗の主人公が逃げたのは誰も知らない島。 謎を追う、という点ではミステリーとも呼べるし、 状況設定がちょっとファンタジーっぽいお話。 でも私は案外すんなり入り込める作品でした。 「飛行機雲を見た人はやるべきことをやるんだ」 この台詞がとにかく心に残りました。 出てくる登場人物がみんな優しくて、 でも通り一遍の優しさではなく、 一見理不尽だったり、隠れた優しさだったり・・・。 一気に読めて楽しかったです。 | ||||
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喋る案山子、殺人桜、音楽とのふれあいがない閉鎖された島で起こる色々な出来事。 本土で繰り広げられる、主人公を絶望させようとする計画。 未来が見通せる案山子の望んだことは? 主人公のやるべき事は? と、まあ、色々なことを考えさせられる作品ですね。 人は、それが無くなってからその有り難みを感じられる、といった言葉がこれほどまでに当てはまる作品はないでしょう。 でも、未来を見通せるものとしては、その失った頃を失う前に見える。 それなら、失う前に有り難みを理解し、それが失われる前に何らかの行動を実行できる。 未来の見えない私達では分かりきれないことを教えてくれる作品です。 これを読み終わったら、貴方も優午を作ってみてください。 きっと未来を語ってくれるでしょう。 | ||||
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「死神〜」「チルドレン」に続いて伊坂氏の3冊目として読みました。前2作についてはかなり低い評価をしていましたが、今回はなかなか良かったです。これがデビュー作というのが恐ろしいです。1つ確かなことは、このヒトはとんでもない才能を持っている、ということです。 ミステリーという範疇には入らない気もするし、入る気もする変わった本です。しかし、やっぱり薄い気がしてしまいます。内容が。これは好き嫌いの領域なんでしょうが、、、話をうまくまとめて、かっこよく描ききる才能は持っているようですが、ヒトを感動させる力はまだない気がします。 なかなか良い読後感と簡単に読める文章なので、通勤通学などの電車内でお勧めです。わくわくもドキドキもあります。 この作者には、もっともっと悩んで、さらに深みを探求していって欲しいです。「チルドレン」ではがっかりしましたが、一転して、今後に期待しています。 | ||||
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単なるパラレルワールドの話にしては妙に現実味がある。現実味があるのに登場人物はおしなべて異様です。なんだ、この世界は。でも読後はなぜか、あってもいいかな、と思える不思議な爽快感。なんだ、この小説は。 | ||||
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優午を中心に孤島の中で作り出されるシュール、城山を中心に本土で描かれるリアル。この二つが織り成す不思議な世界。 世界観に慣れるまでは読みにくいが、慣れてしまえばあっという間に読みきってしまう、わけのわからない出だしの割には、とてもスマートなラスト。驚くようなどんでん返しではなく、なるべくしてなった様な結末だが、それでも読後感が良かったのは心のどこかに「勧善懲悪」の物語を待ってたからかな? | ||||
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私はファンタジー好きですが、この話にもメルヘンなところがありました。奇妙な話という点で、私は阿部公房や薄井ゆうじさんも好きですが、阿部公房よりも現代的で読みやすく、薄井さんよりもミステリで面白かったです。構成がしっかりしておりキャラもよかったけど、ストーリー重視の感が否めません。ちょっと説明じみてませんかと思いました。また、主人公の存在が薄く、感情があまり描かれてないように感じました。主人公の伊藤と静香の恋愛が物足りない!日比野と小山田の関係には少し興味深かったけど、なんにしろもう少し淡い恋愛を描いてほしかったです。 | ||||
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確かにキャラクタは絶妙であり、ストーリー性や作品の持つ雰囲気は人を引き込むのに十分すぎるほどの魅力がある。 ただ、キャラクタが多すぎること、文章に粗、というか、淡白(それは逃げのように感じる)な面が目立つのが欠点。おまけに、主人公の内面を書く上での十重要キャラである城山の書かれたかにも納得がいかない。 しかし、それでも十分すぎる魅力を秘めた著者なので、ほかの作品にはもっと期待 | ||||
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伊坂幸太郎、見参! である。なるほどこれが伊坂幸太郎ワールドとよばれるものなのねえ、と納得。どっぷりと満喫。 ある男がひょんなことから日本のある島にたどり着く。その島は外との交流をほぼ持たない、鎖国状態の島。そこには「えぇっ?!」と驚くような住民がわんさか。一人一人説明したくて口が、正確には指がうずうずしているけれど、ネタバレになるのでしない。 ……あぁーー説明したいっ! でも、しない。 まさに「えぇっ?!」と驚きながら読み進められるところが面白さだから。ただ話はそう無邪気にはすすまない。途中のあまりに残酷なシーンに内臓がひやりとした。世の中は悪意で構成されているという錯覚すら起こす。ところが、最後は意外にもすっきりと終わる。少々無理があるんじゃ……と思わないこともないけれど、その終わり方に文字通り救われる。おもしろい。 | ||||
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この本を読む前に、なんの気なしに書店で購入した「ラッシュライフ」を読み、誰しもが思う、興味を持つと過去を知りたくなる衝動に駆られ、本作を買い求めてみました。読み終えて、ミステリーというジャンルで分類されるには余りにも軽率すぎる感がありました。人が原因不明で亡くなるとミステリー?のような。とはいえ、非現実的だからSFだというのも違和感です。読み終えた後の爽快感は、どちらかというと御伽噺に近いものでした。とにかく、不思議であり面白い。それにつきます。 | ||||
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面白すぎる!読み始めたら引き込まれて気が付いたら夜が明けてた!目からうろこ、今までの鬱屈した気持ちから開放されて、ぱ~と目の前が開けたような気持ちになれました。僕の人生をとてもハッピーに変えてくれました。どんなベストセラーよりも10倍感動します☆ | ||||
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コンビニ強盗に失敗した伊藤は、架空の島「荻島」にたどり着きます。そこにいたのは、一味も二味も癖のある愛すべき人たちと、未来を見通せて人語をしゃべるカカシの「優午(ゆうご)」。 長いこと鎖国し続けている「荻島」は、本土と変わらず何でも手に入る島ですが、唯一つ「足らないもの」がありました。それは、誰にもわかりません。ある日、優午は「死んで」しまいます。 未来を見通せる優午が、なぜ自分の死を防げなかったのか、「足らない一つのもの」とは何なのか…二つの謎を解きながら、物語は静かに進んでいきます。 伊藤を付け狙う城山の影が、徐々に伊藤に近づいてくる様子が、物語の間に黒い影を落としつつ、淡々と進む話に、いつの間にかひきこまれました。ラスト3ページは、思わず涙がこぼれます。 | ||||
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