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(短編集)
終末のフール
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終末のフールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全203件 1~20 1/11ページ
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チェ・ゲバラの名言「明日死ぬとしたら、生き方が変わるのか?あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なのか」。 てっきりオリジナルのセリフと思ったらゲバラの言葉だった。 井坂さん自体も別の本のインタビューの中で引用だと答えています。 | ||||
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Netflixの同名ドラマが面白かったので、読んでみようと購入。著者の作品はいくつか読んでいて、まずまず良かった感想だったので、期待してましたが、ドラマが面白かったのは、原作が良かったのではなく、脚本又はプロデューサーの力量かと。原作読まなくても、ドラマはすごく面白いので観てください。 | ||||
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「あと三年で地球に小惑星が衝突して、この世界は終わっちゃうよ」て状況に直面した、同じマンションに住む人たちの八つのエピソードを収めた連作短編集。 「ああ、これはあの話に出てきた人だな」とか、「そうか。あの人の名字は●●ていうんだな」とか、読み進めていくなかで見えてくる登場人物たちの繋がり具合が面白かったです。 心に沁みる言葉がいくつかあったんだけど、なかでも、生まれながらの難病を抱えた息子を持つ父親が《「人生ってのはいろいろあるもんだよな」》集英社文庫 p.79 て言うところと、暴漢に襲われた父親が息子に《『頑張って、とにかく、生きろ』》p.359 て言うところは、胸にずんと来ましたね。しびれました。 収録された八つの話のなかでは、「太陽のシール」と「冬眠のガール」が良かったな。 殊に、「冬眠のガール」の主人公・田口美智(たぐち みち)のキャラは、同じ著者の名作『砂漠』に出てくる〈南(みなみ)〉と通じる雰囲気があって、いいなあ思いました。 | ||||
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7年後に人類が滅亡すると分かっていても、ひたすら読書に励み、4年かけて2~3千冊の蔵書を読破した冬眠ガールの話は、その4年の読書の過程をもっと見たかったのだけど、ほとんどが読書後の話になってしまっていたのは残念だった。 ただその残念な思いは、人類の滅亡に関係なくひたすら日々のトレーニングに励むキックボクサーの話でひとまずは昇華される。でもやっぱり読書に没頭する話が読みたかったという気はする。 小説としては、完璧に回収される伏線、各話で細部がつながる抜かりない設定、など熟練のプロの技巧が存分に発揮された作品という趣きで楽しめるのだが、登場人物がいまいち魅力的ではないように感じた。特に第1話の悪態つきまくりの毒親的な男性は読んでいて気分が悪くなる。簡単には許さないどころか、相当の償いをしないといけないのではと思う。 | ||||
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『明日死ぬとしたら、あなたならどうしますか。』 これほどに陳腐で、使い古され、なおかつ備えられていない問いがあろうか。 あらゆる生物は始まりと終わりを持ち、成長するに従いその終わりを意識し始める。 でも、『さしあたり』この問いは保留されたまま。 ・・・ 本作『終末のフール』は、8年後に惑星が地球に衝突し、それが不可避で、とどのつまり大多数の人間が遠くない将来に絶命するというSF・ディストピア的設定。そして死が万人に意識され、騒擾がひとくさりあり、その後の小康を得たころの人々の有様を描いています。 ・・・ 惑星衝突を5年後に控えた仙台のとある住宅地という共通の設定。表題作「終末のフール」はじめ「太陽のシール」「籠城のビール」「冬眠のガール」「鋼鉄のウール」「天体のヨール」「演劇のオール」「深海のポール」の計8作の短編からなる。 ・・・ 今回、サスペンス・スリラーものではない作品として書き始めたそうですが、伊坂氏独特の人物の連関が随所に見られます。 従前は異なる作品で同一人物が登場したりしていましたね。 本作では短編間で同一人物が行き来します。「終末のフール」で登場するビデオ屋の渡部は「深海のポール」では主人公ですし、そのほかにも渡部氏は登場します。 むしろ、この仙台の団地「ヒルズタウン」を各主人公の視点で切り取った、というべきか。その点では8編で8様の終末物語が描かれているといっても良いかもしれません。 ・・ そして、これもまた伊坂作品でつと言われる「健全な倫理観」のようなものがベースに作品が構築されている気がします。 今回でいえば「生きること、それだけで正しい。生き抜くことは義務」とでも言った生命観。特に最後の短編「深海のポール」で、主人公渡部とサッカー仲間の工藤との間で交わされるセリフが胸を突きます。 「渡部の親父さんの言葉は鋭いよ。『光あるうち光の中を歩め』っていう小説があるだろ。あれを真似れば『生きる意味がある限り、生きろ』ってことだ」 「どういうことですか」 「死に物狂いで生きるのは権利ではなく、義務」 ・・・ 人は、とかく、物事に対して意味を求めがちです。生きることにも当然意味を見出したくなります。意味はあると言えばあるし、無いと言えば無い。人によって、宗教によって、異なることもあるでしょう。神の命のもと生かされていると思う人もいるでしょう。あるいは、リチャード・ドーキンスよろしく、個体の生命なぞ所詮、種と遺伝子の「のりもの」で、個々人の人生に意味などないとシニカルになることもあるでしょう。 多元的な考えが認められるからこそ、この「とにかく生きる」というシンプルなメッセージの基礎づけが重く沁みます。 もちろん、それでも答えを欲しがるのは若者にありがちな話です。自分の生きる意味なんてあるのか、どうせ死んでしまうのに一生懸命頑張って何になるのか。とか。 私も自分の父親に真剣に問うたことがありました。確か大学なんて通っても意味がないとやめようとしていたんだと思います。あまり覚えていませんが。 あれから30年ほどたちます。いまだに生きる意味なんて分からんし、生きる目的や好きなことだってどんどん変わるものだと感じています。むしろ若い時に確信してる方がちょっと嘘っぽくね、くらいにすら思います。 ・・・ ということで非スリラー系伊坂作品でした。 誤解を恐れずに言えば、「生きる」原理主義とでもいった倫理観の通底する、ディストピア作品?でありました。 そうした点でいうと、思想系の好きなかた、議論好きなかた等には楽しんで読んでいただけると思います。倫理のディスカッションのネタとしても面白く読めると思います。 | ||||
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夫に勧められて読了。 最初は性格のひん曲がったおじさんが出てきて気分が悪く、最後は温かいファミリーが出てきてひたすら悲しい気分になる。 序盤、中盤、終盤と全てを通して、ひたすら心がどこか重く、常に不穏。 小康状態とはよく言ったもので、解決したのでも達観したのでもない、きっとまたすぐに地獄がやってくる。 癌で余命宣告されたような、常にある「あと3年」 「そりゃ、そうだ。これは嫌な、生々しい話なんだ」と言う土屋さん(登場人物) さすが元サッカー部主将。 そりゃそうだ、あと3年で終わる世界の話なんて、そのくらい予感して読めよと言われたような気分になった。 ただ「死に物狂いで生きるのは、権利じゃなくて、義務だ」というセリフはピンと来なかったよ土屋さん。 小さな子持ちにはオススメしない、最初より、半ばより、読後感が一番悪い本。 以下はメモ 「イエスは言われた。『光は、いましばらく、あなたがたの間にある。暗闇に追いつかれないように、光のあるうちに歩きなさい。暗闇の中を歩く者は、自分がどこへ行くのか分からない。 光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい』」 ヨハネによる福音書12章35,36節 | ||||
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伊坂幸太郎を読んだことがないので、手始めに設定に惹かれた本書を手に取った。 しかし、これが恐ろしくつまらない。描かれる人間の作り物感が尋常ではなかった、登場人物は作者から与えられたお仕着せの役割を演じているようにしか見えない。要は薄っぺらいのだ。 そんなわけで、基本的に買った本は最後まで読むことにしているが、本書は最後まで読めなかった。 これから伊坂幸太郎を読もうとする方がいれば本書はお勧めできない。作者の作品を読む気がなくなるから。私がそうだった。 もっと評価の高い作品から読み始めた方がいい。できるなら私もそうしたかった。 | ||||
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世界があと8年とわかりました。 それでそんな暴動が起きるか? 普通にしてても8年先に生きてるかどうかもわからないのに。 なんかピンボケな感じ。 | ||||
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邦人作家の小説なら、短編1作、長編15ページも読めば、その後を読むに足るか分かる。伊坂は軽妙な筆致で奥行きを出せる実力のある数少ない作家の1人だ。クライムサスペンスにおいては。一方でこの作品は、伊坂に生死の情緒を表現し人を唸らせる力はまだないことを示した。 | ||||
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伏線が終盤で次々と回収されていく、いつもの伊坂作品という感じでした。伊坂作品ではぶっきらぼうな人間とひょうひょうとした人間がよく出てきますが、彼らが特に面白いんだよなぁと読みながら思っていました。 | ||||
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8年後、確実に人生が終わるとわかった人々の、行動を描いた連作集。人も沢山死ぬし、パニックに陥った人々の暴走もあったが、不思議と落ち着いた世界で、ラスト3年を迎えた人々の、生き様を描くと言う趣向。 哲学的な重い内容にも出来そうだが、淡々とした語りで、作者らしい軽妙なエンタメ作。重いテーマを抱えていても、深入りはさけ、読み易い。 人生の意味について、そこそこ考えさせるものもあり、そこそこ楽しめた。あり得ない設定だけど、登場人物の行動に、不思議とリアリティも感じられた。作者としては、平均的な出来ではなかろうか。 | ||||
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人生に絶望したときに読む本。救われる。 | ||||
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伊坂幸太郎の作品とは思えない駄作。読み進んでも、無味乾燥。何にも残らない。乾いた会話と文字がつらつらと並んだ小説。とても残念でした、 | ||||
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さすが伊坂幸太郎と言った感じの何とも言えない人の面白さ温かさが伝わる自分の人生とは何なのかと考えさせられる作品でした。 | ||||
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すごく面白いです。 | ||||
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購入後にiPhoneのKindleでは読めないなんて言われても はっきり言って詐欺だ 改善を求めます | ||||
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商品も評価通りだと思います。良かったです。 | ||||
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とにかく設定、描写がおかしくて読み進めるのが苦痛。 混乱、パニック、暴動、殺戮、強奪の5年を経た後の登場人物達は揃いも揃ってえっ今更?な台詞をバンバン吐くし、夜でも1人で出歩きまくる。 「家に来た、ってだけで殺されちゃう時代」にどの主人公も他人の家訪問しまくる。あがりこむ。 殺してでも食料を奪い取るのが当たり前の中、自販機には50人が行儀良く並び1人20本以上買い続けても無くならない、つり銭切れも起こらない自販機。直後に目の前で奥さん殴り殺されてるし。 5年放置しても普通に動く車、スポーツジムの床で14~16時間程寝まくる男、4年引きこもって本だけ読んでた女子はケヤキの木に登る。欅とか無理でしょ…仙台住みなんだから見たことあると思うのだけど。 挙げたらキリがない、おかしな設定ばかり。変に細かく言うから逆にどんどん違和感がでてくる。 4~5年引きこもってるパターンが多いが、皆無職でしかも市場もないのにどうやって生きてきてるのか謎。誰1人もう働いてる人物は出てこないが、ビデオ屋やスーパーはやっていて経済は回っているらしい。 あと電気もガスも水道も出る。 他の作品で面白いものがあったし、評価も高かったので読んでみましたが、これは本当に失敗だった。 作者が20代半ばで書いた作品としって「あー。」となったけど、さすがにお粗末だと思う。 | ||||
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各章、登場人物が終末に向けて淡々と(粛々と?)過ごす日々がつづられます。物語は良く練られた内容でしたが、結局終末を迎えるしかない訳で、読むほどに辛くなってきます。途中から読むの止めようかと思うくらい、深刻な気分になります。取り敢えず、今自分が楽しいと思える事をやっておこうと思いました。 | ||||
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ひどいです。早急に読めるようにお願いします。 | ||||
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