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ナラタージュ
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ナラタージュの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全195件 81~100 5/10ページ
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島本先生の文体すきです。情景描写が丁寧で奥行きがある。冗長でまだろっこしいところはありますが。 登場する女性陣の性格は苦手です。リアルだとどの女性キャラもクラスの大半の女子には嫌われるタイプだろうなというのは共通してるように感じました。 この本の主人公にしても。 この手の青春群像ものっていうんですかね、どの作家さんでも高確率で誰か一人は安易に死なせるのがうーん、なにかそういう強迫観念めいたものが作家共通であるのか?誰か殺さないといけないノルマでもあるんですかね。陳腐で蛇足だなあと残念に思ってしまいます。 葉山先生は主人公にとって命の恩人のようですが、でも所詮は優柔不断で八方美人の不倫男なんですよね。ずるいおっさんにしか思えない。 奥さんとの同居、そして異動が決まった途端に散々焦らしてつなぎとめてた教え子と肉体関係持つところが狡猾です。 不倫で教え子に手を出して。どうせ異動先でも似たようなことを繰り返して、いずれは嫁にバレて修羅場になりそう。 葉山先生に子供がいないだけまだましだったですが。 それにしても、小野くん。主人公は小野君と結婚してほしかったです。 小野くんは理系で、その年代では大人で理知的なようででもまだ精神的には幼くてDV男なところが彼の魅力でセクシーだとさえ感じさせました。小野くんすきなキャラです。 まあ、主人公が助け求めた時に交換条件持ち出して愚痴って駆けつけなかったり、土下座させるなんていうのは取り返しつかない致命的行為でしたから仕方ないです。それが我慢できたら結婚までこぎつけたかもしれないのに愚かでした。 結局、主人公は隠れファザコンで年上で穏やかで、自分にとって都合の良い包容力がある男が好みだったわけかなと。 小野くんの実家に急に呼ばれて慌しく行くところで、ちゃっかり自分の着替えの服は買って用意してるようなのに、小野くんの家族への菓子折りひとつ用意してないようなのが姑根性で引っかかりました。 あと、小野くんの友達が来てるのに途中で寝てたり、小野くんの女友達が高校時代のいじめっこに声が似てるとか、そういうところも同性に嫌われるタイプだなあと。 女友達と疎遠になってくのも、高校時代に葉山先生とキス止まりでも精神的不倫関係であったこと、葉山先生が離婚していないことを知った後で肉体関係持ったこと、小野くんとは二股同然の付き合いだったとかそういうことは同性したからちょっと長い付き合いはしたくなくなりますよね。 例えば自分の友達がリアルに高校時代の先生とそんな関係で、サークルの同級の男子とも付き合って・・・と想像したら気持ち悪いです。 自分のことは秘密主義だし信用できない。 後輩の葬式で駆けつけた当時の担任に葉山先生が婉曲的に侮辱されたからって過去のいじめを持ち出してつっかかるところも、「今そこでそれ言う?」って感じでうーん・・・。 後輩の死に対して主人公はあまりにそっけないし。結果的に後輩が深刻に悩んでた頃、主人公は不倫と二股やってドイツ行ってお土産選び悩んでるスイーツなOGって感じになっちゃいました。 小野くんは教師になって三十路になった頃には葉山先生みたいに教え子に手を出すのかもしれません。 主人公似の、声がタイプでクラスの女子にいじめられて自殺を考えるような子を。 小野くんが歴代の彼女にふられたのはDVの気質がバレてたからかもしれないですね。 | ||||
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初島本理生、苦手でした。 こんなに読み進めるのが苦痛な作品初めて。 のっぺりとした魅力に欠ける登場人物、男女問わず陳腐な語り過ぎのせりふ 全員中二ですか? 「ツイラク」が酷かったのでついでに手をだしてみたらそれ以下でした。 女性作家の師弟恋愛ものに傑作ナシということでよろしいでしょうか。 | ||||
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やや描写が細か過ぎ、何かと含みがあるような切れの悪さを感じるが、それが主人公の女の子の微妙な心の動きを現す表現法なのだろう。それでももう少し話を圧縮すればもっとストレートに訴えてくるのではないか。結局は結ばれない二人にやり場のない切なさと憤りを感じるが、そこが現実の難しさであり冷酷さだという事を読者に突きつけていると思う。恐らく何度も読み返す本になると思う。 | ||||
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この本にこんなにレビューがあるとは知りませんでした。主人公の泉は20代前半にしては恋愛を達観出来過ぎているかな?と思いました。自分を一歩引いた目で見られる(と、私には読めたのですが)冷静さにはちょっと共感できませんでした。小野君はひどい奴かもしれないけれど、若いってこういうことじゃないかな?と思えました。そして10歳年上の高校の先生・葉山先生ですが、恋愛感情を持つということは、地に足は使くなってしまうんじゃないかなって思います。32歳のいい大人とか関係なく。恋に落ちてしまったんですね、葉山先生も。葉山先生はどうかわかりませんが、泉は幸せでしょう。実らない恋であっても、ここまで思える人に出会えたら。素敵な思い出になっていくと思います。最初の方はなかなか読み進みませんでしたが、後半になって一気に読み進み、最後は読み終わるのがちょっともったいなく思いました。 | ||||
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こういった物語にはハッピーエンドがつきものだと思っていましたが、 いい意味で裏切られました。むしろハッピーエンドだったら成り立たない小説かなーと… この作品で島本理生さんの作品を買いあさるようになりました | ||||
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主人公にとって先生は 愛し過ぎて、どうにもすることが出来ないくらい大切で、 先生の出した結論で壊れてしまう恋だけど 未来でもやっぱり気持ちが消せなかった、絶対的な存在になってしまった、恋のお話し。 そんな経験をすることが果たして幸せかどうかちょっと考えてしまうが 忘れることがどうしても不自然なほど愛してしまっているなら 思い続けるのも幸せと呼べるかも知れないと思うけど、 泉は偶然会った先生の友人から聞いた話で 先生も同じように思っていてくれていることを知って 先生への愛がまだあることを素直に認めるきっかけとなってしまった 結局また気持ちは振り出しに戻ってしまうことを匂わせる、 何とも言えない予感がよぎる不穏なラストだった 泉の婚約者の優しさがすごいが、 あんな風に理解出来るには、彼も何かしら相当深い傷を乗り越えた経験が あるからこそなのでは…とどうしても想像してしまう そんな彼についての番外編もぜひ読んでみたい そして第二の小野君になったりしませんよう 結局、先生にとって泉より奥さんのほうが大事な存在だったのが切なかった 伴侶に選ぶというのはそういう事だと思う でももし、事件のことがなければ泉を選んだだろうか 泉は小野君のこともしっかり清算してずっと先生を選んできたのに このすれ違い方がなかなかリアル 先生と泉がその後不倫にならなかったのが救い 最初で最後の一度だけの思い出なら、ずっと美しいままだから。 | ||||
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ナラタージュは自分にとって非常に思い入れのある作品です。落ち込んだ時や、何もかも投げ出したくなった時に自然と手にとってしまう一冊です。 言い回しが上手いなぁと思う箇所がいくつもあり、また、風景描写がとても綺麗で繊細。 読む度に静かで流れるようなプロットにいつの間にか吸い込まれてしまいます。 そして何より、葉山先生と泉の関係が切なくて、だけど途方もなく甘い。 葉山先生を情けない・地に足がついてないというコメントが目につきますが、私はそういう風には解釈出来ません。 葉山先生はあくまでも大人で、地に足がついていないどころか、つきすぎていると思います。 彼は慎重で優しい人間です。大切な人を二人も同時に傷付けた過去を持ち、泉に出会うまでは人間不信に陥っていたかもしれません。 しかしその後、彼は泉に頼られることで自分を取り戻していきました。泉もまた、葉山先生がいなければ高校三年の時に亡くなっていたでしょう。 葉山先生と泉のお互いに対する想いは強く、深い愛がその根底には存在します。 自己犠牲なんて嘘っぽくて在り来たりな言葉ですが、ナラタージュの二人はまさにそれです。 彼らは自分の幸せより相手の幸せを優先し、その幸せを確保するために行動し、結果すれ違います。その過程がものすごく焦れったい。 また、皆様のおっしゃるように葉山先生がただの子供じみた"ガキ"であれば、泉はとっくに柚子ちゃんと同じ運命を辿っていたはず。 作中での新堂君と葉山先生の対応の違いは、子供と大人の差というコントラストをなしていると思いました。 そして最後に。 これは私事ですが、自分も泉のように、毎晩次の朝が訪れるのが怖くて怖くて悶々としていた時期がありました。 そんな時には夜明けまでこの本を手にとり、葉山先生が泉にかけた言葉を繰り返し自分に言い聞かせていたものです。 | ||||
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感想としては、 「スワンソング(大崎善生)」 とほとんど一緒です。 視点が男側から書かれているか(スワンソング)、女側から描かれているか(ナラタージュ)の違いだけ。 後はほとんど一緒です。 文章も大崎善生までは行かなくても、この若さでこれだけの文章が書ければ立派なものでしょうし、主人公の心の揺れも上手く描けていると思います(主人公が鈍感なのか敏感なのか良くわかりませんけど)。 問題点もスワンソングと全く一緒。 すなわち話の軸となる男性、ナラタージュでは葉山先生なわけですが、この男性が 「ただのだらしない男」 にしか見えない点です。 物語の鍵となるほど魅力的な男とは到底思えない。 スワンソングのレビューでも書きましたが、こう言う男は 「優しいつもりかも知れんけど、ただだらしないだけやで」 と説教したくなるようなひ弱な男です。 三十を越えた男が、女子高生に頼るってどういうことだ? あほか。 あと、後輩の女子高生の自殺があまりにも唐突。 理由も唐突。 あの雰囲気で自殺させておいて、葉山先生との色恋沙汰が全くない、ってのはいくらなんでも無茶だ。 「コイノカオリ」 で良い短編を書くなぁ、と思った島本理生でしたが、これは期待外れだったなぁ。 まぁ、まだ若いからね。 次は良いのを書くかもしれない。 本編と関係ないコメントを二つほど。 ・繊細な物語だからと言って、フォントを細字に変えると言うのはどうだろう?文体とは合っているけど、ちょっとやりすぎじゃないか?と思うのは僕だけでしょうか。一ページ目の文字の細さを見て胡散臭さを感じてしまいました。効果的・・・・・なんでしょうかね。これは賛否両論あるでしょう。 ・作者の解説で「十代、二十代の読者からも支持が高い」とありますが、十代、二十代からの支持しか無いんじゃないでしょうか? 文章の美しさ、と言う点で星は二つ。 それ以上は無理、と言う結論もスワンソングと同じです。 | ||||
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島本理生さんの小説ははじめて読みました。 今までさまざまな作者の小説を読んできましたが、 この本ほど心が動かされ、 強い依存性を覚えるような 小説は初めてです。 私は今高校生で、 似たような恋愛をしているが故に、 あまりに、主人公の感情や、場面設定が 重なりすぎて、小説の最後の方では、 涙が止まりませんでした。 決して、ハッピーエンドではないけれど、 こんな恋があってもいいのだ、 と、思い知らされます。 過去でも、現在でも、 先生を本気で愛してしまった、 すべての人に読んでほしい作品です。 | ||||
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全然入り込めませんでした。 全く感情移入出来ない。 このくだり必要?とか思う部分があったり、 回りくどい表現が私には苦手でした。 物語は全体的にダラーっと、薄暗い感じが続きます。 ただ美化されまくった過去の思い出。。のような物語でした。 | ||||
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主人公含め、登場人物が凄いリアル。 どんなに良い人そうでもそれはその人の一面でしかなく、最低な部分もあるわけで・・・。 泉も先生も小野君もまさにそんな感じ。 実際の恋愛をちょっとスッキリさせたら、こんな風になる人もいるかも。 なんか、へこんだ。 | ||||
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先生を好きだったころを思い出し、この小説を手に取りました。 主人公と婚約者が新居を探すシーンから始まり、7ページ目の 「今でも呼吸をするように思い出す。季節が変わるたび、一緒に歩いた風景や空気を、 すれ違う男性に似た面影を探している。」 ここですでにやられました。 ちょっと冗長に感じる前半、そして後半で加速するストーリー。 煮え切らない葉山先生にイラッとくることもありますが、 人物がきれいに描かれるだけの安っぽい小説とは違って、 その煮え切らなさや、ぶれまくりな感情が逆に人間らしさとして息づかせているように感じます。 読後もなかなかこの世界から抜け出せずずっと余韻が残ります。 1ヶ月経ってまた、クライマックスのシーンを読み返して浸ってしまいました。 ここからネタバレ 最後の現在の泉のシーンと、最初の泉のシーンが 始め読んだだけではどちらが前後かわからなかったのですが、 読み返して最後のシーンは、新居を探すシーンのあとだとわかり、余計に切なくなりました。 まるで神様のいたずらとでもいうような・・・。 泉はこれからどうやって生きていくんだろう。 | ||||
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人を愛すると、無償の愛で満足出来る時もあれば、自分の感情に応えて欲しくなる時もある。その揺れ動きが巧く描かれた作品だと思う。 登場人物の男達はダメ男だが、彼らも泉との関係において心が揺れた故のことだろう。葉山先生からも小野君からも狡さや弱さを強く感じた。誰しも好きな人には良いところを見て欲しいと思うもので、その時に真実や感情が話せないのは十分理解出来るが、やはり時間的な遅れが生じたとしても真摯な態度を自ら示すのが一番だと思う。彼らに対してイライラするのは、「ベストはこうだが、現実はこうだ」という人間らしさの描写が巧いからだろう。 横道に逸れながらも正直な気持ちを見つめ直せる泉は純粋だが、結婚間近のラストの涙の件は如何なものか。 人の感覚や感情は様々だと感じる本だった。 | ||||
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大学生のちょっと複雑な恋愛を描いた小説。 登場人物それぞれに共感できるところがあって、懐かしいような、切ないような、不思議な気分になった。 文章はシンプルだけど表現が豊かで、すっと入ってきます。 いつもビジネス書ばかり読んでるけど、たまには恋愛小説もいいなと思いました。 | ||||
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繊細で美しい描写が多い。序盤から中盤はかなりローペースに淡々と話が展開し焦れったくなるが、そこで読むのを辞めない方がいい。終盤あたりからの盛り上がりに目を見張る。 主人公が先生の髪を切るシーン、実際に映像が浮かんでくるような細かい描写に息を飲んだ。 切なく痛い恋愛をこれでもかと美しく丁寧かつリアルに書き上げた作品。文体美と呼ぶに相応しい文章力に脱帽。久しぶりに読後余韻に浸りしばらくぼーっとしていた | ||||
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島本理生さんの大ファンです。この本にぐっとくるかそうでないかで著者の作品が好きかどうか分かれてくると思います。私はこの物語を読んだ後に切ない余韻に浸るのが好きです。静かで綺麗な描写がとてもいいです。 | ||||
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失礼だが、こういう作品を見ると、頭でっかちの小娘が何を言うかと思ってしまう。 生理的にあまり好きではない。 | ||||
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――この顔だ、と思った。少年のように無防備な喜び方、そして私は痛烈に実感する。―― ――この人からはなにも欲しくない。ただ与えるだけ、それでおそろしいくらいに満足なのだ。―― 上記も含めて、泉の穏やかで激しい愛情を表現する文章の一つ一つがすごく印象に残っています。 どうしたらこんなに綺麗な文章が思いつくんだろう…。 読んでいる間中ずっと、泉の行動にいちいち「そこで電話とったら…」「そこで電車乗っちゃ…」と突っ込みを入れながら、 葉山先生の言動に「どうしてそうなるの!?」と腹を立てていました。 そんな感じに、やきもきしながら迎えたラストシーン。 出会いから別れまでが描かれているはずなのに、二人の物語は永遠に続いている。 読み終わった後はしばらく余韻から抜け出せませんでした。 | ||||
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女子大生の書いた恋愛小説なんて、ミステリを中心に読んでいる私にとって、殆ど通り過ぎてもよい背表紙だった。 ただ何かの書評でこの本が非常に良いと書かれていたのを思い出し、読んでみることにした。 大学2年のヒロインが高校時代の演劇部の顧問であった葉山先生から電話を貰う。部員が3名まで減り、秋の発表会の応援を頼みたいとの事。久しぶりの高校へ行くと、同じ年のOB二人と、その友人らしき一人(小野君)も来ていた。 話は葉山先生、小野君、そして「私」の3人のストーリーが淡々と流れて行く。 最初はやはり青臭く感じ、こんなのを読んでいる暇はないのだがと思ったが、中盤以降から、徐々にエンジンがかかり出し、ラストの盛り上がりは、宮部みゆき「火車」を彷彿させる感動がある(といっても本書はミステリではないが)。 記憶の中の恋愛(青春)小説は、「青が散る」(宮本輝)、「春の雪」(三島由紀夫)、「ノルウェィの森」(村上春樹)であるが、本書もおそらく記憶の中に残るだろう。 因みに、ナラタージュとはナレーションとモンタージュの合成語。 | ||||
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まず、文章には圧巻。 すごく読みやすいです。情景描写も素晴らしいです。 ハタチそこそこでよく書けたなぁと思います。 一方の登場人物ですが、主人公、泉を取り巻く人間関係には少し違和感があります。 泉のようないじめられっ子は実際、います。学校ではいじめっ子よりも嫌われ者かもしれません。かなりリアリティ、あります……そういう意味です。 一方、リアリティに欠けると思ったのが演劇部。泉と、泉の仲のいい子の集まりでしかないように見えます。 葉山先生のような、いじめがあったらすかさず声をかけてくれる先生はいるでしょうか。そういう先生は、いじめられっ子の中では理想だけれど、みんなもっと自分自身ではい上がる努力をしているはずです。学校の中ですから。社会人ならそうはいかないけれど。 最後になって、三浦先生という「嫌われ者」が、(恐らく)正論を言うとき、作者はわざと書いてたんだなーと分かったのですが。 恋愛については、先生と生徒が両思いなんていうことは、現実には絶対ないから、漫画チックに思われてしまうのではないでしょうか? | ||||
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