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ナラタージュ
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ナラタージュの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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出だしの台詞は恋愛ドラマの名作「101回目のプロポーズ」での武田鉄矢氏の台詞をオマージュしたのかと思いました。 結局一番心に残ったと言うより、衝撃的だったのは後輩の件でした。 未来有る若者の全てを壊す性犯罪。 作中に有る台詞通りの罰を与えたいと。 メインのストーリーの方は、う~ん先生、それは余りにも卑怯で甘えすぎじゃね。それじゃあひとりで悩むしかないよねぇ。恋愛に関しては相容れない方だなと。 10代、その前後の難しい年代の感情を上手く表現できていたのでは。その点は楽しく読めました。 | ||||
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主人公 泉にとっては、葉山先生の存在があまりにも大きく、それ以外の男を恋愛の対象として見ることができない。また、彼女の愛は葉山先生に対して「与える愛」。決して何かを望む愛ではないのだ。二人の関係のきっかけは、卒業式後のキス。恋に落ちるには理由など要らない。そういう意味で、純愛物語と言えなくもないのだが、読み進めるにしたがって、心の底に澱のようなものが溜まっていくのを感じた。 報われることのない愛、そんな愛が存在すること、引き裂かれてもなお愛し続ける二人、そうした愛は数限りなくこの世の中には存在し、そんな愛をテーマにした作品はこれまでにも数多く生み出されてきた。そうした主人公の姿に感情移入をし、読者は感動するのだと思うのだが、この作品はなんだか少し違っていた。二人の想いがまっすぐではないように見えてしまうのだ。特に大人である葉山先生の言動が、もう子どもじみてて読んでいて恥ずかしくなりこそすれ、共感なんてこれっぽっちも湧かなかった。彼に振り回される主人公 泉、彼女もまた、恋情をうまく表現することができないでいた。総じて、二人の「純愛」を傍観者的に眺め、心に澱を溜めたまま読み終えることになった。 作者はプロローグ(エピローグ)で婚約者にこんな台詞を吐かせている「きっと君は、この先、誰と一緒にいてもその人のことを思い出すだろう。だったら、君といるのが自分でもいいと思ったんだ」 あまりにも空虚過ぎる。この言葉で「純愛」を全肯定してはならない。 情景描写や心理描写が上手い作家であるが故に、とても残念な作品だった。 | ||||
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人気だったなと思って手に取りました。 が、ただのメンヘラ女子と、くそみたいな不倫先生と将来DV男になりそうな男の子の話でした。 話がすごく細かく書いてあって、本をあまり読んだことない人には情景が思い浮かびやすくていいのかも。 私にとっては気持ち悪い人たちの話を長々と聞かされてるような気分になりました。 全部がすっきりしない。忘れられない人がいないからかも。 | ||||
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期待して読みましたが。 個人的にかなり好みではありませんでした。 ヒロインと先生全くに共感できません。 若い子向けの小説でした。大人には…。 このヒロイン、ちょっと気味が悪いくらい問題のある性格のヒロイン。可愛いと思える点がありません。 もちろん、この小説にもいい所はありました。 クスっと笑えるところが序盤にはあり、自分の大学時代を思い出しながら面白く読めていたのです。 が、それでも、この恋愛のどこに共感できるのかさっぱり分かりませんでした。全然トキめきません。恋愛ものなのにドキドキなんて皆無で、共感できずにイライラします。 ヒロインの女の子のボーッとした所、ヤニ吸う所、簡単に周囲に流される所、ストーカー気味な所など、トータルに魅力を感じません。私ならこの女の子を絶対に好きになりません。それなのに、なぜかモテるのです。なぜ?好きになるのに理由はないと言いますが、読んでいる方にはこの気持ちが伝わりません。小野くんがこの子を好きな理由を言ってますがそれも読者にピンこず、読者に伝わりません。 出てくる男の子は、どうしてヒロインが好きなのか。最後までさっぱり分かりませんでした。先生にはロリコン不倫野郎っていう立派なゲス理由があったから、好きになった(というよりキープしたかった)のは分かりましたが。 中盤あたりから読むのに疲れ始め、ストーカーとしか思えないヒロインの行動、そしてこのロリコン先生のどこが良いのかさっぱりわからない描写。読んでいてだんだんイライラ、ムカムカし始め、「なんでそんな行動するの?」と、ヒロインにツッコミたくなります。 中盤は読者を置いてきぼりにして、話が進んでいきます。 とにかく退屈な中盤。読めばわかると思います。 演劇の練習してる頃は面白かったのに、残念。 共感できるキャラクターは脇役の黒川、志緒のカップルのみ。結局この黒川がいちばんイケメンであり、いい奴でしたね。こういう男に父親なら娘を任せたいはずですね。それなのにヒロインはこの男の良さに全く気づかず。友達の彼氏だから圏外なのは分かりますが、こんないい男が友達の彼氏だったら、普通羨ましいだろう。 小野くんは病みまくりのサイコパス。ある意味リアリティがありましたが。こういうやつ、いっぱいいそう。 問題の先生はロリコンのクズ。不倫野郎。ある意味犯罪者です。この人の一体どこにヒロインはそんなに惹かれるのか。ヒロインがヤンデレ気味なのでこういう人に惹かれるのは仕方ないのかもしれませんが。作者の描く理由もピンとこない。 とにかく、ヒロインの周りを固める男性陣が気持ち悪かったです。 あと柚子ちゃんのストーリー、必要ですか? ありがちな理由でキャラクターを死なせて。うーん。 すみませんが、この恋愛の何が良いのか、どこに惹かれるのか、どこに共感するのか、本当にわかりませんでした。 | ||||
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結構前に買って、痛烈にお金の無駄だと後悔した作品。 最後の先生のだした答え、どうなの? 結局のところ、嫁姑問題から逃げ、 殺人犯しかけた嫁と別れるでもなく 自分を好きな生徒に逃げて、 どこがいいんだこんな男。 さんざん都合よく使っといて、最後は 嫁に戻る。 嫁にもヒロインにも最低だ。 これに共感する人はどんな恋愛してるのか ちょっと心配になった。 | ||||
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初めて島本理生さんの小説を読みました。直木賞作家だし、期待をもって読みました。 最初は葉山先生と何かあったんだろうな、という予感を持たせていたので、きっと予想以上のことなのだろうと 期待していましたが「卒業式の日、なんでキスしたんですか」って……とほほ! そしてその後の展開は予想道りで、退屈で退屈で読むのに苦労しました。 こんなものなら少女マンガを読んだ方がマシでした。 この作家、ロクな恋愛経験がないと思いました。 主人公はボーっとしたタイプのつまらない女で、先生からたいして愛されてもいないのにいつまでも諦めることができないイタいタイプ。この主人公からもリアルな気持ちが伝わって来なかったです。 自分の気持ちをうまく先生に伝えられないとしても、読者にまで伝えられないのでは困ります。 片思いでもそれはそれでもっとうまく書きようがあったのでは? どこにでも転がっているくだらない恋愛を何の機転もなくそのまま書いた素人小説って感じでした。 登場人物もこれまた退屈で魅力のない人物ばかり。 読まなきゃ良かったです。 | ||||
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ファーストラヴを読んで面白かったので、同じ作家の違う作品を読んでみたくなり、評判の比較的良かったこの本を選びました。 うーん。私には理解ができない作品でした。 葉山先生が奥さんを選んだ理由は何なんですかね? ”妻である”ということが、”本当に好き”という気持ちよりも勝るんですか? そもそも葉山先生は、泉(主人公)のことを本当に好きなんですかね? 泉もそうですが、お互いがお互いを好きな理由と執着する理由がわからない。 せめて小野君とのエピソードに奥さんを登場させるべきだと思いました。 よりを戻そうと葉山先生にせまる奥さん、ゆれる泉。。。みたいな。 なんにせよ、もう少し物語に説得力がほしかったです。 | ||||
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なぜここまで人気があるのか.....。映画化もされているのでかなり期待して読みましたが、がっかりです。 まず、葉山先生の魅力が全く伝わってきません。なぜ泉がそこまで先生を思い続けているのか、そのあたりの描写が雑で全く感情移入できません。ただ優しくされたから、それだけ? あとは小野くん。とても残念な人です。これで小野くんがいわゆる好青年で泉のこと大切に思っていて、それでも泉が葉山先生を選ぶなら......心が動かされたかもしれません。でも彼自信が最低な人間なのでその感情も全く生まれず。好きな女に土下座させるとか、ナンなんですかね? 最終的に葉山先生が奥さんを選んだ理由もよくわからず。そして柚子ちゃんのエピソードは必要だったのか? 作者の妄想を好きなように詰め込んだだけの自己満足な小説だな、と思いました。 エピソードがちりばめられ過ぎていて話の焦点がどこにあるのかわかりません。 | ||||
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葉山と泉に全く感情移入できなかったので 途中から飛ばし読みした 愛ではない気持ちの悪い感情に思われた 「お勝手の姫」は笑えた | ||||
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物語の展開は冗長で平坦。中身もなく得るものはない。生命力を感じない登場人物が堂々巡りする。村上春樹氏の作品のように読者が二分される。 | ||||
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なんというか、無駄に冗長だと思った。途中で、あと50p辺りで、もう読む気力を失くした。(私が具合を崩した事もあったが) 葉山先生のことも、小野君のことも、全部、(柚子ちゃんのことも、か?)この時点で ENDマークがもうついているような気がしていた。それなのにこれ以上何があるの、と。 そのあとに、彼らがああいうことを初めて、なんだ、18禁ゲームじゃあるまいし、最後のイベントかしらもう! という感じ。おしかも最後までしたのかも分からないし、著者が何歳くらいの頃の(少なくとも2018年、今より12年以上前にこの本の単行本を手にしたことがある)作品か知らないが、稚拙だ、と思ったにもかかわらず、感受性の弱い私は、最後のシーンで主人公のように涙してしまったのだった。 しかしもう少し、コンパクトにまとめたり、親友のことはあんなにおざなりに終わってしまうのかとか、不服は残る。 葉山がそれほど良い教師、教師の部分はともかく、男性とは思えなかったし、小野はそういう役割とはいえ、気持ち悪い部類の男だった。 付き合おうにも付き合わないな、こんな男性じゃ……無論葉山への思いを断ち切るためのような「スケープゴート」的な存在として選ばれた男性である小野君は、そんな風によじれて当たり前だろうけれど、物語を面白くしようと切磋琢磨したというか、その結果がこれであったなら少しへたっぴではないのか? 玄人であるならば、と思わざるを得ない。 島本理生氏の、「あなたの呼吸が止まるまで」あれは、本当に短い作品だったように記憶しているが、とても丁寧で、端的で、偏愛を見事に表していたように思う。 それに比べると、やはり稚拙ではあっただろう、それに最後の方のあの行為は、妻の元に戻ると決めた葉山は簡単に妻を裏切ったのだし。そしてそれからも妻を心では裏切り続けているのだと思うと、ああなるほど、 お互い惹かれ合ってもつながることはない=彼らが肉体的にも結合したのか分からなくしたのはそのためか? そういう激情もあるのだと、それを示したかったのであろう。 けれど私には少々読むのが退屈になってきてしまう話だった。 柚子ちゃんの話も、この現代ではなんとなく普遍的な事件であったし、 彼女の弱さについては、登場人物の多さのせいで分からない部分が多い。 それでも私が最後に涙を共にしたのは、愛していても一緒にはいられない情愛を知っているのだろうか? そんな記憶はないのだが。 蛇足として。 葉山の服装の描写が厭に多かったが、彼を現す術が服装だけなのか、そしてそれを幾度も繰り返さないと彼というアイデンティティを表現出来たと自信が持てなかったのか、それでいちいち意味を持たせるのは、読者からの想像力の剥奪、と考えるのはまあ考えすぎなのかも知れないが……。 あと親友、あれは高校から大学まであんなに仲良かったのに、勤めるようになると疎遠になった、とあったが逆に勤務地での友人などホンモノの友人ではないのだから、学生時代より大事になるもののような気がするのだが、本当に勤務という態勢に就いたことのない部分を(作者が)露呈したのでは? と思ってしまった。 | ||||
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※ネタバレあります 細かな描写が多く、読んでいて疲れてしまうため、物語の世界に入り込めない。残念です。 作者は書きたいことすべてを書き過ぎていますね。 この表現もしたい、この言葉も使いたい、この比喩もやりたい、、、ひたすらそれを読まされている感じです もっと行間を読ませるような技巧があったら良いと思います それでも、美しい描写や好きな表現もありましたが。 ストーリー自体は、1人の女の子のありふれた恋模様と言ってしまっていいかもしれません。 劇的な展開がないので、大きな感動、感慨はなかったですが、心に残った部分もあり、嫌いな作品ではありませんでした。 物語の冒頭にでてきた泉の婚約者。 私は小野君が初めて登場したときに、あの婚約者は小野君に違いないと読んでしまったけど、まったくの別人で、恥ずかしかったです (^^;) | ||||
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文章が細やかで、表現がすごく詩的な文章だなぁと思いました。 物語的には、私的には焦れったかった。 絶賛されてるほどの恋愛小説とは思いませんでした。 なかなかはっきり表現しないので、(それがこの物語の味なのかもしれないけれど)感情移入が難しく思いました。 それでも映画より先に原作を読んでおいて良かったです。 (映画は、登場人物の誰をも描ききれてなくて退屈でした) | ||||
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若いときに読んでいたら感情移入して「たった1度の恋」とか本気で思うんだろうが、おばさんになって読むと葉山先生みたいな恋人も夫もやだわ。10才くらい年下の元教え子に救いを求めたり、弱っ!と呆れるばかり。 小野くんもダメよ。かっこつけの小心者だし。 親目線で娘の相手なら黒川くんだね。ハキハキしていて野望もありそう。 | ||||
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2人が愛し合っていた、と解釈する人は若い恋に恋するお嬢さんでしょうか。 この本は泉の片思いの話に感じます。 葉山先生は、ただ奥さんのことだけを愛しています。 泉のことは愛していません。理解者であり大事ではあったんでしょうが。 だから、最後の写真のくだりは違和感ありまくりです。 泉にも葉山先生への深い愛情なんて感じません。まさに恋に恋するお嬢さん。 付き合う前の男性(小野君)の部屋に1人であがる女性です。貞操観念が低いです。 誰にも共感できず、自己陶酔してる主人公達の薄い恋愛小説を読んだなって印象です。 | ||||
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映画を観るので原作を読みました。 半分以上読んだところで、特に何も展開がなくダラダラと話が続き、この先どうなるのか、何かワクワクする展開があるのか期待して最後まで読みましたが、やっぱりダラダラとした印象しか残りませんでした。 壊れるほどの恋愛…高校生がそんな恋愛するのかなぁ? どっち付かずの中途半端な教師…もっと胸が熱くなる話かと期待しすぎていた様です。 松潤が主役だから映画を観に行きます。 | ||||
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内容の薄い登場人物が、ああでもない、こうでもないと言っている作品。 久しぶりにハズレを引いた気分。 | ||||
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何だか最初から違和感ばっかりで 登場人物の誰にも感情移入出来ない。若い女性が書いた、少女小説。 | ||||
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あまり葉山先生、主人公の工藤泉にも共感できませんでした。 泉が葉山先生を好きであるにも関わらず他の男と付き合う理由がよく分かりませんでした。 二人が両思いで、葉山先生は好きになってはいけない人を好きになっている。二人共ぐちゃぐちゃに感情が揺さぶられる恋愛、でしたが、自分に経験がないせいか、「へえ、こんなことあるんだ」くらいの気持ちで読みました。 | ||||
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ストーリーやキャラクターが平べったい、ある程度の読書量があれば、どこかで一度はお目にかかったタイプの人物像で、客観的にみて感情移入は無理でした。文章の瑞々しさや、言葉の繊細な選び方は感性を感じましたが、メインストーリーがありきたりで、自殺であったり、ドイツであったりと、正直不要なエピソードで文章の濃密さが希釈されたように感じました。 | ||||
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