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模倣犯
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模倣犯の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全411件 221~240 12/21ページ
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| 宮部さんの著書である「火車」を数年前に読み、 濃厚な内容と緻密な文章に感動しました。 今回はこの長編小説を一ヶ月かけて読み終えました。 残酷な事件が生々しく描かれていて、 身震いしたときもありましたが、 少々強引にストーリーを進めているような気がしました。 あと、カバー裏表紙のあらすじは不要だと思います。 | ||||
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| 宮部みゆきさんの作品は好きでよく読みますが、長いと感じたのは今回が初めてです。犯罪の残忍さはとても詳細に描写され、ヒロミの内面についてもいやというほど描かれているのですが、ピースの内面について説明不足のまま終わってしまったかな・・・という印象ですね。 長いからというだけでなく、もう一度読みかえしたいとは思わない作品です・・・ | ||||
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| あまりにも安易に人間が死にすぎている気がしてならない。 | ||||
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| リアルに自分の身に迫ってくるような「悪意」に背筋を凍らせつつ、一気に読んでしまいました。もう読むのがイヤかも…と思いながらも最後まで引き込んで読まされてしまったあたり、さすがの筆致としか言いようがありません。 が、ラストの描写が別の長編(タイトルは伏せます)とかぶりすぎているのには興ざめでした。☆1コ引いてしまうほどがっかりです…。 | ||||
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| 一部はかなり面白かったし、全体に犯罪被害者遺族の心情や冤罪の恐ろしさ、悲しさは伝わってきますが、一人一人の登場人物にまで細かいストーリーがありすぎて中弛みしてしまいました。しかも、犯人判明はあまりにもあっけない。「あれだけひっぱったのに、これないでしょう」と思わずがっかりしてしまいました。文庫にして五冊は多すぎだと思いました。三冊くらいでまとめてあれば、星5つでした。 | ||||
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| 豆腐屋の有馬義男の孫娘が巻き込まれる第一部。犯人視点の第二部。そして、本当の悪意と狂気が現れる 第三部という構成です。特に第二部の残虐な犯罪描写や延々と続く心理描写は、飛ばし読みの誘惑に 駆られますが、しっかり読みましょう。犯人の内在理論を二部で理解することにより、ラストの全てを 打ち砕く有馬義男のセリフに、魂が揺さぶられます。 | ||||
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| 文庫にして全5巻。 とても読み応えありました。 題名から、模倣した犯人がいっぱい出てくる話だと思っていました(^^;) しかしそういうのではありませんでした。 最初からピースの存在はとても不気味でした。 あだ名が出てくるばっかりで、彼がどういう家庭の人間なのか、何を考えてるのか? しかしヒロミは完全に彼に囚われてるのが分かるので、彼の言葉や行動が分かるまで謎でした。 でも、最後を読むと、ピースは人を操ってるつもりだったけど、彼にとってもヒロミの存在は大きかったのではないかと思いました。 カズは最後までヒロミの為に必死だったけど、一番哀れなのは妹のような気がします。 何も知らずに。 自業自得な感じもしますが・・・。 こちらも映画にはなっていますが観ていません。 あらすじを見たところ、たくさん変わってた部分がありましたね。 宮部さんが映画に否定的なのも分かるような気もしますが、自分で観て確かめてみたいかも(^_^;) | ||||
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| 犯罪内容はともかく、人物の描写が私にとってはいまいちのめり込むことが出来ず、週刊誌連載だからかくどい文章のわりに、人物にブレあるような気がしました。登場人物の成長についていけなかっただけかもしれませんが。 一番感じたのは、作者のメッセージの力強さです。これにはとても心を動かされました。逆に、必然的にかもしれませんが、最後の真犯人の背景の描写が、作品上納得がいきませんでした。現実的にはそんなものかもしれませんが。 | ||||
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| 第一巻はミステリーとして非常におもしろい。魅力的な登場人物、綿密に練られた展開が続き、話に引き込まれながら読むことができる。しかし、巻が進むにつれて展開が乏しくなり、ストーリーの強引ともいえる押し付けが増えてくるにつれて、読むことに冷めてくる。また、全巻を通してストーリー及び登場人物にまとまりがなく、話が無駄に長い。 読んで損はない作品なのではあるが、「現代ミステリーの金字塔」や、「宮部みゆきの代表作」といったコピーに反論する意味もこめて星3つ。 | ||||
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| 宮部みゆきの本は、全てじゃないけど代表作は一通り読みました。感じ方は人それぞれだと思うし、別にいちゃもんつける訳じゃないです。ただこの人の本なついて感じたことは‥‥強引すぎっ!!ってこと。この作品に限らないでも、いくら何でも‥っと思ったことが多々ありました。そりゃ書き手としてはいいだろうけど、こっちはビックリしちゃいますよ。基本はどの本もとてもおもしろいです。しかし、一度読んだら二度と手にとらなそう‥って本が宮部みゆきの本には多い。その中でもこの「模倣犯」。二度と読むことはないと思います。一度でお腹いっぱい。 | ||||
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| 登場人物すべてに魅力があります。 宮部文学の最高峰と言っても過言ではないでしょう。 | ||||
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| 初めて宮部作品を読みました。映画化もされているだけに、きっと受けてをひきつける何かがあるのだろうと思ったのと、怖いもの見たさで本を購入。日本社会、文化の陰の穴を鋭くえぐっている。登場人物、場所、すべてを的確に文章で表現されていて、すぐに、この本の世界へどっぷりはまって、気づくと、とても怖くなっていて、ほんとに、予想以上に怖くなって、5巻まで買ったのですが、1巻を読み終えた時点で、ちょっと、休憩したくなった。読み始めたら、最後まで一気に読みたくなる。でも、ほんとに、文章表現が上手いので、容易にこの世界へ入り込んでしまい、怖くなる・・。2巻は、気を落ち着かせてから読みたい。 | ||||
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| 一種の推理小説であるが、筋だけを追う読み方だと、長すぎる印象を持ってしまうかも しれない。 文体とか心理描写がおもしろい。丁寧に読まないとおもしろみがわからない。 おぞましい話ではあるが、本当にリアルだ。真似する人がでてもおかしくない。 ちょっと怖い。 | ||||
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| 謎解きのスリルがないから、「犯人がこんな風に仕向けたからこうなってるのか?」と想像し、答え合わせをするイメージで私は読み進めました。推理小説じゃないのは分かってるんですが、ちょこちょこ答えが明かされながら進むから、インパクトが少ないんですよね。独白すべきことは最後にはほぼなくなってる。…にしてもバランスの悪さがやっぱり気になる。網川の闇とかの記述があっさりしすぎて、違和感が残る。前畑滋子が再登場する「楽園」を読んだ際、模倣犯の筋をほぼ忘れていたので再読してみたんですが模倣犯・楽園ともに手元に置いて何度でも読みたい本にはなりそうにありません。宮部みゆきさんの著作は結構読みましたが、火車・長い長い殺人・鳩笛草が私の上位三冊です。 | ||||
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| 今さらながら「名作」と呼ばれる本作品を読ませていただきましたが、評判通りの出来でした。涙あり、恐怖あり、感動あり・・・・上下巻合わせて1400ページの超・長編でしたが、退屈せずに読めました。ホラー・サスペンス好きの私としては第二部の栗橋宏美の犯行や心の動きを描写する下りが強烈でしたが、それ以外にも有馬氏を初めとする被害者の遺族の叫びや、友人思いのカズの行動は、目から出る涙を抑えられませんでした。本の帯に「忘れられない本になる」とコピーがありましたが、まさに忘れられない一冊です。 | ||||
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| 宮部みゆきの作品を読んでみたいと思い、映画にもなった 本作品を手に取った。 一冊あたり500ページの文庫本を5冊読み終えて、多くの 時間を割いたにもかかわらず、これほど得られるものが なかった作品は初めてだ。 1〜3巻目はさほどストレス無く読めたが、4巻目は音楽 でいえば「捨て曲」といえるほど展開に乏しい。 ただ字数を埋めたとしか思えなく辟易した。 3巻まで読んで放り出す勇気が自分にはなかった。。。 結末に意外感はあったがそれまで。 ラスト1ページで疑問が残ってしまい、なんとも後味の悪い 読了となってしまった。 | ||||
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| 「長い!」「余計な話が多くて長くてダレる」 面白い小説は、寝るのも忘れて一気に読んでしまうものだ。他の人は知らないが、自分は今まで面白い!と思った小説は、全てそうだった。だがこれはダレる。早く終わらないかなぁ・・・と思わせる。なぜこの本は、これほど評判がよく映画までされたのか?疑問だ。 自分がこの本を読んで一番最初に感じたのは、東野圭吾さんの「超長編小説殺人事件」そのままだ!ということだ。これは、とにかく長く書く。登場人物の過去をひたすら書きまくる。そりゃあ、主要な登場人物の過去を書き続ければ、長くなるのは当たり前だ。読んでバカバカしくなった小説は、久しぶりだ。 | ||||
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| 誰もが救われない結末。長い長い道を歩き、辿りついた場所にはカタルシスはなかった。 それでも、この物語のエンディングは秀逸だと思う。犯罪は被害者の遺族はもちろん、加害者の家族すらも不幸のどん底に落とすということを読者にリアルに突きつけるからだ。唯一希望を掴む可能性のあった主要な登場人物のある女性を死なせてしまったことで、この作者は冷酷に過ぎないかとも思えたが、それもこのテーマを描き切るうえでは致し方ないことなのかもしれない。 ただ、緻密に進んでいく物語ではあるが、警察の動きが最後鈍くなるのは苛立ちを感じた。幾つかの物証を手に入れたはずの警察が一転、詰めの場面で動きをとめてしまい、ジャーナリストによって真実を暴かれるというのは、劇的なクライマックスの演出のためには仕方がないことだったのかもしれないが、警察内部の事情でやむにやまれずそうなったという風に描いてもらいたかった。 だが、そんな些末なことはどうでもよいと感じさせるほど、重厚かつ深遠な、宮部みゆきの代表作となることは間違いない傑作である。 | ||||
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| 被害者の人権、加害者の家族の苦しみ、マスコミの倫理。 全て未だに解決していない課題ばかりだが、 それぞれの言い分すべてに納得がいくからこそ、 解決は難しいのだということがよく分かる。 もし、自分の家族が殺されたら。 もし、自分の家族が犯罪を起こしたら。 この「もし」は、今の世の中、起こりえない「もし」ではないのだ。 すぐ身近に存在する「もし」なのだ。 だからこそ、ワイドショーをみて、その情報を鵜呑みにしてはいけない。 だが、無関心でもいけない。 私たちは与えられた情報について、自分で考えなければいけない。 常に公平な目で世の中を見ようと努力しなくてはいけない。 それがどんなに困難なことでも。 そして、何より「思いやり」の心を持たなければならない。 想像力を駆使しなければいけない。 そんなことを考えさせられる作品だった。 | ||||
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| とにかく総ての描写がリアルです。本当に現実に起きてるかのようです。それ故に、猟奇殺人の描写が怖すぎる。大抵の猟奇殺人の小説は、現実離れしすぎてファンタジーのような感じになってしまいますが、これは違う。虐待した被害者を写真に取るとき笑顔にさせるとか、正直読んでて吐きそうになった。そのくらいリアル。あと難を言えば、高井和明・由美子、この兄妹の描写が悲惨すぎる。和明は純粋な善良な心で行動したのに、それが総て裏目に出て、最愛の妹を酷い状況に導いてしまう。そこの部分が余りに救いがなさ過ぎて、減点1です。それでもやっぱりなぜタイトルが模造犯なのかわかったときは驚きました。装丁のデザインがなぜこうなのかも良くわかりました。その快感を味わうためにぜひ読んでみてください。なんだかんだ言って、このリアリズムと人間洞察力はとんでもないと思う。自分では一生掛かってもこんな小説は書けないと絶対の確信が持てます。そういう小説です。大傑作です。 | ||||
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