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模倣犯



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模倣犯の評価: 4.01/5点 レビュー 405件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.01pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全405件 241~260 13/21ページ
No.165:
(1pt)

苦しい

快楽、連続、猟奇、尊属殺人であり
複数で、婦女暴行、死体遺棄をする知能犯が
遺族に電話をかけて辱めるという
悪のエッセンスを詰め込んだような内容です。
解決部分よりも、暴力部分のほうが長く、
描写が緻密なので、読んでいて苦しい。
(小説の構成上、ここまで人を殺す必要は感じない)
最後にタイトルの意味がわかり、
犯罪が解決へと向かうのがせめてもの救いだが
読んでいてこちらがトラウマになりそうだった。
暴力表現に免疫のない人には薦めたくない本です。
模倣犯〈下〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈下〉より
4093792658
No.164:
(3pt)

まどろっこしいと言うか、ムダに長いと言うか。

もういいから、本編にもどろうよ!ってカンジ。「理由」の時もそう感じました。これが、“宮部ワールド”って言われたらそれまでなんだけど。事件の先は気になるから読んだけど、ちょっとタイトにしたほうがすきだな。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.163:
(5pt)

引き込まれるような読書が好きな人にお勧めします。

文庫にして2500ページを超える、すごい文章の量なのだが、一気に読みきってしまった。
小説として、組み立て、登場人物、文章のトーンなど、素晴らしく良く書けていると思った。
なにしろ普段小説などあまり読まないので、それがどれほど普遍的な感想なのかは自信がないのだが。
ぐーっと引き込まれて、離してくれない。そういったドライブがかかった感じの読書が好きな人、これまでそういった体験をしたことのない人に勧める。
さすがに僕も読み返すことはないだろう。ミステリーって、そういう読み返すたぐいの小説ではないのかもしれないし。
しかし、筆者のファンになったという意味でも、完成度の高さからも、星は五をつけたい。
模倣犯〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯〈5〉 (新潮文庫)より
4101369283
No.162:
(2pt)

長い…

登場人物一人ひとりの心情やバックグランドを描くということは勿論大切なことですが、この作品に関して言えば登場人物が多すぎて、本編の進行を妨げてるように思います。「夢中になって読む!」と言うよりも「先が気になるから仕方なく読まされてる」と言う感じがして感情移入できませんでした。ストーリー自体は面白いので、もっと無駄を省いてスピーディーに展開した方がドキドキ、わくわくしながら読めたのでは?
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.161:
(5pt)

引き込まれる描写

数々の宮部さんの作品を読みましたが、これはその中でもお気に入りの一冊です。
かなりの長編作品にも関わらず、続きが気になって、あっというまに読み終わってしまいました。
こんな事件あるはずがない!でも、実際にあってもおかしくない…と思ってしまうような、
リアリティのある作品です。
読み終わった後、モヤモヤっとして、いろいろと考えさせられました。
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.160:
(4pt)

最高傑作とまでいうのは疑問

 確かに色々な賞は受賞していますが、著者の最高傑作ではないでしょう。他の作品同様高い水準なのはもちろん認めますが。
 読後に感じた不満な点としては、一、内容に比べて長大すぎる。二、本書のタイトル 三、主犯の人物描写が紋切り型であること。などでしょうか。
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.159:
(5pt)

読書の喜びを感じた作品。

※このレビューはあくまで「読まれる前の方」へのレビューです。
遅ればせながら読ませて頂きました。
この「模倣犯」は宮部作品がどうのというより私にとっては「読書」への喜びを感じた作品です。
(私、あまり読書の趣味がなかったので)
始め五巻もあるとはつゆ知らず「そういえば模倣犯ってあったな」っと気楽に手に取ってみたのですが、
気が付いたら本当にハマルってやつです!
五巻もありしかも分厚いのに一巻の中盤を過ぎればまさに一気!
そして二巻を読み終わる頃「まだまだ三冊あるから良かった!」と思い、
三巻を読み終わる頃「もうあと二冊しかない!」って思い、どんどんとハマっていきます。
読破後、取り付かれたように宮部作品をいろいろ読みましたが、
宮部作品の中では私的に、いまだ一位に君臨しています。
ほんとこんなおもしろい小説があるなんて思ってもみませんでした(おかげで今は活字中毒)
ただ・・「恐い」のと何とも言えない「惨さ」がかなり堪えますが・・。
でも続きがもっともっと読みたいとさえ感じる作品です。
まだ読まれていない方がほんと羨ましい!
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.158:
(4pt)

読む人を少しだけ選びます。

いや、面白い。
面白いんだけど・・・。
正直、「物語」にもっとわかりやすい「救い」を求めてしまう私には、少々辛い作品でした。
先が知りたくて仕方ない気持ちと同じくらい、「なんでこの人がこんな目に会わなきゃならないんだ」と思わされ続けた全五巻。
「救いの無い話」が苦手な方にはお薦めしかねますが、それでも読んで損することだけはないでしょう。
というわけで☆は4つ。
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.157:
(3pt)

人を読む推理小説

公園のゴミ箱で見つかった女性の腕。
テレビ局に電話して犯行を誇らしげに語る犯人。
次々に現れる犠牲者の姿と、周囲の人間模様をクローズアップして描き出していきます。
犯人は誰かっていう推理小説ではなく、犯罪にかかわってしまった人達の心理がテーマになっていますね。
従犯格の心理はだいぶ書き込まれてあたけれど、主犯はプロフィールが出てくるのが終わりの方なのではっきりしない部分が残る。
頭がいいけど論理的ではないんだよね。
終わり方があっけなかったのかな。
ずっと「模倣犯」じゃなくて「快楽犯罪」だろうと思ってたら、ラストでタイトルが重要なキーワードとなります。
豆腐屋のおじいさんが味があってよかったですね。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.156:
(5pt)

代表作

2002年度版このミス10 1位。
2001年文春ミステリーベスト10 1位。
第55回毎日出版文化賞特別賞
第5回司馬遼太郎賞
2001年芸術選奨文部科学大臣賞
「火車」「理由はいらない」とならぶ、宮部氏の代表作。
個人的には、この三作品のなかで、一番好きな作品である。
若い女性を狙った連続バラバラ殺人という猟奇的な事件、マスコミを利用した劇場型犯罪をメインに据え(作者独特の文体ゆえ、怖さはない)、犯人や被害者のみならず、被害者の家族、加害者の家族、事件を報道する側等の視点から作品を展開している。単なる「謎解きの」ミステリーの枠に留まらず、現代社会がかかえる「闇」を描き出すことに成功しているところが、この作品が高く評価される所以だろう。
この事件から10年後の前畑滋子を主人公にしたスピンオフ作品が2005年夏から2006年夏に新聞に連載されており(新聞紙上のタイトルは「楽園」)出版が待たれるところである。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.155:
(4pt)

とりあえず上巻のみの感想

 警察の捜査を掻い潜るように犯人が知略戦を仕掛けてくる前半部は非常にスピード感があふれています。場面が次々と切り替わることには慣れが必要ですが、逆を言えば先が読めない緊迫感があります。登場人物が多くて人物関係を整理するのに手間がかかりますが、それほど細かく読まなくても大筋はつかめる内容でした。ただ最初は被害者や警察が主人公かと思わせる構成でしたが、途中から犯人が犯罪を起こす過程に焦点が移ったので多少戸惑いました。またそのパートもいささか冗長という感じを受けました。そこまで詳しく描写する必要があるのかという部分が見受けられるからです。700ページを越す文章ですが、上記のように被害者と加害者の視点が交錯しており、まだこの作品のテーマは見えてきません。下巻に期待します。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.154:
(4pt)

☆4個なのは、上巻で。

読書中、事件そのものが実際あったかの様に思った。特に加害者の語りでは、読んでる最中二人が傍に居る感じがして怖くなった。でも後半につれてあの話しは?と思うのが抜けていると思う。子どもが見つけた、アレはその後警察へ届けたの?真一が気付いた、相談所の音声なんとかって言うのはその後どうなったの?たくさんの人の「語り」が出てくるのに、古川鞠子のがないのはどうして?リアルだなと思う所もあれば、今時の高校生がやたら敬語が上手なのもひっかかる。それにあんなに怒っていた昭二が、応援するって滋子に言うのも納得できない。
模倣犯〈下〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈下〉より
4093792658
No.153:
(4pt)

中居くんが好きで・・・

私は「模倣犯」の映画を見てから原作の方を読みました。
映画を見ているので一応流れは分かるはずなのですが・・・続きが気になる!気になりすぎます。これが宮部マジックなのでしょうか?!あっという間に1冊読んでしまいます。
全然読んだことのない人も、映画だけ見たという人も読んでみる価値は充分あります。読むべし!
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.152:
(5pt)

超大作

異質な連続殺人事件を被害者側、警察側、更には加害者側からも描いた作品。
作者・宮部みゆきの本領発揮とも言うべきじっくりとあらゆる視点から事件を描くので読み応えは十分だ。
特に「ピース」「ヒロミ」に「カズ」が絡む終盤はページをめくる手が止まらない。
早く下巻が読みたいと思わせる絶妙な味付けだ。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.151:
(4pt)

覚悟を持って読んでください 二三日徹夜が続きます

 冒頭第一巻、本書を今から購入する方、もしかしたら多少読む気力を失うかもしれません。本書の面白さは前半終わり部分から爆発します。
 しかし頑張ってください。一巻を読み終え二巻、三巻と進むうちにどんどん先へ先へと急ぎたくなりますよ。
 スロースターターの作品です。読むには根気がいりますが、充実感は保証します。
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.150:
(5pt)

渾身の大作 破壊された人格が生む悲劇

ハ−ドカバ−で出版された当時、保育園児だった息子がもう、6年生。
待たされた末についに文庫化された、著者の代表作。
被害者の人権と言うことが議論されている昨今。この作品の説得力は、初版の出版時よりあがっていることであろうと思う。
減ることのない、愉快犯、人格障害ともいえる無慈悲な犯罪とその被害者。
反省することのない犯罪者。
我々子を持つ親たちが、心を痛め、不安におののいている世界がこの作品の中に描かれている。
また、この作品の優れているところは、視点を多角的に描くことにより、事件を立体的に描き、犯罪に巻きこまれてしまった、人々の悲しみ、その後の生活、または犯人側の心理(主犯は人格が破綻してしまっているため、共犯者や関係者の描写しか、理解はしにくい)が多角的に描かれていることであり、感情移入がしやすく物語りに入って行きやすい。その分長くはなっていますが。
自分以外の人生を理解できず、相対的に人間関係を構築できない。そんな人間はいくらでもいる。それが、すべて犯罪者になるとは言わないが、この社会の歪が、そんなモンスタ−を世に送り出し続けているのだろうか?
過剰な自己愛、傲慢、自己中心的世界観、他の世代の排除。
今の若年層が持っているこれらの歪みは、未来への不安につながって行くような気がしてならない
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.149:
(2pt)

疑問点沢山あり

 まずピースが由美子と出会うシーン。まずこんなことがあったら普通由美子が疑うだろう。あの「栗橋宏美」とつるんでいた男だ。性格がよくてもあの男とつるんでいて自分の兄が犯人で無い以上、心許せる友人の少ない栗橋の共犯が消去的にピースとならないのか?自分がピンチのときに偶然通りかって助けてくれるなんて出来すぎだ。
 兄を失い、情緒不安定だったから?そんなもの少し落ち着けば年相応の女性なら少しぐらいの疑問は抱いてもいいだろう。そんな点は描かれずピースのいいようにというか「作者のいいように」演じてくれている。
 2点目としては由美子が被害者家族とのやりとりをスクープされた時。
 この家族を何週間もかけて待ち伏せし、スクープとした情報屋がいる確立は恐ろしく低いだろう。誰かが仕掛けたのではないかという結論を出すのが遅すぎる。それによって誰が一番漁夫の利を得るのか。おのずと答えが出てしまうのをわざわざ気づかない振りをしているように描かれている。
 小説というのはもちろん作家のいいように描かれるがそれも読者を納得される範囲内のマナーあってのもの。
 高い評価を得ている本作品だが果たしてこれが前述のようなマナーを守っているか。
 なんだか読んでいてしっくりこない、宮部みゆきという作家はこの程度のものかと首をひねるばかりだ。
 誰が絶賛しようと私の感想だから嘘のつきようが無い。
模倣犯〈4〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯〈4〉 (新潮文庫)より
4101369275
No.148:
(5pt)

大作

『レベル7』をきっかけに、時代物以外の作者の作品を読み漁った時期がありますが、以前ほど物語にインパクトを受けなくなったことと「宮部節」に食傷気味になったことから暫くご無沙汰していました。
読み始めるやすぐにやっぱ上手いなと思いました。描写する際に装飾的に付けられる何気ない表現や言い回しが細部まで実によく練られていて、改めて感心させられました。ただ、唯一滋子の存在が引っかかります。登場人物が善人ばかりなのはいいのですが、ちょっと無神経というか無理があるのでは。今後の立ち回りに注目したいです。
蛇足ながら、全5冊ですが大きな文字と幅広い行間でどうしてもボリュームを膨らませているように思えてなりません。昔の新潮文庫の規格はこうではなかったような。まさかお年寄りのことを慮ってという訳ではないでしょうし。洋書では、正規版とは別に大文字版がありますが。
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.147:
(3pt)

読書の理由

模倣犯を読んでいる時、色々心を揺さぶられました。
ある時は、こう来たかー面白い!と感じながら、汗ばむ指(エアコンのタイマーが切れたからかも)。
またある時は、なぜ僕は読書をしているのだろう。まるで本を読むことがノルマみたい。本文の中に人間は独創的な生き物ではないから、みんな真似っこして生きてるとような文章がありました。
僕はどうして本を読むのだろう。その一つに、ドキドキしたい。感動したい。そんな心が揺さぶられる瞬間を、求めているのだと思います。
模倣犯を読んで、心が揺さぶられました。
でも、それは、暗い方向にでした。
僕は独創性のかけらもないから、自分の考えに自己嫌悪してしまうから(模倣犯の中の人達みたいに)、せめて明るい方向に心揺さぶられる小説を読みたいです。そして、そんな登場人物を真似っこして生きてみたいです。宮部みゆき様。
模倣犯〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯〈5〉 (新潮文庫)より
4101369283
No.146:
(4pt)

最後に織物が完成する

文庫版になり再読。分冊になり手に取りやすくなったことがまずお勧めである。
ただし、1冊づつ通勤途中に、、などではなく一気に通読したいところ。複数の登場人物、視点を変えてのストーリーが折り重なるスピード感を損なわないために。
次第に明らかになる犯人像、さりげなく置かれた伏線、その伏線を活かして一気に視点を変えての新たな展開、そして最終場面へ。
ミステリーとしては決して新たな手法ではない。しかし、これだけの長編でありながら、多くの人物、伏線、視点を破綻させることなく、読者の興味を逃さず紡ぎ上げるところは素晴らしい。
宮部みゆき氏の作品は時機にあった社会的視点を取り入れる。ところが、この作品自体が、簡単に口にできる「社会的視点」って何だ、、と自身につきつけるのである。タイトル「模倣犯」に込められた意味は単なる犯罪スタイルということだけではないのではないか。
これはまったく好みの問題であるが、最終場面については余韻をもたせるほうが良いか、突然の終焉が良いか、、余韻は救いともなるが、その分クライマックスの鮮烈さがぼやけてしまっているとも思える。その部分を0.5★ぐらいを引きたく感じて★4としたが限りなく★5に近い。
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240

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