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模倣犯



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模倣犯の評価: 4.01/5点 レビュー 405件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.01pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全405件 381~400 20/21ページ
No.25:
(5pt)

一気に読めた

この本をネットで購入してからどこにも行かず、何もせずに一気に読んだ。とにかく、読んでる途中で犯人に逃げられてしまいそうで必死で追いつこうとした感じで読んでいた。しかし、最後の方では、なんとなく尻すぼみな感じを受けてしまった。あんなあっさり終わられると少し拍子抜けした感じです。登場人物が多すぎて、またその一人一人の描写が細かかった割には、それを生かしているようには感じられなかった。もっとピースの内面を掘り下げて欲しかったかな・・・。でも、面白かったです。もう一度読み直そうと思ってます。
模倣犯〈下〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈下〉より
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No.24:
(3pt)

ちょっと。。。

とても分厚く2冊読んだ後は、充実感はあったが内容的にはあまり印象に残らない本でした。
模倣犯〈下〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈下〉より
4093792658
No.23:
(5pt)

初めての宮部作品

初めて宮部さんの作品を読ませて頂いたのがこの模倣犯。買うには勇気がいりましたが、買って正解でした。読んでいて、世間では一時的な事件ではあってもその事件に関わった人たちは、人生をも狂わせてしまうのだということが、ひしひしと伝わってきました。この本を読んで自分がいかに恵まれた環境にいるか幸せな人生を送っているのかを実感させられました。そして、このような事件は小説の中だけで終わらせて欲しいものです。また、私にとってこの本に出会うことで、今は宮部さんの作品にはまっています。長い物語だけに簡単にお勧めすることが出来ませんが、出来るだけ多くの人に読んでもらえたらいいなぁと思っています。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.22:
(5pt)

殺人事件が作る数々の悲劇、そして重さ……

 5年がかりの大力作だそうで、確かに分厚い。長い。細かい。重い。書きに書かれたディテールの数々。登場人物の多さ。視点の数々。テーマの遍在。 事件そのものは連続女性殺人事件。それもかなりにサイコっぽいものなのだけれど、そこは日米の違いと言うか、映画『セブン』のサイコパスのようなモンスターではなく、本当に新聞の一面を騒がせそうな、どこにでもいる青年とでも言いたくなるような、普通の日常から産み落とされた犯罪者の中に生まれ出たモンスター性の狂気。 犯人はあるところで読者側には明かされる。むしろ読者にはことの様々な真相がディテールに渡るまで種明かしされてしまう。そうシンプルな真実ではないけれど、だからこそ狂気に流れてゆく流れが怪しく不気味である。 真相である第二部を第一部と第一部がサンドイッチした形で、事件に関わる人たちの人生が描かれてゆくのだが、この部分に作者が投下した物語の比重が、常識の殻を打ち破るくらいに重く丹念で、かつ大きい。首をひねりたくなるくらいに多くの雑多な人々の日常までをチェイスしてゆく手法は、87分署シリーズを思い起こさせるような作者の俯瞰的なまなざしを感じさせる。日本小説ではあまりない視点と思う。 犯人、彼の犠牲者、マスコミ、警察、目撃者、目撃者に関わる人々……と事件の影響が如何に裾野を広く持ってしまうかということに作者は渾身を傾けているように見える。奇しくも白川道『天国への階段』でも事件は当事者だけではなく、周囲のものに広範囲にいつまでも長く影響を及ぼすという記述があった。犯罪への同じ視点を違う作家が違う場所で同じように持って書いたということになる。 過去の凡百の推理小説や犯罪小説から離れて、事件そのものよりも事件に関わった人間たちの切なさ、悲しみ、傷痕という部分を、それも一人だけではなく多くの人間の多様な傷痕を描くということ。宮部みゆきの優しさと残酷さが混在したかのような神の視点は、そうした地平にあまねく降り注がれているかに見える。 それだけに読み応えのある大作になったし、凡百のミステリーを退ける凄みのある作家になった宮部みゆきを実感してしまった。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.21:
(3pt)

模倣犯

今はまだ下巻の途中までしか読んでいません。 でも上巻は胸クソが悪くなるような、という悪い言葉がぴったりくるようなそんな内容でした。 下巻で真犯人が何らかの制裁を受けるのか、正義という言葉が世の中にあるのか、そんな結末を期待したいです。
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No.20:
(2pt)

冗長

とにかく長い。ミステリーとしてだけでなく事件にまつわる社会全体を描くという構想はいいとしても長すぎ。ディティールや周辺事情をくまなく描くのにこんなに必要なのか。話せば長くなる話をいかに短くすっきり描くかが物書きの腕だと思うが。長い割に真犯人の心理は説明不足で了解不能のまま。宮部みゆきは当たりはずれが激しいが今回ははずれ。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.19:
(5pt)

逆説の模倣犯

上巻を読み終わった時に 大阪教育大付属小学校の児童殺傷事件が起こり著書の内容と現実がオーバーラップ、あまりの痛ましさに下巻を開くことができなくなってしまった。 ようやく繙いた下巻だったが 犯罪犠牲者の遺族 真一や義男の現実に立ち向かう姿や 優しい子だった和明を悼む老教師の一こまに救われ ほっとした思いで下巻を閉じることができた。感銘の一書。
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No.18:
(5pt)

模倣犯

華々しくTVに登場したピース。しかし、嘘に嘘を重ねた綻びが出てきて・・・、クライマックスのピースと滋子のやり取りは、何度読み返した事か・・・。現代の少年犯罪の根底にあるものに触れた気がしました。ただ、登場人物が多すぎて内容にまとまりが無かった気がします。私としては、ピースと栗原浩美の犯罪を犯している時の心理描写がもっと欲しかったです。ピースの心は壊れていたのか?犯人が分かったところで終わりにせず、ピースの裁判まで書いて欲しかったです。でも、読み応え充分!!宮部さんの作品の中で一番好きな作品です。
模倣犯〈下〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈下〉より
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No.17:
(5pt)

展開がすばらしい!

この作者の本は、たいていは読んでいますが、「理由」に続き、この内容の展開も深い、と思った。全ては、計画通り。現在の社会にある様々な面や事柄がそれぞれの人生に関わり事件と綱っていく。 一つの「シナリオ」をもとに・・・すべては行われていく。緻密かつ、人々のこころを揺り動かし。いろんな人に、一気に読んでもらいたい、ちょっと難しいかもしれないけど・・・そんな本です。
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No.16:
(3pt)

模倣犯

一気に読了しましたが、余りと言えばあまりな宮部らしくなさに読んでいる途中から腹が立ってきました。確かに派手で面白く読ませはしますが、なにかまとまりが無くご都合主義で宮部みゆきのいつもの緻密さ、丁寧さ読みやすさ、キャラそれぞれの魅力、きわだったストーリーテリング・・・そういった物が感じられず雑であらが目立つのでフリークとしては疲れただけでした。作品自体は他の作家の物なら傑作と言えるでしょう。でも、宮部のニオイがしない。こういう本は書いてほしくなかったです。特に単行本出版に際して書き直したのがありありと分かるエンディングのとってつけたようなエピソード、生かし忘れた伏線・・・宮部でなければ許せるのですが。特に下巻はひどすぎる。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.15:
(4pt)

模倣犯

長編が好きで、しかも宮部ファンの私は、この小説をプレゼントされた時、期待で胸が膨れ、早速読み始めました。登場人物に実在感を持たせることに定評のある彼女が、何人かいる主人公の過去・それがもたらした現在を語る力量には脱帽。どんどん、引き込まれていきます。でも、3日間、睡眠時間を削ってまで読んだのに、火車を読み終えたときのような、言葉を無くすほどの満足感がないのが残念でした。犯人が世間に分かる辺りが余りにも短絡的で、どうも現実味がないのが最大の不満。ウソでしょ?ってつい思ったのは私だけでしょうか。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.14:
(5pt)

『模倣犯』というタイトルに意味

この本のタイトル『模倣犯』は、いったいどこから取っているのか? それをいつも考えながら、読み続けた。それが分かるのは劇的な最後の場面!! そうだったのか!!物語の途中、様々な方向へ、話が広がり読み続けるのがちょっと疲れるが、返ってそれで、最後の思わぬ展開が、読者の心に残るのではないのか? 最愛の孫を失った老人が最後に犯人へ語る言葉!!とても痛快、でもとても悲しい
模倣犯〈下〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈下〉より
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No.13:
(3pt)

なぜなんだという感じ

上下の値段を考えると、ついかみさんに「買ってみたら」といったのが、まず第1の間違い。ここで2週間の足止めをくらってしまいました。そして妻の「もう**でてきた、んん話しちゃ悪いな」という不敵な笑いを受けながら読みつづけなければならなかったことが、第2の行き違い。そして、本当の誤算は、この作品は宮部みゆきらしくないのではないか、という思いです。すばらしい作品、現代日本の中でも最高水準の作品、であることは間違いないのですが。なぜか彼女の圧倒するような迫るような「思い」が伝わってこないのです。対社会に対する戦い、少年の悪に対する絶対的絶望的な戦い、そんな過去の作品群が持つ「彼女の思い」が明確に書かれていないのではないか。これはちがった作品作法になっているのではないか、という疑問です。あの宮部ですから、これも作品つくりの周到な作戦なのかな。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.12:
(5pt)

夢中になった

この本、宮部みゆきさんの本の中でも一番楽しかったです。ただの殺人サスペンスとかではなく、人の心が病んでいくさまや、それを取り囲む人間関係また本当の私達の日々の生活の中にもこれと同じような偶然の偶然が重なって・・・・と言うような事起こり得るって感じがして。読み甲斐がありました。本って本当に楽しいです。
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No.11:
(5pt)

模倣犯~ それぞれの人生

引き込まれて行く、どんどん引き込まれて行く。不思議な感覚。 最初は、いわゆる「宮部みゆきの新作」「猟奇殺人」などの 先入観で読んだ。しかし、そんな事は徐々に関係無くなって 来る。『被害者の家族』の心情が切々と語られる。 突然、『加害者の家族となった者』についても語られる。 犯罪者、それを追う警察、マスコミ、ライター、上記家族 が織り成す世界。もはや「社会派」「本格派」の分類が無意味 にすら思える程の圧倒的な臨場感を持つ作者渾身の作品。 犯罪を通奏低音とし、様々なメロディーがその上を舞う ち密なオーケストラを聞くような感動をおぼえる。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.10:
(5pt)

宮部作品中最高の傑作

これは単なるミステリーではない。登場人物一人一人の人生が見える。そして、前半では断片的に語られる登場人物達の人生が、読み進むにしたがって加速度的に交錯していく。かなり長い作品ではあるが、読み出したら絶対にやめられない。 もう一度言う、これは単なるミステリーではない。人間たちの最高の群像劇だ。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.9:
(5pt)

二週間で読みきりました。

変ですね。最後読み進むうちに涙が出てきてしまいました。上巻で話を広げるだけ広げておいて、この話をどうまとめるのかと興味つつで読み進んでいたのですが。本当の犯人がわかった後でも癒されない、被害者の家族、関係者の悲しみ、やるせなさ。ページをめくるたびに涙が出てしまいました。
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No.8:
(5pt)

とにかく、感動しました

怖いお話でした。ホラーの怖さではなく、人間の恐ろしさが。最後の方で殺人事件の被害者の老人が、真犯人を、「世間を舐めるんじゃねえよ。世の中を甘く見るんじゃねえ。あんたにはそれを教えてくれる大人がいなかったんだな。ガキのころに、しっかりとそれをたたき込んでくる大人がいなかったんだな。だからこんなふうになっちまったんだ。この、人でなしの人殺しめ。私の言いたいことは、それだけだ」としかりつけます。 著者は、他の主要な登場人物についてはその人のバックグラウンドを描き、ある程度 読者の共感を呼び起こすような書き方をしていましたが、真犯人にはそれが最後までありませんでした。でも、この言葉に、著者が本当にやさしい人であることがあらわれていたように思います。それにしてもこの本、上下巻の大冊です。宮部みゆきさんを読んだことのない人が途中で投げ出したら、人間不信に陥らないか心配です。読む人は、絶対に最後まで読んでください。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.7:
(5pt)

宮部みゆきの最長、最高の傑作

発売当初から気になっていながら、その長さに腰が引けていたのですが、上巻を手にした途端、満員電車の中で時間を忘れて読みふけりました。「殺人事件の被害者の家族の苦悩」の問題、「誰もが加害者になる潜在的可能性」があるゆえに軽んじられがちな加害者の罪の問題、人間の肥大した自尊心や虚栄心が引き起こす猟奇的殺人、これら現代社会の身近で難しいテーマに正面から取り組み、登場人物が傍で息づいているようなリアリティーを持っています。 タイトルの「模倣犯」の意味を最後に謎解きし、犯人を急転直下晴天の下にさらけ出すラスト。「’大衆’なんてものは存在しない。 焼かれたり死んだりしたときは、みんな一人一人の人間だったんだ。本当のことは、どんなに遠くに捨てても必ず帰ってくるのだ」という被害者の遺族の一人が殺人犯に対して吐く言葉の重量感、等等。ミステリーとか純文学といった区分けを完全に凌駕した、これぞ小説といった醍醐味を堪能できること間違いありません。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.6:
(3pt)

TVドラマ程度の超大作?

久々の超大作。そして、眠い目をこすりながらも、重い本を抱えながらも、一気に読み終えた。それほど、ストーリ自体は、展開方法も面白くまたある間隔を置いて読者をあきさせない構成に出来上がった秀作と思うけど・・・しかし、読み終えた翌日、じっくり振り返ると「火サス」程度のTVドラマ的な面白さかなあというのが正直なところ。映画「セブン」や懐かしいところでは、「スティング」のような、最終局面での「大どんでんがえし」を期待しすぎていたのかもしれない。犯人は、上巻の途中でわかってしまうので、その後の、犯人にまつわる人間関係や、警察の捜査、また、真犯人があばかれるという、最終局面での盛り上がりがいまひとつだった。 理由はなんだろうか? 犯罪そのものに対する、憎悪や、愛するものをなくしたものの悲しみなど精神面での捉え方は非常にうまくできているのだが・・・ それは、きっと、犯罪者の背景は普通の家庭環境とは異なる、特殊なものに設定されてしまったからなのではないか?もっと、普通の環境で育った人間がもつ、内部に潜む凶悪性を見たかった。 途中から犯人がわかってしまっているだけに、このストーリーをどのように終わらせるか、著者は悩んだと思う。 しかし、結局、ハッピーエンド(とはいいきれないまでも)で、読者に平静さを与えてしまった感がある。現代人の普通の生活者の心の中に潜む凶悪性、暴力性があらわせることができたら、後味はわるかったかもしれないが、非常に心に残るミステリーに仕上がったのではないか? 非常に期待している作家だけに、多くの時間を費やして読んだモノとして、今後のもっともっと大胆なストーリーを期待したい。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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