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(短編集)
ポイズンドーター・ホーリーマザー
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ポイズンドーター・ホーリーマザーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 1~20 1/5ページ
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ながったらしい題名にひかれて購入し読みましたが、結末にビックリさせられました。まさしく人生の因果応酬・皮肉・・。ネタバレになるのでそれ以上は書きませんが いい本でした。 | ||||
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一気に読めます。共感出来ます。 立場の違い、見方の違い、解釈の違い 生い立ち、こどもの頃の記憶、外的要因 囚われあれこれ考え、年々無口に成っていく | ||||
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作者は本作品を通じて、もっとひどい親がいるんだから、そんな程度で毒親なんて簡単に言うな、とでも主張したいのかなと感じました。 暴論もはなはだしいと思います。 読み終わってイラッとしました。 たとえて言うならば、強盗殺人にあった被害者もいるんだから、空き巣程度の被害でうだうだ言うな、といったところでしょうか。 もっと程度がひどい人がいたら言ってはいけないんですか?、どっちも犯罪の被害者でしょう?とわたしは言いたいです。 小説の後味云々ではなく、背後にある作者の主張らしきものに腹が立ちました。 | ||||
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過干渉の毒母親の話めちゃ共感した。 ただ、解決策がある。 あの万引き少女のように親を捨てて出て行けば良いんだ。それで万事解決。 それが出来ない時点で娘の方にも非があるんだ。共依存だ。 愛情が故に、、、離れよう。 ドラマの方も面白かった。 | ||||
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表題の二部作について。 (ネタバレになるかもです) 毒親育ちの子どもの気持ちを吐露したとしても、周りからは親不孝で自分しか見えてないと思われるだけで結局わかってもらえない(理穂には弓香の生きづらさは理解できないし、そもそも生き方や考え方のスタンスが違う)ということなのかと思いました。 ただ、高校時代の弓香もテストの罰ゲームで理穂の好きな男の子に告白したなど、自分に都合の悪いことは書いてない。 私も毒親に近い親に抑圧された子ども時代が辛かったですが(親に結婚前に落ち着いて話してみたことがありますが、激昂されて泣かれて諦め、その後は一定の距離を保っています)、この程度で毒親というのは恩知らずなのか、それともわかってもらうのは無理という話なのか、そこをもうちょっと読みたかったです。 | ||||
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どんでん返しの連続に驚く6本の短編集ですが、巻末に収められた表題の2本はそれで表裏一体となっています。表題の物語で描かれる毒親については視点が違うとこうも評価が変わるものかと思わせられましたが、善悪を決めつけるような描写はどこまで深読みするべきなのか迷いを残す作品です。 個人的には、本書の中では「ベストフレンド」がお気に入りです。 ネタバレになりますが、湊かなえさんの実体験を反映させたと思われる描写にニヤリとしたり、お得意の女性同士のギスギスした関係を描いた物語かと思いきや…といったいい意味での裏切りと叙述トリックで特に意表を突かれて、興奮と共に読み終えました。面白かったです! | ||||
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どの短編も入り込んで読めたし、どんでん返しも見事。読み応えのある素晴らしい本でした。 特に響いた一節は以下『優しい人』から抜粋。 「世の中は、全体の1%にも満たない優しい人の我慢と犠牲の上において、かろうじて成り立っているのだと思います。そして、これだけは断言できます。 あなたは優しい人じゃない。 でも、それはけして悪いことじゃない。」 | ||||
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古本でしたが良い本でした。 | ||||
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本はきれいでしたが、到着までに時間がかかり他で買えば良かったかと少し後悔しました。 | ||||
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6作品が収められた短編集。 よかれとの思いが、相手には悪意に変換されてしまうシチュエーションが描かれている。5作品が、いわゆる”毒親”もので、著者ご本人の想像力だけとは言い難いリアルさがある。読み進めるうちに、登場人物と同じく暗澹たる気分に浸ることだろう。 女優となった娘視点から支配する親を見た「ポイズンドーター」と、彼女の親を知る友人が語る「ホーリーマザー」は、物事のA面、B面として読み応えがある。ただ、作品集全体としては、ラストに捻りが欲しいところ。読書が同調するであろう出だしの怒りのおさめ所が不完全燃焼かな。 | ||||
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毒親という言葉を聞いて、私が当初に感じた違和感がテーマになっていたので、共感とともにスーッと頭の中に入っていきました。 毒親が「過干渉」を意味するのであれば、それは濃度の問題であって、毒親要素がゼロの親なんて世の中に一人もいないと思う。大抵の過干渉は「我が子に対する心配」がベースになっているからだ。 自覚があるなら「過度」な干渉をやめ、ほどほどな距離感を保つことで、良い親になんていくらでもなれる。 濃度100%の毒親には救いはないだろうが、作中に出てくる介護職の母親はせいぜい濃度30%程度だと思うので、親子の歩み寄りで改善の余地はいくらでもあるケースだと思った。 | ||||
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表題の「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」には全く共感できなかった。特に後者は書き下ろしされた短編の様ですが、この短編は要らないでしょう。理穂と言う人物の立ち位置が全くわからず、彼女が何に腹を立てているのかもさっぱりわからない。 弓香の気持ちの方こそ自然で、毒親への葛藤の中で何とか自分の道を見つけ、ようやく毒親に一矢報いた話で終われば良いものの、最後の短編で一気に不快にさせられた。 湊かなえの作品はとにかく人間愛がなくて、人間の嫌な面を殊更肥大させて、まるで濁流の様に読者を押し流してくる作品ばかりですが、これも結局そんな感じでした。 | ||||
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毒親というのは絶妙なコンテンツなんだろう。 どこの親も同じベクトルにいるから。 うちもそうかも?と思わせる距離感が人の好奇心を煽る。 母とか娘とかバカみたい。と一刀両断出来る人だけに楽しめる娯楽小説。 少なくとも、家族にわだかまりを感じる人にとっては、他人がいかにこうした内的問題を「面白い揉め事」として消費するのかを感じられる、非常に不愉快な作品になる。 | ||||
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ネタバレを含みますのでご注意ください。 一章を読んで、家族からの言動で自分の過去を連想してしまう方はこの小説を読まないことをお勧めします。 【毒親】をテーマに主に母親から抑圧されている子供の話が短編になっており、 私自身、幼少期から両親に対して明るくない感情を持ち合わせつつ成長してきた人間ですので辛い気持ちになりながら読んでいました。 途中でやめようかと何度も思った程。 最後まで読んでよかったですという感想を目にし、なんとか読み終わりましたが、最後の短編は毒親に苦しんできたと主張する女性が【あなたこそ真っ当な親を毒親にしたがる毒娘である】と言われて終わります。 過去の辛い記憶を散々刺激された挙句、『親のせいにするな、自業自得だ、お前の親が毒親なんじゃなくて、お前が毒娘なんだよ』と傷口に塩を塗りたくられた気持ちになりました。 | ||||
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タイトルを直訳すると「毒をまき散らす娘、聖なる母」となるのだろうか。 毒親という表現が普及してきて、自分で責任を持たずに母親のせいにしすぎではないか、 といいたいのだろうか。 聞かれた質問と関係ない、自分勝手なことばかり話続ける30過ぎの困った娘、 他人のことを勝手に決めつけ、自分の勝手な理解を他人に言いふらす面倒臭い娘、 優しい人でないといけないという呪縛から逃れられず、殺人までやってしまった娘。 毒親についての記事や本では、子供側の内面的な苦しみにばかりフォーカスされることが多いが、 実際問題はそう単純ではない。 子供側も毒におかされ、そのうち娘が毒をまき散らす(平気で他人に迷惑をかけたり、不必要に嫌な思いをさせる)ようになってくる。 そして、他人から距離を置かれ、社会で孤立することになる。 この部分をここまでリアルに描かれている小説は珍しく、湊かなえさん自身が毒親育ちではなかったとしたら、非常によく取材されていると思う。 それこそが毒親育ちの本当の苦しみであって、「あるよね」という感じであった。 という風に途中までは感じたのだが、最後の章の弓香と理穂の対決はどう捉えたものか受け止め方に悩んだ。 マリアのように虐待と呼べるような扱いをされていたわけでもないのに、 大したことないことで毒親だと大騒ぎし、うまくいかないことがあると母親のせいにして、 苦しんでいるふりをしているだけで、本当の根の部分で弓香は苦しんでいない。 この理穂の見方は、毒親ブームの世間への湊かなえさんの見解だろうか、それとももっと違う意図なのかがわからなかった。 こういった問題をある程度知っている人間が読むと、弓香と理穂の間には本当の信頼関係と呼べるものがなく、それは、どちらも本当に深いところで他人を思いやることができない人間に育っているから、つまりは親が毒親だったことが遠因となっていると感じるが、 そうではない人が読むと、「そうだよね、毒親とかじゃなく、自分の問題だよね」と単純に受け止められるのではないかと思った。 そのような意味で、毒親持ちには辛い一冊だと感じた。 | ||||
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湊作品は深いけど浅いイメージ 覆された作品 良くも悪くもですが… いや、序盤の流れはまさしく湊作品っぽい感じではあるけど、そこが浅いと思える部分なのかも? まさしく"親の心子知らず"ですね。 | ||||
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毒親について知りたかったので買いましたが なんかいまいち・・・ いまいちでした。 薄気味悪いですし、読後感が悪すぎました。 | ||||
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湊かなえを好きならば読んで損はない作品。 | ||||
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【マイディアレスト】何?【ベストフレンド】敗者は自分と認められない自我自讃を続ける哀れな女性。ライバル意識というのは、自分が勝手にライバル闘志を抱くものでほとんどの場合、相手は意識しません。大豆生田薫子の方が何枚も上手ですね。【罪深き女】天野幸奈の毒親の話?【優しい人】証言2:教師の中でも「私←明日実」証言3:友人でも「私←明日実」証言4:同僚でも「私←明日実」非常にわかりにくい。証言5「あなたは優しい人ではない」←誰が優しい人なの?【 ポイズンドーター・ホーリーマザー 】弓香の毒親の話。弓香の言い分と世間の言い分が全く違います。読む限り弓香の母は典型的な毒親ですが、母親は外面が良いので「聖母だと」はて? 「 ポイズンドーター・ホーリーマザー」の言葉の意味を調べましたがよくわかりませんでした。湊かなえ氏は「悪口」を書かせると1流です。ですがそれだけ。どの作品も「妬み・嫉妬」で「内容」がありません。まあ「告白」のような「最終的に誰も救われない、残酷で悲惨な結果」では無かったので★は2つ。湊かなえ氏はもういいです。 | ||||
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人間の心の描写がすごいと思った。 確かに、そういう事は日常実際におこりうる可能性があり。 怖いと思う。この題名の意味が読み終わった後にじわじわくる。 すべてにおいて、どうしようもなくすれ違った心が恐怖だと感じた。 なんとなく救いようがなくてせつない気持ちにもなる。 作者は、非常に葛藤などの表現が上手いと思う。 昨今の問題に良くある日常を良く描いていると思った。 | ||||
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