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(短編集)

ポイズンドーター・ホーリーマザー



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ポイズンドーター・ホーリーマザーの評価: 3.60/5点 レビュー 92件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全92件 61~80 4/5ページ
No.32:
(4pt)

短時間で読みきれる

レビューを見ると、読後もやもやすると書いている人が多いのですが、表題ニ作を読み、拍手喝采したくなる程、すっきりしました。20代の娘に毒親と言われ、毒親があるなら毒娘もあるはずだと思い検索して見つけた本。結局は人としての資質なんじゃないかなと思うに至りました。
ポイズンドーター・ホーリーマザーAmazon書評・レビュー:ポイズンドーター・ホーリーマザーより
4334910947
No.31:
(1pt)

残念

この本を読んでわかることは、湊かなえさんの母親が毒親ではなかった、ということ。
娘の体を売ったり、暴力をふるったり、誰の目から見ても明らかな虐待でなければ毒親ではないと言いたいのでしょうか。
娘にとっては相当なストレスになっている行為も「母親の愛情」だと言いたいのでしょうか。

母親を愛していない子どもはいません。でも子どもを愛してない母親はいます。

毒親を持つ人向けの小説かと思ったら正反対でした。毒親だと子どもに責められている母親が自分を慰めるために読む小説ですね。
ポイズンドーター・ホーリーマザーAmazon書評・レビュー:ポイズンドーター・ホーリーマザーより
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No.30:
(1pt)

毒親育ちは読んではいけない

前半の話は、語り手はこう思っていたけど実はこう!読者の方驚きました~?うふふ!という内容。

ポイズンドーター・ホーリーマザーは最高に胸くそ悪いです。
読後、あ、そう言えばポイズンドーター!毒娘!と気付きました。娘を悪く書いているので、毒親育ちの方は読まない方が良いです。

ネタバレすると、毒親育ちの女優がテレビ番組で自分の母が毒親であると発言、毒親についての本を出版。数ヵ月後、毒母は交通事故で死亡(ショックで自殺したと言われている)

地元の人からは、あの優しいお母さんを毒親だなんて……と言われたり、本を読めと言っただけで毒親なのか!?といろいろ言われます。
そして最後には結婚、出産済みの友人に、浅瀬で溺れるって騒いでるだけ、というようなことを言われ姑よりはずっとマシ。母とか娘とかバカじゃないの?というモノローグで終了です。
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No.29:
(1pt)

海男日記

この話を読んで、弓香=悪人、理穂=善人という感想を持つかもしれないが、それは間違いだ。弓香は確かに悪い。しかし、その弓香の行動を見て見ぬふりをして取り返しのつかない事態の遠因となった理穂も悪だ。話の中では里穂が弓香を一方的に非難していたが、事態を止められなかった里穂にも責任はある。私はそんな理穂が嫌いだ。
全体的に、母子家庭や独身者が悪者になり、既婚者や子持ちが良い人になるといった、不愉快な話ばかりだった。
ポイズンドーター・ホーリーマザーAmazon書評・レビュー:ポイズンドーター・ホーリーマザーより
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No.28:
(5pt)

面白かったです。

最後のホーリーマザーの理穂に腹が立ってむかついてたまらなかったです。
毒親にひどい、軽いはあると思いますが、軽い人は声を上げちゃいけないは違うと思います。
母親は1人しかいなくてその人が毒親だったら、他の毒親は関係ないです。
子どもが辛いなら他の毒親は関係ないです。
頭痛がして薬が手放せないのは辛いと思います。
薬のせいで頭痛がする事があるので、病院に行った方がいいのでは。と思いました。
結婚すれば毒親なんて思わなくなる。は共感しました。
姑は嫌ですよね。
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No.27:
(5pt)

湊さん好きならおすすめです

身構えずに、スッと楽しめました。
全部で6話からなる話ですが、リンクしていて面白かった。
裏切られなくて良かった。
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No.26:
(2pt)

毒母に育てられたアラフォーとしては・・・

表題の二部が読みたくて購入。ところが、まったくもって救いのない内容でした。

ぷるるんさんのレビューにもありましたが、理穂(ホーリーマザーの1人なのでしょう)の立ち位置がわかりにくく、支配的・依存的・過干渉などの親子関係で苦しむ者をよけいに落とすような内容。親に苦しめられた娘としては、一読して著者への激しい怒りに打ち震えました。

「アダルト・チャイルド」「毒親」など大々的に取り上げられたことで注目され、本人たちの苦しみが軽く受け止められてしまっているのかもしれません。実際真剣に向き合っている者たちは本当に苦しんでいます。「おまえだけが頼りよ」「おまえは無力だ(どこにも行くな)」「どうしてもっとできないんだ」「おまえのことは親の自分がいちばんわかっている(言う通りにしろ)」日々言い聞かされ自由を奪われ、そこには、自分自身の人生など存在しません。

そこからどうにか抜け出そうともがく弓香(『ポイズンドーター』)は、人として未熟だし欠点だらけではあるものの、真剣そのものです。呪縛から解放され、自分自身の人生を取り戻そうと必死に努力している。

一方、理穂(『ホーリーマザー』)は臭い物に蓋をするタイプ。こんなものよ、と開き直っている。世の中の理穂たちが毒親家庭の連鎖を生産し続ける元凶でしょう。だからこそもう一歩踏みこんだ作品にして欲しかった。臭い物に蓋をするのじゃ本当の幸せはつかめないよ。子どもたちも幸せにできないよ、と、毒親のことがわからない人たちの心にも一石を投じるような・・・

親子関係や人生について考えさせる作品にできないならば、このような重いテーマについて書くべきではなかった。そう思います。期待していただけに、大きな失望感だけが残りました。
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No.25:
(4pt)

読後感は相変わらず

なんか腹の中に重いものが残る読後感は相変わらずです。スッキリなんかしません。でも、最近の作品は、嫌~な感じが薄らいできているような気がするのが残念です。
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No.24:
(5pt)

自分も母親について考えさせられた

私の俗にいう毒母をもつものです。
本書のポイズン~からの二作品を読んで、
私は一方的に実の母をいやだと思うことが多々ありましたが、
視方を変えると、もしかしたら違うかも…と
自らの人生も考えさせられました。
ポイズン~の弓香が番組で母を攻撃するというのは
想像しても勇気がいることだと思います。
でも、その後のいろんな流れが、
不幸な展開になっていくのを
弓香は想像してたのでしょうか。

湊さんの作品を再び、買いあさり
今読んでいる最中ですが、
ポイズン~の本書が
再び、湊さんの本に手を向けさせてくれました。
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No.23:
(3pt)

事実は1つとは限らない

久々に湊かなえさんを読んでみましたがやっぱり私には合わないなぁ。
読後にいや~な気持ちしか残らない読書は、楽しくない・・・。
でも、最後の最後で今まで信じて思いこんできたものすべてが一気にガラガラッと崩れちゃう快感・・・この手法はやはり見事です。

要するにひとつの出来事にしてみても、事実は1つとは限らなくて、見る人によって感じ方や見方はまったく違うということ。
そして、傷ついて苦しんでいるというのはその人にとって事実なわけだし、
誰と比べたらマシとか、もっと苦しんでる人がいる・・・というのは説得力がない。
すべてがそれで納得できちゃう作品集でした。
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No.22:
(2pt)

ゆみ

読みやすい作品ですが、一冊にした意味はわからないです。短編集ってイメージでした。
読む前は短編集でありながら世界観は繋がっていて最後に落ちが来るのかと思っていたので残念です。
作家さん的に現実感はあまり求めない方がいいのかもしれません。
人って多かれ少なかれ親に影響されて育つのを、大人になっても消化できてない。
もっと辛い人もいるのよ、もっと辛い人もいるのよって出してくる感じが何を書きたいのか不明。
当事者にとっての真実を他人からの真実で上書きしてる感じです。そこが何とも気持ち悪い。
視点を変える手法は好きですが、真実が押し付けがましい。
良くも悪くも女性の悪口立聞きしてちゃった感じの何とも言えない嫌な感じが残る作品。
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No.21:
(1pt)

表紙にかなり目立つ「切れ込み」あり。

上部の題名の箇所に切れ込みが・・・。パット見すぐにわかるので、記載してあればよかった。
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No.20:
(4pt)

主観と客観、表と裏

同じ行為を見ても、同じ言葉を聞いても、人によって受け取り方が異なる。
母が好意でしたことでも、母を嫌っている娘なら悪意だと受け取るだろうし、
母に虐待されていても「母親というのはこんなもの」だと娘が思っていたら、
毒母とは思わないだろう。
毒母かどうかは、「娘に売春をさせた」といった客観的にも悪辣な母(これは娘が
母をどう思っていようと毒母だ)だけではなく、基本的には、娘が毒母だと思って
いるかどうかによると思う。
また、この短編集の各編に共通していたのは、人の心の表(外見)と裏(本心)は
かなり違ということだ。
例えば、「マイディアシスト」では、主人公は
表:妊娠中の妹を通り魔に殺された可哀想な姉 
裏:・・・・(ネタバレになるので書かない)
だし、他の短編もそうだ。
この短編集は「相手の『表』の対応を本心だと思ったら、とんでもないことになるかも
しれない」という教訓集にもなると思う。
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No.19:
(4pt)

被害者意識と罪悪感

親にどう育てられたか。どんな価値観をうえつけられたか。これはもう、原点ですから、「親からこんな仕打ちを受けたから今こうなった」というのは、相当根深いです。これが被害者意識。「親の期待にこたえらえなかった」というパターン、これが罪悪感。
もちろん、逆も成り立ちます。親側の視点です。「こんな子に育てた覚えはない」とか「私の育て方が悪かった・・・」とか。

湊さんはイヤミスの女王と呼ばれてるそうですが、イヤミスってなんだ?って思って調べたら、どうも、後味が悪いとか、いろんなことがはっきりしないとかそういうことらしいですが、「答はコレです」って、読者に考える余地を与えない作品のほうがつまらないと思うのですが・・・。
それに、湊さんは鋭い問いかけを提示してるのではないでしょうか。
これを読んで、自分は結構恵まれていた、全く愛がなかったわけではないと、気づける人は幸いだと思うのです。
確かに、そう思えない方にとっては、福音とはならないでしょう。

あまり触れられてないようですが、「優しい人」という短編の最後、証言5 優しい人 の証言。ここ、すごくドキリとさせられたし、矛盾も感じて、クスっともしてしまいました。
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No.18:
(2pt)

さらっと読めるが、内容は薄い

キャラクター造詣が極端で、ちょっと毒の吐き方があからさますぎる気がしました。
ふつうっぽさの中にぞっとするような毒が一瞬チラリと見えるような表現のほうが
真の意味で「毒」を感じられます。
今回は「作り物感」が鼻についてしまい、あまりのめりこむことができませんでした。
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No.17:
(3pt)

個人的にはベストフレンドと優しい人が好きだった

母や同僚、友人、兄弟への憎悪や嫉妬、軽蔑など、様々な暗い感情とその裏に隠された想いを描いた6つの短編集。

どの話もうまく毒が隠されていて楽しめたが、全体的に内容が薄かった気がする。

表題作は毒親と毒娘、双方の見方によって解釈が全く変わってくる話。願っているのは娘の幸せのはずなのに気持ちは完全にすれ違っていく様子が伝わってくるのだが、人間関係が分かりにくくて描写がくどかった。

個人的にはベストフレンドと優しい人が好きだった。

ベストフレンドは、脚本新人賞の最優秀賞と優秀賞をとった作家の卵たちのその後を描いた話。相手を認めながらも自分の方が上だという嫉妬の感情が分かりやすく描かれており、最後に驚きの展開が隠されていたのもよかった。

優しい人は、損な役回りを押し付けられて最終的に犯罪を犯すことになった女性を描いた話。人に興味がないため誰にでも親切にしてきた明日実がなぜ殺人を犯すことになったのか、本当の優しさとは何なのか考えさせられた。
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No.16:
(3pt)

薄い

短編集だからか、
物語の内容がどれも薄い。
特に感想も残らないものばかり。

でも、レビューを見てて、
この作品で自分の人生救われる
人がいるなら
それだけでも、
この本の価値はあるのかなと思う。

みんな一生懸命生きてるだけなのにね。
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No.15:
(1pt)

期待ハズレ

本の説明に「まさかの結末」とあり、ゾッとする恐怖感があるとのことで、読んでみたが、結末は予想できたし、特に恐怖感もなかった。
ラストにオチがないため、全体的にしまりのない印象を受けた。
ここはレビューを書く場なのに、皆さん、ご自身の身の上話をしていることに疑問に思った。
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No.14:
(3pt)

イヤミス好きならいいと思いますが・・・

イヤミスが好きでないなら、ただの後味の悪い短編集です
ただイヤな気持ちにはなりますが、ミステリーとしてはどうなのかなぁと思うので
直木賞候補になったことは驚きでした
湊かなえさんらしい1冊でした
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No.13:
(4pt)

小説としてではなく、毒親論争に一石

小説としての評価よりも、内容について書きたいと思います。
工夫してネタバレしないように。

まず、湊かなえさんの作品はいつも共感するのですが、
最初の姉妹の関係が私と妹の関係と全く一緒で
それで引き込まれました。
大学に入るまでの過程は全く一緒、、
つまり、母親の私と妹への接し方が全く一緒でした。
そして結末を見て恐怖を感じました。
今はまだ主人公のように私はなっていないけれど、
今後そういうこともあるかもしれないし、、
と思い、正直眠れなかったです。

中間のいくつかの話は正直、「え、それだけ?」という話もありましたので、
湊さんの作品はやはり長編が良いのか、とも思いました。

しかし、最後の2作で、私自身に問いかけが出来た事が、すごく良かったです。

ちょっと長くなります。
私は私の母を毒親だと思ってました。
母の口癖は「私は昔から頭が良くて、美人でモテて、料理が上手いの」でした。
実際に有名大学卒業してましたし、今でも母は美人ですし、
料理を作るのが好きでずっと台所にいてました。
後で大人になって気づいたのですが、
母親は九州の田舎から都会の大学に入るために来て、
地元で一番の美人で秀才、として扱われていたのが
田舎から来た女の子、として都会で馬鹿にされたことで
自信を奪われ、
独り言のように言っていた呪文を私に唱えていただけなのでした。
そして
「あなたはお父さんに似てしまって、一重だし、首が短いし、本当に面白い顔よね」
と私に向かって言っていました。
私が物心ついたころから
「あなた生まれた瞬間からフザケた顔してた」と言われ続けたので、
そうなのだ、と信じ込んでいました。
他にもエピソードはたくさんあるんですが、
長くなっちゃうのでやめます。

母が泣いても喚いても、母に「あなたにできるはずない」と言われ反対されても、
他の方々に支えられながら、奨学金をもらいながら、アルバイトしながら、
一人暮らししたり留学したり、
母と距離が離れ開放されていく部分が多くなる度に、
自分に笑顔と自信が溢れていくことが増えました。
男性に「キレイな顔してるよね」と言われたり、
最初は驚きましたが、また自信に変わっていき、
幼少期は「暗い子」と言われてたのが嘘みたいに
取引先から「明るくハツラツとした方ですね」と言われるようになりました。
そして「何故、あんなに暗い子供だったのだろう」と
悩んだ時に「毒親」という言葉を見つけたのです。

でも、いろいろ考えたときに、
泣いて反対しても、最後には私の望みを叶えてくれた母親。
父が私の教育方針には何も口出しをしないので、
1人で悩んで辛かったのかもしれません。
母は母と同じように私に日本の有名大学へ行ってほしかったようですが、
私は留学という道を選びました。
毒親の心理学の本を読んで、母は私が自分よりも学力が上になることが嫌なのだ、だから反対してたのだ、と考えていましたが、
この本を読んだあと、確かに、自分の娘が全く自分の未知の世界に踏み出してしまうのは、恐ろしいかもしれない、
とも思いました。

まだまだ私の母娘関係にも問題は山積みですが、
考え直す機会を与えてくれたこの本に、
星4を。
ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)より
4334776965

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