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(短編集)
ポイズンドーター・ホーリーマザー
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ポイズンドーター・ホーリーマザーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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作者は本作品を通じて、もっとひどい親がいるんだから、そんな程度で毒親なんて簡単に言うな、とでも主張したいのかなと感じました。 暴論もはなはだしいと思います。 読み終わってイラッとしました。 たとえて言うならば、強盗殺人にあった被害者もいるんだから、空き巣程度の被害でうだうだ言うな、といったところでしょうか。 もっと程度がひどい人がいたら言ってはいけないんですか?、どっちも犯罪の被害者でしょう?とわたしは言いたいです。 小説の後味云々ではなく、背後にある作者の主張らしきものに腹が立ちました。 | ||||
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表題の「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」には全く共感できなかった。特に後者は書き下ろしされた短編の様ですが、この短編は要らないでしょう。理穂と言う人物の立ち位置が全くわからず、彼女が何に腹を立てているのかもさっぱりわからない。 弓香の気持ちの方こそ自然で、毒親への葛藤の中で何とか自分の道を見つけ、ようやく毒親に一矢報いた話で終われば良いものの、最後の短編で一気に不快にさせられた。 湊かなえの作品はとにかく人間愛がなくて、人間の嫌な面を殊更肥大させて、まるで濁流の様に読者を押し流してくる作品ばかりですが、これも結局そんな感じでした。 | ||||
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毒親というのは絶妙なコンテンツなんだろう。 どこの親も同じベクトルにいるから。 うちもそうかも?と思わせる距離感が人の好奇心を煽る。 母とか娘とかバカみたい。と一刀両断出来る人だけに楽しめる娯楽小説。 少なくとも、家族にわだかまりを感じる人にとっては、他人がいかにこうした内的問題を「面白い揉め事」として消費するのかを感じられる、非常に不愉快な作品になる。 | ||||
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ネタバレを含みますのでご注意ください。 一章を読んで、家族からの言動で自分の過去を連想してしまう方はこの小説を読まないことをお勧めします。 【毒親】をテーマに主に母親から抑圧されている子供の話が短編になっており、 私自身、幼少期から両親に対して明るくない感情を持ち合わせつつ成長してきた人間ですので辛い気持ちになりながら読んでいました。 途中でやめようかと何度も思った程。 最後まで読んでよかったですという感想を目にし、なんとか読み終わりましたが、最後の短編は毒親に苦しんできたと主張する女性が【あなたこそ真っ当な親を毒親にしたがる毒娘である】と言われて終わります。 過去の辛い記憶を散々刺激された挙句、『親のせいにするな、自業自得だ、お前の親が毒親なんじゃなくて、お前が毒娘なんだよ』と傷口に塩を塗りたくられた気持ちになりました。 | ||||
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毒親について知りたかったので買いましたが なんかいまいち・・・ いまいちでした。 薄気味悪いですし、読後感が悪すぎました。 | ||||
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【マイディアレスト】何?【ベストフレンド】敗者は自分と認められない自我自讃を続ける哀れな女性。ライバル意識というのは、自分が勝手にライバル闘志を抱くものでほとんどの場合、相手は意識しません。大豆生田薫子の方が何枚も上手ですね。【罪深き女】天野幸奈の毒親の話?【優しい人】証言2:教師の中でも「私←明日実」証言3:友人でも「私←明日実」証言4:同僚でも「私←明日実」非常にわかりにくい。証言5「あなたは優しい人ではない」←誰が優しい人なの?【 ポイズンドーター・ホーリーマザー 】弓香の毒親の話。弓香の言い分と世間の言い分が全く違います。読む限り弓香の母は典型的な毒親ですが、母親は外面が良いので「聖母だと」はて? 「 ポイズンドーター・ホーリーマザー」の言葉の意味を調べましたがよくわかりませんでした。湊かなえ氏は「悪口」を書かせると1流です。ですがそれだけ。どの作品も「妬み・嫉妬」で「内容」がありません。まあ「告白」のような「最終的に誰も救われない、残酷で悲惨な結果」では無かったので★は2つ。湊かなえ氏はもういいです。 | ||||
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なぜこんなにも評価が高いのでしょうか? なんとか読み終えましたが、文章、表現、ストーリー全てつまらない。 | ||||
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面白くなくて、途中でリタイアした作品。 湊さんの『告白』を読んだときあまりの面白さに時間を忘れて一気読みしたのに、この作品は読み進めるのが苦痛なほど面白くなくて最後まで読めませんでした。内容は短編集で読みやすいはずなのに……。 一作目を読み終わり、漫画やドラマのオチでよくあるパターンにがっかり。 二作目、作品の流れが私に合わなかったのか、途中で眠くなり最後は苦痛に。 もう一度『告白』を読んだ時のようなハラハラドキドキを感じたかったのになぁ……。残念です。 | ||||
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普通につまらん。 評価信用できんな 彼女の他の本の方が面白い | ||||
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主人公にとって母は毒親という認識。周囲には聖母と映っていたという設定。 周囲の人たちが口をそろえて聖母っていうほどのエピソードはなく、主人公は女優なのにテレビのインタビュー番組で 動揺しまくって誰も訊いていないことをぺらぺらとしゃべり出す。違和感あり。なんだか極端すぎ。 | ||||
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人物の心情描写が細かい!と聞いて期待して読んだのですが、考察が浅く表面的、典型的表現、ストーリーばかりで期待はずれでした。現代小説的にはこの位で細かな表現ということになるんですかね?残念です | ||||
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この本を読んでわかることは、湊かなえさんの母親が毒親ではなかった、ということ。 娘の体を売ったり、暴力をふるったり、誰の目から見ても明らかな虐待でなければ毒親ではないと言いたいのでしょうか。 娘にとっては相当なストレスになっている行為も「母親の愛情」だと言いたいのでしょうか。 母親を愛していない子どもはいません。でも子どもを愛してない母親はいます。 毒親を持つ人向けの小説かと思ったら正反対でした。毒親だと子どもに責められている母親が自分を慰めるために読む小説ですね。 | ||||
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前半の話は、語り手はこう思っていたけど実はこう!読者の方驚きました~?うふふ!という内容。 ポイズンドーター・ホーリーマザーは最高に胸くそ悪いです。 読後、あ、そう言えばポイズンドーター!毒娘!と気付きました。娘を悪く書いているので、毒親育ちの方は読まない方が良いです。 ネタバレすると、毒親育ちの女優がテレビ番組で自分の母が毒親であると発言、毒親についての本を出版。数ヵ月後、毒母は交通事故で死亡(ショックで自殺したと言われている) 地元の人からは、あの優しいお母さんを毒親だなんて……と言われたり、本を読めと言っただけで毒親なのか!?といろいろ言われます。 そして最後には結婚、出産済みの友人に、浅瀬で溺れるって騒いでるだけ、というようなことを言われ姑よりはずっとマシ。母とか娘とかバカじゃないの?というモノローグで終了です。 | ||||
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この話を読んで、弓香=悪人、理穂=善人という感想を持つかもしれないが、それは間違いだ。弓香は確かに悪い。しかし、その弓香の行動を見て見ぬふりをして取り返しのつかない事態の遠因となった理穂も悪だ。話の中では里穂が弓香を一方的に非難していたが、事態を止められなかった里穂にも責任はある。私はそんな理穂が嫌いだ。 全体的に、母子家庭や独身者が悪者になり、既婚者や子持ちが良い人になるといった、不愉快な話ばかりだった。 | ||||
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表題の二部が読みたくて購入。ところが、まったくもって救いのない内容でした。 ぷるるんさんのレビューにもありましたが、理穂(ホーリーマザーの1人なのでしょう)の立ち位置がわかりにくく、支配的・依存的・過干渉などの親子関係で苦しむ者をよけいに落とすような内容。親に苦しめられた娘としては、一読して著者への激しい怒りに打ち震えました。 「アダルト・チャイルド」「毒親」など大々的に取り上げられたことで注目され、本人たちの苦しみが軽く受け止められてしまっているのかもしれません。実際真剣に向き合っている者たちは本当に苦しんでいます。「おまえだけが頼りよ」「おまえは無力だ(どこにも行くな)」「どうしてもっとできないんだ」「おまえのことは親の自分がいちばんわかっている(言う通りにしろ)」日々言い聞かされ自由を奪われ、そこには、自分自身の人生など存在しません。 そこからどうにか抜け出そうともがく弓香(『ポイズンドーター』)は、人として未熟だし欠点だらけではあるものの、真剣そのものです。呪縛から解放され、自分自身の人生を取り戻そうと必死に努力している。 一方、理穂(『ホーリーマザー』)は臭い物に蓋をするタイプ。こんなものよ、と開き直っている。世の中の理穂たちが毒親家庭の連鎖を生産し続ける元凶でしょう。だからこそもう一歩踏みこんだ作品にして欲しかった。臭い物に蓋をするのじゃ本当の幸せはつかめないよ。子どもたちも幸せにできないよ、と、毒親のことがわからない人たちの心にも一石を投じるような・・・ 親子関係や人生について考えさせる作品にできないならば、このような重いテーマについて書くべきではなかった。そう思います。期待していただけに、大きな失望感だけが残りました。 | ||||
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読みやすい作品ですが、一冊にした意味はわからないです。短編集ってイメージでした。 読む前は短編集でありながら世界観は繋がっていて最後に落ちが来るのかと思っていたので残念です。 作家さん的に現実感はあまり求めない方がいいのかもしれません。 人って多かれ少なかれ親に影響されて育つのを、大人になっても消化できてない。 もっと辛い人もいるのよ、もっと辛い人もいるのよって出してくる感じが何を書きたいのか不明。 当事者にとっての真実を他人からの真実で上書きしてる感じです。そこが何とも気持ち悪い。 視点を変える手法は好きですが、真実が押し付けがましい。 良くも悪くも女性の悪口立聞きしてちゃった感じの何とも言えない嫌な感じが残る作品。 | ||||
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上部の題名の箇所に切れ込みが・・・。パット見すぐにわかるので、記載してあればよかった。 | ||||
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キャラクター造詣が極端で、ちょっと毒の吐き方があからさますぎる気がしました。 ふつうっぽさの中にぞっとするような毒が一瞬チラリと見えるような表現のほうが 真の意味で「毒」を感じられます。 今回は「作り物感」が鼻についてしまい、あまりのめりこむことができませんでした。 | ||||
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本の説明に「まさかの結末」とあり、ゾッとする恐怖感があるとのことで、読んでみたが、結末は予想できたし、特に恐怖感もなかった。 ラストにオチがないため、全体的にしまりのない印象を受けた。 ここはレビューを書く場なのに、皆さん、ご自身の身の上話をしていることに疑問に思った。 | ||||
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湊作品については、ある事件が起こり、登場人物たちが語る独白のような語りによって、 様々な真実が明らかになっていく流れが楽しみな作品だが、 今回の作品に限っては、最終話でがっかりしてしまった。 作者が、「ホーリーマザー」で理穂に語らせている内容が、いつもながらの「本人だけの身勝手な正論」 と受け取るには、物語の流れとして、どうしても楽しめないからだ。 「ポイズンドーター」の話を受けて、「ホーリーマザー」はあるが、 立場が違えば受け取り方はそれぞれだと読者が受け取るのには、理穂の立ち位置がわかりにくいため、 違う意味での不快感が残ることになる。 「ホーリーマザー」で語る理穂が「ポイズンドーター」の弓香よりも、 人間的に物事の本質を深く理解しており、大人として成長を遂げた人物のように 描かれているが、理穂のずるさが明確に浮き上がってこない分、読者としてはどう受け取ればいいのか戸惑うことになるからだ。 実際、理穂は自分の生きてきたちいさな世界だけで、自分が成長した人間だと認識しているし、 弓香を馬鹿にもしている。 また、週刊誌の記者に弓香のことを売ったにも関わらず、それについては隠そうとしている。 弓香が想像もしていなかったマリアの衝撃的な過去についても、父親がなぜ、中卒のマリアを採用したのかは、 考えないようにしている。 要するに、自分に都合の悪いこと、自分の周囲にいて、自分に優しくしてくれる人については、 (大人になった後、弓香の母親も含む) 「みんな本当はそんなに悪い人じゃない。」と考えることで、自分を守っているだけにみえる。 これは立場が違えば、見え方が違うのではなく、どう考えても理穂の生きていくうえでの 自分に都合のいい防衛本能のように感じる。 自分は笑いながら、弓香と話したかったなどと言っているが、 親子関係の悩みの解決時期など、理穂が決めることではないはず。 自分が結婚し、姑と同居し、母親になったからと言って、それがなんだというのだろうか。 作者は、毒親だと自分の親を安易に決めつけて、自分の人生がうまくいかないことへの 不満をまき散らしている人を非難しているのかもしれないが、 「毒親だと自分の親を言っていいのは、極論に値するような親を持った子供のみで、 それ以外は声をあげるべきではない。」 「沖で激しい波に飲みこまれて、息も絶え絶えに苦しんでいる人はいいが、 弓香は所詮、浅瀬でばしゃばしゃもがいているだけ。」 人の苦しみの基準は、その人にしかわからないものだし、弓香の母親が積み重ねてきたこと、 それによって弓香が苦しみ、追い詰められていたことも事実なはず。 このあたりの描写が、作者の偏った考え方によるものなのか、それともいつも通りの 身勝手に自分が正しいと思い込んでいる登場人物の意見なのかが、あまりに曖昧で力不足と思わざるをえない。 10年後には消えているだろう呼び名だ・・・・。 「毒親」という名前は消えるかもしれないが、どうせ、違う呼び名が出てくることだろう。 結局のところ、弓香と理穂は、それぞれが自分の気持ちの押し付け合いをしているだけで、 理穂が弓香よりも成長したとも思えない。 自分の立場が変わったから、母親を許し(たぶん)、娘からはたとえ一時的に毒親だと非難されようと、 いつの日か理解してもらえると思いたいだけなのだろうと思う。 そして、気の合わない姑と弓香の悪口を楽しむのだ。(笑) もし、理穂の子供が息子で、理穂の父親に性格が似ていたら? 自分を守るために、さて、理穂はどんな「成長」を遂げるのか。 母親を苦しめた父親、中卒のマリアを雇った背景を考えないことにしている理由、 意外と娘よりも息子が可愛くなり、「やはり母親は毒親だったのだ。」などと 言い出すのかもしれない。(苦笑) 理穂の立ち位置が、力不足。 残念。 | ||||
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