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ぼぎわんが、来る



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【この小説が収録されている参考書籍】
ぼぎわんが、来る
ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)

ぼぎわんが、来るの評価: 3.96/5点 レビュー 275件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全192件 181~192 10/10ページ
No.12:
(4pt)

子育てを考えさせられるホラー小説大賞受賞作品

ホラー小説大賞受賞作なので、ホラー好きな私としてはぜひとも読んでみました。 従来のホラー小説ではありませんでした。 「子を守る」がキーワードで物語が進みます。 物語は3話の視点を変えて進みます。 進むより、3話で視点を変えながら、被せながら物語が前進します。 第2話のストーリーでのひとコマで、「子供が好きでは無く、育児が好き」。 凄く考えさせられました。 父親と母親との考え方のギャップがとての痛く感じました。 ホラー小説もここまで奥深く時代を捉える小説家を排出してます。
ぼぎわんが、来るAmazon書評・レビュー:ぼぎわんが、来るより
4041035562
No.11:
(4pt)

ちがつり。

ごめんください。 面白い小説は、早く読み終わりたい気持ちとまだ読み終わりたくない気持ちがないまぜになり、いつの間にかあと3ページしかない!といいことになり、電車の中で読んでいるといつの間にか目的地だったり乗り過ごしたりしますが、まさにぼぎわんがそれでした。 最初の日、夢に見ましたから。 誰かが訪ねてくる夢を。 ホラー小説というジャンルの中で、鋭い現代風刺を展開しているのもなかなか◯でした。 あ、玄関に誰かが来たみたい。
ぼぎわんが、来るAmazon書評・レビュー:ぼぎわんが、来るより
4041035562
No.10:
(5pt)

大絶賛!しかし初項から怖い…けど面白い…

大絶賛!しかし初項から怖い… けど面白い… けど怖い… けど先を読まずにいられない… そしてあらゆる伏線やなぞもスッキリ、 はっきりとまとまり、 だからこそまた怖い… そして大満足の一冊!
ぼぎわんが、来るAmazon書評・レビュー:ぼぎわんが、来るより
4041035562
No.9:
(5pt)

おすすめです

面白いです!!登場人物の視点でまったく違う物語となり個人的には女性の視点で描かれた2章とても良かったです。 読んでいて怖いと思いつつも笑いました。 映像化にも期待!
ぼぎわんが、来るAmazon書評・レビュー:ぼぎわんが、来るより
4041035562
No.8:
(5pt)

久々の快作

ホラー小説大賞の作品をたくさん読みましたが、これは黒い家に匹敵する面白さでした。 得体のしれないぼぎわんがやってきて次々と人を襲って殺したり、誘拐したりと。 ふせんも見事で謎が解けた時はスッキリしましたし、飽きずに読むことができました。 映像化すればいいと思います。
ぼぎわんが、来るAmazon書評・レビュー:ぼぎわんが、来るより
4041035562
No.7:
(5pt)

アタリでした

軽妙な語り口で紡がれる、三者三様、三章の物語。世界に一貫して存在するのは「何じゃそいつは!?」と思わせる、妖怪とも幽霊とも形容しがたい異形。真っ先に頭に浮かんだのは「姉飼」の姉のようなもの、とでもいいますか。
物語構成は「夜市」のように先に世界観を説明して読者に展開を予測させつつ、後半どんでん返しでストーリーが一変、収束するタイプではなく、ぼぎわんなる異形が物語の主役達に、そして読者の心中から徐々に現出、迫る展開。怖さという点では近年のホラー小説の中ではトップではないでしょうか。私個人的にはリングの貞子や座敷女より断然こわかったです。
読者にぼぎわんの名前の由来を想像させ、ぼぎわんの正体を想像させ、早く先が読みたいと思わせるのは筆力のなせる業でしょう。
男性作家にありがちな下世話な会話や展開がほぼ皆無だったことも良いと思います。
ぼぎわんが、来るAmazon書評・レビュー:ぼぎわんが、来るより
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No.6:
(5pt)

面白い!!!

とても面白かったです!
普段ホラーを読まないのですが、知り合いの勧めで購入いたしました。
ホラー初心者ということもあるかもしれませんが、とにかく怖い!!
読んでいて怖くて思い切り本を閉じてしまって慌てました。夢にも出てきてうなされました。
でも怖さだけではなく読んでいて誰かと感想を言い合いたいなあ・・・!!と強く思ってしまうほど面白かったです。
男性女性、どちらの感想も聞きたいです。特にあの人物について・・・。
思わず人に勧めたくなる作品でした。

「ぼぎわん」以外に、人間模様が本当に面白くて、普段純文学を中心に読むのですが、ここまで登場人物が読者を巻き込んで物語に引き込ませられたのははじめてでした。私がこの作品で一番面白いと思ったのはここでした。

「ぼぎわん」は死ぬほど怖くて凶悪で最後の最後までハラハラし、一気に読んでしまいます。
文章もとても読みやすく3時間ちょいぐらいで読み終えてしまいました。
怖いのがただ怖いだけではなく面白いと知った作品でした。
また、読んでいて映像的に見えたといいますか、映画化して映像と音で怖さを体感したいです。
作者の次の作品に期待です。できたら野崎、真琴、琴子がまた出てくる作品が読みたいと思いました。
ぼぎわんが、来るAmazon書評・レビュー:ぼぎわんが、来るより
4041035562
No.5:
(4pt)

深く考えずに

ストーリーとしてはよくあるパターンだが文章がなかなか秀逸で一気に読破してしまいました 読んでる最中はあまり深く考えなかったのですが読み終えてから色々考察してみようとすると背景の粗さが気になり多少興醒めしてしまうかもしれません もし映画化でもしたら確実にB級ホラーになってしまうであろうため、深く考えずに書籍でホラーエンターテイメントとして読むほうをおすすめします
ぼぎわんが、来るAmazon書評・レビュー:ぼぎわんが、来るより
4041035562
No.4:
(5pt)

今年のマイベストになりそう

ホラーは苦手で滅多に読まないのですが、
敬愛する宮部みゆき先生や各選考委員のみなさんが絶賛されていたので、
勇気を出して読んでみました。

この怖さはグロイ怖さというより、エンタメの怖さ。血が出るから、人が死ぬから、ではない、
読者を魅了する怖さだと思いました。

1章のラストが一番怖いという声もありますが、個人的には、話し手の変わった2章が怖かった。
それぞれが正しいと思うことをしているのに、すれ違いがやがて憎悪に変わる。
しかもそれが、夫婦の間で渦巻く、という展開。
ホラーでありながら、随所にミステリ的な布石がちりばめられており、
何度か前の方のページをさかのぼって描写を確認することになります。
うまいなあ。
現代テーマと古い言い伝えの融合。
深層心理で抱えている何とも言えぬ思いを言語化したり、
逆に、文字によって異様な世界観を描くことにも成功しています。

琴子のキャラがもっと影があって弱さも感じさせるものであったなら、
相当なカタルシスを得たと思いますが、それはちょっと欲張りすぎですかね。

でもおそらく、この本が、今年のマイベストになりそうな予感。
ぼぎわんが、来るAmazon書評・レビュー:ぼぎわんが、来るより
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No.3:
(4pt)

面白いです

私もホラーは読みませんが、これは面白かった。 1番素晴らしい点は、くどくどした説明がなく、非常にスピーディーに展開することです。 人間自体の怖さも描写され、単に「怖いものが襲ってくる話」ではないところも引き込まれました。
ぼぎわんが、来るAmazon書評・レビュー:ぼぎわんが、来るより
4041035562
No.2:
(5pt)

おっかないけどやめられない!!

最近本読んでなかったんですが、とある紹介文で気になってチャレンジ。
そんな私でも、軽妙で無駄のない文章で、あっという間に読み終えてしまいました。
全3章、それぞれ異なる登場人物の視点で、ある怪異が語られていきます。
個人的には1章と2章の表裏というか、1章である人物に対して感じた違和感が、2章での別の人物によってはっきりする構成が面白いと感じました。
それによって明らかにされる◯◯関係のすれ違いが、またリアルでいやぁな感じにしてくれます(褒め言葉)。
思わず我が身を振り返って、大丈夫かな?とか不安にされました。
その後の、いわば答え合わせの3章も面白いですが、ここだけノリがちょっと変わります。
怪異の正体が判明していく描写は、丁寧で面白いんですが、ちょっとチートすぎる人物が浮いてしまってるのかな?1人だけラノベの登場人物が加わってしまったというか・・・。
それだけが私は気になりましたが、とにかく怖いのに先が気になりすぎて止められない、面白い作品であったのは確かです。
作者の次回作にも期待!!ですので☆5です。
ぼぎわんが、来るAmazon書評・レビュー:ぼぎわんが、来るより
4041035562
No.1:
(5pt)

怖い、面白い、だけじゃない。

ホラーとはいえ、グロさを前面に押したものでは全くありません。
多少人が死にますが、その描写に目を背けたくなるうげーという感じはありませんでした。

それに、後ろ向いたら立ってた!みたいな心臓によろしくない恐さとも異なり、
じわじわ、徐々に、という感じで、
そういう意味でも、講評でもあった「広範な読者にアピールする力を持った」本だと思いました。

素直な感想として、
え、なんか、やばいよ・・・という薄気味悪さから始まり、
げ、く、くーるー!き、きたー!というハラハラ感。
え、えー!というビックリ感。
全体を通したスピード感。
これらのエンターテインメント性で十分楽しめますが、
この小説はそれだけじゃありません。

この小説の大事なテーマに考えさせられます。
独身の方、子育てしてる方をはじめ、老若男女を問わず、
共感できる人、思うところがある人、多いんじゃないでしょうか。
私は大いに共感、反省する部分がありました。

ホラー小説を読んだあと、ホラー映画を見たあと、なんかゲンナリすることも時にありますが、
この本を読んだ後は、明日の一歩が、また違う明るい方向に向くような、
そのための努力を少しずつでもしていこう、と。

これらをこの1冊に詰め込んで、最後まで飽きさせずに読ませた筆者に、拍手を送りたい。
デビュー作ですが、違う作品にも登場して欲しいキャラ、スピンオフ的要素、いろいろ期待も膨らみますね。
何回も読むと疑問点も出てきますが、何回も読もうという気になる筆力、展開力に、今後が楽しみです。
ぼぎわんが、来るAmazon書評・レビュー:ぼぎわんが、来るより
4041035562

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