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ぼぎわんが、来る
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ぼぎわんが、来るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 41~43 3/3ページ
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Amazonの皆さんのレビューを見て購入。 確かに洒落怖でよく見かける、土俗的な恐怖を掻き立てる作品に通じるところがあると思った。 たとえば「コトリバコ」や「禁后(パンドラ)」のような。そして第一章で描かれる、迫り来るぼぎわんの描写は 「リアル」の恐怖を思い起こさせる。こういう化け物に対抗するには当然、呪術的な段取りが有効な はずだけれど、それさえ上回るぼぎわんの底なしの凶暴さ、狡猾さには背筋が凍った。 しかしこの化け物の恐怖を裏打ちしていたのが、実は昭和の時代まで多くの家庭で”フツーに”見られた 夫婦間の軋轢、つまり夫の、妻への不理解と横暴だったというのがおいおいわかってくる。 ついに忍耐の限界を超えてしまった妻の夫への呪詛の念が、この荒唐無稽な化け物に作品世界に おける一定の現実味を与えていると感じた。 ただ話者(視点)を変えて描く第二章以下は、やや説明的な展開に傾いている印象を受けた。冒頭の インパクトが強烈だったから仕方ないのかもしれないが、字面を追っても脳内にイメージを容易に 結ぶことができなかったのがやや残念だった。 | ||||
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怖さのピークは、第一章のラストだったように思いました 現実的なホラー作品なので、どう収束をつけるのか楽しみに読みましたが、結果的に曖昧なまま終わったのは残念。 しかし、意味不明な怪物が出てくるのではなく、その存在のルーツについても描かれている点は良かったです ただ某霊能力者が、大きな社会的権力を持ち出すシーンが登場したことで、一気に嘘くさくなってしまったように思います そこまではリアリティもあったのに、明らかなフィクションになってしまって面白味がなくなってしまいました 終盤にかけては、霊能力者と怪物のバトルシーンに尽くされますが、読んでいて退屈でした。バッドエンドに落ち着いて後味の悪い展開のほうがよかったかもしれません 歴代のホラー大賞受賞作に比べると、少し見劣りするかなと思いました | ||||
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かなり現代的な書き方をされている (ググれ・イクメン・スマホ・ガラケー・LINEなど、少しお年を召した方だと分からない方もいるんじゃ? と思われる用語が説明なしで割と頻繁に出ます) ので、レビューも気にせず用語をそういった使用します。 感想としては「2ちゃんねるのオカ板にかなり長く住み着いてオカルト知識がいっぱいで、 八尺様とかリゾートバイトとか何度も読んじゃって伝承調べるまで行っちゃって 自分でも洒落怖をいくつか投稿しちゃって洒落怖としてランキング上位になってるほど 文章力が高く、でも美少女アニメも好きな人が書いた本格的ホラーラノベ(洒落怖)」という感じです。 一章まではよかった。これはほかの方にもあるように、「ぼぎわん」がなんだかよくわからないまま 話が進んでいるから。一生終わりは背中にいやな汗をかいたほどです。 でも霊媒師?エクソシスト?な姉妹が出てきたあたりから雲行きが怪しい。 まぁ一章から出てくるんですけど、キャラバリバリに立ててて違和感万歳なんです。 ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、あまりにファンタジー寄りで 「ぼぎわんコワイ。後ろを見たら本当にいそう。」という感じを白けさせてしまっている。 だってこんな霊媒師、いるわけないし。うん、ラノベ臭い。 ラノベはラノベでファンタジーとして読むからいいけど、ホラーではやめてほしい。 もっと普通の普通の女の子でよかったんじゃないのかなぜそんな深夜アニメに出てきそうな 萌える見た目にしちゃったの?妹の声は花澤香菜かなぁとか 明らかにシリーズもの狙ってるよねって商業志向が透けて見える。 しかも警察のお偉方に直電できちゃうオネエサマ。 で、下っ端刑事が「ああ~ん?嘘つけおまええ!本物!?これは失礼いたしました!!!」 って、平謝り。なにこれ。浅見光彦なの?(-_-)こんな顔になっちゃう。 いいところはとにかく読みやすい。赤川次郎、東野圭吾の流れ。 伝承なんかの話も出るけど、きっとみんなそれなりに聞いたことがある話で、 何言ってんだかわかんないという置いてけぼり感は皆無のはず。 その分(黒い家のころの昔の)貴志祐介を読んだような難しさや難解な用語はなく 新しい知識を得てわくわくどきどきする感じもなく しばらくして読み返してああ、ここはこうだったのかということもなく わからない部分がじわじわ解明していって脳汁プシャーということもないです。 淡々と読めて、楽しい。手が止まることはありませんで。すいすい進みます。 これは作者さんの文章力の高さによるものでしょう。が、飛ばし読みもできます。 「面白すぎて読み終わるのがもったいないからじっくり読む。」といった 「わざと読み進めない」ということもありませんでした。 総評として★3でした。楽しい時間はくれたけど、記憶には残らない。 | ||||
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