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日の名残り
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日の名残りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全402件 401~402 21/21ページ
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中身は、しっかりとした味わいのなんと言うか、 焼きあがってから数日寝かせたパウンドケーキ。 ナッツやドライフルーツがたくさん入っていて、洋酒のきいた どっしり重い、でもしっとりした味わいのケーキです。 読みながら、思わず笑みをこぼしている自分の様子は 友人からみたら、美味しいケーキを食べている時の 自分の様子そのままでしょう。 食べ終わって、目の前から消えてなくなってしまったケーキ、でも その香りが鼻腔にまだ感じられる、その豊かな味が舌のうえに まだ残っている、 そんな読後感です。 | ||||
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イギリスの旧家の執事が、自動車旅行という非日常の中で、様々な時間と場所を回想する話だ。今のアメリカ人の雇い主とは違う、かつてのイギリス人の主人の思い出、父の思い出、女中頭との恋になりかけた感情の思い出など、とりとめもなく記憶を揺らしていく。 そこには、誰にも止められない伝統の衰退や、消せない過去や、愛着を捨てきれない記憶があり、かつて自分が頻繁に使用していたものにばったり会ったときのような、はっとするものがある。 ちなみに、品の良い語り口調もこの小説の魅力の一つだ。上品な口調だが、するどく人を観察しているので、そこだけでも読み応えがあるだろう。 | ||||
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