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6月31日の同窓会
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6月31日の同窓会の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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イヤミス(読後、イヤな気分になるミステリー)の女王と呼ばれる真梨さんの作品を初めて手にしましたが、 いやー、イヤミスの女王は湊かなえさんでしょ、と改めて思いました。 まず、小説全体の構成や展開力に差があります。 本当に、嫌な気分にさせるほどの筆力も、心理描写も弱いと感じました。 ミステリー要素やホラー要素も弱い。 ちょっとがっかりです。 | ||||
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この本で初めて「イヤミス」という言葉を知った。イヤ〜な気分になる後味の悪いミステリー、まさにそんな読後感だった。 嫉妬、悪意 といった人間の心の闇を徹底して描きながら人間の本性を浮き彫りにする。怖くて見たくない、けど何故か 読まずにはいられない。 そんな不思議な魅力を持つ「イヤミス」の世界。一度読んだら 病みつきになる ..確かに。舞台は神奈川県下にある歴史と伝統、由緒ある女子校。名門女子校に伝わる都市伝説的な「6/31の同窓会」ありえない6/31に起こるはずの残忍な事件。謎の同窓会への招待状を受け取ったOGたちが連続で殺されていく中で謎を解くこれも卒業生の女弁護士、彼女をとりまくOGたち。犯人は誰か・・登場人物が少ないわりに 人間関係がややこしくなってくるところもあるが中盤以降でそれが整理されて犯人に迫っていくところはスピード感があって面白くなる。女子学生や親たちのあこがれの的である少女の園の秘密が明かされ、少女達の背景にある 暗黒が明らかになるとき思いもかけない犯人が現れる。ミステリーの謎解きのほかに小学校から短大まである 女子校の雰囲気や少女達の様子もそんな感じなのだろうなと納得させられる、そういう意味でもなかなかに興味深い内容である。でもいくら名門でもこんな女子校はイヤだ・・ | ||||
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登場人物が多いのと、時系列が行ったり来たりするので頭の中を整理して読むことが推奨されます。 正直連続して起こる死については納得いきません。そんなうまくいくわけない、としらけた気分になりました。 ですがその後……まさにラストで明かされる事実にゾッとする。読んでいる最中には分からなかった登場人物の真実がとても恐ろしく、そして作者にお見事!と言いたくなりました。 ラストの、そして読者の先入観を覆すために生まれたお話だと思います。 | ||||
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妬み・嫉み・僻み…この小説に登場する女性たちは、そういったドロドロした感情を持ち果ては殺人まで犯してしまう。自分が気後れして着ることのできなかった服を、堂々と着こなしているというだけで | ||||
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何故時系列が複雑な事を楽しめないのだろう。真梨幸子さん程強烈な小説を書く作家はいない。複雑な時はメモを取り楽しんでいる。仰天する驚愕の展開のフィクションをリアルな体験として認識させる技量。フィクションは現実と感じさせる事が宿命。自分には無縁なストーリーと思いがちだが実は重なっていると気付く。何故か読んでいる時の自分が不安に思っていたキーワードが小説に出てくる。だから時に怖くて精神が安定している時期まで読めず現に数冊待たせてある。真梨幸子は読み手を描いているのだ。 | ||||
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出だしから、話があっちへ飛び、こっちに行き、よく分からなくなる。とにかくStoryの構成が下手過ぎる。 ミステリーは、読み進むうちに面白くなって止められなくなるものだが、全くそのような展開にもならず、これはきっと最後に『おっ!』と言わせることがあるに違いないと期待していたら、全くそんなこともなく、ホント酷い出来としか言いようのない作品。 こんなミステリーが本になるなんて、出版社もどうかしているね。 | ||||
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内容があっちにいったりこっちにいったりで面倒くさいうえに 何も面白くなかった。この手の本は評判につられて2冊買ったが、 損した気分。矢張り嫌いですね。 | ||||
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多少…というか「そんなにうまく行くかよ!」感が強いが、概ね楽しみました 特段イヤミスではなかった 「外部」の受入れ事情が、なさそうでいて、いかにも有りそう、ないい感じ | ||||
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<イヤミス>の女王と言われている作者の作品だが、初等科~短大の一貫女子校を舞台にしている割には、随分と"おとなしい"作品で、嫌らしさもミステリ的興趣も覚えなかった。大人になったかつての同級生の元に不気味な招待状が舞い込み、高校時代の創作劇の通りに、その同級生達が次々と死んで行くという設定は悪くはないと思うが、物語が"偶然"に頼り過ぎていて、スリルもサスペンスも感じなかった。 こうした物語の常で、高校時代の挿話と現在の挿話とが交互に語られるのは型通り。一般に、女性は結婚すると名字が変わるので、高校時代の呼び名(愛称)と現在の名字とを突き合わせて読むのも読者としては当然(これをトリックとするミステリ作家も多い)。中々合わない同級生が二人居るのだが、この二人の正体が明らかになった時点で、初めから浮いていた、犯人(と言うべきか?)の正体も明らかになるというお粗末な構成。「いやっ、私は『***』の正体の方をメインにした」という作者の声が聞こえてきそうで怖いが、それでは中途入学時の試験問題の難易度の点で矛盾があるだろう。 上述した通り、舞台設定は悪くはないと思うので、多少無理しても、誰か一人の計画連続殺人に仕上げて欲しかった所。その無理の中に、作者得意の<イヤミス>度を加えて貰っても一向に差支えなく、むしろ、その方がトリッキーな作品になったかと思うと残念である。 | ||||
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サラでないことにビックリするくらいです。御丁寧に包装していただきました。 | ||||
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人間関係ドロドロのイヤミス大好きなので、宣伝文句につられて購入。 ん~?求めていたのとちょっと違うぞ~? そもそも、「人間関係」が見えてこない。 名門女子校という女の園で、ドロドロの人間関係が3年かけて成熟され、卒業後に 時を置いて蘇るのを期待したのですが、サイコパスな人が勝手やらかすような感じで、 「怖い人」は出てくるのに、「怖い関係」は、割と薄味。 まぁ、ネタバレになりますが、この女子校に「怖い人」が存在するのも、設定上 重要なのですが。 で、連続殺人事件も、かなり偶然に頼りすぎているように感じ、いまいち納得できない。 ラストの伏線回収などはお見事なのですが、いま一つ何か・・・・物足りないです、 | ||||
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ドロドロ&嫌〜な人間関係、というテーマは凄く好きです。 ラストのどんでん返しも、なかなか「そうだったのか!」という驚きがあります。 でもなんと言うか・・・不必要に「ややこしくしすぎ」というか「現実なの?妄想なの?な、困惑させる書き方すぎ」というか。 「面白いような気もするけど、なんかもう訳わからなくなってきたから結末を早く読みたい!→段々と飛ばし読みになってくる」という点では、折原一さんの本に通じるものがありますね。(とは言え、真梨さんの本は皆そんな感じなんで、そこが嫌なら読むなよと言われると返す言葉が無いのですが) 決して、つまらなくはないです。面白いような気もします。 でも、もっと普通に、「時系列がわかりづらい」みたいな捻った書き方ではなく、シンプルに話を進めてくれたら更に面白かったのに。 ということで、星三つとさせていただきます。 | ||||
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付箋沢山付けながら最後まで面白く読ませてもらいました。 どうやら私の場合第1話で騙されてましたね(^_^;) 名前表記の仕方とか、他の作品でも同じようなトリックもあるのですが、ついつい先を急いで読んでしまい後で〝あっそうか″となりました。 次回作も楽しみにしてます。 | ||||
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女子校の卒業生たちに、6月31日に開催される同窓会の案内が届き、その案内状を受け取った同窓生たちが次々に不審死を遂げている。その卒業生たちから相談を受けたこれもまたそこの先輩卒業生である女性弁護士が調べていくが、事態は奇妙な繋がりを見せ始めます。ミステリー好きは、ほぼ間違いなく惹き込まれる設定です。 相変わらず登場人物が多く、時間軸も過去現在を頻繁に意識し、話の筋を追っていくことが大変です。しかし、このエピソードがどこに繋がるのか、これは誰のことなのか等の想像を働かせながら読み進めていくのは楽しいです。 また、登場人物たちの女学生だったころの出来事や心情も散りばめられ、学園の設定や街の事件史も、イヤミスの雰囲気作りに抜群の効果を発揮しています。そして結末に向けてはしっかりサプライズも用意されています | ||||
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真梨 幸子さんの最新長編 「第一話 柏木陽奈子の記憶」~「第九話 合田満の告白」と「再び、柏木陽奈子の記憶」の全10話で構成されています。 タイトルと表紙のイラストの両方から既に真梨さん特有のイヤミスが予想され読む前から怖かったです。 伝統ある女子校・蘭聖学園の89期OGが連続して不審な死を遂げる。 同校出身の弁護士・松川凛子は、同窓生の証言から真相を突き止めようとするが…。 サスペンス色の濃いストーリーかと思いきや 今回も嫌な女性達がたくさん登場しそれぞれの妬み・僻みのオンパレードです。 怖い女性達に辟易しながら犯人を想像し読み進めて行きましたが、結果まんまと騙されてしまいました。 図書館本で事前知識がないまま読み始めたので 登場人物の多さ(それぞれにあだ名あり)と前後する時系列に苦労しながら読みました。 途中で間を置くともう誰が誰か解らなくなってしまうので一気読みするか ポストイットを貼って時系列を整理しながら読まれることをオススメします。 | ||||
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蘭聖学園(女子校)の89期の卒業生の不審死が連続します。全編を通して強調されているのが、その学校は、地元では由緒ある名門学校ということです。卒業後も鈴蘭会というOGの集まりも組織されています。 今回の登場人物は、すべてそこの出身者たちであり、事件、事故?を起こしてしまうのが話の流れになっています。 事件の裏には、作者の得意?な 人間の嫌な部分が描かれています。さすがに、そのようなことで、本当に事件を起こす人はいないでしょうけども、表面上の行動や腹の中で思う感情等は十分日常生活でありうることです。 イヤミスと呼ばれる、読後がイヤーな後味が残っちゃうというのは、そこにあるのかもしれません。架空の話ではあるけれど、読んでいるうちに、自分の嫌なところと重なってしまう部分を見つけてしまうのではないでしょうか。 嫉妬や怨恨など、負の気持ちを持つことは誰にでもあることだと思います。しかしモラルを守って表に出さないで過ごしていくことが、通常でしょうが、やはり人は弱いもので おもしろくないと意地悪するとかの行動に走ってしまう方もいるのですから。 ということで、フィクションではあるけれど、どこか本当のところを共感しながら読んでいけた、おもしろい作品でした。 | ||||
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