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世界は密室でできている。
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世界は密室でできている。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 21~40 2/3ページ
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青春小説でもあり、推理小説でもあり、 おバカな小説でもあり… 舞城王太郎の作品を読んだのは2作目です。 本当に独特な舞城ワールドを描いてます。 相変わらずの流れるようなセリフの掛け合い、 これほど強烈な印象を与えてくれる作家は 他にいないのでは…? 新しい世界を覗いてみたい人、必見ですね。 | ||||
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序盤に繰り広げられる主人公とルンババの会話のやり取りが面白くて、「おっ、これはキタかも!」と思いましたが、事件が起きてルンババが推理していく段階に入るとなぜかつまらなくなっていきました。('-,_ω-`)プッ 内容がつまらなく感じると、もはやこの人の作品は単に読みづらさだけが先行して苦痛でしかありません。 しかし事件が終わり、物語が収束していく最中の主人公が啖呵を切るシーンはちょっと胸にジーンと来ました。 そして爽快なラストで締まります。 終わりよければすべて良しってことですかね。('-,_ω-`)プッ | ||||
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星3つにしようかとも思ったのですが厳しく・・・。すいません。舞城さんは本当に大好きなんです。 これを読んで、僕は「トリック」というものに全く興味が無いのだと理解しました。(そういえば名探偵コナンとかレベルの漫画でもトリック解明部分は結構斜め読みだった。コナンと比較してごめんなさい。)僕が舞城王太郎に求めていたのはハチャメチャでぶっ飛んだ(独特の)言語表現で描かれる剥き出しの(保護されていない・過渡的な)『感情』なのだと思う。「密室トリック」に主眼が置かれた本作品にはそれが少し希薄だったかなあと。ルンババや主人公のキャラクターを気にいれた方はとても楽しく読めると思います。 | ||||
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「煙か~」→「阿修羅ガール」と読んでこの本に辿り着きました。自分の読んだ過去の2作とも全く異なる主人公や設定にも関わらず、相変わらずの舞城ワールドに引き込まれること間違いなし。できれば「煙か~」の後に読んだ方がいいかも。 | ||||
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舞城流の青春ミステリ。 大量発生する密室事件をめちゃくちゃに解決する探偵ルンババ12。その友達の僕。さらに、僕が修学旅行先で出会った女の子を含む青春もの。 言っておくが、この作品には膨大な量の『愛』が溢れている。閉じ込められた密室からの脱出。 ラストのシーンはマジで感動。 講談社ノベルス20周年記念として刊行された密室本のうちのひとつ。そういった限られたテーマの中で、それをつきぬける力、文体、熱さはもう感動もの。 サリンジャーのライ麦畑を読み返したくなる。 | ||||
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他の方も書かれているけれど、謎解きの部分は別にどうでもいいんではないかと思う。展開の速さや、暴力シーン、少し雑な推理と最後の友情まで持っていくその「文体」がすごい。一人称(の主人公)が思ったままの言葉でつなぐスピード感のある文章は書きなぐっているようでいて、きちんと計算して書かれているような気さえする。最後の感動がいいのではなく、一気に方向転換しても読者をひきつけられる文章力こそが多分すごいんだと思う。 | ||||
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新書版を持っているのに、文庫版も買ってしまいました。それくらい好きです。青春ものっていう言い方はあまり好きでないのですがこの本の内容は確かにそういう分類をされるものだなという感じ。主人公が友人ルンババのために勇気を出して大声上げるシーンは泣きそうになります。ただグロテスクな描写がだめな人や、本格ミステリファンにはちょっとおすすめできないですね。舞城氏の作品にはグロさはつきものですし、推理も、読者が読んで正解にたどり着けることは多分ないですから。 | ||||
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実はマイジョウ作品の長編をマトモに読むのはこれが初めてで、もちろん、今までに雑誌とかに掲載していた短編とかには幾つか接していたから作風とかについてはそれなりに知ってはいたわけで、だから、「ああ。この人の文章のドライブ感は、短編よりも長編のが生きてくるんだろうなぁ」程度のことは当然予測していたわけですが、で、その予測は無論全然外れていなくてそれどころかマイジョウの独特の言語感覚にすっかりやられてしまいましたわ、わたくし。だって、あれ、探偵役の男の子がフツーに「ルンババ」とか名乗っているんですよ仲間内だけではなく、警察とかにも。「ルンババ」なんて語感、フツーじゃでてこないよふつーじゃ。内容的にはね、実にオーソドックスなセーシュン小説だなぁ、という印象で、あれ、もちろん、講談社ノベルズの袋とじ密室本の一冊として出たのが初出なわけですから、密室とか謎解きとかはこれでもかというくらいにでてくるわけですが、それ以上に興味深いのは、「ルンババ」とそのワトソン役の「僕」と、回想の中にしか出てこない「ルンババ」の姉の涼ちゃん、修学旅行先の東京でひょんなことから縁ができてしまうOLの「椿さん」とその妹の高校生「ツバキ」、なんかの登場人物の関係の推移や心理なんやらなんかで、「僕」と「ルンババ」が十二歳の時点から物語がはじまって十九歳の時に終わる、ということから考えてもモロにど真ん中なセーシュン物で、読んでいて思わずうはうはなってしまうんですよ、これが。 | ||||
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すさまじいテンポ感に圧倒されました。一応ミステリ風の体裁ですが、それは実はどうでも良くて、というか、全然ミステリとしては成立していないのですが、青春小説としてはありかな。ミステリ部分はその付け合わせということで。それにしてもこの付け合わせ、グロすぎ! | ||||
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私が呼んだ舞城王太郎の本は、この本で2冊目(1冊目は『煙か土か食い物』)だが、やっぱりビックリした!!登場人物は『煙か土か…』と関係あるのだが、こっちは別物で同じくらいスピード感がある。しかし途中で『煙か土か…』との思いもよらぬつながりが…。それは読んでのお楽しみ!! | ||||
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いやあ、初めて舞城作品で涙しましたよアタシ!!ミステリーのからくりなんかどーでもいい。「へーーーすっごいね、ルンババ」程度で良し。何がミソかって、↓で誰かが書いてるけどラストですよ。彼の作品には、総じて「オカシナ・キ○ガイナ」人が出てきて、日常をひっかきまわすってゆう流れがあるんだけど、そのまんまB級映画みたいな仕上がりでは今回おわっとりゃせん。この本では、登場人物が抱える浄化できずにいた過去の苦しみを、きちんと成仏させています。そこが泣かせます。 | ||||
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あれよあれよと言う間に事件が起こり簡単に人は死ぬし、驚きの連続でした。短編なのでとても読みやすく、事件だらけなのにどこか爽やか。ミステリだけでなく青春ものとしても読めますね。 | ||||
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舞城という人はほんとにすごい人だ。つうかこの人をうまく形容する言葉が浮かばず、すごい、というのがまあ妥当か。 『世界は密室でできている』という小説について、僕らは“枠線”の外から、様々な賛辞や批判をその“枠線”の中へ放るんだろうが、なんだか、この舞城という人も、その“枠線”の中にはおそらくいない。自分の作品に向けられているリアクションを、僕ら“枠”の外の人々となんら変わらない姿勢で傍観しているような・・・。この本に、この作家に何を言っても空虚に響く。当人の反応は、もしあったとしても「あっそ」の一言くらいだろうか?_ | ||||
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異論があって間違ってると思うが、私にとって舞城の最高傑作。阿修羅ガールとかの後で読んだのだが、これは最後の章など何度も読み返した。最高、ブラボー。 | ||||
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本書は「青春エンタメ」何と云っても読了感がいい。青空のようなすがすがしさ、とでも云おうか。チョピリ感動的なのもポイント高し。自分まで幸福な心持ちになれる。ミステリ的な要素はあまり濃厚ではないので、「密室が好きだ」という理由で本書を手に取ると拍子抜けするかも。青春エンタメとして読むのが吉。そして「煙か土か食い物」を読んでから本書を読むことを激しくオススメします。登場人物がリンクしていたり、人物背景を理解する上で重要な気がします。 | ||||
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今までの舞城さんの作品の中で、一番読みやすかった~。全然難解じゃなかった。サクッとゴックンみたいな。あたしが文部大臣だったら、間違いなく中学3年生の国語の教材に載せるな(笑)って感じ。笑えるのは、みんな妙に死体慣れ、事件慣れしてるとこ。もちょっと驚いたりきょどったり、怖がったりしろよ、みたいな(笑)けどやっぱ書き方が軽快でテンポが良くて好き。他の作品は結構「朝からカルボナーラとグラタンかよっ」みたいなのあるけど、これはもう「わんこそば」って感じでグングン飲めちゃう。読み終わった後も、変な爽快感があるしね。一気に読み終えた。あたしの周りでも、これ読んでファンになった子結構いるし。舞城作品、入門編として(勝手に)どれから読もうかな~って悩ん!でる方にはオススメ!口解け爽やか、淡い恋心風味ってことで。星☆☆☆☆ | ||||
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ミステリの部分以外はなんとなく『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を思いおこしてしまうような青春小説です。最初のあたりで、ルンババが奇妙な湿疹にかかってしまうところの描写は思い出すだけでも背筋がゾッとしてくるようなイメージで、いきなり引き込まれました。こういう描写ができるというのは作者の並々ならぬ才能の証明でしょう。ミステリの部分はかなり無理がありますが(特に最後の四つの部屋での大量殺人はアクロバティックすぎてついていけません)、それを打ち消してあまりあるほどの勢いのよさがあります。グロテスクさとさわやかさを兼ね備えた傑作だと思います。 | ||||
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舞城さんは本当にすごい!てかこれは最初の方読んで気持ち悪くなった。鳥肌たてつつも、やめられない、とまらないっ!そしてなぜか切なくもなる。舞城さんの作品で1番はじめに読むのにはオススメしないけど(?)、他の作品読んだらぜひ、読んでみてほしい☆ | ||||
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本格ミステリーを期待している方には、オススメできません。というか、ミステリーとしては、恐らく、最低です。が、独特の文章のキレ、カタルシスへの展開力は、さすが、という感じです。デビュー作に登場したルンババが出てくるので、舞城さんファンには、必読。最近、頭が固くなりかけてるので、インパクトのあるものを読みたいという方にも、オススメです。 | ||||
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最高!!!!!!!これ以外にこの本を言い表すことの出来る言葉ってあるかな?まぁ、あるとしても、とりあえず僕には思いつかない。それぐらいこの本はよかったと思う。舞城王太郎さんの作品はいつもハッピーエンドなんだけど、そのハッピーエンドのへの持って行き方はカナリの力技!!でも、それがまたいいんだと思う。妙に納得させられるし。そもそも、現実世界ではどんな事がハッピーエンドにつながるか解らないわけだし、逆に、誰もが納得するようなハッピーエンドへ続く道筋なんて、全然リアルじゃ無いと思う。とにかく、この作品を読んだほうがいいって事は、僕が伝える事のできる数少ない事実の内の一つ。それから、この作品中に出てくるいろんな事件のトリックをを主人公達よりも先に解こうなんて考えない方がいいね。何がどうあっても「ルンババ」には絶対勝てないからさ。 | ||||
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