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世界は密室でできている。



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世界は密室でできている。の評価: 5.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

正直「なんじゃこりゃ」って感じです

『煙か土か食い物』のスピンオフ的作品。
上記作で探偵役として登場したものの、突然退場してしまったルンババの中学生時代が描かれています。
この作品も『煙か土~』で見られた個性的な文章と世界観が拡がっている、ミステリというよりは「もはやそういう独自のジャンル」と言うべき作品ですが、個人的には一部作風についていけない所もあったものの、見るべき所も多かった『煙か土~』に対してこっちは正直ただのよくわからん作品という感想です。

あっちの作品でよくわからないまま退場したルンババの話とかぶっちゃけ特に興味がわかず、それだったら、奈津川兄弟の誰かのスピンオフの方がよっぽど読みたかったです。
結局私にとっては『煙か土~』は、アウトサイダーでありながらもハイスペックで、優秀な医者で女にはモテる上に喧嘩をすればほぼ負け知らずな奈津川四郎と、そんな彼と同等以上のスペックを持つ彼の兄たちの暴れっぷりが痛快で面白かったんですが、今作の主人公は普通の中学生たちなので、暴れるにしてもたかがしれていて、むしろ周囲に振り回されてる感があるため、前作にあった魅力が感じられなかったのが個人的に合わなかった理由かなと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.1:
(7pt)

世界は密室でできている。の感想

「土か煙か食い物」のスピンオフ的な作品になっていて、ルンババの少年時代の話です。
「あの人」との出会いのエピソードなども描かれていたりして、「土か煙か~」を読んでからの方が楽しめると思います。

大量の密室殺人が起こりますが、設定自体が冗談としか思えず、読み手を置いてけぼりの謎解きも相変わらずです。
この作品も推理小説として読むべきではないでしょう。
ただ、「土か煙か食い物」と比べて「非推理小説臭」が読み手にも伝わりやすい気がします。
この作品における「密室」とは、「閉ざされた心の空間」の事であり、人生において、自分の眼前に立ちはだかり密室を作っている壁を如何に乗り越えていくかがテーマです。
作者が伝えたい事は、容易に汲み取る事ができるでしょう。
あとは舞城氏独特の表現方法が、好みか好みでないか・・・ですね。

梁山泊
MTNH2G0O

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