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スキン・コレクター
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スキン・コレクターの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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ヤボと承知で p48下段〈目に入りかけた汗を追い出した〉って、やはり気になります。作者がそう表現したかったのでしょうか。普通に〈押し出した〉とでも訳してもよかった気もします。まあ、ヤボというものでしょうが……。 p109上段〈あらゆる手を尽くして女の子の行方を捜した〉とあるが、本当にそうだったろうか。これまでのシリーズから、〈あらゆる手を尽くして〉いたとは、到底思えない。もし、そうならば、七作目〈ウォッチメイカー〉で十年ぶりにパムにあったとき、p38下段で、パムが〈首をかしげ、眉間にしわを寄せてサックスを見つめていた〉ときに、サックスは(いくら十年ぶりとはいえ)、なにかしら気がついたはずだ。 p203上段〈サックスはグリッド捜索に備えた着替えをすませた〉とあるが、一読したとき、ん? となりました。〈グリッド捜索に備えて着替えをすませた〉のほうがしっくりくるんじゃないでしょうか。p266〈といっても、本当に僅差の勝負だった〉って、〈勝負してねえし〉と思わず、つっこみを入れてしまいました。 p358下段には、〈(ジョシュアは)承認を求めるようにビリーに何度も視線を向けてきた。年長のビリーは、しかたなく〉とあり、次ページ下段には、〈事実上の兄と一緒に過ごした歳月は楽しい想い出にあふれている〉とある。この章は、ビリー目線で書かれているのだから、〈楽しい想い出にあふれているはずだ〉と推測するか、〈事実上の弟〉としなければ、意味が通らないのではないか。なんか、わかりにくい。 p423下段〈男の本名はチャールズ・ヴェスパシアン・ヘイルだが〉とあるが、これ、いかにも、つじつま合わせ、今回、思い出して書きましたっている感じだろう。ここで本名を出す必要性はまったくない。〈ウォッチメイカー〉で、とっくに本人が吐露してんだし、〈バーニングワイヤー〉で、本名出したほうが自然だったでしょう。〈ウォッチメイカー〉の描写がなかったかのようにシリーズが続いていて、今さらでしょうが(笑い)。 p445上段〈ミスター・ライム。ジェイソンですが? ジェイソンへザリー?〉とあるが、いまいち、ここで使われている疑問符をどう受け止めていいか、理解に苦しみました。日本語だと、こういう疑問符の使い方はしないような気がするが。自分だけか。まあ、それでも今回も楽しませてもらいました。 | ||||
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そろそろディーバーもネタ切れというか、知恵ものの犯人像を描くのに限界を感じているのか。 簡単に捕まるようだとサスペンスにならないし、謎解きの興味も薄れる。 犯人とライムのせめぎ合いが読ませどころなのだろうけど、今回はどうだろうね。 | ||||
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■ヒットしたデンゼル・ワシントンの「ボーン・コレクター」第2弾の映画化を狙った作品と 見て間違いないですね。 続編がことごとく映画化に失敗している「リンカーン・ライム」シリーズなので今度こそ? ■構成は手を広げすぎてしまい、それぞれの場面の解説に多くのページが必要になっています。 こちらはそれを読んで理解するのに疲れました。 ストーリーも「起承転転結」と「転」が一回余分で、つじつま合わせにかなり無理があります。 恐らくこの作者には、メインストリームのみで組み立てる文才が無いのかも・・いずれにせよ、 映画向きの作品ですが、これを2時間枠に収めたら駄作になるでしょう。 | ||||
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ああ、「ウォッチメイカー」を再登場させるためだけにこの本は書かれたんだな、ということでした。 つまり、『スキン・コレクター』という作品自体が、真打ちであるウォッチメイカーを舞台に上げるための長い長いプロローグだったということです。 もちろん、『スキン・コレクター』にもシリアルキラーは登場します。ですが、読み始めてすぐに、この人怪しいよな、とわかってしまいます。だって、身元を徹底的に調査するライムやサックスが「犯人」にはそれをしていないんですから。 それから、最近のアメリカのミステリ全般に感じていることなのですが、連続殺人事件が起こり、犯人がラストに警察もしくは他の犯罪者に射殺されて終わり、というケースが多いように感じられます。陰惨な殺人を行う犯人がなぜ殺意をもつにいたったのか、自分のおかした殺人行為をどう思っているのかがすっぽり抜けているんです。 『スキン・コレクター』の犯人も、キリスト教原理主義極右カルトのメンバーなのですが、なぜ邪悪な教義に染まっていったのか、その段階やプロセスが全く描かれていません。同様に、パムがなぜカルトの教義から自由であることができたのかも書かれていません。 今作の連続殺人にはタトゥーが用いられていますが、計画の立案者はウォッチメイカーであって、「犯人」のオリジナルではありません。 前座だけで終わった作品だと感じました。 | ||||
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切れ味がいまひとつ。読んでいてしんどくなってきました。いくらボーン・コレクターの作品が良かったといっても、またここで持ち出してきたのにはがっかり。もっとあっと閃くような終わり方にしてほしかったなあ。 | ||||
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ボーンコレクターを原書で読んだのが、20年前になるのか。当時洋書を100冊読もうと思っていたが、40冊位でやめてしまった。再び、英語の勉強がしたくて洋書と訳書を見ながらこの本を読んだ。途中で、犯人の目星がついてしまい(めったにないおとですが)、驚きがなかった。及び、洋書の単語が難しくて、読み終わるのにかなりの時間を要してしまった。内容も、冗長で無理な説明も多いところがめだった。それでも、洋書でシャーロックホームズを読む気持ちになれず、 今はやりの推理小説を読みたいのだ。現在は、キンドルを購入して、これ以前のジェフリーの本を読み始めている。単語の意味が書いてあるので、キンドルは英語の学習に適していると思った。 | ||||
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ほぼ全作読んでいてファンですが、同じ展開ばかりで少々飽きてきました。 こちらも読み慣れてきてるので、中々期待を上回る仕掛けがなく残念です。 ただ登場人物には愛着があるのでこれからも読んでいくとは思います。 | ||||
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「リンカーン・ライム」シリーズの11作目。本シリーズは殆ど全て読んでいるが、結局の所、連続的瞬発力の「コフィン・ダンサー」(一番の本領発揮作)と全体構成力の「ウォッチメイカー」だけが傑作として記憶に残っている。何時かは両作並みの傑作に出会えると期待して本シリーズを読んでいるのだが、最近はそのマンネリ振りにガッカリさせられる事が多く、残念ながら本作もその例に漏れなかった。表題からして、シリーズ第一作の「ボーン・コレクター」を意識している事が窺えるが、「ボーン・コレクター」の方が(不気味さがある分)数段出来が良い。 最近の作者はどうも<ウォッチメイカー>に拘っている様だが、冒頭で<ウォッチメイカー>の獄死の描写があった瞬間、本シリーズの読者なら、「ああっ、またあれね」と思う筈である。そう思うと、本シリーズの持ち味(醍醐味)である「ライムvs犯人」の瞬発的知恵比べという妙味が薄れてしまい、緊迫感のカケラもない駄作となってしまった。<ロカールの交換原理>、グリッド捜査、ホワイト・ボードに書き出される証拠物件一覧、捜査中に危機に陥るアメリアを中心とするライム・ファミリー、自宅で犯人に命を狙われるライムと既視感タップリの内容で、作者が本作で何を描きたかったのかサッパリ分らなかった。ラストを読むと、次作への繋ぎの作品という位置付けなのだろうか ? シリーズを続けて行く難しさは理解出来るが、続けて行く以上は作品毎に何か新規性を盛り込んで貰わないと読者も困る。「87分署」シリーズでお馴染みのエド・マクベインはシリーズを続けて行く秘訣(自戒)を次の様に語っている。 「自分で自作のパロディを書かない事」 作者にもこの秘訣(自戒)を守って、読者を驚かせる新作の発表を期待したい。 | ||||
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