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ペスト
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【この小説が収録されている参考書籍】
ペストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全411件 301~320 16/21ページ
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アマゾソの作戦なのか、ベストセラーと表記されており、まんまと読まざるをえなかった。 当然、我が国の現状であるコ口ナと比較することになったが、 カフェーでくっちゃべったり、映画館が賑わったりする部分は違うなと思った。 ノーベル賞作家が時間をかけて執筆したものであり、また外国文学というのもあり、 一読するだけでは、深く読み解くことは【難しい】だろう。 けれども、彼がペストを題材に歴史は繰り返すと言いたかったのは伝わった。 | ||||
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他の方も既に書いておられるように、翻訳が極めて悪い。意味をなさない箇所が多々見られるばかりでなく、明らかに誤訳もある。この翻訳を、多くの方がこれまで不条理の文学だと信じて、耐え忍んできたのであれば、それこそまさに不条理と言える。依然として改訳が出版されない国内の状況こそ、カミュの言うところの内なる「ペスト」である。 | ||||
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今こそ同じ状況になって、100歳まで生かす医療はパラダイスではなくなり、医療関係者は腹をくくってコロナに立ち向かう局面‼️ 良い治療薬が早く開発されますように | ||||
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コロナウイルスの影響で再度読み返してみましたが… 直訳の表現が多く、小説としての面白さは無い‼️ | ||||
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すぐに必要だったので買いまいしたが、 750円の文庫本を送料無料とは言え、1,700円で販売する神経を疑います。 送料別で売っていただければ、よかったと思います。 | ||||
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4月8日に注文し4月14日に到着予定と連絡を頂いていましたが実際には4月20日の到着でした。 現在のコロナの影響があったとしても遅すぎると思います | ||||
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カミュはサルトルより好きだった。だから、怖い話でも、なんとか読み進もうとした。ちょっと頭でっかちの読み方。今、感染症が流行るなかで、読み返すのが多い本の上位3冊の1冊らしい。もう1冊は1984。最後の一冊は、、、。 | ||||
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50年前に読んだ文庫本を探したら、色も変わり読む気になれず、しかし、直ぐ読みたい希望をかなえてくれる。 | ||||
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私は感染症のペストがどのように社会に蔓延し、人々に不安を与え心理学的に変化してしくのかを期待して読んでみたしたが、この物語はほとんど病気のペストとは関係ありませんでした。著者は当時のフランスにおける個人的な社会批判のためにペストという言葉を比喩的に用いた物語でした。よって私のように感染症ペストの当時の人々の恐怖や社会状況を物語から感じ取ろう期待する場合は別の「ペスト(の記憶)」ダニエル・デフォー著を読んだほうが良いです。フィクションですがまだ5歳のダニエルは1665年実際にロンドンのペスト渦を体験し当時の悲惨さを後に(5歳だったので記憶がないかもしれませんが)小説に書いたものです。ペストに興味ある人はこちらが良いです。この本の評価ですがページ数は多いですが時々脱線することが多く本筋は350ページくらいです。 この本を読む前にNHKの100分de名著も読んでみましたが、思ったほど面白くありませんでした。大学教授というのは不条理とか実存主義とか難しそうな言葉を使いたがり、簡単は事でもややこしく説明したがり、些細なことでも言葉の裏にある心理はどうだとか勝手に想像を働かせて語り威厳を保とうとしているのが滑稽です。長々と書いてしまいましたが総体的にはまあまあの面白かった小説でした。 | ||||
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疫病と街封鎖という突然の不条理に巻き込まれたとき。災厄の中で記憶も希望も感情も喪失し、ただ現在の中に生きるしかないとき。はたして過去の自分との一貫性を保ち、持続可能な生き方を見つけられるだろうか?主人公はただ静かに誠実に自らの役割を果たし、見きわめ、そして忘れないことを選択した。そして人間の中には軽蔑すべきものより賞賛すべきものの方が多いと結論した。今直面している世界的な危機を、未だ非現実的に感じ、否認、楽観している自分に気付き、かつ希望を与えてくれました。ぜひ | ||||
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平時と今とでは読後感が全く違っただろう。 ペストに翻弄される登場人物がそれぞれの理解や行動を取る。 まさに今世界で起こっていることを映したようでリアルに読める。 ペストが不治の病であるなら、人間全てがペストを持っていて、またペストに感染させて相手に死を与える存在であるのだというタルーの理解は鬼気迫るものがある。 たぶんペストに象徴されている悪を、今はそのまま読むことはできないが、確かにペストによって露わになった大切なことや愛のかたち、本当の信仰を考え直してみる機会になったことは確か。 美しい言い回しに溢れた文章。 | ||||
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アルジェリアのオラン市を襲った病・ペスト。外部と遮断され孤立化した町の中で、ペストという不条理と闘う人々を描いた作品。最初はペストを医学的にどう対処するかという医療系の物語だと思っていたけど違って、ペストに直面した人々が心をどう変化させていったのかを年代記風に淡々と語っていく物語だった。冷静な語り口の中にも、町や人の心を精緻に描き出そうとする細やかさを感じる。ただ、活字を読み慣れていない人には難しい文章だと思うので、もう少し柔らかい訳だったらありがたかった。 医師のリウーはこのペストという不条理の中で戦い、敗北し続ける。少年のシーンはその苦痛が浮き立ってくるようで読んでいてつらかった。そんな地獄のような状況でできること、 「そこに、毎日の仕事のなかにこそ、確実なものがある。その余のものは、とるに足らぬつながりと衝動に左右されているのであり、そんなものに足をとどめてはいられない。肝要なことは自分の職務をよく果たすことだ」 「しかしペストと戦う唯一の方法は、誠実さということです」 「一般にはどういうことか知りませんがね。しかし、僕の場合には、つまり自分の職務を果すことだと心得ています」 このあたりの言葉が印象深い。現代でも感染症が大きな問題になっていて、その中でできることって何だろうかと考え続けている。誠実に自分の仕事をすること。まずはここから始まるのかなと。 「世間に存在する悪は、ほとんど常に無知に由来するものであり、善き意志も、豊かな知識がなければ、悪意と同じくらい多くの被害を与えることがありうる」 「そして絶望に慣れることは絶望そのものよりもさらに悪いのである」 この言葉たちも心に留めておきたい。ペストに限らず、不条理なものは世界にはあふれていて、いつ直面してもおかしくはない。自分ならそれとどう向き合っていくのか、何ができるのか。感染症で揺れている今だからこそ読めてよかったと思えた作品。 | ||||
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自分の理解力の無さなのか海外文学は和訳によって理解度が左右されやすいので普段読まないのですが、 こちらもかなり読みにくい和訳で内容が殆ど入ってきませんでした。 まとめサイトで内容確認しました。 | ||||
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NHK 「100分で名著」や昨今の社会情勢により話題になっていたので購入しました。カミュは初めて読みました。 ナチスドイツ占領下のヨーロッパで実際に起こった出来事のメタファーとして言われている本書ですが、感想としてはここまで人間の内面とありがちな思考を描き切れるのかと驚嘆でした。 不安な状況下だからこそ現象の裏にある真理を求める人、あくまで現象に対峙する事を求める人、善悪を判定し自分の正しさを主張する人、状況が分からず振り回される人々、まさにこれから世界で起こり得る(乃至は起こっている)事の縮図でどう考えて行けば良いのかのヒントが散りばめられています。 | ||||
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高校の時に読んだ。ペスト禍の中、運命を引き受けるように、淡々と使命を果たすリウー医師の姿を見て、自分は物理少年だったのに医学部に進みたいと思った。当初の希望(外科)とは全く違う科目に進んでしまい、日常は『ペスト』ではなくなったと思ったし、武漢肺炎・中共ウイルスが日本に来ても、身近に襲来することもないと思ったのだが・・・・ ペストという病疫の中、リウーとタルーが のどかに水浴をするシーンがある。彼らは彼らを襲った惨禍をそれぞれに受け止め、それぞれの人間性で戦うのだが、今回の疫病の中で、人々はどう受け止め、どう戦っているんだろうか? 自分はリウーではないしリウーにはなれない。だが、カミュの「反抗の論理」は、共有している。それにしても、高校の時に読んだ文学と、同じような世界を生きることになろうとは思わなかった。// 病疫の管理ができず、統治能力がないことを某国は自ら証明した。この惨禍の後は、某国の解体を実践することこそが「反抗の論理」の完成であるにちがいない。 | ||||
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コロナウイスル蔓延により今読む人が増えているそうだ。また本作におけるペストをナチスの隠喩と解釈する向きもあるらしい。以上の予備知識のみをもって読んでみた。カミュの他の作品やサルトルなどは未読。ここで今更内容の要約的なことはやめにして思うところのみを述べる。 まず訳が悪いとか日本語が古いとの評があるがそうは思わない。ただこれは意図的なものであろうが語り口が淡々としているのだ。であるからパニック映画や人間ドラマ的なわかりやすさを期待していると手応えが弱いのかもしれない。しかし、かような苦難の中で現実を「抽象」化して淡々としている人々を描いているようでもある。「抽象」とは著者自身が作中で用いている言葉だ。一方で、ペストがナチスなどの悪を表象しているとの解釈には多少の深読みが必要だ。不条理には違いないのだが、人間世界の内部から来るものと外部から来るものは少なくとも表面的には同類ではない。そんな中で「ペスト患者であることもペスト患者でないこともどちらも大変だ」と誰かに語らせているのはダークサイドに堕ちるのもライトサイドに留まるのもどちらも難儀だと聞こえなくもないが。 ナチス云々よりも、さりげなく神の恩顧なるものの無意味さを語っているところに注目したい。(著者自ら本作は最も反キリスト教的と言ったようだが) 神を信じるとか信じないとかそういった“抽象”的なことは超克した連携を否応なしに人々に強いる“現実”、こういったことは今後も不死ではない人間達に降りかかってくるだろう。ただその超えるべき軸は神への態度ではなく観念の中の主義であったり外的現実である貧富であったりするだろうが。 | ||||
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予定通り商品が到着しました。また商品自体の到着時点のコンディション良好でした。 | ||||
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読みにくいけど、人間に関する深い洞察が得られる。 | ||||
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ただのパニック小説ではなく、ペストという疫病を通じて、人間は強いのか弱いのか、色々考えさせられる小説。 でも、星ひとつの方達が書いてる様に、翻訳が分かりづらい。直訳しすぎなのかな。 カミュの文体は、非常に美しいと聞きます。 フランス語が読めたなら、是非原書を読んでみたいな。 | ||||
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アルベール・カミュ(1913~1960年)は、フランス領アルジェリア生まれの作家、哲学者。第二次世界大戦中に発表した小説『異邦人』(1942年)などで「不条理」の哲学を唱えて注目され、1957年にノーベル文学賞を受賞。1960年に自動車事故で46歳の若さで死去。 本作品は第二次世界大戦後(1947年)に発表された、代表作のひとつである。 物語は、フランス領アルジェリアの港湾都市オラン市(現存する)をペストが襲い、感染拡大阻止のために街は封鎖され、人びとが次々と命を失っていく絶望的な状況の中で、医師のリウーを中心に、よそ者(旅行者)のタルー、下級役人のグラン、新聞記者のランベール、パヌルー神父、密売人のコタールなどの様々な登場人物が、それぞれの立場で無慈悲な運命と立ち向かう様を描いている。 この作品は、ナチス占領下のヨーロッパで実際に起こった状況の隠喩だといわれる。逃げるところのない過酷な状況下で、同胞同士の相互不信、愛する人びととの別離、刹那的な享楽への逃避など、カミュ自身が実際に目撃した人間模様が描かれているのだ。本作品は、戦後間もない時期に発表されたが、民衆はそれを理解しベストセラーになったという。 さらに、この作品に込められているのは、カミュの人生観・哲学でもある。罪なき人びとの死、世に蔓延る悪、自分の力では変えようのない状況。。。人の人生は「不条理」に満ちている。しかし、いかに不条理であろうとも、我々はその人生を生きていかなければならない。そして、そのために最も大切なことは、本作品で描かれているように、人びとがそれぞれの役目を果たし、人びとが連帯していくことなのだ。 そして、作品の最後では、感染がほぼ収束する中で、それまで医師リウーを支えてきたタルーがついに発病し、「今こそすべてはよいのだ」という言葉を残して静かに死んでいく。。。世界はどこまでも「不条理」なのだ。 今般の新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴って、本作品はヨーロッパのほか、日本でも広く読まれるようになっているという。カミュのメッセージは上記の通り幅広く普遍的なものであるが、今の世界、我々を取り巻く状況に引き寄せて解釈することは、もちろん有効だろう。そして、そこで示唆されるのも、やはり、リウーやタルーのように、目の前のことに対して自分のできること(多くの人びとにとっては、外出を自粛すること)を精いっぱいに行い、皆で連帯していくことが最も大事ということだ。 今、このカミュのメッセージを大切にしたいと思う。 | ||||
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