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ペスト



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ペストの評価: 4.00/5点 レビュー 411件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全411件 141~160 8/21ページ
No.271:
(4pt)

パンデミック・都市封鎖の中での人間性を問う作品

この作品では、アフリカのある都市で発生したペストによるパンデミック・都市封鎖で、死の恐怖に慄く人々の行いを通して極限における人間性を、文豪カミュは読者に対して問うているのだと思う。利己主義、偽善、祈り、人々の思いなど全くの無力である。70年近く前に書かれた作品であるが、今を生きる私たちも同じであると思う。新型コロナウイルス感染症の流行前に、この作品に出合っていたら、おそらく自分とはほとんど関係ない=よそ事として見ていたと思う。人の痛み・苦しみを理解することは大事なことだが、所詮人間は、自分のこと=当事者ではないことに真剣に思い、感じることは難しいことなのだと思う。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.270:
(3pt)

闘い

普通の文庫本として購入。包装は問題ありませんでした。コロナ禍の中、かつて同じように世の中を恐怖に陥れた感染症と当時の人々がどう向き合ったのか、一人の医師が周囲の人々を病原から守るためどういう働きをしたのかがよく描かれていた話だと思いました。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.269:
(1pt)

値段が高い

値段が目が飛び出るほど高かったです。
金額確認すべし。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.268:
(3pt)

日本のコロナ騒ぎとの類似性に驚くが、読みにくい直訳調の翻訳

新聞の囲み記事か何かで、コロナ渦の今、昭和44年(51年前)発行の本書がベストセラーになっていると知り
購入した。
巻末の解説を見ると、フランスでは1947年に発行されている。今から73年も前である。著者のカミュは1957年44歳という若さでノーベル文学賞を受賞しているが、1960年に47歳の時に交通事故で急逝したという。

本書の舞台はアルジェリアのオランという港町である。
この街の異変は、最初は住宅や道路に突然転がりだしたネズミの死骸であった。
それから、ペストの発生から蔓延マデ、リウーという医師の目を通して描いている。
ネズミの大量発生と死骸、ついでペスト患者の発生、やがて蔓延。人々は息を殺して生活している。
明日は我が身か、戦々恐々として生きる人々の生活は今世界中を襲っている新型ウイルス性肺炎にたいする恐れと酷似している。
犠牲者は、最初は「数」にしか過ぎなかったが、だんだんと身近の人々が亡くなり、港は閉鎖され、一時的にこの街を訪れていて人たちも閉じ込められてしまう。
やがて、身近の牧師が亡くなり、予審判事の子供が亡くなる。
この子供の死にざまの恐ろしさ、よくここまで書いたというほどの描写である。
やがて、子供の父親の予審判事も亡くなり、港町はほぼペストに征服される。
しかし、発生から約10か月後、突然病勢は弱まり死亡者は少なくなる。
だが、ここで安心してはいけない。多分、この街の最後の犠牲者はリウー自身の助手的役割を果たしていてくれたタルーを襲う。

こうして、ベスト言う病魔の恐ろしさを描写しているうちに、リウー自身や、その他の登場人物の心理状態が長々と語られる。この辺がノーベル賞受賞の理由なのだろうが、私のような興味本位の読者には退屈な数十ページであり、いちいち丁寧に読んではいられない。読み飛ばして一向に差し支えない。
小説はペストが収まり、港が解放され、最初の船が入港してきたところで終わる。
文学的な興味というよりも、ペストの蔓延と残酷さに打ちのめされる。

他にも、たくさんの方々が指摘しているが、翻訳文が酷い。まるで日本語らしい日本語になっていない。
語学初心者が良くやる「直訳調」である。
翻訳者自身、解説で「カミュの原文は圧縮された清潔な文体」だと言っていながら、この翻訳の冗長さ、下手糞さはどういうわけか。
ほかに誰かの翻訳があれば比較してみたい。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.267:
(5pt)

今起きているウィルスのパンデミックは、前から予想されていた世界。

本が高かったのが、少し残念でした。予想より早く着いたのは嬉しかったです。 現在、パンデミックが起きている世界が、何十年前にも、起きることを予想していた事に驚きました。また、カミュの本は、始めです読みましたが、感銘を受けました。
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4102114033
No.266:
(3pt)

読み応えあります。

新型コロナ肺炎による外出自粛期間中に読もうと買いましたが、恐らく婉曲的な原文の翻訳のせいだと思いますけど、読み辛く、読み終えるのに時間がかかりました。文章もページいっぱいにあり、同じ厚さの文庫の三倍はかったと思います。
コロナ後の生活に向けて、考え方の参考にしようと2回目の読書中ですが、最初からあったいろいろな布石に気付き、なるほど名作なんだなぁと感心しています。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.265:
(4pt)

不条理下における人間の「抗い」の崇高さを描いた名作

現在のコロナ禍で脚光を浴びている名作と話題になっていたので、初めて読んでみた。

第一印象は(他の方も多数指摘されているとおり)、文学的な(遠回しな)言い回しが多く、翻訳がいささか前時代的なことも手伝って、正直読み進めづらい。(一方でそれが「味」であるとの指摘も理解できるが)
また全体を通し、ドラマチックな展開やヒロイズムを(あえて)排しているため、物語の大きな抑揚は見受けられない。
仮に本作が(脚色なくそのまま)映画化されるとしたら、退屈な映画になるだろう。
→「天災ほど見物たりうるところの少ないものはない」

それはつまり、現在のコロナ過の中で奮闘している様々な人々の、地道にして日々同じく繰り返される闘いにも通じる生き様が、語り部である医師リウーや仲間達の姿に体現されていると捉えることもできるだろう。

ペストのため都市封鎖され、外部との往来や通信を絶たれた(本作風にいえば「追放」された)市民が、目に見えない感染症への不安の中、次第に「笑いを失い」「絶望に慣れていく」姿(これは現在のコロナ禍での自粛生活でも見受けられたが)を遠景に、本作の登場人物たちが様々な「抗い」をみせていく。

特にパヌルー神父における懊悩は、「不条理下における信仰」について考えさせられる。
神父はついに(ある意味で)盲目的な信仰を取るに至るが、リウーは決してそれに同意しない。
ここにカミュは神と人間の関係、すなわち人間はペストに象徴される不条理(災害や戦争)から逃れることはできないが、そこに神は介在せずとも、人間は「誠実」に「共感」をもって「連帯」することでそこに抗い、それを超克することができることを、本作で表現したかったのではないだろうか。

人々が次々にペストに斃れ、終始陰鬱な基調で描かれる群像劇だが、読後は不思議に爽やかな気持ちにさせてくれた名作。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.264:
(4pt)

現在の日本に住んでいてよかったと思わせてくれる本

新コロナ禍の最中に、この「ペスト」を読むのは、かなりの勇気と根気が必要かもしれません。しかし、現コンゴのような、三重の感染症と戦っている国家国民と比べ、日本に住んでいてよかったと思う気持ちを持たせてくれる本でもあります。
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4102114033
No.263:
(4pt)

今こそ、読み直すべき作品。

いまのコロナ禍の行く末と重なる。なるほど、世は不条理。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.262:
(5pt)

勉強

人が、死ぬ。ということは、仕方ない、現実ですが、神を、信じて、人生を、全うすることで、人生の愛を、感謝することができる。大変なコロナウイルスにも、苦しくても、乗り越えて,,
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4102114033
No.261:
(5pt)

とても読みやすく楽しめました。

毎日家の閉じ込められていたので、ただひたすら読みました。
ペストAmazon書評・レビュー:ペストより
B00G45R5CG
No.260:
(5pt)

ペストと戦う唯一の方法は誠実さ

1947年に出版された小説ですが、人類は過去に何度も戦争や伝染病で似た状況を経験しおり、その度ごとに最初は軽視し、楽観視し、疑心暗鬼で対策に取り掛かり、市民の自由を拘束することで収束を目指す、自由を奪われた市民の心理とその変化、経済の死、あらゆることが驚くほど同じ経緯をたどっていることが分かりました。
伝染病は忘れた頃にやってくる、そしてその時には準備できていないという繰り返しであることが改めて認識されます。
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4102114033
No.259:
(3pt)

小説の内容でがっかりしています。

フィクションを期待していましたが、内容が小説でその時代に有った、内容が希望でした、返品かフィクション内容と交換を希望をしています。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.258:
(5pt)

重たい内容

コロナ禍の最中に読みましたが、今の時代と共通する部分が多く、また、人間の心理を鋭く表現しているカミュの凄さを感じる作品でした。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.257:
(3pt)

現実と比較すると・・・

新型コロナを機に再読。
初読時は問答無用の五つ星だったが、時を経て読むとアラばかりが目につき、その評価も変わってしまった。

他国の新型コロナ対策と同様の都市封鎖が行われるわけだが、それは境界域での話。
感染域内では、外出禁止令などなく映画館やレストランは相変わらずの大盛況で、3密当たり前というか、市外に出れなくなったせいで却って混雑している所もあるという有り様。
公共交通機関内では多少ソーシャルディスタンシングもどきの行為も見受けらるが、一般市民が手洗いやうがいを励行している様子はなく、必死に防疫に努めているとは言い難い。
舞台は1940年代でそんな大昔という訳ではないし、著者もそれ以前の流行を下調べしてから執筆しているだろうから、そんな荒唐無稽な話でもないはずだが、現実のコロナ・パニックと比べると、そのノーガードぶりに啞然としてしまう。
感染力も致死率も最強レベルのペストが蔓延していたにも拘わらず、このような一都市丸ごと培養シャーレ状態では、もう自然に終息するのを待つより他あるまい。
この作品でも初動の遅れが後の惨事を招いてしまうのだが、当の医者が、ネズミの大量死や患者のリンパ節肥大を目の当たりにしておきながら直ぐにペストを見抜けなかった、なんていくら小説とはいえお粗末。
その後の人間模様も、慈愛に満ちた利他的行動が却って感染拡大に繋がりかねないという現実を知ってしまった今、必ずしも共感できるものではなかった。
しかし、疫病が猛威を振るった時の、一つの人間の在り方や友情を緻密に描いた良作であるのは事実。
哲学、宗教色も濃く、単なるパニック小説に堕していないのはノーベル賞作家の為せるわざ。
特に、ペストは天罰、などと当初のたまっていた神父が、罪なき子供が悶死する光景を前に悔悛へと踏み出すシーンは、感銘を受けた。

しかし翻訳は、ガチガチの直訳を思わせる不自然で回りくどい文章が多い。
なかには、もっとコンパクトに纏めれば簡潔明瞭な文章で済むのに(二重否定とか)、と思わせる箇所も散見される。
原文が悪文かつ晦渋なのか、それとも翻訳が異色なのかは分かりかねる。
しかし別訳者による代表作「異邦人」が、より深遠ながらも明快につづられた良訳である為、原作者が作品ごとに文体を変えることがあるという事実を差っ引いても、なおさら翻訳に難があったのでは、と邪推してしまう。
初読の時スラスラ読めたのは、若さにかまけて飛ばし読みをしまくっていたからだろう。
年取って一言一句ネチネチ読む癖がついてしまった私にとって、この翻訳は鬱陶しかった。
訳者の巻末解説も、解説とは名ばかりの自己チュー批評でガッカリ。
この人には、なるべく読者に分かりやすく伝えようという配慮はないようだ。
自身の筆に酔い痴れてしまうタイプなんですかねえ。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.256:
(2pt)

翻訳本の難しさなのか、ペスト伝染による住民の恐怖感が伝わってこない

コロナウィルス伝染の怖さから、今まで無関心だった伝染病について知りたくてカミュの「ペスト」を購読した。
 私は、この翻訳本を読み始めて直ぐに違和感を感じた。現在のコロナウィルスの刻々と流れてくる情報を知る我々に比べて、ペスト伝染が流行った当時は、情報量が少なかっただけに、町を封鎖された住民等はもっと死への恐怖心や緊迫感があったはずだが、この本からは、それが私には伝わって来ない。
 何だろうか?
 私は思うに、外人の演説を同時通訳者が即興に訳した日本語をそのまま文書化したのを読んでいる様で、場面場面がブツ切れていて味気ない、本来ならば小説の持っているであろう魅力が伝わって来ないのではないかと。
 失礼だが、面白くないので頓挫し読むのをやめた。
 ペストを主材した小説を「面白くない」と云うのは、不謹慎な事だと思いながら…
 そして、内容を理解出来ず頓挫した私自身の教養の無さもあるだろう…
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.255:
(5pt)

コロナのもとでも、そうでないときでも考えさせられる名著

カミュはこの本で、疫病としてのペストを描いたのではなく、ナチやその支配下の状況をペストとその中での人々の姿に化体して描きたかったといわれています。
例えば、激増した死体の処理をどうすることもできなくなり、電車に乗せて運び出し、そのまま捨てるといった場面は、すぐにアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所を連想してしまいます。

ペストは、暗喩として用いられているので、登場人物の言葉にも含蓄があります。タルーの「この町とこの伝染病を知るずっと前からペストに苦しんでいた。」。この言葉の意味など深く考えさせられる言葉です。また。リウーの「ペストと闘う唯一の方法は誠実さ」「自分の責務を果たすこと」という言葉にも考えさせられます。
とても、考えさせられる作品です。登場人物がみな、興味深いです。コタールという犯罪者は、ペストの中にあって初めて生き生きとし、ペストの終了とともにまた周りの人間との関係性を失っていきます。こうした複雑な登場人物の中にあって、グランという木っ端役人の描写の場面だけは、力を抜いてそのまま読んで楽しめる感じがして、緩急もついている感じです。

暗喩とはいいながら、ペストが発生したことを行政当局が察知しながら、なかなかペストという言葉を口に出したがらない場面、コタールのように疫病の中で突然、生き生きとし始める人物もいるということは、今この世界で起こっているコロナを巡る東京都の対応に重なってしまうところもありました。

コロナで現実世界から「追放」された状態になったことを契機に読んだ本ですが、いつの時代に読んでも考えさせられる本だと思います。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.254:
(3pt)

和訳次第です

和訳が古くさく、すんなり頭に入ってきませんでした。違う和訳で読みたいと思います。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.253:
(5pt)

追い込まれた状況において人間として向き合うこと

80年前の状況だが、追い込まれた状況に於いて、人間として死の恐怖、絶望感、困難に向き合った時に、人が何を考え、何を中心に置き、信念として持つかは人それぞれだが、この様子は現在も結局変わらないだろう。愛、正義、仕事への誇り、死に際の態度。終始重く陰鬱な雰囲気が支配する小説だが、尊厳のある人生について考えさせられる名著。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.252:
(5pt)

タイミングです

予てから読みたかった本でした。コロナ禍で外出自粛がネットで買うきっかけになりました。
ペスト (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ペスト (新潮文庫)より
4102114033

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