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ペスト
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【この小説が収録されている参考書籍】
ペストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全411件 81~100 5/21ページ
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大学の医学部で微生物学の講義をしていますが、毎年、医学生さんに本書を推薦しています。ノーベル賞受賞作家カミュによる、医師・医学生必読の書。理想の医師像がここにああります。医師・医学生であることの誇りが感じられるであろう名著です。 本書を読まれた後は「シーシュポスの神話」を勧めます。同本で書かれていることを、はっきり体現しているのは、“ペスト”の主人公の医師です。「ペスト」の読後ならば、同書の内容理解には苦労せずに、引用される哲学者や本の数々も、入門書、解説書として役立ち、ひいては、今後の読書の手引きになります。 | ||||
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新型コロナの感染が広がっている中で話題の本を読んでみました。まさに歴史は繰り返されています。政治家の皆さんにも是非読んでいただきたい一冊です。 | ||||
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10代後半で読んで以来、50年近く経って読みました。続けて2回読む事のほとんど無い私ですが、久しぶりに読んだ後、もっと細かいところまで味わいたい、この小説の中にいる事で生じる共感、一体感を失いたく無い、そん気持ちから続けて読みました。 おかげで、より深い理解と共感を得る事が出来ました。 コロナ渦の今、誰もが物語の中に入り込むのに最適な時です。 | ||||
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一文が長くて訳が分かりにくい部分があり、意外に読みづらいです。 フランス文学なので、もともと文体が冗長なのかもしれませんが。 コロナ下で読むと、どの時代も一般市民がとる行動は似たようなものだということが分かります。 コロナ収束のヒントにはなりませんが、個人的にしらべたところ、ペストもスペイン風邪も、特効薬が見つかるもっと前にいったんは収束したことがわかりました。 今回のコロナも、薬が開発されなくても数年でいったんは収束するかもしれません。 | ||||
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リウーが描くペストにより隔離された街の人々の行動、考え方は、今のコロナなね通じるものがあります。 | ||||
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面白かったですが、終盤はちょっと粗いかな? | ||||
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「新型コロナが流行っている今こそ読むべき」とあちこちで紹介されていて、昔から気になっている作品でもあった。 読む前は、ペストが蔓延した封鎖された都市で、人々の恐怖、差別、勇気、愛情といったものを描くスケールの大きな話を想像していたが、かなり違った。淡々と、ペストが発生して流行してやがて終息するまでを「記録」したような小説だった。 実に読みにくい。修飾が多くて一文が長く(平気で200文字くらいある)いったいこれは誰のことだっけ? みたいなことが何度もあった。 途中で止めようかと幾度か思ったが、所々深く惹かれる部分もあり、読み進めた。半分を超える頃にはこの難解な翻訳にも慣れ、登場人物たちの個性も理解できるようになった。淡々と進む話だが、伏線やストーリーがないわけではない。主人公のリウーをはじめ、主要な人物タルー、ランベールその他たくさんの人々を魅力的に描いた群像劇でもある。特にリウーとタルーが理解しあい、友情を得る場面は心に残る。 キリスト教信仰の世界では、感染症という災厄も天罰といった雰囲気が漂う。だがリウーはそのような神を否定する。「万能の神を信じてしまうと自分が為すべきことを神に委ねてしまい、患者の面倒を見なくなるだろう」 そして医師ではないタルーも命懸けでペストと戦う。「自分の道徳のため、そして理解するために」(ふたりの正確なセリフはすこし違うかも) 「人知を超えた不条理から自由になるために、意志を持って反抗する」ということがこの小説のテーマのひとつなのだと自分は思った。 他にも考えさせられるエピソードやセリフが多々あったが、消化しきれない部分もあったので、少し時間をおいてもう一度読んでみようと思う。人生で数回読むに値する物語であると感じた。 カミュの死後50年以上が経過しているし、ぜひ読みやすい新訳を出して欲しい。若い方や、あまり翻訳ものを読まれない方にも、この作品を通読して欲しいと思う。 読みにくさで序盤で本を閉じ、読まずに終わってしまうのは、実に勿体ない作品である。 | ||||
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単なる記録文学ではなく、人間感情の描写が素晴らしいと思う。 現在の世界の状況に照らし合わせるとかなり人間の本質、本性が理解できる。 | ||||
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夏休みの課題図書読了感 ラストが圧巻だった。 「救い」を求めるから救われない。 「不条理」を説くカミュから 強烈なパワーをもらった気がする。 今、目の前に起きていることが そのまま言葉になっているようで やっぱり文学は素晴らしい。 | ||||
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コロナウィルス禍、気になる小説『ペスト』を読む。フランスの作家、アルベール・カミュが1947年に刊行した、ペストが流行するアルジェリアのフランス植民都市での極限状態における市民の連帯を描いた小説である。 この小説は、現在、進行しているコロナウィルス禍の状況下において、個人がどのように対峙すべきなのか、多くの示唆を与えてくれると同時に、対岸の火事ではあるが、日本の同盟国であるアメリカ合衆国において、トランプ政権がやりたい放題をして民主主義を危機に陥れている中、何をすべきかを考えるうえでも多くのヒントを与えてくれる。 カミュが「ペスト」で描いた不条理の世界は、彼自身が体験したナチスドイツ占領下のヨーロッパでの出来事の暗喩でもある。不条理とは、「馬鹿げた計画と明白な現実との比較」とから噴出するものであるが、コロナウィルス禍を真に不条理なものにするのは、Go to トラベルに象徴される「行政のデタラメな対応」や、ノーマスクで山手線に乗って売名行為をする人々に象徴される「人々の相互不信」、さらには志村けんの死別に象徴される「大切な人との別離」などであろう。すなわち、「死」という不条理以外は、人災的に人々によってもたらされる、逆にいえば、人がしっかりしていれば、その不条理の拡大を抑えることもできるということだ。 「ペストと闘う唯一の方法は誠実さだ」と小説の主人公である医師のリウーは語るが、これはまさにコロナの不条理の拡大を抑止させるポイントであると思う。 この「ペスト」という小説、多くの含蓄に溢れている。ただ、訳は今ひとつである。当時の仏蘭西文学の大家が訳したようなのだが、仰々しい表現など、本当にこのように現本で書かれていたのか疑わしい箇所が多々ある。とはいえ、フランス語はほとんど読めないので、この点については検証もできないが、文章はあまり読みやすいとはいえない。この点は残念である。 | ||||
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想定通りの面白さ | ||||
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コロナ感染初期の頃、とても役に立ちました。感染の経過がどうなるのか。人々の想いがどう変化するのか、心底にある思いがどう上がってくるのか、人間の目で見る終末の情景はハッピーエンドでははいが、それもまた一つの見方。興味深いです。 | ||||
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昔の翻訳で、読みにくかった 仕方がないので病院などの待ち時間に少しずつ読んでいる | ||||
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価格が表示の2倍だった | ||||
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アルジェリアのオランという町でペストが発生、その後町は閉鎖され、たまたまオランにいた別の町の人間は外に出られなくなり、反対にオランの住民でたまたま町外に出た人は、町に戻れなくなります。別離と死の恐怖のなか、人々はどうふるまうのかについての興味深い本でした。2020年7月時点で新型コロナウイルスの猛威は世界的に終わっていませんが、そのようななかで自分自身がどう変化したかを「ペスト」の登場人物に重ね合わせることができると思いました。 医師リウーは自分の責務を全うすることに全力を傾けます。そして死の恐怖など超越し、むしろ息子の過労が唯一の心配というリウーの母親。善良な小役人グラン、オランの外からやってきて、妻をパリに残したジャーナリストのランベール、同じく町外からやってきた謎の人物タルー、ペスト禍に神の御心を見つけようと苦心するパヌルー神父、そして町の中で「唯一」ペストの蔓延を何かしらの理由で喜んでいるコタールなどが主要人物になります。 印象に残った下りをいくつか書きます。 「人間中心主義者は天災というものを信じず・・・彼らは自らが自由であると信じているけれども、天災がある限り何人も自由ではありえない」 「毎日の仕事の中にこそ確実なものがある。肝要なことは自分の職務をよく果たすことだ」「ペストが市民にもたらした最初のものは追放の状態であった。まさにこの追放感こそ、われわれの心に常住宿されていたあの空虚である」 「ペストと戦う唯一の方法は誠実さということです。僕の場合には、つまり自分の職務を果たすことだと心得ています」 私は、本書に何度も登場する、ペストがもたらした「追放感」という言葉に特に考えさせられました。これは何も空間的な追放感だけではありません(ロックダウンされて外との交流ができなくなるという)。むしろ時間的な追放感を意味していて、現在の日常生活から追放され、未来の可能性からも追放され(生き延びれば別ですが)、また過去の思い出についても「あのときもっとこうしておけばよかった」という後悔の念から、その思い出との距離が遠くなっていく、という感覚です。その行き着く先が「空虚感」になるわけですが、本書の登場人物は、その空虚感をみな違うアプローチで埋めようとしている、と解釈しました。疫病や戦争、天災など不条理な事象が降りかかってきたときに、いかに人間は感じ、かつ対応しようとするのか、とても参考になります。 | ||||
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リウーを中心として、タルー、ランベール、グラン、パヌルー、コタール、それぞれがペストという危機の中で、人間のあるべき姿を模索していく。 | ||||
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本の状態は綺麗でしたが、内容は文章が古くて読みにくかったです。例えば、ステンドグラスのことを「焼きガラス」などと書いてあって、いちいち立ち止まって〈これは何の事だろう?〉と考えるのが面倒でした。翻訳が古いのかな、とも思いました。 | ||||
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他のひとも書いていますが、翻訳が余り上手ではなくて、文章が頭に入ってこず、途中でやめてしまいました。 | ||||
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文章が気にならないなら、買う。 長い年月と日本語の口語文なら表現すると思っていたが、 この本では、長い時日(じじつ)とでてくる、 ここで、ん?と思って、読み進めると、とことどころで こんな感じの、訳文に出会う。 読みづらいこと、この上ないと感じた。 | ||||
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コロナが流行る中でこの物語がいまの現状と似ていることが話題となり読みたいと思って購入しました。読んでいるうちに時代も国も違うのにこのコロナの状況と、似ていてびっくりしました。こんなときに自分がなにをしなくてはいけないのか考えさせられる作品となっています。さまざまな登場人物がでてきますので、その中で自分と気の合う登場人物に自分を照らし合わせながら読むともっと楽しめます。 | ||||
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