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アンタッチャブル
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アンタッチャブルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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馳さんといえば「不夜城」に代表されるように ノワールの書き手といった印象が強いですが、 本作はノワールではありません。 第153回の直木賞候補にもなった本作は、 公安警察を舞台にした軽妙なタッチの作品で、 いい意味でこれまでの「馳星周像」を裏切ってくれます。 キャラの立った登場人物たち、読み進めていくたびに加速する謎、 そして予想外の結末ーー。 改めて「小説の楽しさ」を馳さんに教えてもらった気がして、 この作品が直木賞候補になったのにも納得させられました。 もしも「馳ファンだけど、ノワールじゃないから…」といった理由で 敬遠されている方がいたら、ぜひご一読を。 あとがきで「続編を書く」と宣言されていますので、 今から楽しみで仕方ありません! | ||||
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いつもと違った内容全ておもしろいですね〜 こんなコミカルなのもあるんだなあー | ||||
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今までの作風とはだいぶ異なり、そのためでしょうが、評価も別れているようです。 私は今までのものより、軽妙なノリが心地良かったです。 奥田秀朗 空中ブランコのようなノリとでもいえるでしょうか。 こんなものも書けるんだ、と認識を新たにしました。 おそらく2作目が出てくるのではなでしょうか? 重厚な作風が好みのかたは避けたほうが賢明だとおもいます。 | ||||
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作者が馳星周で舞台が公安となれば、ひらすらダークでハードな物語と思うのが人情だろう。ところが、本作はその思い込みを覆す軽妙かつ壮大なスケールの物語なのである。主人公は元伯爵家の出身で、キャリア中のキャリア、頭脳明晰、体格・運動神経共に抜群、公安独特の"カン"も鋭く、将来の警視庁長官は間違いなしと言われていながら、愛妻に逃げられてから、ボケてしまって(少なくても周囲からはそう思われていて)、40歳を過ぎても警視止まりで公安の厄介者となっている椿とその唯一の部下に配属された宮澤。椿は傍若無人な性格で、公安の組織を無視して勝手な行動を取るが、椿が公安の秘密を知り尽くしている点とその出自(父親は外務省重鎮)から誰も椿を触れない、即ち、「アンタッチャブル」な存在。本作は宮澤(の視座で物語は描かれる)を含めた公安の「アンタッチャブル」コンビの活躍(?)を描いた作品なのである。 椿の傍若無人振りは"天真爛漫さ"とも思え、私は奥田英朗氏の伊良部を思い出したが、この時点で既に半分作者の罠に嵌っていた。この椿がある女性を"カン"で北朝鮮の工作員と断定して、宮澤を引き込んで独自の捜査を行なうという物語なのだが、椿の不条理とも言える仕打ちに耐えながら、任務を果たそうとする宮澤の涙ぐましい奮闘振りが笑いを誘う。また、宮澤はワケありで椿の部下へと左遷させられたのだが、その椿の取り持ちで、そのワケに関連した女性と宮澤が肉体関係を持ってしまって、ドタバタするサブ(ラブ)・ストーリーもこれまた笑いを誘う。そして、椿のこの"カン"がボケた故の単なる妄想なのか、あるいは真を穿っているのか読者に不明のまま物語を進行させて行く手腕が巧み。特に、後半は一級のスパイ小説として読ませる。公安と(一般)警察との違いを随所で書き込んでいる点も印象に残った。 最後に明かされる作者の緻密な構想力には脱帽した。良家のお坊ちゃまの"天真爛漫さ"の怖さを巧みに描いた秀作で、やっぱり軽妙な雰囲気の中でも、作者は「ダーク」が好みなのだとつくづく思った。 | ||||
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馳氏の作品は全て読んでいますが、この作品ほど退屈で 後に何も残らなかった作品はありません。 とにかく最初から最後まで退屈の一言。 登場人物のだれ一人として共感できる人物なし。 どうしちゃったんだろう。 | ||||
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馳星周の大ファンの人には、決してお勧めしません! なんとまぁ、馳星周に 爆笑させられるなんて(笑 ノアールのノの字も出てこない そもそも、暴力らしい暴力は、一切無し 所々で、戦慄させられる、お笑いネタ いったい、何が起こったのか 実は、ノアールものには、飽きてしまい、このところ、読む気が失せていた作家さんでした この変化には、驚かされましたし、他のレビューアーの酷評は、十分理解できますが、私としては、ノアールもの以外にも、この系統で、笑わせて貰いたいモノです 折角のキャラですから、使い回して、不夜城シリーズ並みに、三巻くらいは書いて貰いたいです | ||||
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ノワール・コメディって面白いです。怖い話かと思ったら、ぜんぜんそうじゃない。どこから自分が騙されていたのだろうと、振り返ること数度。警察の中でも公安は、不気味な感じがする部門の印象を木端微塵に打ち砕く作品。警察物もこうしたライトな作品があると、娯楽としてより楽しめる。 「アンタッチャブル」そして大沢在昌さんの「極悪専用」とノワール・コメディを二冊続けて読んだ。タイプは違うが、どちらもハチャメチャで面白い。バブル時代のような華やかさ(実際は知らない世代です)が、作品のあちこちに出て来て、それがまたゴージャス感があって嬉しかった。この死ぬほど暑い夏には、地味な物語より、派手なアクション、バカげた展開があってます。 | ||||
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『不夜城』から20年。まったく新しく、モデルチェンジした馳星周ワールドに出逢えた。荒唐無けいと言ってしまえば、それまでだ。警察小説に荒唐無稽意外な作品あるわけないがない。リアリティあるように見せているだけで、すべて警察小説は荒唐無稽である。この作品は、その前提のもとに、どこまで飛躍出来るかに挑戦しているように見える。論理の飛躍、設定の破綻。しかし小説としては、完璧な構造をしているのだと思う。読んでいて楽しい。ばかばかしいけど、あっいう間に最後まで、付き合ってしまう。このばかばかしさというのが、この所のトレンドではないfだろうか。コメディ・ノワール。警察小説は、いつの間にか内部告発系ばかりになり、捜査よりも身内の足の引っ張り合いが多くなてしまった。キャリア対現場の構図も多いヒーローは地味で実直な底辺の香エイジばかりである。正直、読者としては飽きてしまった。そこへ、この作品である。かっとんでいる。ライトノベルズ系のチャラさとは一線を画す、チャラチャラ感もいい。すべてにおいて「飛躍」した作品である。正直、直木賞を取って欲しかった。景気が良くなりつつある希望は感じている。こんな時には本作のようなバブリーな今朝つものが読みたい。 | ||||
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ファンです。 みなさんのレビューのとおりでした。 どうしたことか?なんでこうなる? そりゃあ、馳の長編となると買いますがね。 ファン歴も長いとひつこいですよ。 期待値も上がりますよ。 馳風味が無くなるのは嫌だなあ~と。 他の作家が書くと面白いと思うが、馳は違うでしょ。 次回、漢字三文字の長編!期待してます。 | ||||
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読み始めてすぐに、随分作風かわったなぁと思いました。 ノワールからコメディ?へ 物語を覆っているどんより感はなくなり、どこか軽快な感じに。 登場人物も昔に比べると悪くないし(笑) ストーリーテリングは相変わらず上手で一気読みでした。 はい、本を閉じることは出来なかったです。 私は従来からの馳ファンです。 確かに昔とは変わりました。 でも面白いです。後半ハチャメチャになってきますが。 こういうのもありじゃないかな、と思います。 続編に期待しています。 | ||||
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馳さんの今までに書かれた内容と異なり、はじめは戸惑ったが、この明るさ、ドタバタ、アメリカの映画を見ているような楽しさがあった。 会話のひとつひとつが洒落ていて、馳さんの小説で大声を出して笑ったのは、はじめてだった。 馳さんは、色々なジャンルを書ける才能に恵まれているのか、このような楽しい小説を書けることも驚きだった。 アンタッチャブルの第2段、season2を期待せずにはおられない。 | ||||
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馳氏の新作、図書館の予約順番待ちの時に直木賞候補の一報。楽しみにしていて、やっと読みました。大きく期待を裏切られました。馳氏の作品に期待しているのは、こんなドタバタ、コメディータッチの作風ではないんですよね。あの「不夜城」のような、暗くて、哀切な、ノワール小説が読みたいんです。候補からもし受賞となり(それはないと思いたい)、多くの人がこの作品から馳氏に入ったら、氏のイメージってどうなるのだと思うとゾッとします。次回作に期待します。 | ||||
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以前の馳作品ファンとしてはこういう路線は期待外れ。前の様な作風の次回作に期待します! | ||||
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候補作品で、内容紹介読んで興味ひかれて、購入。 最後まで読んで、買った事後悔しました。 公安警察ものではなく、コメディ?これを公安警察とうたって欲しくないです。 私の期待度が高かったようです。ある意味裏切られたラストと作品でした。 捜査一課の元刑事と親密になる女性が出てくるのですが、 そのあたりの絡み、個人的に嫌でした。 | ||||
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将来は警視庁長官と目されたスーパーエリートの公安刑事と、仕事でミスをして公安に飛ばされた元捜査一課のお人好しの刑事がコンビを組む、馳星周氏の作品としては新しい警察小説。 緊張感バリバリの公安小説かと思いきや、完全なユーモア小説、これまでの馳星周氏の作品とは全く別物として臨んだ方が、ある意味裏切られずにすみます。 まずもって主人公の椿警視のキャラがたってます。そこに相棒の宮澤刑事や何故か椿家の執事、その他大勢の濃いキャラ達が絡み、ドタバタと物語はすすみ、ラストは壮大な仕掛けが待ち受けてます。 とにかく何も考えずに、荒唐無稽なストーリーを楽しむことがおススメかと思います。 | ||||
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500ページあるが、内容がお笑い系コント? 人物紹介が長すぎる。事件も起きずズルズル・・・ 暗黒ノワールを期待すると肩透かしを食う。 はっきりいってつまらなかった。 | ||||
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馳星周先生の作品は、不夜城以降多分全て読んでます。 不夜城を最初に読んだときの衝撃は、今でも忘れられません。 あの衝撃をもう一度味わいたくて、かれこれ20年弱になりますかね。 馳ノワールは、未だに不夜城を超える作品を輩出していません。 しかも、今回はコメディタッチで描かれる警察小説。 警察小説なのに設定はめちゃくちゃなうえに、ストーリーも破綻してます。 なぜ、この作品が直木賞候補なのか、全く分かりません。 好きな作家さんだけに、厳しい意見を書いてしまいました。 同じようなファンの皆さん、申し訳ありません。 | ||||
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