■スポンサードリンク
ヒポクラテスの誓い
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ヒポクラテスの誓いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 41~48 3/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の方も書いていましたが、この作者は、メインテーマに関しては知識があっても、 その他に関して知識が欠けている場合が多い。 所詮フィクションなので、「あり得ない」と思う点があるのは仕方ないが、 あまりにもご都合主義だったり、支離滅裂な場面が多い。 それでも読み物としてはまあまあ楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
研修医・栂野真琴は、臨床医を目指す身ながら、ひょんなことから法医学教室の光崎教授のもとで研修をすることに。光崎教授は法医学界の権威と呼べる人物で、単純な事故死や病死と思われた遺体を解剖することで、隠された真実を明らかにしていく。そして徐々に真琴は法医学に惹かれていき-。 ---------- 解剖シーンの描写は臨場感があり、リアルでした。「生きた」死体の血液の様子とかは意外な点もあり、また解剖に用いる道具や今日の日本の司法解剖の事情なども盛り込まれ、興味深く読めました。登場人物の会話も軽妙で面白く、飽きずに一気に読み進めることが出来ました。 ただ…医療に関する内容には、薬や検査に関する記述に、おかしな点が散見されます。所々で違和感を覚えたがゆえに、先の展開の伏線ではないかと勘違いしてしまったほどです。小説だから些細な点は事実と異なっていても良いとは思いますが、本作ではストーリーの根幹部分にもおかしな記述が多く、ミステリーとしては疑問です。とくに、クライマックスの展開はおかしいを通り越して誤りであると言って良いのではないかと思います。病気の括りは疑問だし、あの薬をいくらなんでもそういう使い方はしないと思うし、あの薬でそんなことが起こるとは思えないし…。 上に解剖のシーンがリアルだったと書きましたが、私は解剖や法医学に詳しいわけではないので、医療関連のこういった誤りが目につくと、実は解剖の描写も想像で書かれているのではないか…と勘繰ってしまいます。それが残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
話自体はそれほどのドンデン返しがある訳ではありませんが、登場人物のキャラが立っているので、 あきることなく面白く読めます。多くの日本のドラマ・小説が感傷的なものに流れる中、うわべの感情よりも 本当に大切なことに気づいていく主人公の成長物語として、大変こころよい読後感があり、細かい疑問点 はあるものの、読んで損はない仕上がりと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
関連作品があるようですが、今回初めてよみましたが、関係者に暴言を吐きまくるのが、的をえているので すっきりします。 いわれのない秩序にしばられて苦しんでいるひとにはストレス解消になると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どこがどう悪い、と言うのは難しいがなんとなく中山七里にしてはもうひとつな気がする。 まあ一言でいうと、ご都合主義というか、最初から結果ありきというか・・・ 特に第2作の「加害者と被害者」は問題が多く、書いてあることがほとんど支離滅裂である。 少なくともああいう事故の場合、一方が死んでるからといって加害者側が何を言っても一切聞き入れられない、 ってことはあり得ないし、「民事で賠償金を請求されたら・・・」云々のセリフを見ると、どうやら作者は「自動車保険」というものが なんのためにあるか、全くご存じないようにも見える。 (前作もそうだったが、この作者、銀行とか保険とかいった金融業界の知識にはかなり怪しいところがある気がする) 被害者についてもBMI34,肥満度2とかさらっと書いているが、その体格ならかなり目立つはずで(例えば身長を160cmと仮定すると、体重87kg強となる)そういった女性が自転車事故をあのような状況で起こしたら、普通見ていた誰もが「なにか変だ」と思うであろう。 要するに無理やり加害者を「絶体絶命」という状況に持って行っていることが明白なのである。 それ以外ではそこまでおかしなところはないものの、全体として今ひとつ切れが足りない印象を受けた。 なお作者の医学関連ミステリは他に「切り裂きジャックの告白」があるがこれも今ひとつツメが甘いミステリと言わざるを得ず もともとアベレージはダントツに高い作者ではあるが、この分野では今一歩の精進を求めたいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
色んなシリーズを通してよく出てくるクセのある教授。 『どの話も最後はここに結び付くんだ 』と 読んでて謎が解けました。 難しくなく、読みやすかったのですぐ完読できました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中だれることなく読み切れました。バチスタっぽい感じもしましたし,解剖による客観的な根拠,登場人物のキャラクターなどとても魅力的でした。ぜひ,シリーズ化してほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本のタイトルと帯に書かれた解説に惹かれて買いました。医大の法医学教室を舞台にした連作ミステリーです。このカテゴリーの作品は他にも色々あると思いますが、兎に角、登場人物が強烈です。法医学の天才と謂われながら、歯に衣着せぬ言動から、学内でも敬遠されがちな名物教授光崎。やたらに流暢な日本語を操り、光崎を補佐する外国人准教授キャッシー。単位不足のために無理やりこの法医学教室に放り込まれるはめになった女性研修医栂野。そこへ埼玉県警捜査官、古手川が加わり、いわばチーム光崎として、物語は進行して行きます。自然死や事故死の一見事件性のない遺体を解剖することで、その裏に隠された真実を導き出すというのが、このカテゴリーのお約束事ですが、光崎教授の解剖場面の描写には、特に凄まじものがあります。それと対比して、登場人物達が遣り取りする会話には思わず笑ってしまうようなユーモアも含まれていて、この絶妙なバランスがこの本の持ち味になっていると思います。一気に読破しました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!