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ヒポクラテスの誓い
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ヒポクラテスの誓いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 21~40 2/3ページ
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推理小説だけど読者はそこまで推理を働かせない内に最終章であっけなく暴かれる感じ。医大でも法医学があるのを 初めて知ったし行政解剖と司法解剖の違いを調べたり、警察も関わるので警察の階級とかも調べたり。知らない分野の内容だけに色々興味深かった。勉強になる本でした。そして読みやすかった。作者はドラマ化を意識して書いたのかしら。 | ||||
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法医学をテーマにした連作短編ミステリ。 中山作品は初読。 これまで読んできた法医学ものというと、ドキュメンタリに近いもの(「法医学教室の午後(西丸)」「死体は語る(上野)」など)が浮かぶのだが、本作はフィクション、それもミステリである。主人公が女性医師ということもあって、テレビドラマ仕立ての軽い雰囲気のミステリかなぁ、と思いつつ入手。しかしその予断は良い方向に裏切られた、というのが結論。 短編5作が収録されているが、明らかに続けて読むことを期待している構成で、登場人物もおおむね繋がっている。ものがたりの柱は、とくだん不審な点もなく亡くなった人に実はあれやこれやの事情やら原因やらが~というのを法医学の権威の先生が白日の下に暴き出す、という話。主人公は内科から派遣されてきた若い女性研修医、権威の教授は言動がだいぶエキセントリック、准教授の先生はこれまた変わり者のアメリカから来た女性。話の進み方は確かに少々ドラマ仕立て。いくらなんでも県警の現役刑事がそんな行動はしないよなぁとか、真実を突き止めるためとはいってもみんなちょっと常識外れだよねとか、突っ込みどころはたくさんある。なのだが、その結果として明らかになる予想外の事態。法医学も含めて医学知識にはかなり乏しいのだが、読んでいてええぇ~と思いつつ説明にはなんだか納得してしまう書きっぷり。この辺はもう著者の筆力なのでしょう。さらに各編でちょっとずつ伏線を置いていき、最終輪でばっちり回収するというミステリファン向けの読者サービスも忘れない。楽しめました。 | ||||
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法医学を扱ったミステリーですが、たいへんわかりやすく書かれています。 主人公は2+1人。研修医と教授それに刑事です。 いくつかの事件を扱っていき、最後にこれらがまとまった(これらに関係ある)結末となります。 どんでん返しのような結末ではありませんが、それまでの謎めいた行動がすっきりとします。 登場する教授と刑事は作者の他の作品でも出てきますが、今回のようなこの3人の主人公での続編を望みます。 | ||||
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「カバーしておかないと髪も肌もカサカサのパサパサになる」みたいな、ああ、そうなんだあ、そうだよなあ、みたいな細かい部分が大変楽しかった …が、このカルテの「悪筆」は手強すぎて、外国人に読めるレベルか!?と思った。 実際いるけどさー。読まれる事を拒否した字。昔は「悪筆の解読」ってのも立派な「技能」だったなあ…とピンポイントに余所に思いを致したページだった 楽しく読みました | ||||
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この手の小説が好きな私にとってはとても面白かったです。 光崎教授のキャラクター大好き! するする真実が暴かれていく爽快感。 法医学ミステリーにどっぷりハマってしまいます | ||||
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死体監察医の話が大好きな私ですが、久しぶりにいい本を読めました!最初にDVDを見て、小説を読みました。違う所もありますが、それはそれでいいと思います。次はヒポクラテスの憂鬱を読みます! | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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医学的なアドバイスを少しは受けてほしいです。 医師ですが、読んでしまって本当にイライラするだけで終わったので本当に後悔しています。全てがありえません。他の医療ものでも変だと思う点があることはありますが、ここまでひどいのは…。医療の知識が少しでもある人は絶対に読まないほうがいいですよ。星なんてゼロですが投稿できなかったので、仕方なく。 | ||||
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大した本読みでもないので、好悪でしか評価出来ないけど、こういうの好き。 面白かったです。 | ||||
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埼玉県の浦和医大法医学教室を舞台に、法医学の権威・光崎教授が、解剖によって隠された真実を明らかにしていく、5話からなる連作短編集です。 「実は殺人事件だった!」という結果になるのは1話だけで、後は概ね警察や病院による検死の見立て通りなのですが、実はその死亡に至るまでのプロセスに医学的な問題があり、それを光崎教授の慧眼が看破していきます。そして、5つの死亡例には実はある共通点が存在して‥‥。 テレビなどでは、法医学や監察医を主人公としたドラマがもてはやされているようですが、本書中でも書かれているように、現況はお寒い限りです。大阪府でも財政難により、監察医事務所の廃止が決まりました。医学部を卒業し初期研修を終えた若手医師達は、ほとんどが臨床に進みます。法医学教室に入局する人は、一体1学年に何人いるのでしょうか。死因の究明というのは、本当に大切なことだと思うのですが(ミステリ的な意味だけではなく、医学的にも)、華やかなテレビドラマと現実との乖離はとても大きいです。 ミステリとしては、テンポも良く、登場人物も皆個性的なキャラで、とても楽しく読めました。ただ個人的には、「カッコいい!」「面白い!」だけで終わらせてよいものだろうかという問題意識も残りました。 | ||||
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WOWOWで北川景子主演でドラマ化されていて、面白そうなので手に取りました。 北川景子演ずる栂野真琴の目を通して、物語は進むが、主人公は真琴の上司でる光崎教授といった印象。遺族の承諾も得ずに解剖を行おうとする光崎の狙いは何か、というのがポイントです。やがて、強引に解剖した事例には、共通したある事項が隠されていることが・・・。 難しい医学用語がたくさん出てきますが、そこは読み飛ばしても差し支えない。TVドラマで濱田マリが演じている、光崎の助手が、本編ではキャシーというアメリカ人の法医学者という設定で、これがなかなか効いている。ただ全体としては、TVドラマの印象ほどには面白くない。 ただ、米国に比べて解剖される遺体が極めて少ないことや、予算に苦しんでいることなどはよく分かりました。 | ||||
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まさに中山さんらしい内容だなと思います。法医学というテーマも面白いです。人間の儚さや強さや弱さが感じられました | ||||
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『君は死体が好きか?』 新米研修医 栂野真琴は、准教授キャシーに質問される。 この質問が、『ニンゲンはウソをつくが、死体はウソをつかない。』 ということにつながっていく。 献体でホルマリン漬けの死体解剖と法医学としての死体解剖は まったく違う。 法医学教室のボス 光崎藤次郎教授は、アメリカでは 有名な教授であり、 キャシーはあこがれて、はるばる 日本にやって来たのだ。 真琴は、突然の質問に 窮して答えることができない。 それでも、解剖する死体に向き合うことで、徐々に 光崎の言うことが 理解して 感化されていくのである。 1話 河原で 低温に当たり 死んだオトコ。 喉に サイネリアの花粉を見つけることに。 2話 6歳の女の子が 電話して 解剖してと頼まれる。 交通事故の原因とは。 3話 モーターボートのレースの最中における衝突事故死。 4話 真琴の同級生 裕子は マイコプラズマ感染症だった。 それが、転倒して 死んでしまった。 5話 病院で 腹膜炎で、死んだ10歳の少女。 その五つの死体は、共通した 原因があった。 それを 光崎が 明らかにすることで、一体何が原因なのかが 明らかにされる。 始めは 短編集だとおもったが つながりがあった。 海堂尊が AIについて かなり突っ込んでいたが、 ここでは、警察も病院も予算がないと言うところで、 さりげなく アピールしている。 この医療情報に関する知識は 並大抵ではない。 | ||||
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「さよならドビュッシー」のような大どんでん返しはありませんが、充分楽しめます。第二話には加害者とされた男性が非常に慎重な運転を心がけていたというのに任意保険に加入していないとは考えられないので妻の困窮ぶりは不自然だという感じはしましたが、これを無視できない瑕疵と考える読者の評価は少し下がるかも知れません。 いちおうミステリののでネタバレをさけますが第一話から第五話まで一話完結形式ですがそれぞれ読み終えたあとで違和感といったものが残り、それを引きずりながら読み進めると最終話(第五話)で抱いていた違和感が一気に解消されるという構成は見事です。 この作品は構成通りに読み進めることをお勧めします。 | ||||
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研修医の真琴が法医学教室で研修する間に出会う、いくつかの解剖。ごり押しともとれる解剖案件にはある共通点が。ドラマ化されるということですが、楽しみです! | ||||
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大変よく読み応えあり。おすすめです。この作家はまだ浮きしずみがおおい。これはよかった | ||||
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解剖の達人、光崎教授によって真実が暴かれていく。 医療用語がたくさん出てくるので、馴染めないと辛いかもしれないと思う。 幸い、私は医療関係者なので興味深く読めた。 解剖が許可なく行われるということは実際にはあり得ないと思うけど、光崎教授の真実の暴き方はスッキリした。 | ||||
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『屍活師 女王の法医学』の設定と非常によく似ており、文体がライトノベルなので、最初の5ページで読むのを止めました。 | ||||
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法医学教室内で繰り広げられる、死体が語る真実を明らかにするミステリ。 法医学は死者の犯罪捜査のための学問にも関わらず、医師の職業倫理について書かれた宣誓文であるヒポクラテスの誓いと関係があるのか。本書を読みすすめていくと、納得できた。 唯我独尊が白衣を着ているような光崎教授、助手のキャシー、刑事の古手川、そして主人公である研修医の真琴など、個性的なキャラクターが繰り広げる法医学教室の実態はリアルで一気に読ませる。 事件性がないが既往症がある死体を次々と解剖していく光崎の思惑は何か。最終章で全てが明らかになる。光崎の不遜な態度とそれに相反するかのプロ意識。体面を重んじるのではなく、公平さと真実を追究する姿勢。最後まで読み応え満載だった。 | ||||
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単位不足のため、浦和医大の研修生・栂野真琴は法医学教室に入ることになった。そこにいたのは、法医学の権威である教授の光崎と準教授のキャシーだった。光崎は、既往症のあった遺体に強くこだわった。無理をしてでも解剖しようとした。どうして彼はそれほどこだわるのか?そこには、意外な真実が隠されていた・・・。5編を収録。 型破りな光崎。外国人の準教授・キャシー。個性的なふたりに鍛えられながら、真琴は法医学に勤しむ。そして、しだいに法医学にのめり込んでいった。 人それぞれ、さまざまな人生の終わり方がある。だが、その遺体には、思わぬ死の真相が隠れていることもある・・・。「病死や事故死に見えるけれど、実は事件の被害者だった!」などということもあり得るのだ。物言わぬ遺体が最後に語ることができるのは、法医学の現場でしかない。解剖によりしだいに真実が明らかになっていく描写は、圧倒的な迫力だった。解剖シーンの描写もリアルで、興味深く読んだ。5編どれもがおもしろく、意外な成りゆきに驚きもあった。だが、真の驚きは最後の最後にあった! 読み始めたら止まらなくなり、最後まで一気に読んだ。読後も満足感が残る。読み応えのある楽しめる作品だと思う。 | ||||
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