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限界点
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限界点の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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全然物語に入って行けない。 リンカーンライム、アメリアサックス、キャサリンダンスが出ていないからじゃない、非常に読みにくいからだ。 翻訳物は細かいところまで見てしまうので、本当につらかった。 貴重な海外作者の作品を一つ無駄にしたみたいな喪失感が残りました。 ディーバと並んで好きなカリンスローターの作品も翻訳の当たり外れが激しいから悲しい | ||||
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他のジェフリー・ディーヴァーと何か違う。 | ||||
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エンターテインメント系の著作物に対して、この翻訳はやや難ありでしょう。次の一ページをめくりたいという意欲がいちじるしく削がれます。読みにくい。純文学でも、カポーティの同じ作品を訳すにしても、別の訳者とでは、ここまで違うのかと驚くことがありますが。ましてや、この作品はエンターテインメント。もっと翻訳のやりようがあったと思います。ストーリーはいつものディーヴァーで、それなりに楽しませてもらいました。 p47上段 〈「~ラヴィングは家に押し入り、情報を取ろうと男の目の前で子どもを拷問しようとした」 「やめて」ジョアンは喘いだ。「でも……アマンダが。わたしたち、娘がいるの」〉 とあるが、なぜ、《でも……》なのか。意味がわかりません。 p49下段〈~ラップトップを抜き出した。大きなユニットを起動して、新たなウィンドウに〉とあるが、〈大きなユニット〉ってなんだ。おそらくコマンドを打ち込むパワーシェルのことだと思うがわかりにくい。 p52上段〈『ビルおじさんのとこで不自由な生活をなさい』〉って、話し言葉の中で、こんな言いかたはしないだろう。p66下段〈尾行を確かめるには、平和そのものの路地に住みつくか迂回してみることである〉とあるが、作中では今、現に尾行されているかもしれない車を撒いているところだ。その中での描写だ。〈平和そのものの路地に住みつく〉ってなんだ。 p67上段〈まず彼女は、ラヴィングと仲間の隠れる場所がはっきりしているだけに、少なくとも義理の娘とビル・カーターは安全だという正確な分析をしてみせた〉とあるが、この描写は、〈ラヴィングと仲間〉たちが隣家の人間を利用して〈彼女〉たちを襲った直後のことだ。隣家に〈ラヴィングと仲間〉たちが潜んでいたからこそ〈潜んでいた場所がはっきりした〉と思ったわけだから、ここを〈ラヴィングと仲間の隠れる場所がはっきりしているだけに〉と現在形で訳すのはおかしい。さらに〈ラヴィングと仲間〉は、この時点では、これからどこに潜伏するのかまだ不明なのだから、別の意味でも〈場所がはっきりしてい〉るはずもない。意味が通らない。 p72上段〈被害者は危険人物──テディ・ノックスにたいし、武器を捨てることを厭わなくなる〉も単に、〈テディ・ノックス〉に対する攻撃をためらわないというだけのことだ。〈武器を捨てることを厭わない〉なんて、持って回った描写をする必要があるのだろうか。 p73上段〈携帯片手のその間抜けがぶつかってきて〉とあるが、〈その〉は必要ないだろう。ここで初めて〈ぶつかってきた〉ことを描写しているのだから。p76上段〈こちらの振りつけどうりに動かすことを“餌とすり替え”と呼ぶ〉とあるが、〈餌《の》すり替え〉でしょう。このあと何回も〈餌とすり替え〉とあるが、なんか違和感があります。 p90下段〈これが頭に定着しないうちに、彼女のほうがしゃべりだしていた〉とあるが、〈定着しないうち〉って、なんだかなあ。p91上段〈私が持って生まれたようなゲームプレイヤーの気質はそなえておらず、したがって私と調べ屋、消し屋が戦う命懸けのチェスマッチは彼女の性に合わない〉とあるが、わかりにくい。ここは〈《彼女は》私のように持って生まれたゲームプレイヤーの気質はそなえておらず〉でしょう。 わかりにくいところが、ほかにも多々ある。p92からp93にかけてがとくにそうだ。〈マーリーはステーションに寄ってコーヒーを注いだ〉とあるが、これは室内での話だ。リヴィングステーションのことだと思うが、それほど一般的な日本語とも思えないのだが。ほかにも〈コーヒーに戻り〉、〈口を開かなかった〉は〈口を開くことはなかった〉だろうし、〈髪はさっぱりとクルーカットにしていた。身代わり、すなわち近接警護官である〉とあるが、意味がよく通じない。〈私は手を握ったガルシアをアフマドに紹介し〉とあるのは単に〈握手して〉じゃないだろうか。 p95上段〈わが組織にない部門が戦術だった〉って、意味がよくわからない。p112上段〈DC一帯では、このようにさまざまな政府関係の本部が散在している〉とあるが、〈さまざまな政府関係の本部〉を描写するのは、このあとだ。それなのに〈このような〉はないだろう。まだ紹介していないのだから。p120上段〈いや。その逆だ。みんなが四万ドルのことに、聞かれるまで知らんぷりを決めこんでいる〉も、〈ことに〉は〈こと《を》〉だろうし、なぜ、〈ことに、〉と、ここで読点を打つのか。 p133上段〈ラヴィングは影も形もなかった〉。p141下段〈『上等だ』とエリスは口の中で言った〉。p180上段〈こちらの様子をうかがってきたグレアムは〉は〈うかがって《い》た〉だろうし、p181上段〈コンピュータはかなりのことしかできない〉は、〈コンピュータ《なり》のことしか〉だろう。p194下段〈『アマンダ、大丈夫だ。なにも心配いらない……で、車か? こっちはアライグマも近寄らない人間の屑だが、一台通るのは見た』〉って、まったく意味が通じない。p196上段〈ラヴィングの道をすばやく移動した〉は〈ラヴィングの《通りそうな》道をすばやく移動した〉だろう。p237〈炎の哮りはすさまじく、サイレンの音を耳にするころには、消防車はもうすぐそばまで来ていた〉って、あたり前だろう。 ほかにもいろいろ、「?」と思う描写があったが、とても書ききれない。それにしてもp330下段〈心臓の四分の一拍ごとに目が合った〉とあるが、どういうことだろう。心臓は普通、一拍で「ドクン」と鳴る。それが四分の一拍とは、ちょっと想像するのに苦労しました。音符じゃねえよと。 | ||||
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ディーバーのノン・シリーズ物ですが、是非次作を期待したいくらいの満足感。 なんか読み進めるといつもと違う。 翻訳だ! リンカーン・ライムシリーズでディーバーの虜になったヒトには、訳の違和感がつきまとうかも。 でもやっぱりついつい読み進みたくなるのは、ディーバー流。 池田真紀子さんの訳に慣れている方は、しばし訳を忘れてストーリーを楽しみましょう。 | ||||
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アメリカの犯罪ものミステリーでは、FBIや州警察、ほかにCIA等の諜報機関、軍の機関、司法関係の検察官もいるし、どういうつながりがあって、それぞれの抱える組織としての役割などが、いまいちわからないことも多い。今回も上院議員とその秘書的な人物なども出て来る。捜査官ではなく証人などを守る立場の警護官が主人公なのもあって、立場の違いや上下関係など、充分に把握し切れていない。 まあ、そんなものは抜きにしても、手に汗握るアクションシーン満載で、さぞかし映像化してもおもしろいだろう。 「調べ屋」と称される、必要な情報を拷問という非合法な方法で聞き出して、最後には殺してしまう敵役に、警察官が狙われる。情報を引き出すために「楔」としてその家族が人質にとられ、口を割らされる可能性があるため、その家族も警護対象者となる。自分の尊敬する上司を「調べ屋」に殺された警護官が、警察官家族の守りながら、「調べや」逮捕に立ちあがる。 何故狙われるのか、依頼した黒幕は誰かといった謎はもちろん、読み進めていくと、そもそも狙われているのは警察官なのか、その妻なのか、妻の妹なのか、それとも娘なのか、狙われる理由と共に、謎は深まっていく。そして、冷徹な「調べ屋」が仕掛ける罠は、警護官の予想を超えて迫ってくる。更に、警護任務にブレーキを掛ける存在が次々現れ、任務の遂行を行政権力が邪魔をする。 まさに息つく暇もない。わずか数日の出来事なのではあるが、合法的に、ときには非合法すれすれで、さまざまな情報を、電話やネット、監視カメラなど機器をフルに使って収集し、相手の考えを読み、次の一手を予測して、作戦を指揮していく主人公。 主人公の部下として情報収集を担う女性職員や、警護の同僚、FBI捜査官など一人ひとりの人物描写も、なかなか凝っている。銃撃戦もあるが、結局味方はだれも死ななかったところは、読んでいてもほっとできるところだ。ディーバーのシリーズものではない作品だがらしさ満載だ。 最後に余談だが、車を使った移動場面の描写が多いが、残念ながらアメリカの地理に疎いので、地図も載せてくれるとありがたかった。 | ||||
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ジェフリー・ディーバーの作品は全て読んでいます。勿論リンカーンシリーズの大ファンです。リンカーンシリーズ以外の本はノンシリーズ物みたいに呼ばれているのですが、この本もそのノンシリーズ物です。ノンシリーズ物は正直期待はずれのものが多く(リンカーンシリーズが凄すぎるからなんですけど)読み終えるのに苦労し、2回読むことはまずないのですがこの本は読後感が最高。ジェフリー・ディーバーのいつもの“どんでん返し”とは一味番う“サプライズ”みたいな終わり方で... ぜひノンシリーズではなくこの主人公の物語をもう少し読みたい...と思っています。 | ||||
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著者の代表作であるリンカーンライムシリーズを愛読しているので、期待をこめて読んでみました。裁判の証人を狙い拷問の末に殺害する「調べ屋」から証人 を保護する警護官が主人公である。この調べ屋と警護官の駆け引きが、テーマになっているのだが、話の運びが、気取っているばかりで、とろくて上巻を読了 するのが、苦痛だった。下巻の進展に期待しているが、読了できるか不明。 | ||||
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シリーズものではなく、単発もの。 ボディガードと、調べ屋と言われる殺し屋との頭脳と肉弾戦。 大どんでん返しはほぼ無く、ジェフリー・ディーヴァー作品の中ではシンプルな部類の作品ですね。 とは言え、 黒幕は誰?何故狙われている? という部分はかなりひっくり返しています。24的な作風ですね。 ただ、とにかく翻訳が読みにくい。 ライムシリーズなどを翻訳されている池田真紀子さんに慣れているからかも知れませんが、読みにくい。 「追撃の森」や「青い虚空」も名作と言われながら、読みにくさを感じていましたが、同じ土屋晃さんの翻訳で妙に納得。 池田真紀子さんの翻訳でもう一度読んでみたい作品です。 | ||||
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最後にどんでん返しがあると信じて読み進めたが、う~んという感じ。 ストーリーが残念です。 | ||||
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大好きな作家です。 訳が細切れみたいで読むのを止めました。 71ページまで我慢しました。 | ||||
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相変わらずのノンストップサスペンスなんです。 ほんっとうに素敵なストーリーなんです。 なのになのになのに・・・ 訳が非常に下手っていうか、日本語としてこなれていないんですよ いちいちいらっとして、 慣れるまでに4分の3くらいかかりました。 残りの4分の1は楽しく読めたけどね。 確かこの訳者 悪魔の涙 も訳していた あれもストーリーはいいのに・・・・って感じでした うーん。もったいない | ||||
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ジェフリー・ディーヴァーは好きな作家ですが、本作は訳がひどくて読み続けられませんでした。帯の紹介文から、「ウォッチ・メイカー」のようなハラハラ・ドキドキを期待していたのですが、訳が下手で、会話も弾んでこないし、情景も頭に浮かんできませんでした。我慢して読み始めましたが、25ページで限界点に達しました。違う訳者で文庫化されることを期待します。 | ||||
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いつものディヴァーものでは、犯人の正体にいくつものツイストが用意されているのだが、今作では そのツイストが警護対象者側に用意されており、これ結構面白かった。 最後のオチも中々現実的なオチで、物語中盤のマーリー絡みの話が伏線とは~ 先のリンカーン物より遥かに楽しめた。 他レビューアーの指摘にある本作の欠点もいちいち頷けるが、周りを見渡して昨今の翻訳ものの アクション作品の中で本作に匹敵するテンポ・物語構成の本見当たらず、必然的に私的には☆は5! | ||||
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今までのディーヴァーのインパクトある主人公と違い、 落ち着いた主人公の登場。 個人的には好きです。 お決まりのプロットの妙で、意外性も忘れなく。 1人称には抵抗がありませんが、良く読んでないと、 戻らないと読み解けない部分があったりします。 でも、これはこれで「アリ」です。 シリーズにしても面白いけど、それにはちょっと特殊な主人公かな | ||||
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大山鳴動して鼠一匹…的事件の印象。オチというか「舞台裏」は好みではある。 1人称が読み難い。流れに乗りにくいと思いながら読み進んだ感じ。 ディーヴァーでそう感じたのは本書が初めて。 元々の期待値が高すぎるという点を差っ引いても、この作家さんで、初めて「ハズレ」を引いたと思った。 | ||||
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主人公は連邦機関の警護官コルティ。 主人公コルティの対決相手、すなわち悪役は、ヘンリー・ラヴィング。 重要事件の証人や関係者を拉致し、残虐な方法で情報を引き出す、という凶行を重ねる極悪人です。ラヴィングの背後には、彼が引き出した情報を悪用する黒幕がいます。 ワシントンDCの刑事、ケスラーとその家族が、ラヴィングのターゲットとなり、主人公のコルティはケスラーたちをガードする任に就きます。 なぜ、ケスラー一家が狙われるのか、ラヴィングを動かす黒幕は誰なのか、これらを謎として、4日間の出来事がリアルタイムに、スピーディーに、また、「私」の一人称、コルティの主観で進行していきます。 コルティとラヴィングの対決、コルティの警護を受けながらのケスラー一家の逃避行はスリリングで、スピード感に溢れており、良かったところですが、その半面、事件の背景が隠されすぎで、読み手への展開がやや足りなく、話について行くのに少々苦労したようにも思います。 銃撃、戦闘といったアクションだけでなく、頭脳戦、情報戦をもって敵味方が相対していく展開も緊迫感を高めていたと思いますが、事件の展開のポイントとなる情報の入るタイミングが少々唐突だったような気も...捜査というのは、常に順序だって情報が入るとは限りませんので、割り切って、展開を楽しみながら読むのが良いのかもしれません。 コルティの戦略や心理が投影された、種々のボードゲームのゲーム理論に関する記述は、やや難解ではあったものの、興味深く読めました。 | ||||
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リンカーン・ライムなどのシリーズ物ではなく、単発作品。 容赦ない凄腕の“調べ屋”ラヴィングと、彼に狙われた家族を護る警護官コルティのチームの対決。 証人保護プログラムと違って、コルティたちはボディガードを行ないながら、真相究明にも取り組みます。 めずらしく一人称で書かれています。そのせいか行間を読まないと把握できないところが 複数箇所あり、すこし違和感を感じました。 最近のジェフリー・ディーバーの例にもれず、今回も相手のウラのウラをかく連続ですが、 油断すると読者が置いてきぼりになってしまいます。 ボードゲームやゲーム理論を味付けに使っていますが、ストーリとの絡みはゆるかったです。 チェスや将棋は、相手の考えを数手さきまで読みますが、この物語ではプレーヤーの思考が読み取れず、 盤上の駒の音ばかりが絶え間なく聞こえている感じ。 これは一人称にしたためと、攻守とも登場人物が優秀すぎて、感情移入しにくかったことも原因かなと思います。 まあ期待されすぎるディーバーの悩みどころ、といったところでしょうか。 シリーズ化しやすい設定のため、評判が良ければ続編がでるかも。 | ||||
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