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悪意
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悪意の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全257件 141~160 8/13ページ
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| 東野圭吾さん作品の大ファンで、彼の作品はほとんど読んでいます。 「悪意」も、非常に読み応えのあるよい作品でした。 ただ、一点だけ・・・。(以下ネタばれ) 私たち読者も、加賀刑事と同様、猫殺しのエピソードにて、偽りの被害者の人間像を思い浮かべてしまったせいで、まんまと東野圭吾の術にはまってしまい、それがこの作品の魅力となっていると考えますが、しかし、この被害者は本当はどのような人間だったのでしょう? 最後の章にて少しだけその説明はありますが、それだけでは、被害者の人間性をくつがえすには少しパワーが足りないように思います。 もう少し被害者の本来の人間性を示すエピソードも入れてよかったのでは?そうでないと、この被害者が少し気の毒では?と思ったので、本当であれば星5つだったのですが、星4つで! | ||||
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| 東野圭吾の短編集『探偵倶楽部』を読んで、とても面白かったので、長編の『悪意』を次に読んで見ました。タイトル通りそのままなのですが、何重にも謎が重なっていて読者を圧倒させます。とある売れっ子作家の殺人事件のミステリーなのですが、事件が解決したと思ったら、実は別の糸口があって…の繰り返し。事件の根底にあったのは、高校時代の「いじめ」でした。ネタバレになりますが、かつていじめていた同級生に作家として先を越されたコンプレックスが、動機でした。そして、作者は「人の第一印象」を巧みに使って、私たち読者を翻弄します。秋の夜長に一読の価値ありです。 | ||||
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| これは一つの殺人事件を解明する物語だ。 もちろん、悪者は犯人だ。 だが、本書は最終章まで、犯人よりも殺された被害者の方が悪者に感じられるように書かれている。 はじめは卑怯で嫌な奴だという程度だが、 中盤からは本当に最低で極悪非道な、殺されても仕方ないと思えるぐらいの描写がされている。 そして加賀刑事の推理も、どんどん深くなってゆく。 死亡推定時刻から手書きのノート、写真、過去の章‥。 刑事の疑問や推理の仮説が交互に明かされ、真相を知った気になってしまう。 それが犯人本人による手記だとわかっていながら、「そうだったのか!」「やっぱり!」と 騙されてしまう。何故か。 それは犯人より被害者に対して、良くない印象を受けてしまっているからだ。 読み終えた方はお解りだろうが、最初の猫の下りだ。 読者に対して悪意を植え付ける作者からはある意味、プロとしての悪意を感じる。 本当の真相を読み終えたとき、淡々としながらも奥深く陰鬱な悪意の存在に感服する。 東野圭吾はもはや人情作家やエンターテイメント作家だという意見もあるが、 やはり一流のミステリ作家だと頷ける作品だ。 | ||||
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| レビューでは最後のどんでん返しがさぞかし凄そうに書かれていたので読んでみたが、たいしたどんでん返しでもなかった。勿論、レビューをみたことである程度の覚悟はしていたからだとは思うが。いずれにせよ、東野圭吾の本は、赤い指と手紙とこれしかまだ読んだことがないが、その中では一番引き込まれなかった作品だった。ガリレオは途中で飽きたし。手紙はかなり読み入ってしまったのだが。 | ||||
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| 殺された作家の友人の手記と,刑事の視点からの回想・独白という形で進むミステリー. 犯人の仕掛けたトリックは次々と明らかになって,中盤あたりで犯人が捕まってしまい おいおいまだこんなに残ってるよ??と困惑してしまった. しかし,次第に明らかになっていく加害者と被害者の人間像から 事件の真相にたどり着く. 通常のトリックは犯行を隠したり,自分が捕まらないために考えるものだが, 本作品ではそうではない. 他者を貶めるためにトリックを考案し,それに膨大な時間と労力を費やす. そのあまりにも大きな負のエネルギーに寒気がする. そこにあるのは怨恨とか憎悪といった因果関係のはっきりした感情ではなく 悪意としか表現のしようのないドス黒い感情である. 東野作品ではテーマ性,文学性においてはピカイチの一作. | ||||
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| 最初に言っておきます。 レビューなど読まずに「悪意」を読んで下さい!!! この作品は「仕掛け」を知ってしまっては魅力が半減してしまいます。 この本に対する予備知識は無ければ無いだけ良いでしょう。 ですので私はなるべく内容に触れません。 (本当は色々語りたいのですが…) ただひとつ、悲しく、切ない雰囲気の作品である事だけは書いておきます。 ですので、明るい作品が好きな人にはオススメしません。 今まで面倒くささから本をあまり読んでこなかった私ですが、 こんなにも面白いものもあったのか!と 頭をぶん殴られたような衝撃を受けました。 これを期に他の東野圭吾作品も読んでみようと思います。 それだけの「引力」がありました。 とにかく、面白かったです。 | ||||
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| 東野作品はよく読んでいますが、読むのが2度目のこの作品。 やっぱり上手にできています。 「悪意」だなと最後は納得! 悪意のある人とかかわりあいたくないものだし 悪意ほど醜いものはないなというのが学べる本。 文章とミステリーのうまさを読みたいと思った時に 何度でも読める本! | ||||
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| ちょっと軽い。喰い足りない。 心理描写が薄めだが、状況描写は映像的で分かりやすい。 この人の作品はよく映像化されているが、きっとしやすいんだろうと思う。 以前読んだ「秘密」は結構面白かったんだけどな。 物語を通して、登場人物に魅力を感じる人がいなかった。 誰の視点にも共感できず、ただ目の前で展開されている物語を 傍観者として追っている気分。終始淡々としている。 ここは好き好きだと思う。 私は誰かに感情移入しながら読むのが好きなので、 そうなれないと読書が楽しみづらくなる。 amazonでは総じて評判がいいんだけど、私には合わないみたい。 でも、構成は良く出来ていると思う。さすが。 | ||||
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| 東野作品の中でも、私にとってはかなり上位にランクインしている作品。 犯人と加賀刑事が、交互に事件の真相を語っていく斬新さに驚きました。 更に「そうなのか・・・」と思っていると、次々に物語が違う方向に展開 していき、読み続けずにはいられない。でもとにかく何だか怖い。 その怖さが、最後にはっきりした時、「さすが東野圭吾!」と唸ってしまい 人間が本能的に持っているであろう「悪意」について、ずっと考えてしまい ました。時々、自分の悪意に気づく瞬間、怖いなと思います。 | ||||
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| 「白夜行」につながる、と書きましたが、シナリオ上は何ら接点はありません(笑)。 まったく本音を語らない登場人物の心をどうやって読み解くか、 という本作のアプローチ方法が、なるほどこれで東野さんはこの後に「白夜行」書くことになったのかと考えさせられます。 最初に読んだ高校時代の時はラストに納得がいかなかったのですが、 年取ってから読んでみると、人間の心の奥に誰も一度は感じたことのある「悪意」がリアルに描かれていると感じます。 今の東野さんには無い作風ですが、ミステリー好きなら是非! 「秘密」「白夜行」と同じ時代の傑作です。 | ||||
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| テンポが非常によくストレスなく軽快に読めました。 やや後出しジャンケンの感も否めないのですが、犯人のトリックの巧妙さと緻密さ、東野圭吾の構成力には 唸りました。他作品とは全く異なる手法で描かれており新鮮です。 加賀恭一郎シリーズは初めて読みましたが、ほかの作品も気になります。 | ||||
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| 3分の1程度読み進めたときに真犯人が分かってしまいます。残りの3分の2でいったいどのような展開が待ち受けているのか少々不安に思いながら読み進めると、ストーリーは予想外の展開に進展します。このような仕組みの展開もそうですが、文章のほとんどが回想録的な書簡体で進められる本書に東野氏の新しい試みが感じられます。 | ||||
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| やってくれるな東野圭吾! 今回はほぼ満点。 読んでいる途中、「今回の設定無理さかげんは酷いな」と感じていたら、まんまと騙された。 種類はまったく違うのだけれど、「秘密」に近い、いや凌駕するような衝撃があった。 重要人物の内面をあからさまにしない手法は、宮部みゆき氏が上手だなと感じていたが、今や、東野氏の腕にほれ込んでいる。 今に始まったことではない、永遠に解決することではないであろう、「苛め」。 この問題に色々な角度から焦点を当てていることで問題提起にもなりうる小説ではなかろうか。 中・高校生にもぜひ読んでほしい。 しかーし、自分の中でのお約束の重箱の隅つつき。(非常に高いレベルを要求するからこそなのだが) 現段階で、一点、設定に無理を感じる部分がある。 少年時代に誰にでも分け隔てなく優しかった日高邦彦。 自分を苛める側に回った野々口修を、再会後も面倒をみた日高邦彦。 本人にとってはさぞかし過酷な体験だったであろうが、そんな日高が「禁猟地」のような小説を書くのだろうか。 それは復讐を果たすというようなことではなく、彼自身のある種の区切りであったのかもしれない。 しかし、小説を読むことで本人が特定されるような書き方をするだろうか。 この疑問は残る。 いじめというのは、それほど強烈に引きずり続ける体験なんだよというようなメッセージなのであるならば何も返す言葉はないが。 話は全然違うが、程度の差はあれこそ、野々口のようなケースは実生活でも珍しくないことであろう。 本人にまったく非はなくとも、嫉妬、相性、生理的な感覚、その他諸々のどうしようもない理由で他人から攻撃を受ける。 まさしく悪意。 この悪意も大小さまざまな差別を生み出し、ひいては戦争がなくならない理由の一つではなかろうか。 人間の醜いところだな・・・。 | ||||
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| 最初はアガサ・クリスティの某名作ミステリを連想したが、その後の展開は全く予想と異なるものだった。犯人探しは序章に過ぎない展開もユニークだし、動機をめぐるどんでん返しも見事。作中の小説が本筋と重要に絡んでいたりして、無駄なエピソードがほとんどないように思える。表面化するかどうかは別にして、こういった悪意は本当に身近にありそうで恐ろしい。 猫のエピソードなど、作者お得意のさりげない読者誘導術のセルフパロディのようで面白かった。 | ||||
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| すべての人物を疑ってしまう。まんまと引っ掛かった。誰がもつ、誰に対しての悪意か。結局、自分の心の呪縛からは抜けられない。犯人も、まんまと引っ掛かる読み手のわたしも。。。と読み終えて感じた。 | ||||
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| ここまで、心を砕き意を尽くした末の犯罪。なぜ? 加害者が実現したかった、手中に収めたかったものは何か。 重く深く記された、犯人の心。 私自身のなかにもどこか底の方に存在する、その暗い部分が ゆっくりと焙りだされたような感覚を味わっています。 これを抑え込むのでなく、暴力的に顕すでもなく、 自分自身の一部として肯定し、付き合っていくにはどうすればいい。 この加害者の描写を通して、自分と向き合うことをまた余儀なくされた 希有な読書体験でした。 | ||||
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| あっというまに読み終えてました。その後に空虚が残りました。 その空虚は私の心を支配しました。今までになかった思慮にふけってしまいました。 | ||||
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| 加賀刑事のシリーズです。 物語は、淡々と進んでいるように見えます。したがって、犯人は、すぐに捕まってしまい、動機もすぐに解明されてしまうという具合です。しかし、その淡々と進んでいるところに罠があるのが本作品です。 そして、この罠が解き明かされたときに、題名の“悪意”の意味がわかるようになっています。 ミステリ作品には、サプライズなラストは付き物ですが、サプライズなラストを目指すあまりに、物語が不自然になっている作品も多いように思います。しかし、本作品にはそれが当てはまりません。無理なくサプライズなラストを実現しています。 題名の“悪意”の意味を最後の最後で明らかにするあたりも見事です。 お勧めです、一読あれ! | ||||
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|---|---|---|---|---|
| 事件の真実が何度も何度もひっくり返されます。 いったい何が真実で、この犯行はなんのために起こされたのか。 一見筋のとおった真実が、新たな真実によって語られなおされます。 犯人がわかっているのに、その動機についてこれだけ ひっぱる本はあまり類を見ないと思います。 その展開に思わず引き込まれ、ぐいぐいと読まされてしまいました。 いや、おもしろかったです。 そして最終的な真実がタイトルと結びついたときに 大きく納得させられました。 | ||||
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| 本書はいわゆるホワイダニットである。犯人が誰か、どうやって殺したのか、ということより、なぜ殺人を犯したのか、ということが重要な問題になる。 本書の犯人の殺人の動機はとても単純である。動機は○○だ、と一言で言ってしまうこともできるようなものだ。しかし、それゆえに、とても複雑で不可解なものでもある。 ここに描かれているのは、まさしく「悪意」である。 | ||||
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