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悪意



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【この小説が収録されている参考書籍】
悪意
悪意 (講談社文庫)

悪意の評価: 4.07/5点 レビュー 254件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.07pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全254件 221~240 12/13ページ
No.34:
(4pt)

壮大な悪意を綴る手記

 他人を憎む悪意。それは、他人を意地の悪い見方でみてしまった誤解の表れだ。その悪意のあまりの壮大さに、嫌な気分はせず、達成感すら覚えてしまった。 人気小説家の日高と児童文学作家の野々口は幼馴染みであった。その二人が、被害者と被疑者の関係になってしまう。そして、被疑者・野々口を取り調べることになったのが、かつて同じ学校で教鞭を振るっていた加賀刑事であった。物語りは被疑者・野々口の手記と加賀刑事の心中を中心に展開する。野々口の悪意と加賀刑事の推理が事件を一転、二転とさせる…。その壮大な悪意に隠された真実とは!?
悪意 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:悪意 (講談社文庫)より
4062730170
No.33:
(5pt)

新鮮かつ良作

東野作品で言えば「白夜行」なんかが、読めば読むほど面白くなっていく傑作なんですが、この「悪意」は内容が分かってしまっていると、1回目に読んだときほどの衝撃を受けることはなかったです。逆に言えば1回目に読んだときは物凄く新鮮で、尚且つ面白いと感じることができました。読み終えて単純に、「面白かった」と感じることができるという意味ではこの本が一番かもしれません。「内容が新鮮」と表現しましたが、話自体ははある人気作家が何者かに殺されたという推理モノです。ただこの作品、普通の推理小説とは違って早い段階で犯人は捕まります。この作品は犯人が捕まってからの、殺人を犯した動機を解明していくという一風かわった内容のものとなっています。またこの作品は刑事と作家、2人の視点から交互に物語が進められていきます。いや、視点とも少し違いますね。二人の記録文や手記から話が展開されていくわけです。つまり一つの事件について、2人の人物が記録し、そしてその「書いた」文章ので話になっているわけなので、リアルタイムで話が展開されていくことはほとんどないわけです。どんでん返しを期待して読んでも、きっと期待は裏切られないはず。それほどまでに凝った作品だと思います。
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4062730170
No.32:
(4pt)

傑作とまでは行かないが、秀作であることは間違いなし

~本作は作家の野々口と刑事の手記だけによって語られるのだが、刑事のほうの手記は、手記である必然性はなく、要するに一人称である。つまりは野々口の手記の間に刑事の捜査/推理が一人称で語られる、という構成なので、手紙の往復のみで長編を描き切った連城三紀彦の傑作『明日という過去に』にはプロット的な技巧性で劣っている。終盤で明かさ~~れる事実は某作家の某作品に近く、私はそちらを先に読んでいたので、それほど驚きはなかった。とはいえ、人間ドラマの中にごく自然に配置されたミステリとしてのサプライズの組み込み方は、さすがに上手い。抜群のリーダビリティと併せて、一級の娯楽作品であることには間違いがない。さすがは人気作家、といえるだろう。~
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4062730170
No.31:
(2pt)

ストーリーはいいんだけれど

東野氏の本は面白いものが多い、でも、たま~に、好きではないものに当たる。それが、これ、ストーリーはいいんですが、せっかちな私にはチョッと間延びした感じがしてしまいました。2方向の視点から、物語を進行させるアイデアは、パラレルワールドラブストーリーでも、あり、それも良かった。しかし、パラレル~が最高に面白かった反面、この 悪意 は、ちょっと読み疲れてしまった。
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4062730170
No.30:
(4pt)

悪意とは何か・・・?!

人が持つ 底知れぬ『悪意』が感じられる・・・・。犯人が 被害者の幼馴染である 野々村真であることは最初に提示されるし それは事実であるが・・・その動機は皆目分からない・・・。そして その動機こそ・・・底知れぬ悪意とつながっているのだ・・・。パンパンにはらした手が・・・その悪意を物語っている・・・と言った その見せ方がうまい・・・。野々村真は 病魔に侵され 死ぬ寸前・・・。もはや警察に捕まる事を恐れていない・・・だが・・・死ぬ以上に・・・暴かれたくない『悪意』が世の中にあるのだ・・・。人の持つ悪意の醜悪さが この本からにじみでている是非とも読むべし
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No.29:
(5pt)

何か問題でも・・・

前半は、折原一を思わせるような叙述ミステリーのような展開で、後半にかけては本格推理小説だった。久しぶりに東野圭吾の面白さを味わった。
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No.28:
(4pt)

ひとひねり

犯人の独白が中心となる、やや変則的な展開の作品。トリックや謎解きではなく、人間の内面的な闇を描いたちょっと重めの内容で、普通の推理モノとは違ったおもしろさがある。
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No.27:
(5pt)

面白かった!

初めて東野さんの本を読んだのですが、面白かった~。まんまと騙されました!最初の印象ってものすごく重要!そう痛感させられた本でした。この手法もとてもユニークで面白かったです。
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No.26:
(4pt)

作者こそが「悪意」をもって迫ってくる! (゚Д゚;)

  うむむむむ... 確かに、この小説の書き方には、賛否両論 あるかと思います。数人の目線で書かれていて、文体も変わりますし読みにくいと言う意見もあるでしょう。でも、私は『とても、気に入りました。』推理小説を読んでいて『か~ぁ まんまと騙された!』というのは、読者としての喜びでもあります。しかも、この本は、登場人物の行動やトリックに騙されたというよりも、東野氏の小説構成に『やられた~』という思いです。 実におもしろい手法なのです。この本の半分程まで読み進めたところで、『あれ、これで1つの物語が終わってしまい、後半には 別の小説が書かれているのか?』 と思っていると、後半から、作者東野氏の 読者への挑戦が始まります。読んでもらえれば、納得頂けるでしょう。あなたも、東野マジックに、ハマってみて下さい。そして、大なり小なり、誰の心にもありうる「悪意」について考えてみてください。ちなみに、作者の「いかにして読者をあざむくか」という「悪意」を感じたのは私だけでしょうか?
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No.25:
(2pt)

ホワイダニット

東野作品はみな一晩で読めるエンタティメント性を持っている。いかんせんどの作品も動機が薄い。そう言われてそれを逆手に取ったのだろうか。私はこの作品は東野作品の中でも面白さにおいて上位にはあげられない。
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No.24:
(4pt)

裏切り&裏切り

 これは、今までの小説と一味も二味も違ったものでした。今までの小説は「なるほど」と思っていくものが多いのですが。悪意は読んでいくにつれ、「え・・・・」となっていまうのです。1つの事件から見えてくる、その人の人間性や考え。とても奥の深い小説だと思います。 これは是非1度読んでみてほしいです。
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No.23:
(4pt)

一風変わったミステリ

被害者である日高の幼なじみ・野々口の手記と、刑事・加賀の記録によって話が進むという一風変わったミステリ。案外、動機なんてそういうものなんだろうなぁ、と思った結末で、ストーリーとしても中々面白かったのですが、展開がちょっと焦れったかったです。「だから結局何なのよ!」と。二転三転するストーリーは先の展開が読めたり、読者が飽きちゃったらダメだと思うんです。この作品は後者。わたしはちょっとダレちゃいました。構成上しょうがないのでしょうが、文体コロコロ変わるのも読み難かった・・・。何はともあれ、半分くらいまでは話に引き込まれて一気に行けました。食後の読書として二日間しっかり楽しめました♪
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No.22:
(5pt)

奥の深いミステリー

 タイトルの『悪意』はどこからくるのか、途中までわからなかった。わからないことがミソではあるのだが。  犯人はこの人なんだろうなあ、と最初の方で気付くのだけれど、でもそれで終わっちゃあ東野圭吾じゃない。どこかになにかかくしてあるはず。。。と読みすすめていくと、2重3重の”嘘”がそこかしこにちりばめられている。 「手記」や「告白」といった形式で話が進んでいく、少し変わった趣向である。それはもちろんおもしろかったけれど、やはり最後にタイトルの意味がわかったとき、それが一番の衝撃だった。 人間というのはなんと不可解で恐ろしいものなんだろう。ミステリーの枠を超えた、奥の深い小説である。
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No.21:
(4pt)

悪意という意味

書き方と文章構成は工夫をされていますが、割と単調に話が進みます。しかし読み進めていくと途中、タイトルにこめられた「悪意」という意味が分かり、身の毛立つ思いがしました。終始、淡々としていますが、アイデアが素晴らしいと思います。少し異質な作品だと思いますが、東野さんらしい作品でした。今までにない作品でしたのでとても楽しめたと思います。
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No.20:
(5pt)

お見事!

犯人の手記と刑事の報告書がストーリーを展開していく小説ならではの手法で見事騙されました(ゆえにTV等ではあまり効果的ではないと思いますが)。ミステリーでは大体犯人は誰か、どのようなトリックを使用したかがストーリーの主体とされますが、この小説のようにはじめに犯人が捕まった後、どんな展開をしていくのかと期待でワクワクしながら読みました。犯人は他にいるのか、なにか理由があるのか、そんな事を頭のスミで考えながら最後まで楽しみめました。典型的な犯人探しミステリーより、このような先の読めないお話のほうが個人的にはおもしろく思います。(つたない文章で失礼しました)
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No.19:
(3pt)

最後の最後に・・・

全体的におもしろい文章構成でした。主人公・野々口修と加賀刑事の二人の観点で書かれていてすごくおもしろかった。普通の推理小説とは違い、これは犯人・トリックを推理するものではなくって動機に焦点が当てられてるいるのはスゴク新鮮だった。最後の最後まで予想外の展開でえっ!?と思わず驚いてしまった。ただ、よくよく考えると少し疑問点が残ってしまう気がする。
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No.18:
(5pt)

色々と考えさせられました

序盤で早々に犯人、トリックが判明し、物語は残る「動機」探しに絞られて行く。一般的な推理小説と同じく、文中の様々な要素にトリックの鍵が隠されているのだが、目的が犯人探し、トリック暴きという物理的なものでないところが作品に深みを与えている。単なる「推理ゲーム」ではなく、人間の心情とは何か、ということまで考えさせられる傑作。
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No.17:
(3pt)

二転三転する動機に…

犯人の動機が二転三転するおかげで、私の頭は右往左往…。読み易い文体なので一気に読めたし、ストーリー展開も面白かったのですが、読み終えてハタと気付けば、加賀刑事の、犯人の真の動機の気付き方が、読者としてはちょっと強引というか誘導されてしまったという感じが残りました。(私が鈍いだけかもしれませんが)「私が彼を~」の犯人当てじゃないですが、さしずめ「悪意」は動機当て小説ってとこでしょうか。ヒントは段階的に出てくるので、当てる事は出来ませんが…。
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4062730170
No.16:
(4pt)

新鮮な手法

かなり早い段階で、誰がどのように殺されたがハッキリし、やがて犯人も捕まり、自供もするのである。さらに紆余曲折を経るが、全部で350ページほどの作品の、250ページくらいで一応事件の全容が解明され、ここまでが一作品だと言われても、思わず納得してしまうだろう。しかし、さらに読み進めていくと、全く違った事件の真相が見えてくる。この手法は私にとって新鮮であった。そして、好意が必ずしも好意として帰ってくるわけでなく、その逆の結果を招いてしまうことは、私にも理解できる。
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No.15:
(3pt)

異色か?

 異色だなんて現実逃避かな。と思う、自分自身の悪意に気づかない事にしているからそう読み取れるのではないかな?対義語の善意で異色モノをつくって頂きたい、誰も読まないだろうが…
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4062730170

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