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悪意
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悪意の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全254件 21~40 2/13ページ
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友人からのお勧めで、読んでいます。 | ||||
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犯人は早々に判明し、犯人の自供もある。そして「真犯人」が現れる事も無く、そのまま早々に判明した犯人が犯人のまま物語は終了する。本作のポイントは「何故犯行を行ったか?」と言う点を、刑事の加賀(なんでも加賀恭一郎というシリーズになっているそうだ)が解き明かしていくという、ミステリ業界で言う”ホワイダニット”小説という点だ。 この”ホワイダニット”小説と言うのは初めて読んだ気がするが、正直面白いとは思えなかった。 物語前半で、動機がゴーストライターの悲哀とされるが、そもそもゴーストライターかどうかは、編集者がわかるのでは無いだろうか? 本書では色々動機や、アリバイ、共犯(不倫相手)が出てくるが、どれも弱すぎる。 文章は巧だが、読後になにも残らない小説だと感じた。 | ||||
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どんでん返しが何回かありましたが、今回はそちらよりも動機についての謎が印象的。犯人は自分のトリックが暴かれるのをヒヤヒヤしてたのではなく、楽しんでたのではないか。また、犯行そのものを芸術的に仕上げようとしているように見える。 | ||||
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個人的には加賀恭一郎シリーズの最高傑作と思っています。話が二転三転し最後まで真実が明かされない展開に非常に惹き込まれ、一気に読みました。 最後の最後で明らかになる「本当の動機」がこれだけ綿密な犯罪計画を練るに至るには少し弱いものではないかとも思えましたが。それは私達が完璧な動機に基づき犯罪が行われるフィクションの事件に慣れてしまっているからであって、現実にはこの程度のことで簡単に引き起こされる犯罪もあるのだろうと思いました。 最後まで読めば必ず最初から読み返したくなると思います。180度違う印象になります。人の先入観は恐ろしいです。 | ||||
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加賀恭一郎シリーズ四作目。 『眠りの森』『どちらかが彼女を殺した』で採用されていた章分けとは異なり、かなり細分化された章の中、一人称が切り替わっていくスタイルで物語が進んでいく。 ……いや、進んでいくという表現は、今回ばかりは適切ではない。 この作品はとにかく「明かしていく」ことに焦点を当てた作品だからだ。 ミステリー小説において「殺人の動機」は必要不可欠な要素である。これがないと人間ドラマが描けず平坦な作品になってしまうし、人々の共感も得られない。だがその動機はたいてい事件の真相暴きには関与してくることがなく、明かされただけで終わりになるのがほとんどだ。 しかしこの『悪意』という作品は、「動機を暴くことで真実を暴き、さらに動機を追い求めることでその真実さえも覆す」というストーリーラインを構成している点で、きわめて秀逸なクオリティーになっている。周到に計算されつくしたどんでん返しは、何度見ても飽きることがない。 一人称かつ手記というスタイルを採用している点も、東野圭吾先生の趣だ。 通常ミステリーを読む際、読者の目線は神の目線である。つまり一度描写されたことがらは絶対に裏切らない真実であり、それを破ることは御法度ともいえる。小説はどうしても事実を並べる方式になりがちだから、一人称であろうと三人称であろうとそれは変わらない。 だがこの作品は、いわゆる「陳述」の形式は一切存在しない。地の文はすべて「手記」か「独白」のいずれかであり、しかもそれは読者でない作中の人間、すなわち「加賀恭一郎」に読ませることを前提に書かれている。この前提のもとならば、事実と違うことがらが地の文にあったとしても不思議ではなく、しかも容易に読者までも騙せてしまう。 究極の斜述トリック。どんな思考回路してたらこんな方式が思いつくというのか。 今まではテクニックについてばかり語っていたが、この『悪意』がシリーズ全体でも高い評価を受けている理由はそれだけではない。 では何が最大の要因か。 それはこの作品が、読者を引き込むことに極めて長けていることだと推察する。 例えばストーリーの展開。普通なら一つだけしかないはずの「真相を暴くシーン」が三つも存在する。そればかりか、三つすべてが読者の想定をことごとく覆してくる。こうあっては、359ページなどあっという間に読み終えてしまうことは必至だ。 作品全体を覆う負のオーラも、魅力をぐっと増大させている。 『眠りの森』は悲しみ、『どちらかが彼女を殺した』は怒りのオーラが全体から漂っていた。 ならば『悪意』はどうか?答えは単純、『悪意』は「悪意」のオーラに満ちているのだ。 「彼等を知る者たちの話」という章では、いじめを俯瞰する人々の無関心が、これでもかというほど残酷に描かれている。冒頭の野々口と日高の対話も、実際にどんな内容が交わされていたのかは最後まで明かされることがない。なぜなのかというと、それは犯人の「悪意」がそうさせたからに他ならない。 とにかく不気味なオーラをまとった作品だ。その不気味さこそ、高い評価を受ける最大の要因なのだろう。 余談ではあるが、この作品が発表されたのが1996年と知って驚嘆している。 『秘密』といい『悪意』といい、20年も前にこんな描写ができるあたり、改めて東野圭吾先生の恐ろしさを思い知った。 | ||||
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いじめの恐さを作者なりの解釈で述べています。暴力も恐いが他人が発する負のエネルギーを浴び耐性の限界を超えた時、確かに命を落としてしまうかもしれません。 | ||||
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作家・日高邦彦の家は高級住宅地にある。もうすぐバンクーバーに行く彼は家の借り手を探していたが、ところかまわず糞をする隣の猫を殺してしまう…。翻弄され尽くす快感と、くらくらするような結末へ誘う上質のミステリー。 | ||||
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この作品の中盤には殺人が起き、また犯人も直ぐ加賀恭一郎により逮捕されます。 ???この先どうゆう展開になるんだろう、また新たな殺人が起きるのか?なんて考えながら読み進め、最後になるほどね~ってなります。加賀恭一郎シリーズで、こういう手法での物語の展開も…なかなか良いじゃん!て思いました。 物語は加賀恭一郎が、主人公二人の幼少期から学生時代の生い立ちを調べ動機の解明に挑みます。自分ではこうゆう事でしょ!ある程度解ったつもりでいましたが、そこはそこは、、、そんな単純なただの衝動殺人で終わらない所が流石は東野圭吾さんですね。またまたやられました。 「悪意」 ん~なるほど… | ||||
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good | ||||
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加賀恭一郎シリーズを順番に読んでいます。 まだ加賀恭一郎シリーズは4冊目ですが、これまでのシリーズの中ではダントツ面白かった。 私は普通の推理物だとすぐネタバレを読んで犯人を知ってしまうタイプですが、こちらは割と序盤で犯人がわかります。 古畑任三郎に近い感じ。どうやって、なぜ殺人が起こったかを加賀恭一郎が暴いていきます。 まんまと騙されました。圧巻でした。 加賀恭一郎がなぜ教師をやめたのかもわかる一冊です。 ただいつもどうしても私は東野圭吾作品共通して動機が理解出来ないことが多いです。 理解できないというか、それで殺してしまうのか…と思ってしまうことが多いんです。 恐らく私の人生が自分に甘くなあなあな人生だからかもしれませんが。 作品としてはとっても面白かったので星5つですが、殺人動機を考えると4.5です。 | ||||
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読み始めはとても面白かったです。 二転三転したくらいから、違う展開になっていっているならともかく同じ話のみを捏ね繰り回し過ぎじゃないかな…とは思っていたのですが、四転(?)目あたりからは、さすがにもう十分と思いました。結局、何が結論だったかは読み終えてすぐなのに、既に怪しいくらいです。 ささやかな話題でこれだけ膨らませて書いた作家さんはものすごいな、とは思いましたが…。 | ||||
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最近忙しいのでまだ読めてませんが、会社の人からのおすすめなのでよみたいです | ||||
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タイトルのとおり、小説の内容やキャラクターの設定などは「東野圭吾」的な作品である。 ただし、本作は、「証言」というキャラクターの独白(インタビュー)形式が採られており、一風変わった東野観が楽しめる。 このことから本書は、東野圭吾好きだけでなく、通常のミステリー形式に物足りなさを感じている読者にとっても、興味深い一冊である。 | ||||
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超一級のホワイダニット。加賀恭一郎シリーズの新たなチャレンジと言える。 犯人の動機にスポットを当てて、回想シーンを巧みに編集しながら、なぜ犯行 に及んだのかを読者に推理させるというなかなかに凝った作品だ。 単なる怨恨の線かと思わせながら、実は痴情のもつれかとも思わせる。後はネ タバレとなってしまうので、伏せておくが、なるほど最後の最後まで読み進め ると、タイトルが際立ってくるように組立てられている。 なかなか恐るべき作品である。 | ||||
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前半は、なんだか古臭いスタイルのミステリーだな・・文体も犯人と刑事の独白形式でカビ臭いぞ・・と思いつつとにかく最後まで読もうか・・と読み進むと、ラスト近く東野圭吾氏の本領発揮の感ありです。加賀恭一郎が前職を辞めた経緯も出てきます。タイトルの悪意の意味もラストでなるほどとわかりました。最後まで読んでよかった。 | ||||
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評価が良いから読んだが。 悪意とは。最後に悪意という言葉の押し売り。 最後になればなるほど、犯人の頭の中が理解できません。 二転三転する真相。 くどすぎて、半分辺りから飽きます。 良くできたトリック、展開……なんでしょうか? なぜここまで評価されているのか解りません。 これはおすすめできません。 登場人物に魅力がないし、非常に面白くない話です。 | ||||
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東野圭吾が原作のドラマとかは見たことがありますが、小説は初めて読みました。 面白くて、いつもの本を読むペースよりもだいぶ早く読み終えてしまいました。 何でタイトルが「悪意」なのか、最後まで読んでしみじみわかりました。 犯行の引き金を引いた直接のきっかけになったことが、日高邦彦の作品にクレームを付けてきた藤尾美弥子の件に最後の最後で集約していくあたりに、腑に落ちる快感でゾクッとしました。 東野圭吾の小説をあと何冊かは、読んでみようと思った作品でした。 | ||||
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「どちらかが彼女を殺した」を読んで加賀恭一郎シリーズが読みたくなった。 阿部寛のイメージが強く、読んでいてそうとしか見えない。 だからこそ、特に読みやすかったのかも。 ストーリーは前半で犯人が捕まると言う今まで読んだ事の無いような話です。 本来犯人は自分が捕まらないためにアリバイ工作を行うが、 この話はちょっと違う。題名が「悪意」であることを忘れていると 心地の良い痛い目を見ることになります。 私はいつもあまり裏読みせず作者のミスリードに身をゆだね、 そんな痛い目を楽しんでいます。 | ||||
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ネタバレかも(自分で推理したい人は目を逸らしてください)…。 まあ早くも作品の前半部分で真犯人が登場するのですが…。 そこは「東野マジック」主人公の加賀恭一郎に状況証拠を揃えさせて、容疑者の過去まで遡りその深層心理まで書き尽くすところは、文学集大成的な読みごたえだ。「教育現場でのいじめ」なども扱う社会派作品としてもイチ押しだ。 | ||||
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東野圭吾の加賀恭一路シリーズなので安定した何時もの様な面白さであった。 | ||||
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