■スポンサードリンク
黒祠の島
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
黒祠の島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 21~40 2/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
暗い黒い雰囲気が絶妙なミステリーホラー、旅のお供、通勤通学にちょうど良い 一気読みも出来るくらいの引き込みもある 過剰なものがないから万人に読み易い 題名通りの世界観作りが上手いなと思う この作家さんはぶれないなあ、暗くて黒い割に重苦しくない それで良質なのが多い | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
悪い点…閉ざされた島とその背景がある…割に随分と協力的な島民。オチが想像していた内の1つだったし特別驚く仕掛けもなかった。私自身普段ライトなミステリーをたまに読む程度の人間なのでこの手のジャンルのファンなら推理か予測なんて余裕だったんでは(嫌味とかではないです、ご気分害された方いらしたらすみません)。 良かった点…主人公が自己主張しないので感情移入しやすかったし冷静になれる。調査してアレコレ考える過程が面白く読み手に委ねられてる様で楽しい。「黒祀」「閉ざされた島」そこで起こる宗教になぞらえた猟奇殺人。背に感じる島民のねっとりした視線。舞台設定だけは最高に整っていたと思う。 その他…もっと切迫した状況が欲しかった、絶望する過程が欲しかった。ホラーミステリーだと思って読んでいたのが間違いだったのかもしれないです。実際はミステリー要素はオマケの様なもので、ホラーの要素が多いのでそっちを求めると肩透かしを食らうかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もう5回以上読んでいる。 何度読んでもめちゃくちゃおもしろい。私がキャラクタや設定に全く不満を感じず読める唯一の女性作家。まあ少女小説の方は読んだことないんだけど。 陰鬱な雰囲気の漂う怪しげな島、排他的な住民、地域を支配する旧家…と、最高の材料が揃っているので面白くないわけがない。 閉塞的な島における余所者である主人公と読者は自然と感覚を重ねてしまい、物語の随所にある伏線や謎解きに見事にハマる。気持ちがいい。 肝心の事件自体もきちんと収束しているので読後感も良い。 ホラー好きにも、ミステリ好きにもおすすめしたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白かったです! 雰囲気は思ったとおり、程よい陰湿さを感じました。 ストーリーや謎解き面も大きく破綻しているところもなく、中弛みすることもなく。横溝正史的世界観を現代劇に上手く落とし込んであります。 なにより主人公・式部のあらゆる可能性を検討してみようという姿勢が好もしいですね。 被害者とされる人物へもとりあえず疑念をもってみたり、自分が肩入れしている人物を俎上に載せる際に、心情的にイーブンにはなれていないと認めたり。主人公として人間性のバランスが取れた人物なので読んでて疲れません。 数ヶ所神通力的な勘を働かせて現場を特定したり、情報が揃っているにも関わらず不自然な程とある可能性に至れなかったりとシナリオの都合を感じるところもありますが、まあ許容範囲内だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
閉鎖された島に渡り、行方不明になった知人女性を探しに行く話。 とても文章が綺麗だし、あらすじは面白いはずなのだけれど、なぜか全然頭に入ってきませんでした。何度も同じところを読み、少しずつ進んでは寝てしまうの繰り返しで、一気読みとは程遠かったです。ただ、これは個人的な文章の好みの問題だとは思いますが…。 何となく犯人は分かっていたので、その通りになったのが少し残念ではありましたが、ぞっとするような殺し方や閉鎖的な島の様子は気味が悪く、世界観は面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何年か前に読んだので細かいところは忘れましたが、失踪した知人の女(主人公の大切な女なのかな)を探しに行くというだけの設定からほとんど材料も使わずによく長い話を作れるなあと感心しました。 この状態からどう話を膨らませてどういうオチにするんだろう?というところにとても興味を持って読み進みました。 ハッキリ言ってオチは説得力なかったけど終わりまでのプロセスをとても楽しむことができました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めに事件が起きて、それをひたすら論理的に、頭で解いていく展開。 頭で考えるミステリーが好きならいいかもしれないが…。 話が進むにつれ、島の人たちが、どんどん口が軽くなっていくのも解せない。 最初の不穏なムードが、徐々に薄れてしまい、怖さも激減。 最期のトリックにたどり着くころには、それに対する興味を失ってしまっているという始末。 もう少し、息をもつかせない展開みたいのが欲しかったなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み物としてはよかったです。 読んで損はない。 ただ、ホラーでもなく探偵ものというほどでもなく、、 話もややこしい。。 引っかかるのは、まず、そんなに血が濃かったら島には変なのが生まれると思うが、 障碍者などは出てこない。 医者や弁護士にって、、、そんなに簡単になれないと思うが?? ましてや、しま育ち、いくら中学校で外にでても、大したDNAもなく、大した 環境もないのに、、誰もが努力たらなれる職業ではないのに、あの二人がなってるのに興ざめ。 主人公が女を捜すのはわかるが、、二人は別に恋人同士でもないし、、 いくら入れ替わりって、、、それは無理じゃない? お互いになんのメリットがあって、そんなことをする。 それにばれなかったという設定だが、、ばれるでしょ。 物語の根源に納得できないので、読み返す気になれない。 浅すぎ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小野不由美さんは、十二国記シリーズを全巻読んでいるので(まだ現時点では出ていない、続きが出版されるはずの「書き下ろし長編」を待っている段階ですが)を読んでファンになりました。 こちらも小野不由美さん著と言う事で、あらすじを読み、気になったので読みました。 黒祠……閉鎖的な島の世界観が、薄気味悪く、寒気がしそうな雰囲気、そして惨殺……。廃墟物などの話にも興味があるので、そう言った意味では先が気になる著書でした。登場人物や島の人々の繋りや関係性の人物の多さは、さすがに十二国記シリーズを描いた小野不由美さんだな!と思いました。 式部が探し求めている「葛木」は死んでいない、あの死体は「葛木志保」ではないはず!と言う点は、途中から予測がつきました。ただ、志保と麻里が入れ替わっているとは、私は最後の方まで気づきませんでしたが。そのカラクリ?は良かったと思います。結局、式部のよく知る「葛木志保」は島の「永崎麻里」だったのですね。。。島の「初瀬川志保」は永崎麻里と名乗っていた弁護士……ややこしく感じますが、ラストの種明かし?では納得。 小野不由美さん作品と言う事で読みましたが、星5つではなかったのは、物語の流れ、内容ではなく、式部や泰田が推理していくやり取りでの、同じ事・内容の繰り返しが多かったかな?と思った点からでした。繰り返しの回想が多かったから、ここまで長編になったのかな?と。その点で星4つに。 しかし閉鎖的な世界観や廃墟ものが好きな人には、読んでみる価値ありだと思います。 風車や風鈴などと、印象的なイメージを残す作品だと思います。 十二国記シリーズの続編を待っていますが、他の小野さんの作品も読んでいこうと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ラストはただの種明かしで本当の化け物とは全然戦ってないのでガッカリでした。 無駄に民俗学要素とか入れて妖怪ハンターもどきにすんなっての。 真面目に探偵モノとしてやった方が潔いけど、それだとあまりにも地味で駄作。 パズルの穴にちょうど当てはまる人が犯人でしたってだけで、そこにストーリーやテーマが感じられないのが残念。 何より黒祠って大層なタイトルついてるけど普通の神社でも成り立つ話。 多分作者が神道とか好きで取材してたら「黒祠」という素敵な単語を見つけて、さらに神仏分離令が出る前の仏像とかを御神体としてる神社の話を聞きつけて、これは凄くいけない事で怖そうだぞって事で作品に貼り付けた感じ。 そして猟奇殺人の特集本で見て印象に残ったような惨殺死体を出して出来上がり。 宿屋に泊まってる主人公の持ち物が無くなったり、すごくインスマスでした・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『東亰異聞』や『屍鬼』などの(おっかない)作品で知られる小野不由美さんの作品です。 小野さんの本をしっかり読んだのはこれが初めてでしたが、一気に読み通しました。面白かった。 歴史的に忌み嫌われた地域、孤立した島での惨事、など要素的にはある意味古典的かもしれませんが、それらをうまくつなぎ合わせて独特の緊張感を作り出しています。 次へ次へと読みたくなるのは、さすがだなと思いました。 ただし、ちょっと説明不足というか、ラストも含めて話をうまく解決できていない部分もあるかな?とも感じました。 その点が少し残念かな。 ただ、いずれにせよ面白怖い作品ですので、「古い因習」とか「孤立した世界」とかが絡んだサスペンスが読みたい人には、おすすめです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
悪くないプロット…すなわち横溝先生をほうふつとさせる…という評判は分かるが・・・。 いかんせん長すぎる。 トリックは、すぐに気がつきます。 それより、登場人物の家系図を延々たどる展開のつまらなさよ。 ひたすら長い…家系図が。 そのくせ、人物像がはっきりしない。 小野不由美作品は他も読んで、とても良かったが、本作は…つまらなかった。 (家系図を付録でつけてたら、まだ良かったかも?) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直なところ、あの十二国記の作者さんだとは知らずに購入しました。 読んだことはないですが… 最近はホラーとかミステリー作家のイメージが強かったので。 内容は、泰田の喋り方が気になりつつも、先が気になって一気に読み進めてしまうほど面白かったのですが、後味がスッキリしませんでした。 これで終わり⁈ です。 説明的な部分が多すぎて、クライマックスが数ページで終了… 浅緋のところは、もっと読みたかった。 登場人物が入れ替わったところも理解しにくいというか… でも、他の作品も読みたいと思う内容ではあったので、読み漁ってみようと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小野先生の小説は最近読み始めたのですが、読みやすく、話に引き込まれます。 この小説も面白かったと思います。 ただ私的には犯人探し要素よりホラーな雰囲気が勝るところまでは、読み出すと止められない状態になるほどに先が気になっていましたが…。 「残穢」を先に読んだせいで、ホラーを期待して読んでしまいました。 そういった理由から星3つにとまりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「残穢」が面白くて小野作品にはまりました。 これもホラーか?と思って購入したのですが、しっかりした骨組みを持つミステリーでした。 どうなるの?どうなるの?え、そうなの?!の波が繰り返しきてリズム良く読み終えました。 ブラックな部分もしっかりと描写されていてリアリティがありました。 最初にあるとどうかと思うので、中盤くらいに人物相関表があるとより分かりやすかった。 無くても筋が通っていて面白かったです。 残虐シーンは映像化不可かなー・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『屍鬼』は文句なしに☆5だが、これは普通~良作の 間という感じがする。話の筋は面白いのだが・・・なぜなのか? その理由をいくつか考えてみた。 ・風水に関する叙述がやたらと長かったこと ・ミステリーにしては話の起伏が穏やかなこと もう一つ決定的なのが ・主人公のキャラ付けが弱い という点ではないか。 『屍鬼』で物語を解き明かす二人の幼馴染は 強烈な個性を持っていた。一方、本作の主人公である式部は 理知的な探偵という印象こそあるものの、彼が普段何を考え 何を好み これからどんな未来を歩むのか全く想像が出来ない、 想像が膨らまない。存在が無色透明なのだ。 何となく残念な感じ。 洋の東西を問わず推理物の名作といわれる作品では 無理にでも主人公に強烈なキャラ付けを行っているが、それは 主人公がこのように強烈な登場人物の間に埋没するのを 恐れてのことなのかもしれない、と思った。 殆ど推理物を読まない読者の意見である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なかなか読み応えあります。 孤立した島や集落などそういうものが好きなので楽しめました。 ただ島の人は本当のことを言ってるかわからないので推理小説としては微妙かもしれません。 また推理が同じようなことを何回も言ってるので途中で飽きました。 最大の欠点が登場人物。 主人公や葛木の印象が弱く感情移入できません。 葛木がどんな人物なのかもう少し掘り下げたら主人公がなぜそこまでして真相を探るのか理解できるし、ラストで良かったと思えるのですがふーん結局生きてたんだで終わってしまいました。 屍鬼や十二国記同様ストーリーは面白いんですが登場人物はイマイチです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても面白いです。 スピード感があり、作者の力量が伺えられる作品です。 設定は一人の人間を探しに、古い因習に囚われた閉鎖的な島に向かいおぞましい殺人事件に巻き込まれる作品です。 しかしアクションや、連続殺人があるわけではなく、主人公が淡々と捜査を進めていくだけで、大きな場面転換もない地味な作品です。 しかし作者の心理描写をうまく表現し、静かながらそこに潜む恐怖をうまく表現し、読者をひきつけます。 読み応えのある作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一回読み終わってしばらくしてから、ゆっくり再読…すると…「え!?これしか殺されてないの!」昔の事も入れれば増えますが、凄くビックリする少なさです。 とても怖かったのに(>_<。) ホラー&ミステリー | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本を購入する前に、ここのレビューを見て、結構評価が分かれた作品だなと思いました。 読み終わって、その理由はおそらく読者が求めている要素の違いかと。 屍鬼と比較して辛い点を付けている方々は、おそらくミステリの要素をあまり期待していなかった人ではないでしょうか。 私は期待していた人なので、たいへん満足したわけですが。 ただ、最も(?)重要なトリックというかは物語の割と早い段階で気付いてしまったので、☆4つとさせていただきました。 にもかかわらず、最後まで面白く読めたのは、小野先生の腕かと。^^ 個人的に、映画の八つ墓村とか悪魔の手鞠歌とかの雰囲気を思い出します。(稲垣吾郎さんが主演のです) まだガキなもので、イメージの幅が狭いせいかもしれません。 ですがそのようなミステリが好きな方は買って損はないと思います。 長文失礼しました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!