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黒祠の島



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黒祠の島の評価: 3.63/5点 レビュー 92件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.63pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全14件 1~14 1/1ページ
No.14:
(1pt)

終わり方が……

途中までは面白く読めました。後半になってくるとなんだか謎解きがくどいというか、さっさと解決しないかなって思ってしまいました。
そしてやっと全てが解明できてどんなエンディングになるのだろうとワクワクしていたら、ブツッっとぶった切った様な終わり方でした……すごい消化不良です、長々と読ませておいてこれはないぜと思いました(T_T)
黒祠の島 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (新潮文庫)より
4101240280
No.13:
(2pt)

舞台設定は最高だったと思うんですがね

悪い点…閉ざされた島とその背景がある…割に随分と協力的な島民。オチが想像していた内の1つだったし特別驚く仕掛けもなかった。私自身普段ライトなミステリーをたまに読む程度の人間なのでこの手のジャンルのファンなら推理か予測なんて余裕だったんでは(嫌味とかではないです、ご気分害された方いらしたらすみません)。
良かった点…主人公が自己主張しないので感情移入しやすかったし冷静になれる。調査してアレコレ考える過程が面白く読み手に委ねられてる様で楽しい。「黒祀」「閉ざされた島」そこで起こる宗教になぞらえた猟奇殺人。背に感じる島民のねっとりした視線。舞台設定だけは最高に整っていたと思う。
その他…もっと切迫した状況が欲しかった、絶望する過程が欲しかった。ホラーミステリーだと思って読んでいたのが間違いだったのかもしれないです。実際はミステリー要素はオマケの様なもので、ホラーの要素が多いのでそっちを求めると肩透かしを食らうかも。
黒祠の島 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (新潮文庫)より
4101240280
No.12:
(2pt)

頭で考えるミステリー?

初めに事件が起きて、それをひたすら論理的に、頭で解いていく展開。
頭で考えるミステリーが好きならいいかもしれないが…。
話が進むにつれ、島の人たちが、どんどん口が軽くなっていくのも解せない。

最初の不穏なムードが、徐々に薄れてしまい、怖さも激減。
最期のトリックにたどり着くころには、それに対する興味を失ってしまっているという始末。
もう少し、息をもつかせない展開みたいのが欲しかったなぁ。
黒祠の島 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (新潮文庫)より
4101240280
No.11:
(2pt)

これで解決?

ラストはただの種明かしで本当の化け物とは全然戦ってないのでガッカリでした。
無駄に民俗学要素とか入れて妖怪ハンターもどきにすんなっての。
真面目に探偵モノとしてやった方が潔いけど、それだとあまりにも地味で駄作。
パズルの穴にちょうど当てはまる人が犯人でしたってだけで、そこにストーリーやテーマが感じられないのが残念。

何より黒祠って大層なタイトルついてるけど普通の神社でも成り立つ話。
多分作者が神道とか好きで取材してたら「黒祠」という素敵な単語を見つけて、さらに神仏分離令が出る前の仏像とかを御神体としてる神社の話を聞きつけて、これは凄くいけない事で怖そうだぞって事で作品に貼り付けた感じ。
そして猟奇殺人の特集本で見て印象に残ったような惨殺死体を出して出来上がり。
宿屋に泊まってる主人公の持ち物が無くなったり、すごくインスマスでした・・
黒祠の島 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (新潮文庫)より
4101240280
No.10:
(1pt)

無駄に長い気が・・・

悪くないプロット…すなわち横溝先生をほうふつとさせる…という評判は分かるが・・・。 いかんせん長すぎる。 トリックは、すぐに気がつきます。 それより、登場人物の家系図を延々たどる展開のつまらなさよ。 ひたすら長い…家系図が。 そのくせ、人物像がはっきりしない。 小野不由美作品は他も読んで、とても良かったが、本作は…つまらなかった。 (家系図を付録でつけてたら、まだ良かったかも?)
黒祠の島 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (新潮文庫)より
4101240280
No.9:
(2pt)

狙いがサッパリ見えない凡作

夜叉島と言う邪教が支配する孤島を舞台にした作品。物語は調査事務所の式部が失踪した葛木と言う女性を追って、葛木の出身地の夜叉島に辿り着く所から始まる。島の住民は余所者に対して徹底的に閉鎖的で、特別な神事を行なっている事が冒頭で説明される。
島に着いた式部の目に夥しい風鈴と風車が映った。式部はまず民宿を訪れるが、閉鎖的な島に民宿がある事自体オカシイ。村には元網元で絶対的権力者の神領家があり、葛木と連れの女性麻理はその神領家へ行った事が島への宅配業者の口から示唆される。そして、式部は葛木の実家から最近のものと思われる大量の血痕を発見する一方、派遣医泰田から、数日前、神社の木に逆さに磔にされた全身焼け爛れの女性の全裸死体を発見した事を聞かされる。その形跡が完全に隠蔽された事も。麻理が神領家の当主の隠し子だった事も判明する。葛木の父、麻理の母が過去のほぼ同時期に殺害された事も。
しかし、このような無法状態の孤島で、葛木の捜索に来た式部が、身の危険を全く省みずに平然と捜査を強行する行動原理が不可解。無事でいられる方が不思議なのに、作者はこの矛盾に目を瞑っている。民宿の主人や老母や分家の当主が島の秘密をベラベラと喋るのも島人の設定を考えれば奇異。本来は式部が骨身を削って調べる所だろう。ご都合主義が過ぎる。「黒祀の島」と言う仰々しい題名の割には雰囲気作りも平凡の極み。第一、祭祀権を握る絶対権力者が支配する因習の島での本家・分家争いを中心とした因果譚や、守護の役割なんて既視感があり過ぎる。帯に「実力派の初の本格推理」とあるのが虚しい出来。これなら、濃厚な伝奇ホラー味に徹した方が作者の持ち味が出たと思う。狙いがサッパリ見えない凡作。
黒祠の島 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (新潮文庫)より
4101240280
No.8:
(2pt)

3回も…

こんなに印象的なタイトルなのに、きれいに忘れて、なんと3回も買ってしまった。
「あ、この題名面白そう」と3回買ったということです。アホですね。
そのたびに、冒頭近くの「風車」の描写で早々と思い出すわけです(笑)。
「うわーっ、またやってしまった!」と(笑)。
因習の島という閉鎖社会の不気味な雰囲気が、とても良く書けていると思う。
最後でホッとできるので、後味も悪くないし。
ただ、探偵役に魅力がないのと、殺される人の数が少ない(笑)のとで、あまり気持は入りませんでした。
文章も、決して下手ではないが、平凡で事務的だし。
ともかく、4回目をやらないように気をつけなくては(笑)。
(と思っても、ずっと手元に残しておきたい程の作品ではないので、毎回処分してしまう。だから次もやるかもしれない)
黒祠の島 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (新潮文庫)より
4101240280
No.7:
(2pt)

長編本格推理

簡単なあらすじは・・・
調査事務所を営む式部剛は、ノンフィクション作家葛木志保と、パートナーを組み数多くの仕事をこなしてきた。その葛木が失踪した。彼女の消息をたどり式部は「夜叉島」という小さな島を訪れる。その島は明治以来の国家神道から外れた「黒祠の島」だった。その島であった猟奇的な殺人事件、その被害者こそ葛木だった。古くから信仰に従ってきた島民にとって、それはなるべくして起きた事でしかなかった。しかし調べるうちに島に伝わる信仰が今も生き実行されている事を知る。そしてそこに遺産相続を絡めた複雑な人間関係が絡み・・・
あらすじを書いてても分からなくなってきます。
信仰の部分は面白いのだけど、私には登場人物の整理が出来ないまま最後を迎えてしまいました。
せめて、人物相関図があれば・・・
なにせ、一族で似たような名前だったり、亡くなった人もたくさん出てきたり、名前だけの登場人物も多く、だんだん人物関係より事件の真相を求めて読み進めるようになってしまいました。
あとは島の地図も載せてくれるとありがたかったかも(-_-;)
杜栄は信仰の犠牲になった事により、憎悪を深めていくわけだけど、それ以前の事を考えると彼もまた「鬼」だったのではないかと思う。
やはり私には推理モノは向かないのかも。
同じ小野さん作品でも「屍鬼」の方がずっと面白く読めました〜。
黒祠の島 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (祥伝社文庫)より
4396331649
No.6:
(1pt)

時間とカネを返せ!

主人公と容疑者たちとの会話で推理が進んでいく設定に無理がある。根本的な欠陥であるだけに致命的だ。
新人だったら本にならなかっただろう。
黒祠の島 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (祥伝社文庫)より
4396331649
No.5:
(1pt)

本格ミステリ=パズル小説のつまらなさ

 まわりを海に閉ざされた孤島で昔ながらの因襲に生きる人たち。閉鎖的な共同体に生きる人たちは外からやってきた人を受け入れない。ま、途中まではそうなんだけどね。それがいつのまにかペラペラよく喋るようになっている。しゃべってくれなきゃ事件がわからないから。聞き出そうとするのは一介の調査事務所員(探偵役)。警察の取り調べじゃないんだから嫌なら黙ってりゃいいのに、ばかていねいに細かく話す。探偵役はまるでフィールドワーカー。島民はインフォーマント(情報提供者)。連続殺人事件は過去に起こっている。探偵は事件を調べるといっても島民に聞いてまわるしかない。 島民は例えば、分家の息子の父親は実は本家の旦那だとか、そういう他人の家の秘密をよく知っていて、それを外部からやってきた赤の他人に喋りまくる。ちょっとオカシイんじゃないの。でもね、こう考えればわかる。閉鎖的な共同体に生きているからこそ澱(おり)のようにたまった日頃の鬱憤を一気に外部の人間に吐き出す。よく知っている隣の人にはしゃべれないこともつい打ち明ける。しゃべりたくて仕方なかったんだ。行きずりの他人だからこそ深い秘密を打ち明けられる。閉鎖的な共同体だから外部の人に口を閉ざすのではなく、閉鎖的な共同体だからこそ、その内部の規則には従わない人に恥をさらしても何ともない。そうとでも解釈しなきゃ、こんな小説読めないよ。
黒祠の島 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (祥伝社文庫)より
4396331649
No.4:
(1pt)

ひ、ひどい…

小野不由美史上最低の駄作。彼女の作品は、ティーンズハート時代のゴーストハンターシリーズではないホラー一作と、最近の絵本の「くらのかみ」以外すべて本になっているものは読んでいるが、これはそのなかで間違いなくぶっちぎりのworst 1 である。文体は、大体KIOSKで売っている旅行のお供ミステリーという感じで小野っぽい人物の語りはほぼ皆無。本格ミステリーを頼まれたから、一応有名どころを勉強して真似してみました、という感じ。 ところが話の肝は完璧に自分の得意分野=マニアックすぎるオカルト・霊魂妖怪系の知識でかためてある。はっきりいってついていけない、ぜんぜんヒントにならないヒントが多すぎて種明かしをされてもああ!とわかる気がしない、「はあ、そうですか」を内心連発するうちにさめていく。幕切れも強引過ぎる。つまりこの小説は、本格ミステリーを書こうとしてお約束は取り入れたけど、肝心のトリックは思いつかないから自分のもともとの知識を使って、結局中途半端に終わってしまったのが最大の失敗だったのだ。せめてオカルトをメインに推し進めていけば、「屍鬼」のような面白い作品になったかもしれないのに。 こんなくだらない作品をよくも文庫にしやがってというのが出版社に対しての感想だ。文庫にならなければ買わなかったかもしれないのに!また、小野不由美には、こんなものに時間を使わないでさっさと十二国記の続きを出して完結させてくれといいたい。
黒祠の島 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (祥伝社文庫)より
4396331649
No.3:
(2pt)

「屍鬼」を超えることはやはり難しい。

同作者の「屍鬼」に非常に心を動かされ、思わず購入しましたが、残念ながら屍鬼を超える域にはこの話は達していません。謎解きは確かによく練られていますが、読者がまず、この「島」の特殊事情を全て納得するものとしての話の進行の仕方は、やや強引といえるでしょう。加えて、文庫1冊の長さにしては登場人物が多く、また入り組んだ人間関係のため、途中から読者を置き去りにしてしまっている感があります。実際にはあり得ない設定の「屍鬼」の方が、この「黒祠の島」より説得力があり、恐さがあり、また悲哀があったのはなぜでしょう?やや厳し目ですが星は二つ。ただ、もしまだ同作者の「屍鬼」をお読みでなければ、強くそちらを推奨します。この作者の好き嫌いはそちらを読んでから決めるべきでしょう。
黒祠の島 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (祥伝社文庫)より
4396331649
No.2:
(2pt)

弱い…

主人公の人間像が浮き立ってこないのは、ずいぶんとマイナスなことです。では、ミステリーとしてはどうか、コレも謎が弱い。ヒロイン失踪ものとしてもドキドキ感がうすい。なんだか淡々とした印象です。そのため作者が描きたかったであろうサブテーマ「異教と言われてしまった信仰とその犠牲となった人間とそれらが生み出した化物」さえもさらさらと流れていってしまった…
黒祠の島 (ノン・ノベル)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (ノン・ノベル)より
4396207085
No.1:
(2pt)

「黒祠」の面白さが…

それなりに面白く読めた。「黒祠」(国家神道から排除された宗派)という題材を『十二国記』の著者がどのように消化してくれるのかとても楽しみに感じられた。 と、過去形で書くのは「黒祠」の面白さがあまり出ていないように感じられたから。単に「黒祠」の島なので、島民が今も奇妙な信仰を持っているんだよ、というだけ。 「島」という閉ざされた空間というのは、しばしば小説の題材になる。そこに「黒祠」を持ち込んでさらに閉じた空間として仕上げる。小野氏の筆力でこの「舞台」の上でどれだけ魅力的なストーリーが展開されるかということだったのだけれど。 最後まで一気に読ませたのは、小野氏の筆力と、「島」「黒祠」という舞台設定に対する興味だったろう。読み終えた後にはやや残念な印象を持つこととなった。
黒祠の島 (ノン・ノベル)Amazon書評・レビュー:黒祠の島 (ノン・ノベル)より
4396207085

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