■スポンサードリンク
黒祠の島
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
黒祠の島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 1~20 1/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
怖いというか薄ら寒い。主人公の粘り強さを尊敬する。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読めばわかります…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「三日戻らなかったら探してほしい」 主人公の探偵式部にそう残して姿を消した女性記者を探すミステリー。 個人的には近年稀にみる良作と評価。 不要に書きすぎない、しかし情景描写には言葉を尽くすことを惜しまない小野女史の文章には脱帽である。 本作は「孤島」「異端の風習」「探偵」などベタベタな設定で成り立っているが、 きちんとツボを押さえつつ、ドライな文章で見事に描き上げている。 残穢でも女性作家目線の淡々とした語り口が象徴的であったが、 それよりは読みやすい感触で、しかし必要以上に書きすぎない姿勢を崩していないのは見事。 特に主人公式部の描き方においては、気障でもなく必要以上に斜に構えてもなく、しかし(おそらく)中年男性的な必要以上に感情的になりすぎないスタンスや、どこか達観したような目線で事件をとらえていく姿が好印象。 また、読者に対する情報提供が非常にフェアだ。 最近のミステリーにありがちな「実は〇〇でした」的な「作者しか知りえない情報」をどんでん返しに使用するようなアンフェアなことはせず、常に必要な情報が読者に供給されていた。 それゆえ、ミステリーを読み慣れているものにとっては中盤あたりでラストが予見できてしまうが、しかしそれでいて常に文章を先へ先へと読ませる魅力が損なわれていないのは流石である。 総括すると、ミステリー好き、ホラー好きどちらにもおすすめできる良作。 ホラーよりはミステリー寄りな内容に個人的には感じたが、全編を通して漂う仄暗さはどちらの読者にもおすすめできるものなので、気になったのならぜひとも手に取ってほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
該当するロケ場所思いつかないけれど上手く実写化できれば映像的にとても美しいものになると思う 登場人物がやや多いのでwikiの登場人物一覧を見ながら読みすすめた しかし守護の人がこれが自分への褒美だと言っていましたがあれが初ご褒美ではないのかな 在任中それ以前に某父事件のような凄惨な事件が過去に起きたという記述は特になかったけど | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
残穢やゴーストハントシリーズが好きで手に取りましたがこちらはオカルト要素は無いかな。閉鎖的な島の信仰を絡めたミステリーです。信仰についてかなりロジカルに根拠づけてくれるので、こういう田舎ギリありそう、となるのがさすが。自分の想像力が乏しいせいか、島や情景の地理的描写が難しく、その点だけ読み進めるのに苦労しましたが、話の本筋は結末が気になりどんどん読めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
舞台設定はホラーですがこの小説において一番重要なポイントは 主人公が最後に葛藤する罪と罰についてだと思います。 著者の別作品の『丕緒の鳥』の中に罪人への刑罰、死刑についてテーマになっている短編がありますが それに相当するぐらい考えさせられる話だと思いました。 また、土着信仰がある島が舞台で、ある住人が心から信仰してはいないが、なんとなくいつもと違うことをするのは避けてしまうという描写があります。 この宗教を信仰してない、何か信仰に意味を見出さなくても長年の文化や生活として根ずいた思考に 信仰が見えるというのは無宗教が多いと言われる日本人にも当てはまるのではないかと思い興味深かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
裁きとは何だろう?もちろん警察が逮捕することが裁きでは無くその先に司法がある。それは国家と云う組織の元に行われることで民衆が行えばリンチと化す…地方の島の閑散とした漁村に消えた知人を追って訪れた男は、その痕跡までもが拭い去るように消されたことを知り、やがて無惨な有り様の死体と成り果て既に葬り去られたと知る!?神の裁き?有り得ない解釈だがそれは島民の共通した認識と知らされる。真の犯人とその動機を追い求める彼がたどり着いた結末は…真の神の裁きと、喪ったはずの知人の行方だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小野先生の本は何冊も読みました。期待通りのドキドキする内容で最後はどうなるんだろう?とラストのページが早く読みたくなる作品でした! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おどろおどろしさがクセになって 結末がわかっているのに何度も読み返しています。 ドSお嬢様の浅緋ちゃんがとても良いキャラです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでいて多分結論はこうなんだろうな、こういう結論なんだろうなと思っていたものは全て裏切られました。小野不由美さんらしいちょっとオカルト系あり、珍しい推理系ありで最後まで一気に読んでしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本の内容は満点ですが、表紙が破れてました! 以前もAmazonで注文した本が表紙折り曲げて袋にいれられて届いたこともあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あまりのおどろおどろしさに前回読んだ直後、友達にあげてしまいまして、また読みたくなり購入しました。 こういったホラー物は一度読むとまた読みたくなることはないのですが、再読したくなるって不思議。 閉塞的な場所の陰鬱な物語がお好きな方はどうぞ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
色々な謎が渦巻いて、最後になるまで結末がわかりませんでした。 小野不由美さんは、ファンタジーやホラーも素晴らしいですが、本格ミステリーも強い引力で一気に読ませてくれます。 是非読んでみて頂きたい作品です! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
暗い黒い雰囲気が絶妙なミステリーホラー、旅のお供、通勤通学にちょうど良い 一気読みも出来るくらいの引き込みもある 過剰なものがないから万人に読み易い 題名通りの世界観作りが上手いなと思う この作家さんはぶれないなあ、暗くて黒い割に重苦しくない それで良質なのが多い | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もう5回以上読んでいる。 何度読んでもめちゃくちゃおもしろい。私がキャラクタや設定に全く不満を感じず読める唯一の女性作家。まあ少女小説の方は読んだことないんだけど。 陰鬱な雰囲気の漂う怪しげな島、排他的な住民、地域を支配する旧家…と、最高の材料が揃っているので面白くないわけがない。 閉塞的な島における余所者である主人公と読者は自然と感覚を重ねてしまい、物語の随所にある伏線や謎解きに見事にハマる。気持ちがいい。 肝心の事件自体もきちんと収束しているので読後感も良い。 ホラー好きにも、ミステリ好きにもおすすめしたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白かったです! 雰囲気は思ったとおり、程よい陰湿さを感じました。 ストーリーや謎解き面も大きく破綻しているところもなく、中弛みすることもなく。横溝正史的世界観を現代劇に上手く落とし込んであります。 なにより主人公・式部のあらゆる可能性を検討してみようという姿勢が好もしいですね。 被害者とされる人物へもとりあえず疑念をもってみたり、自分が肩入れしている人物を俎上に載せる際に、心情的にイーブンにはなれていないと認めたり。主人公として人間性のバランスが取れた人物なので読んでて疲れません。 数ヶ所神通力的な勘を働かせて現場を特定したり、情報が揃っているにも関わらず不自然な程とある可能性に至れなかったりとシナリオの都合を感じるところもありますが、まあ許容範囲内だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何年か前に読んだので細かいところは忘れましたが、失踪した知人の女(主人公の大切な女なのかな)を探しに行くというだけの設定からほとんど材料も使わずによく長い話を作れるなあと感心しました。 この状態からどう話を膨らませてどういうオチにするんだろう?というところにとても興味を持って読み進みました。 ハッキリ言ってオチは説得力なかったけど終わりまでのプロセスをとても楽しむことができました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小野不由美さんは、十二国記シリーズを全巻読んでいるので(まだ現時点では出ていない、続きが出版されるはずの「書き下ろし長編」を待っている段階ですが)を読んでファンになりました。 こちらも小野不由美さん著と言う事で、あらすじを読み、気になったので読みました。 黒祠……閉鎖的な島の世界観が、薄気味悪く、寒気がしそうな雰囲気、そして惨殺……。廃墟物などの話にも興味があるので、そう言った意味では先が気になる著書でした。登場人物や島の人々の繋りや関係性の人物の多さは、さすがに十二国記シリーズを描いた小野不由美さんだな!と思いました。 式部が探し求めている「葛木」は死んでいない、あの死体は「葛木志保」ではないはず!と言う点は、途中から予測がつきました。ただ、志保と麻里が入れ替わっているとは、私は最後の方まで気づきませんでしたが。そのカラクリ?は良かったと思います。結局、式部のよく知る「葛木志保」は島の「永崎麻里」だったのですね。。。島の「初瀬川志保」は永崎麻里と名乗っていた弁護士……ややこしく感じますが、ラストの種明かし?では納得。 小野不由美さん作品と言う事で読みましたが、星5つではなかったのは、物語の流れ、内容ではなく、式部や泰田が推理していくやり取りでの、同じ事・内容の繰り返しが多かったかな?と思った点からでした。繰り返しの回想が多かったから、ここまで長編になったのかな?と。その点で星4つに。 しかし閉鎖的な世界観や廃墟ものが好きな人には、読んでみる価値ありだと思います。 風車や風鈴などと、印象的なイメージを残す作品だと思います。 十二国記シリーズの続編を待っていますが、他の小野さんの作品も読んでいこうと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『東亰異聞』や『屍鬼』などの(おっかない)作品で知られる小野不由美さんの作品です。 小野さんの本をしっかり読んだのはこれが初めてでしたが、一気に読み通しました。面白かった。 歴史的に忌み嫌われた地域、孤立した島での惨事、など要素的にはある意味古典的かもしれませんが、それらをうまくつなぎ合わせて独特の緊張感を作り出しています。 次へ次へと読みたくなるのは、さすがだなと思いました。 ただし、ちょっと説明不足というか、ラストも含めて話をうまく解決できていない部分もあるかな?とも感じました。 その点が少し残念かな。 ただ、いずれにせよ面白怖い作品ですので、「古い因習」とか「孤立した世界」とかが絡んだサスペンスが読みたい人には、おすすめです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直なところ、あの十二国記の作者さんだとは知らずに購入しました。 読んだことはないですが… 最近はホラーとかミステリー作家のイメージが強かったので。 内容は、泰田の喋り方が気になりつつも、先が気になって一気に読み進めてしまうほど面白かったのですが、後味がスッキリしませんでした。 これで終わり⁈ です。 説明的な部分が多すぎて、クライマックスが数ページで終了… 浅緋のところは、もっと読みたかった。 登場人物が入れ替わったところも理解しにくいというか… でも、他の作品も読みたいと思う内容ではあったので、読み漁ってみようと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!