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鳩の撃退法



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【この小説が収録されている参考書籍】
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鳩の撃退法の評価: 3.22/5点 レビュー 99件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.22pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全99件 21~40 2/5ページ
No.79:
(5pt)

展開の旨さには佐藤正午の右に出る人はいない

取り立てて、大きな事件が起きるわけではないが、なぜか読んでしまう。この作者の世界に入り込んでしまう。場面展開が面白い。時間の罠に掛かってしまい、さてさてどうなるか?と最後まで読んでしまう。再読して作者の文章力に、唸りました。
鳩の撃退法 上Amazon書評・レビュー:鳩の撃退法 上より
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No.78:
(3pt)

わかったような、わからないような

わかったような、わからないような。不思議な感じがしました
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No.77:
(1pt)

本当の意味での「時間泥棒」だと思った作

時間を奪うだけで何も残らない。
ページを捲る手が一瞬たりとも速くならなかった稀有な作品。何度も何度も合間に休憩を挟んでようやく読了。
つまらない理由としては誰一人として感情移入できない登場人物。これは本作に限った話ではなく佐藤作品に共通している特徴なので意図的にそうしているのかもしれないが。いずれにしろそのことが話の面白さに繋がっていないので意味合いが感じられない。
「身の上話」に続いて本作でも予期せぬ大金が手に入る部分が共通しているが、どちらも目の色変えて大金に翻弄されていくことを主眼としていない。そういう展開にすることを作者がダサいと考えているのか。だったらなぜ予期せぬ大金という小道具を出したのか。
金は命より重い。「カイジ」を100回読んできてから出直してほしい。
作中の出来事、主人公の小説家がその出来事を基にして書いた小説、そしてそれらに関して作中小説家が読者に語りかける描写。メタ的な手法を用いて作者は書評や解説によると「小説とはなにか」「小説家とはなにか」を読者に対して問いかける意図があったらしい。
いや、それに自分なりに答え出してから本書けよ。と言いたい。
リアリティもなくフィクションとしてもつまらない。
自己陶酔した作者によるオナニー。そして自分だけはこの作品の素晴らしさを理解できたと自己洗脳するシンパ。だがもちろん具体的にどこが優れているかの説明はない。
どちらも本当に面白い本を求めている読者にこの本を押し付けて貴重な時間を奪っていく害悪。
「ジャンプ」は傑作だ。「Y」もキーパーソンの女のキャラが極めていけすかないことを除けば面白い。
どんな優れたバッターでも10割は打てないということか。
駄作にしてもひっそりと失敗していれば罪はないものの、たまたま目に入って手に取ってしまったのが運の尽きか。
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No.76:
(1pt)

読者をバカにしてるのかと思うレベルの分かりづらさ

かなり本を読んできましたが、ここまで今何が起きているのかが分かりづらい文章は初めてだ。
時系列や人物の描写が飛び飛びで、本当に分かりづらい。何回もページをめくり直した。
また、『――』を使うべきところを『、』で区切って書いていることで、ユニークのつもりの文が??となる。
一から勉強し直した方がいい。過去10年読んだ本の中で一番「時間返せ」と思った本だった。
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No.75:
(5pt)

長い、でも面白い

生活と女にだらしないクズでややこしい性格、でも憎めない。
そんな主人公が恐怖と欲との葛藤に追い詰められていくのが面白かったです。
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No.74:
(5pt)

傑作です

小学館の小説丸というサイトに糸井重里と著者の対談があり、そちらの方が解説よりずっとおもしろかったです。
 こんな本をものにできる作家に悩みなんかあるんだろうか、と思うのですが、どうやら「売れない」という悩みがあるらしく、糸井重里という人が正月に読んでくれただけで日本中の人に受け入れられた気がする、的なことを言っていたのが印象的でした。
 作者に引っ張りまわされ翻弄されるのを楽しむ読書時間でした。
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No.73:
(1pt)

長い、疲れる。

いたずらに文章が長く時間とお金の無駄。ぐだぐだくだらない会話が多く、どうでもよい描写が多く、とはいえそのどうでも良い文章のどこかに伏線が仕組まれているかもしれないと思って読むのでかなり疲れる。上巻の130P辺りの南京錠のところで、あまりにクドくてうんざりして止めた。せめて一巻物にしてくれれば、我慢して読むんだが。
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No.72:
(1pt)

上巻最終章あたりのハンディカム

上巻最終章あたりのハンディカムの件のあたりは読んでいて気持ち悪くなった。下巻も買ってしまったのでもう読み切るしかない。新品買うまでもなく、買うなら中古(1円)で十分な作品。
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No.71:
(4pt)

メタミステリーの手法だが、楽しく書いているのが伝わってくる

この著者の作品は初めてである。

どうして買う気になったのかもよく覚えていない。

おそらく、何かの書評でも読んで買ったに違いない。

が、帯にある糸井重里の「こんな小説が書けたら嬉しいだろうなぁ」というコピーに促されて、何百冊も溜まっている積読書籍の中から拾い上げたのであった。

何というか、今まで読んだことがないような不思議な小説である。

ストーリー自体は、設定が変わっているが、不思議というほうどではないかもしれない。

元直木賞作家の「私」が、今はある地方都市に落ちぶれ、女性の部屋に居候しながら、デリヘル嬢の送迎の仕事をしている。

そこで、使ったある1万円札が精巧な偽札だったところから、事件に巻き込まれていく。

その偽札をだれが何のために作ったのかということは、本書のストーリーではどうでもいいことのようで、ただ、この偽札の動きをめぐって話は進んで行く。

問題は、その進め方だ。

本書は、この「私」が巻き込まれた事件を描写しているかと思うと、実はそれは「私」がこの事件に巻き込まれつつ、それをネタに小説を書いている、という設定に移行する。

そして、「ここまで書いて、私は、この次をどうするか考えた」というように、その作中小説かと思うと、それを書いている「私」のことを描写していたりする。

事件に巻き込まれている私、それをネタに小説を書いている私、その小説を書いている私を描写している私、という3段階の入子構造というかメタミステリーともいうべき建てつけになっていて、それを行ったり来たりしつつ話が進むので油断ならない。

が、それでも、面白く読めたのは、最後に糸井重里が解説で書いていたけれども、作家が楽しみながら書いている、ということが伝わってくるからかもしれない。

不思議な読後感のある作品だった。
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No.70:
(2pt)

鳩の撃退法 上

夢枕獏さん、京極夏彦さん、奥泉光さん、筒井康隆さんら選考委員から圧倒的な評価を受けた、第6回山田風太郎賞受賞作!
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No.69:
(1pt)

時間を返せ!

生涯読んだ中でベスト5に入るくらいつまらない、駄作。10日間の読んだ時間を返せと言いたい。佐藤正午は大好きな作家だったが
、もう読まないだろう。腸煮えくり返るくらいまだ気が収まらない。
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No.68:
(1pt)

最後まで読み切った自分を褒めたい

こんなに面白くない小説を読んだのは、生まれて初めてかもしれない。
上巻の10%ほど読んだ時点で「もしかしたら、これから面白くなるかも」と、下巻最後まで読み切った私がバカでした。
登場人物全てが漫画チックで、好感を持てる人は皆無。文章は昭和を感じさせるダサさ満載で、セリフもクドくて陳腐です。
特に会話が酷い。「たは」とか「ほえ」って・・・。読みながら赤面しました。原稿用紙の枚数を稼ごうとして無駄に会話を引き延ばしているかのようです。
デリヘル嬢たちも、あまりにもバカすぎ。デリヘル嬢の知り合いがいないので一概には言えませんが、あんなにアタマが悪い人ばかりなのでしょうか?
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No.67:
(5pt)

すごく面白い!!

もっと早く読めば良かった。
実用書と勘違いしたのがいけませんでした。
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No.66:
(2pt)

一気に読まないとわからなくなる・・・

久しぶりに読書を途中で挫折してしまった。
軽妙な会話のやりとりやミステリーな展開など面白い部分もあったのだが、
むやみに時系列が前後するため数日後に読もうと思ったら、ワケが分からなかった。
この本を読む場合、上下巻と長丁場ではあるが、一気に読んでしまわないといけないと思う。

過去の回想から、さらにその三日前とかそれから翌日とかとにかく時系列がややこしい。
簡単な話を無理にややこしくしているようにも感じる。
同時に現代文学的な才能も感じなくはないが、他の方も書いているようにそれに陶酔しているようにも感じる。

最後まで読んでないのにレビューを書くのも失礼な話だが、
今後読む人には「とにかく間を空けずに一気に読むこと」をオススメする・・・
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No.65:
(1pt)

最低最悪、作者の自己陶酔にゲンナリする

最低最悪の小説、絶対買って読まないほういい。100ページで書けるネタを無理やり伸ばして書いている。文庫本帯の糸井重里の宣伝文句は当人の無知の表現。読んでいて一番気味の悪いのは、この作者の「文学的自己陶酔」。腐臭ふんぷんの酒を飲まされたような最悪の読後感だった。
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No.64:
(1pt)

構成もストーリーも破綻している

小説家は、たとえ事実を曲げても、ハッピーエンドを書く。願わくは現実も小説のようにハッピーエンドであってほしい…
このテーマはとても素敵だと思いました。
それでもこの小説は、あちらこちらが矛盾し、破綻しているように思うのです。

時系列を乱して書いてあるので、気がつきづらいのですが、よく考えると、この小説の基点となる2月28日の出来事を、主人公が一人称で詳細に語るのは、時間的に矛盾しています。
この部分に抵抗を感じない方はこの小説を楽しめるのかもしれません。
感性の問題なのでしょう。

「現実と虚構の交錯」とか、「メタフィクション」とか言われていますが、私には、一人称と三人称を都合よく使い分けているだけとしか思えませんでした。

《その男というのが僕で、これからこの物語で活躍することになる》
とか、
《ここで時間を巻き戻し》
といった変則技が、実にご都合主義と感じます。

美しいテーマにしては、偽札、犯罪、暴力、女たらし、不倫、など、不健全なイメージの羅列で、不潔な雰囲気が漂っています。

事実を曲げてハッピーエンドに導くとは言っても、その曲げられる以前にあった不幸も、小説家=主人公の創作である可能性が感じられます。
時系列を乱して、読者を意図的に混乱させているので、その辺りが曖昧です。
この曖昧さがこの小説の面白さということなのかもしれませんが、少なくとも私の感性には合わず、めちゃくちゃとしか思えませんでした。このめちゃくちゃ加減が「前衛」だと言っているレビュアーもいますが、はたしてそうでしょうか。

あちこちにこれでもかと張り巡らされた伏線が、物語の中では回収しきれなくなって、あとから付け足して解説しているのが、何とも言えません。

主人公=ダメ男=色男=作者といった構図が、なにやら昭和の文豪を思い起こさせます。
主人公と、 もと愛人との手紙の文体は、既視感ありありです。

ただひとつ、古書店の店主、房州さんのエピソードは、清々しく感じました。

個人的な意見ですが、このエピソードから考えると、「鳩」は必ずしもネガティブな象徴とは言えないのではないでしょうか。
撃退しなくてはならないのか?
物語の最初のほうで、peacefull という、車のキャッチコピーが出てきますが、ラストと呼応していると考えたくなります。

お札の計算は実に見事だと思いました。
小説というよりは、帳簿を合わせた時のような爽快感を覚えました。

全体的に、文章は上手いと思うところもあり、気の利いた言いまわしもあり、一見技巧的な作品のように見えますが、内容は浅薄だという印象を受けました。
鳩の撃退法 上Amazon書評・レビュー:鳩の撃退法 上より
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No.63:
(5pt)

『鳩の撃退法』を書いた津田伸一こと佐藤正午へのお願い事項

佐藤正午様、あなたの長篇小説『鳩の撃退法』(佐藤正午著、小学館文庫、上・下巻)には、この2日間、振り回されっ放しでした。これまでのあなたの作品たちにも右往左往させられましたが、今回は、その比ではありませんでした。

何しろ、あなたの分身と思われる元作家の「僕」が深夜のドーナツ・ショップでたまたま相席になり、『ピーター・パンとウェンディ』について語り合った男の一家三人が神隠しに遭ったかのように、忽然と消えてしまうわ、馴染みの古本屋の老店主の形見として届けられたキャリー・バッグの中に、『ピーター・パンとウェンディ』と3冊の絵本と3403万円が詰め込まれているわ、その1万円札が偽札と分かり、裏社会の「本通り裏のあのひと」に怯えることになるわ、高峰秀子という源氏名のデリヘル嬢が店に無断で姿を消してしまうわ、年上の危険な人妻を妊娠させてしまった郵便配達の青年が行方不明になってしまうわ――と、次から次へと謎だらけの竜巻に巻き込まれてしまったのですから。

それだけならまだしも、過去には直木賞を受賞し、10冊も本を出しながら、今は落ちぶれてデリヘル嬢たちの送迎を行うドライバーをやりながら、誰にも読んでもらえる当てのない小説の原稿(それが、この『鳩の撃退法』)を少しずつ書き継いでいく過程の内情暴露的な描写に付き合わされる羽目に追い込まれたのです。

さらに、「女好きのセックスべた」のあなたの見境のない、相手を選ばない手当たり次第の女性漁りの数々、いとも安易に一線を越えてしまう無節操ぶりを延々と見せつけられるというおまけまで付いています。

しかも、最終ページに至って漸く、謎に満ちた各ピースが然るべき場所に収まり、巨大なジグソー・パズルが完成するという凝りに凝ったストーリー・テリングの巧みさには、ひねくれ者の私も脱帽せざるを得ません。

あなたが苦労に苦労を重ねて完成させた『鳩の撃退法』を読み終わるのに、本当に、ほとほと疲れ果てました。このダメージを癒やすには相当の時間が必要と思われます。ですから、次回作を出すのは、暫く後にしていただけませんか。これは私の切なるお願いです。

えっ、何ですって。次回作は既に出版されていて、しかも、直木賞を受賞してしまったですと。もう、あなたには、呆れ果てています。
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No.62:
(1pt)

合わなかった

あれは『ジャンプ』だったっけ? この著者の小説は、以前にも一度途中で挫折したことがある。文体の問題かなあ。

本作は2015ミステリーベストテンに入ったこともあり、恐る恐る読んでみたが・・・。やっぱり、47ページあたりで挫折。

決して文体が難しい訳ではない。どちらかと言えば平易なほう。単に私と合わないのか?
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4093863881
No.61:
(2pt)

だらだらした展開に疲弊

全般的にだらだらした展開。普通に書けば上下はいらんでしょう。
 ストーリーもちょっと現実離れしすぎている点が見受けられがっかり。(秀吉、かばうくらいならチクらないでしょ(笑)etc)
鳩の撃退法 下Amazon書評・レビュー:鳩の撃退法 下より
409386389X
No.60:
(4pt)

書評は難しい、でも小説の面白さを堪能できる本

筋があるようでない、いや無いようである、そして登場人物の無駄話ややり取りがやたら長くその分作品が長い。現在と
過去が入り乱れて話が進行するので、何が起きているのか分からない。というと、如何にもこの作品をネガティブに捉えて
いるかのように思われるだろうが、ページを捲る手を止めることは至難の業だ。つまり、読者、少なくとも私は作者の
筆力とマジックに近い筋運びに翻弄されているということだ。主人公であり、この作品の語り部であり、そしてこの物語を
小説にして書いている(というややこしいシチュエーション)津田はかつて直木賞も取った実力派の作家、だが、今は落ちぶれて
デリヘルのドラーバーとして働き、偶然知り合った女のところで居候する情けない男。彼の周りでどうも事件が起きているようだ。
親子3人の一家失踪、偽札事件、何となくこの作品はミステリーなのかなと思うも、どうもそうではないらしいということも
薄々感じ始める。何が現実で、何が津田自身の小説の為の想像かもごっちゃになって来る(少なくとも私には)。私に
とて佐藤正午の作品は初めてだが、作者の格段の筆力を見せつけられた作品となった。正直書評を書くのは難しい。
しかし、小説を楽しむ時間を十分貰ったことだけは言えると思う。
鳩の撃退法 上Amazon書評・レビュー:鳩の撃退法 上より
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