■スポンサードリンク
鳩の撃退法
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
鳩の撃退法の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全99件 41~60 3/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者はわざと、小説家の主人公に村上春樹くずれのひどい小説を書かせて、読者にフラストレーションを溜めさせているのでは? 読書は大好きで、いつもなにかしら本を読んでいますが、最後まで読めませんでした。上巻の1/3でやめました。自分にとってはストレス発散のための読書なので。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自ら文中リアリズムを問いかけながら、帯封のついた偽札はありえないでしょって点に調べが至らなかったのか・・・ この部分だけどうにも興冷め。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誰かも書かれてますが、物語の語り方が僕には合いませんでした。 中途半端ですね。まだ村上春樹の方が読めます。 登場人物の名前や、濃いめのコーヒーを入れた、とか、とてもダサい。笑 他にもダサい比喩や形容がたくさん出てくるので、57ページ目でストップしました。 これだったら面白い絵本借りて眺める方がマシだと思ったので。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻はどうしたものかと思っていたが、下巻にはいってから、ストーリーの展開もテンポよく、ああそういうことだったのかと振り返りつつ、終わってしまうのが最後、惜しくなる。 傑作と言っていいのでは。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーの醍醐味は、伏線の回収かなと思っているのですが、優れているという訳でもなく普通かなという印象でした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文章に構成にかなり戸惑い。 時間も行ったり来たり。 最後はかなりエログロ。 後半に期待。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
だいぶ物語が転がりだして、そこそこ面白かったが、作者の企みを理解できなかった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の語り口が回りくどく、いちいち揚げ足を取ったり、どうでも良いことに延々と拘ったり、こんな奴が周りにいたら本当に嫌いになる!って感じです。月の満ち欠けで感動し、Yや身の上話もとても面白いと思いましたが、これだけはちょっと無理でした。どうでも良い話が長すぎるので、最後はかなり飛ばし読みしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
語り部の、直木賞作家 津田。 作中にもあったが「この人、何を言ってるのか分からない」のオンパレード。 しつこく繰り返される、ぬまもと⇒ぬもとです。とか、DAIGOのアルファベットネタみたいのとか、これでもかこれでもかと…。天才的に人をイラつかせる。 この小説家がモテる設定なのもイライラ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者の本は初めて読みました。作者が投手として生まれたのなら、ナックルボールを駆使した投手になったでしょう。とらえどころのないそれでいて読者はまんまと打ち取られている感を覚えることでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もう根本的なところで無理があるので、あとは惰性で読んでました。そうなると今度は冗長さが気になってしまって・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「永遠の1/2」「Y]などの初期作品が好きで、名作「ジャンプ」の残像が頭にあるので、佐藤正午の新作が出るとつい読んでしまいます。重い思いをして上下巻を韓国まで持ち帰ったので意地になって読み通しましたが、正直面白くありませんでした。でも結局「月の満ち欠け」も読むことになるんでしょうね。作者はどこかで「膕(ひかがみ)という言葉を知らなかった」と書いておられましたが、今回作中に膕(ひかがみ)が出てきたのでにんまりしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
後半の舞台となる「中野ふれあいロード」界隈には多少の縁があって、そういう目から見ても、その描写は確かなものであると思った。 元作家・津田伸一がバーテンとして働くバー「オリビア」と思われる店はあの辺にありそうだし、彼がMacBookで執筆にいそしむ「中野通り」に面した角の「ドーナツショップ」はその場所に存在しており、「白線通り」では「餃子の王将」が営業中である。津田が交通事故に遭う「早稲田通り」もあそこなのだろうし、搬送された救急病院は「東京警察病院」である。しかし、それらはあくまでも作家・佐藤正午が作り上げた物語のなかの「虚構」であるわけだが、綿密な取材に基づいてのものなのだと強く感じた。 小説としての本書の構成はいささか複雑であり、幾度も前のページへ戻りながら読み返すこととなった。津田が現在進行で体験していること、過去に経験したこと、記憶と想像によって書かれた「小説」とが入り組んで時間軸を錯綜しながら語られていく。作家の想像力に翻弄されながらも「巻擱くを能わず」(本書下巻のオビより)最後まで読み通すことができた。登場人物が右往左往する舞台装置の描写はこの虚実ないまぜの物語に不思議なリアリティを与えている。 この小説で重要なアイテムとなる「ピーター・パンとウェンディ」(福音館書店)という本。興味がわいて図書館で実物を手に取ってみた。ハードカバーのずっしりとした手触り。これならば波乱万丈な展開に巻き込まれてもいつの間にか何食わぬ顔で持ち主の手元に帰ってくる気がした。まるで伝書鳩のように。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
妻と幼い娘とともに暮らす幸地秀吉は、ある日突然、一家そろって姿を消してしまう。なんらかの事件に巻き込まれたのか、それとも単なる自主的な失踪なのか。私こと津田伸一はたまさか失踪直前に幸地とドーナツショップで二言三言ことばを交わしたことがあった。 そんな中、津田の知己である古書店主が病死し、キャリーバッグに入った遺品が彼に届けられる。中には絵本と、3000万円相当の一万円札の札束が入っていた…。 -------------------------- 2007年に上梓された小説『』の主人公である放蕩作家・津田伸一が2014年、実に7年ぶりにこの小説『鳩の撃退法』で帰ってきました。 津田の出鱈目ぶりは健在です。かつては出会い系サイトを通じて自分でも数えきれないほどの相手との後腐れのない逢瀬を重ねていましたが、最後に彼はひとりの女性と縁故を得て岩手県と青森県の県境で旅館業に携わるため去っていったはず。 それがいつの間にやら、(「手まぜ」という言葉が登場するところから推して、おそらくは九州の)どこかの街でデリヘルの運転手をしながら、女子大生の家で居候生活の身です。相変わらず人生設計などないまま、その日暮らしを送っている津田の前に、一家消失事件と、謎の大金相続事件が舞い降りるのです。 事の真相はどこにあるのか。 前著『5』に比べれば、多少なりともミステリー仕立てにはなっていますが、真相追究しようとする思いを寄せつけないものがこの小説にはあります。巻頭には「実在の事件をベースにしている」と映画『ファーゴ』ばりに“騙り”の言葉を掲げた純然たる<ウソ>です。『鳩の撃退法』は『5』同様、津田伸一の一人称視点で描かれた虚構と妄想の世界に遊ぶ小説といえるでしょう。 しかし、この上下巻あわせて950頁強の全き仮構世界を駆け抜けた今、読者である私は世界のある実相を見た思いをしています。 それは好むと好まざるとにかかわらず、人は他者とのあいだに縁(えにし)を結びながら人生の歩を進めていくのだなという感慨です。 津田は思わぬ形で幸地と出会い、その知人たちに手玉に取られ、またその傍らで古書店主の遺した煩わしい遺産にもてあそばれます。そうした出会いと別れのひとつひとつが、人生の中で繰り返しあらわれる偶然の妙(みょう)を浮き彫りにしていきます。 そして表題が示す「鳩」を飛び立たせるものもまた、こうした巧まずして起こる人間関係だったことを知り、この小説の筋立ての鮮やかさに心が震えたのです。 そもそも津田がこの小説内で口にする「ほえ」という滑稽な言葉は、前作「5」で登場した若い女性の言葉です。その言葉が津田を介して今度は『鳩の撃退法』内で別の女性へとリレーされていく。そこにも津田の人生における人間関係の軌跡を見て取ることができます。その意味でも文庫化された『』を再読しておいてよかったと思います。 津田は人生を自らの鋼鉄の意志で切り開いていくようなタイプでは決してありません。それでも彼が私の眼にこのうえなく魅力的な人物に映るのは、私たちもまた、人生は己ひとりで自立させられるものではなく、明日もしくは明後日起こる思いがけない出会いによって図らずも動いていくものだということに、みずからの人生を振り返っていくつも思い当たるからでしょう。 「私たちが生きていくあいだに、私たちの上にきみょうなできごとがおこり、しかも、しばらくは、そのおこったことさえ気がつかないことがあります」(上巻151頁に掲げられた『ピーターパン』からの引用) この『ピーターパン』からの引用句を思い返すと、下巻の最後の最後に現れる一行がずしりと胸に響きます。 実に見事な小説です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻からして退屈だったが、山田風太郎賞受賞ということで我慢して最後まで読んで見た。 読了しての感想は、一言で言うと長すぎて疲れた。 これだけ時系列をいじり長く書くなら、 最後に「ああそういうことだったのか!」というカタルシスが欲しいところだが、 そういうものはほぼ皆無。 それと最後までテーマがよくわからず。現実と虚構のせめぎ合いがテーマ? 上巻などは特にどれだけ無駄な文章を沢山書けるかの実験のようにも感じました。 上巻を読んで、下巻をどうしようかと迷っているならばやめた方がいい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
佐藤正午さんの「鳩の撃退法」読みました。 面白かった~~ ラスト、もうちょっとピリッと落ちをつけてほしかったけど 結構長いのに ずっと楽しく読めました。 このシーンって何かに関係あるのかとか これが重要なキーの場面になるのかとか 期待しながら読んでるのですけど そうでもないようなそうでもあるような でも、登場人物やその場面場面が全て魅力的で 読ませます。 単館でやってるあまりメジャーではないけど ちょっと面白い映画がすきとか ハードボイルドの小説がすきとか ダメ男のダメっぷりがすきとか そんな人は絶対面白い本だと思います。 なんかよく分からんけど面白い 私、村上春樹よんでも 同じような感じになります。 佐藤正午さん なかなか凄い作家さんですわ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
屁理屈を言う人や、嫌味ばかり言う人が苦手だ。 そう思いますか?と問えば、多分じゅうにんちゅうはちにんくらいは、はい、とこたえる、と思います。 ただし、小説という舞台においては、必ずしもそういった常識が普遍的ではなくなる、そういった事を教えてくれる、類い稀な傑作だと思います。 佐藤正午は、寡作だということです。 納得です。 こんなに表現にこだわりぬいた文章をものす人が、多作な訳ないでしょう。 上巻に続き、レビューさせていただきました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
好き嫌いがハッキリわかれる小説だと思います。万人受けもしないし、直木賞を取るような小説でもありません。物語の中で起こった事件は取り立てて目新しいものでもありません。けれど、他の小説にはない、興奮と驚きと喜びがある小説です。読み手はただ文字を追うだけではありません、事実、捏造、推測、想像、ありとあらゆる事柄を自分の頭を使って再構築しながら物語を追いかけることになります。時間も進んだり、戻ったり。ぼんやり読んでいると目の前で何が起こったのかわからなくなります。読み手を選ぶ小説だと思いますが、私はこんなに興奮しながら読んだ小説は本当に久しぶりでした。佐藤正午さん、初めて読みましたが読んでよかった。ぜひ、あなたも試されてみてください。 あと、ほんの少しでも物を書いたことのある人間には刺さる言葉がたくさん含まれています。 自分への尻叩きにもぜひ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初の文章から面白かった。 さらっとある話を語ったあと、後からその背景だったり、詳細だったりが徐々に解ってくる?ような展開。 とっても独特な文章だし、会話もセンスがあって、読みごたえ十分。最後の畳み掛けるような展開も素晴らしい。 ただ、話の時系列が過去にいったり現在に戻ったりと目まぐるしく、登場人物がやたらに多いので、読みにくいと感じる方もいるのかもしれない。丁寧に読めばクリアできるし、言葉一つひとつを大切に読みたい物語。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2015年度読んだ本の中で最悪、最低でした。 時間を返して欲しい。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!