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絶叫



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【この小説が収録されている参考書籍】
絶叫
絶叫 (光文社文庫)

絶叫の評価: 4.13/5点 レビュー 145件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.13pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全114件 41~60 3/6ページ
No.74:
(5pt)

なんなら、それどころか。

重厚な社会派ミステリーではありますが、それだけでは終わらないものがありました。事件の中心人物である陽子、捜査する綾乃、その他の関係者の証言が入れかわりたちかわり述べられて真相が明らかになっていくという構成が面白いと思いました。また、終盤はこのまま静かに幕を閉じるかと思いきや、予想外のどんでん返しがあって楽しめました。ラストについては人によって感じ方はさまざまだと思いますが、私は爽快感を覚え、生きる力が湧いてきました。『火車』に似ているというレビューがありますが、私は性格が異なると思います。『火車』を読んだのは20年以上前なので記憶が定かでありませんが、本作がなりすますまでを描いているのに対して、あの作品はなりすまてからを描いていたような気がします。なお、一つだけ気になる部分がありました。249頁の後ろから2行目に「なんなら」という表現がありますが、これは最近はやりの誤用で、「それどころか」が正しい使い方ではないでしょうか。いずれにしても何年かに一度しか巡り会えない傑作だと思います。ぜひ多くの方にお勧めします。
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No.73:
(5pt)

どろどろ感が堪りません❗

あまりの面白さにイッキに読んでしまいました。
どろどろ感が堪りません。
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No.72:
(5pt)

1人の女性の人生に寄り添い見守り続けた満足感

鈴木陽子という1人の女性の壮絶な人生を丁寧になぞりながら、気付けば自分の人生の分岐点とも言うべき出来事を思い出させてくれる。彼女の人生は不運としか言いようがないし、じわじわと闇に引き込まれていく様は読んでいて痛痒を感じるほど。それでも必死に生きる彼女が最後に選んだ道は、何故か読む者に解放感や、爽快感さえ与えてくれるような気がする。
いい作品でした。
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No.71:
(5pt)

様々な人生転落要素を示しつつ、悪の誕生と驚愕のラストを描いた犯罪ミステリーとして抜群の面白さでした!

『私を棄てたこの世界を騙す』
帯に書かれていた一文が作品の根幹を見事に表現している、
鈴木陽子という一般女性の、壮絶な転落・悪行を描いた、犯罪ミステリーです。

悪の誕生や犯罪側を描いた作品はたくさんありますが、
今作品は警察側視点と交互に描かれていて臨場感が増しており、
驚愕のラストには心底ビックリ&予想外の面白さに感嘆しました……!

貧困やDVや借金やブラック企業等、人が転落する要素も盛り沢山で面白く、
様々な問題提起と人や世間の恐ろしさを見事に描ききっています!

ただ1つ、本当に?と思ったのは、『結婚して性を変えれば、クレジットカードの借金滞納も多重債務もバレずに、新たに借金出来る』と読み取れる部分。
借金業者は戸籍の随票を読めるので、性を変えてもバレるはずだとは思います。
審査が甘い所ならクレジットカードを作る事は可能かも知れませんが、それ以外の借金は無理なのでは?と感じたので、もしこの点を読者が作品を信じて不利益を被ったら最悪だなと感じたのが、唯一残念。

それ以外は、様々な人生転落要素を示しつつ、悪の誕生と驚愕のラストを描いた犯罪ミステリーとして抜群の面白さでした!
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No.70:
(5pt)

非常に面白かった

ここ最近読んだミステリー小説の中で断トツで面白かったです。
ページ数は多いですが、テンポの良い展開と、先の気になる展開で、一気読みできます。
最後もいい意味で後味悪く終わり読後感がよかったです。
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No.69:
(4pt)

同じような書き方にがっかりしたが

ブルーを読んでから著者に興味を持ち
こちらを図書館でレンタル
正直ブルーと同じ第三者目線の手法に
がっかりしました。
物語りもブルーと同じダークで救い様のない
貧困の世界、希薄な家族
著者は愛のない家庭で育ったんだろうかと
訝しんでしまうくらい登場人物の家庭に問題あり
だが主人公の生き抜く力と話の展開に星4つ
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No.68:
(4pt)

ミステリー好きには読んで損なし

レビュー通り、面白かったです。次もこの作者の他作品も読みます。
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No.67:
(5pt)

面白い。今までに読んだことのない展開。

テレビドラマで、今、”W県警の悲劇”というのをやってます。

何気なく見て、非常に面白かったので、この著者に興味を持ちました。

新しい才能だと思います。最後にひっくり返すのがパターンになってしまうと
予測がつくようになって、面白くないかもしれません。作者の奮起を期待しま
す。

テレビドラマのW県警の悲劇も秀逸です。ご覧あれ。
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No.66:
(5pt)

生きる希望が湧いた。

物凄くスカッとしました。私はロストケアより絶叫の方が好みです。
ネタバレは嫌なので内容には触れませんが、自分の事を平凡な人間だと思っている人に、是非読んで頂きたい。
この小説に出会えて良かったです。
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No.65:
(5pt)

イヤミス

女として生きる息苦しさ、母親との確執、転落していく様が見事でした。ドラマ化される前に一気に読んでしまいました。イヤミス(嫌なミステリー)ジャンルの読むべき一冊かな。ドラマより数倍も面白く引き込まれていきました。読後感は良くはないですが、女って苦しいっていう共感がありました。
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No.64:
(5pt)

現代社会✕ミステリーの大傑作

帯の謳い文句通り、一日で一気読みしてしまった。まぁ600ページといっても、改行とか多めなので、京極夏彦みたいにスラスラ読める。とはいえ内容はヘビーなので、読後の疲労感はハンパない。でも、不思議と悪くはない、気持ちのよさ……
現代社会✕ミステリーとしては、文句なしの大傑作だった。

時に人の死すら盤上の駒とする、極めて虚構性の高い知的遊戯である本格ミステリーとは真逆の、リアルな人の死と苦しみ、そして現代社会の恐ろしさと息苦しさ。
いわゆる『嫌われ松子の一生』とか『OUT』みたいなアウトサイダーたちの物語。その暗部の描き方が巧みで、それだけでも十分惹き込まれるのだが……単なる転落人生ドラマだけではなく、ミステリーとして一級品の語り口、構成、トリック、伏線、どんでん返し……等々を有しているのが一番の魅力。
「あーはいはいタネわかっちゃたよ」と思わせてからが上手い。ラストは本当にそれこそ、「絶叫」しそうになった。

もちろん、テーマである現代社会の闇の描き方も絶品である。取材の賜物なのか実経験なのかはわからないが(取材であってくれ)、ノンフィクションルポみたいなリアリティ。
しかもそれが、今生きている平凡な我々の「すぐ隣」に広がっているように描かれていて……ミステリーやサスペンスを抜きにして、ホラーとしても成立するレベルである。

話は面白いが、主人公は好きではなく、どちらかというと嫌い……と思っていたら、ラストで掌をひっくり返してしまった。こういう主人公は大好きだ。間違ってもこうは成りたくなくはないけれど、どこか、憧れる。
これで良かったのか、いや良いはずはないんだけど……とにかく、「幸あれ」と願わずにはいられない。

ただ一つケチをつけるなら……巻末の解説だろうか。
詩人兼社会学者の女性の解説なんだが……これ、「解説という体の自分の主義・理論の主張じゃね?」と思ってしまった。解説にしては押し付けがましすぎるというか……
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No.63:
(4pt)

面白かった

とても面白かった。
途中途中、ちょっとした表現に身につまされることがあったり、何気ない表現だが、新しい感覚で染み込んできたり。
そしてストーリーにも驚かされました。ネタバレになるからこのへんで。
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No.62:
(5pt)

引き込まれる展開が続きます

引き込まれるように読みました。
平凡な毎日を送っている自分も、ひとつ間違えれば落ちるかも知れない奈落。
底でうごめき這い上がる陽子にある種爽快感を感じます。
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No.61:
(5pt)

社会の闇を一手に背負った女性の末路

この世界には社会の闇が数多存在する。
そのうちの一つでも自分の身に降りかかればツライ人生になろう。
だが、その中のいくつもを一人で経験してしまう人もこの世にはいる。
そんな女性が最後に行き着いたのは絶望か、それでも尚生きたいという希望か。
読み応えは十分にあるが、しかし読みやすく、すぐにハマり一気に読める。
社会の闇についての見分が広がる。良書。
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No.60:
(5pt)

お見事

一気読みしました。内容的に気分が暗くなるところもありましたが、伏線回収が見事で読後感はよかったです。
自信をもってお勧めできます。
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No.59:
(5pt)

伏線の張り巡らされ方が見事です、面白い!

いろいろな視点からの物語が組み合わさっているような構成そのものがトリックを上手に隠している。
もちろん、疑惑は読んですぐに抱くのだが、登場人物の感情や人間関係などに惑わされ、物語にのめり込み、くもりガラスの向こう側に上手に隠されているような真相に読み手が近づけないような工夫がしてある。見事だ。
あれっ?と思って、ページを遡りたくなること請け合い。読了後に、もう一度読みたくなる犯罪小説。
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No.58:
(5pt)

驚愕のミステリー。これぞミステリーの醍醐味。

凄い。ミステリーの裏も表もすべてを出し尽くした作品。前半中盤と物語は一人称を駆使しながら展開していく。謎解きを絡めながら展開していく手法に斬新さを覚える。そして、おそらく結末はこうだろうと立てた推測 が見事にそして驚きとともに裏切られる。終盤の絶妙さだけで星五つを付けたようなもの。
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No.57:
(4pt)

つらい

非常によくできているおもしろい作品だったが、読後感が「やりきれない」だった。他の方がレビューで比較している「グロテスク」も同様のダークな作品だったが、読後感が少しはスカッとした記憶がある。
読み終わった後に落ち込みたくない方はご覚悟あれ。私は読み返さないと思う。それだけ印象深い作品、つまり、グッドジョブなんだと思うが…
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No.56:
(5pt)

鈴木陽子にはなりたくない

面白かったです。読んでいて、ヒリヒリしました。
一気に読めます。
「火車」とか「嫌われ松子の一生」など
面白かった人は好きだと思います。
どうして彼女はこんな風になってしまったのでしょうか。
同じ境遇でもならない人もいるのに。
でも、誰でも鈴木陽子になる可能性がある
そこがこの本の面白いところ。
彼女のような人生になりたくないと
ならないように生きたいと心から思いました。
物語の途中で出てくる
「カフェ ミス ヴァイオレット」の
ミス バイオレットは……だれ?
葉真中 顕さんのほかの作品
「ロストケア」も面白かったですよ。
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No.55:
(4pt)

復讐する松子

主人公・陽子の転落が「嫌われ松子」に似てる。だが、彼女の魂はそこまで堕ちていないか、「愛」を求めなく、求めるのは「金」だ。子供を産めないから離婚された時点で、彼女はすでに「愛」に絶望した。強そうに見える警察・綾乃と対照的、男社会における「女の幸せ」に復讐した陽子は、余程強靭な人間である。
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