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アポロンの嘲笑
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アポロンの嘲笑の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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よくもここまでこじつけたな!というのが率直な感想である。 3.11関連の話題の中にさらに悪魔を放り込んだ形だが、あんまり信憑性に欠ける出来栄えに・・・少しガッカリした。 諸悪の元である犯人側の描写が弱いように感じた。 東電関係の下請け作業員の話は良く調べてあるように思うが…それが活きているのかどうか? 暗い話の連続で、いったいどこが受かっているのであろうか? | ||||
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完読していない感想で申し訳ありませんが、引き込まれています。ただ原発事故に係る描写の中で筆者の誤記(勘違い?)があるのが気になりました。でもフィクションですから、気にしちゃいけないですね。 | ||||
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どんでん返しがこの作家の特技であることは言うまでもないかも知れない。 そして本書を読み終えれば今回に限ってはそんな特徴を敢えて出していないということは明白だろうと思う。 そこ(どんでん返し)を期待するとまず肩透かしを食らうということが一点。 ただし、私はそこに関してはむしろ評価したいところで、どんでん返しはこの作家にとってマンネリになりつつあるものと思っている。 代わりに何があるかと言えば、義憤を描き出すためのストーリーである。 その構造は単純で、謎の行動を取る殺人犯とそれを追う刑事の物語であり、その謎も驚きのあるものではなく、読んでいる途中になんとなく雰囲気で掴めてしまうものである。 ただし、この単純さも、吉と転ぶ可能性はなくはなかった、と思う。 いちばんの問題点は、3.11と福島原発、東電といった題材を扱いつつ最初に書いた義憤をテーマにしてしまっていることにある。 何故ならこの話題に関すれば義憤は日本中に溢れかえっているものだからだ。ほとんど凡庸な形にハマり込むのが明白な道を突き進んだ感すらある。誰もがそう思って当然。誰もが共感して当然。そういうものが殊更小説の形で提示されると正直うざったい。 義に対するものは当然、東電や政府、時には自然災害の理不尽さ。その辺りに主人公の刑事が思いを向けると痛々しいくらい文章のレベルが下がる。そこにヒロイズムまで持ち込まれると哀れ滑稽な感も出てくる。 そういう意味で扱うのがそもそも難しい題材であり、そこに挑んだ点は評価出来る、とは言えるか。しかしかのような凡庸さに陥らないためには、何か強靭なもの、例えばユーモアのセンスでもなければ難しいかも知れない。そう、痛々しい程凡庸なのは、みんな分かっていることを架空の人物を作り上げてまでクソ真面目に語っているせいに他ならない。 | ||||
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