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アポロンの嘲笑
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アポロンの嘲笑の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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これほど嫌悪感を催す作品には、滅多に出会わない。 主人公の加瀬邦彦の人生が悲惨すぎて、救いがない。ひょっとして、GSザ・ワイルドワンズのリーダーの加瀬邦彦に何か怨みでもあって、作中で穢そうと企んだのか? | ||||
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七里さんの作品としてはちょっとストーリーが粗いような気がします。 北の脅威が出てくるのが唐突すぎ。 爆弾を仕掛けた人が短時間のうちに爆弾の解除を依頼するのも違和感がありますね。 さらに死にかけの人が爆弾の解除法を簡単に説明できるというのもちょっと都合よすぎ。 もう少し読者が納得できるようにストーリー展開を緻密にしなければ…と思います。 もう少し頑張りましょう。 | ||||
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高評価が多いですけど、これ面白いですか?自分は誰一人共感できる人がいないので読んでいてとても辛かったです。 犯人を取り逃がす間抜けな刑事、使命感?とは言え極寒の地に無鉄砲に逃亡して一人でのたうち回る殺人犯の描写をずっと読まされます。しかも度々被災・原発の状況や国に対する憤懣を挟まれ小説というよりジャーナリストの感想を読んでるような感じがしました。 ドキドキ感も全く無くご都合主義な展開にうんざりしていたら終盤にはヒーローものみたいな展開になってしまってなんだこれ?ってなりました。無理矢理ギリシャ神話を絡ませているのも失笑ですね。 元々この人の小説はやたらと難しい言葉を使用されるので読みづらいのですが今回はそれ以前に面白味のないものでした。 これ面白いってレビューしてる人は東野圭吾とか読んだことないのかな? | ||||
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この著者の作品は10冊以上読んでいるが、その引き出しの多さには驚かされる。 どの作品も娯楽として読むには充分な内容で満足できるものが多い。 ただ、この作品は扱っている内容があまりにも重く、その描写が長すぎて読むには辛すぎ、同じ様な描写や人物の心の描き方もくどく感じられ、何ヵ所かは飛ばし読みせざるを得なかった。 主人公の刑事も今一つ華がなく人物像が浮かび辛いのも残念な気がする。 | ||||
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最近、大法廷の判決があったが結果的には誰も責任を取ろうとしていない。確かにアポロンの嘲笑以外の何者でもない。自然の脅威に勝てる者はいない筈なのに胡座を掻くだけで強がりを言ってるだけに過ぎない。哀れな者の集まりでしかない! | ||||
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不可能とも思える決死のミッションを帯びた加瀬邦彦の逃亡大活劇。野犬との格闘・その不死身ぶり・ラストのスタントとまさにミッション・インポッシブルの小説版。作者の政府・東電への大批判、そこで働く人々の実情の暴露等々は、文藝春秋の記事でも読んだほうがましって感じ。物語とさほどリンクしていないし。 | ||||
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3.11の裏にありえそうなサスペンス。原発は災害ではなく、人災だと改めて考えさせられた。 | ||||
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今回も一気読み。時事ネタを上手く使用しつつ政治批判、話の本質を考えさせられる。 | ||||
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さあてミステリーと言えるのかどうか。東日本大震災のときの東電のあまりにもひどい自分勝手な有様と政府のふがいなさを訴えたいのであろうか。途中で出てきたある男の正体がすぐ想像がついて、そうなると主人公の加瀬邦彦(仁科も刑事そうかな)の行動も先が読めてしまう。結末も。ちょっとミステリーとしては弱いかな。うーんサスペンスか。 | ||||
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天は我に試練を与えた。 優秀だから。 たぶん・・・きっと・・・。 不幸というか課題というか、ここまで連チャンかかると、神の作為すら感じられる。 どんだけ~!?前世で“いけず”な行いしまくったねん? イビられてイビられて、でも、家庭の温かさと思慕の念に、友情を教えてくれた家族のご恩に報いるため、身命を賭しての決死隊。 南無。 | ||||
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ミステリーとしては普通に面白い。ただ本作を通じて原発というものの怖さを認識させられた。そして如何に無知であったかを思い知らされた。その意味で★5つに推した。何故ならば親友を殺してしまったのか。なぜ逃亡したのか。少しずつ真実が明らかになっていく。その過程の中で東日本大震災の被災地と遠く離れた地から眺める第三者とのあまりにも大きなギャップがこれでもかと描かれ読み進めながら愕然とさせられた。 | ||||
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現代社会をテーマに実に旨く面白いサスペンス作品にあがっている。 | ||||
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『カエル男』から読み始めて犬養隼人シリーズ、御子柴礼二シリーズetc…ハマりにハマって読んでいますが、これらに共通しているのは同じ世界観で繋がっていて、カエル男に出てくる若い刑事が犬養隼人シリーズに出たり、法医学の教授がチラホラと顔を見せたりと同じ世界観の中でそれぞれのキャラクターがそれぞれの立場で事件の謎解きをするという……個別に冠番組を持っているヒーローがある事件で共闘したり、ゲスト出演する事で同一の世界観を認識出来るのが嬉しい感覚があるんですね。 ただ、今作『アポロンの嘲笑』ではそういった他作品との絡みは無いのが新鮮ではあります。 ただ、どの作品をとっても社会的に問題になるようなテーマを根底に持っており、今作は東日本大震災と福島第一原発の問題。 それに絡んで某国の影が見えたり、我々が声を大にして言いたい原発への想いを文章で声高に主張してくれてもいるような感じはしますね。 で、内容は震災当時にマスコミが散々垂れ流した時系列の状況に肉付けした感じでストーリーはドラマティック過ぎる事も無く寧ろ淡々と平坦な感じでラストに至るまでいつものドンデン返しが無いように感じました。 いや、ソレはソレで良いんだけどね(笑) テーマもシッカリしてるし、飽きさせない表現は流石です。 ただ、悲しいかな現実的にはどんな大事件も人気のワイドショーやベストセラー小説で声高に叫んでも政治の中枢には絶対に届かないし、ソレを仮に政治の方が見聞きした所で相手にされないんだよね。 面白くて新鮮な感じで読んだけど、物足りなさは感じてしまいましたね。 | ||||
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テーマはかなり重いです。が、思ったより、読みやすかったです。 | ||||
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どんでん返しの帝王による、どんでん返しのない警察小説です。 東日本大震災と福島原発を題材に物語が展開されていきます。 東電とこの国の原発事業の闇が透けて見え、 震災後、彼らに感じていた憤りを思い出しました。 あの事件を決して忘れてはいけないなと。 それなりに面白かったのですが、 中山さんに期待していたのはこれではなかったかな。 | ||||
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現実で起こった東日本大震災の直後に起こった架空の殺人事件扱った本作。 口論の末、友人の金城純一を刺殺した、加瀬邦彦は事件現場から逃亡を図る。 それを追う刑事仁科は、その殺人事件の裏にある驚愕の真実に至るという内容である。 本作を読んだ上で抱いた率直な感想は2つ。 ・それは、それ。これはこれ。 ・薄っぺらなヒロイズムに酔ったラスト そもそも本作が、作者が先の福島第一原発事故に強い憤りを覚え、描かれたであろうことは、 作中で度々当時の原発事故現場の一進一退の攻防が挿入されている事からも想像に難くない。 しかし、今回扱った架空の殺人事件と、現実の原発事故の問題は、舞台が福島と原発で繋がっているだけで、 本質的には全く異なるものであろう。 某国のテロリズムと原発での杜撰な管理体制と酷使される労働者の問題は、せめて後者の者達の憤りが引き起こした事件ならばまだ納得も出来たが。 二つ目は、作中終盤で邦彦と仁科が向かった先で起こす行動と展開が噴飯ものであることだ。 この時の気持を表すならば、ミステリを読んでいたと思ったら、ハリウッド映画の”アルマゲドン”になっていたという感じだろうか。 テロリスト達が震災に乗じて原発を爆破しようというのはまだ分かる。 しかし、それを解決を何の準備も知識もない一般人と刑事が行うという展開はあまりにも無理があり。 作品内でのリアリティラインが大きく崩れてしまっている。ただの薄っぺらなヒロイズムに酔った展開にしか感じられないのは無理からぬ話だろう。 こんなラストであれば、それはアポロンも嘲笑するだろうな、と皮肉にも相応しいタイトルであった。 作者の先の災害での憤りを伝えたいのであればもっと適した作品設定があったのではないだろうか。 どうしても見切り発車を感じぜずにはいられない一作であった。 | ||||
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東日本大震災の時の福島原発を絡めて物語を書いていますが、そこにリアリティーが全くないので、感情移入ができずに、かなり薄っぺらく読んでしまいました。 物凄く、つまらないわけではないのですが、イマイチ入り込めませんでした。 設定のリアリティーが気にならない人には、それなりに楽しめる作品だとは思います。 | ||||
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この作品は、2つの大震災と社会の不条理が、鍵となり展開しています。そして、それに対し一見相関性のない出来事が幾重にも重なりあって終盤怒涛の展開となり読後感は人間の業のようなものを深く考えさせられました。しかし中山七里さん2つの大震災をリンクさせた作品を続けたのはやはり世に震災の本当の問題点を訴えたいのでは?と思いました。 | ||||
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東日本大震災の最中に発生した殺人事件。その犯人が移送中に余震の混乱に乗じて脱走した。犯人はある目的を遂行するため命を懸けた行動を起こす。 原発問題がリアルに描かれており、それとミステリをうまく絡めて物語が展開されていくのだが、事件の動機の描写が弱かったのが残念だった。 悲惨な過去にも負けず力強く生きてきた加瀬の、金城一家への感謝の気持ちが描かれていたのは分かるのだが、それが今回の行動につながるのかリアリティがないように感じた。公安の刑事まで引っ張り出したのなら、もう少し巨悪を描いてほしかった。 最後の終わり方も誰も救われない感じで読後感もよくなかった。 | ||||
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謎の行動をする犯人側と事件の真相に迫ろうする刑事側の二人の主人公がいて話が進んで行くのだけれど、物語の中盤で犯人側の主人公の謎の行動の目的がほぼ見えてきます。 後半に向け「こんなラストだったら嫌だな」と思った方向にどんどん話が進み、終盤「あーあ、やっぱりこうなったか」とほぼ思った最悪のバットエンドを迎えます。 中盤以降は、犯人側の主人公のただページを増すだけのストーリー上は無くても全く関係ないサバイバルと、既に予測できてる謎を刑事側の主人公が出し惜しみしながら解いていくのがメインなので、退屈極まりない話になってます。 唯一意外性があったのは、犯人側主人公の犯行?動機だけど、勝手に信じられない事をして主人公にありえない依頼をする友人の行動理念のリアリティーがほぼ無いので、陳腐な話に成り下がってます。 中山七里さんスランプかな? | ||||
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