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光
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光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 21~40 2/4ページ
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救いのない結末というか、余りにも理解出来ない 登場人物達に、どうやって寄り添って良いのやら。 普通に幸せに生きていると、まったく遭遇することの ない人々。依存し合い他人を思いやれず、殺人さえも 犯してしまう。投げやりなくせに、何故か生き続ける。 読後感は本当に悪い。特に、知らないふりをすることへの 嫌悪感は半端ない。自分には到底理解できない人々の 哀れさだけが心に重くのしかかった作品でした。 | ||||
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映画を先に観た。大森立嗣監督。カメラワークが独特で、実験的である。物語を動かす人物たちと画面がズレ、また合う。合ってはズレる。カメラの暴力、人物の暴力、ジェフ・ミルズの音楽の暴力が衝突する。井浦新、瑛太、橋本マナミは期待以上の素晴らしさで、平田満もすごい。しかし、長谷川京子は何だろう。長谷川京子こそが全ての始まりであり、津波の原因と言いたくなるくらいだ。確かに女優として成功した彼女は虚無を抱えている。無感覚の闇から抜け出せない。しかし彼女は世間的な成功を勝ち取り、悪を失った。狂気の制圧。だが、彼女は何を守ろうとしているのか。破滅から身を守る理由がわからない。少女時代の魔力が消え失せた美花に何かを求める信之も理解できず、何か凡庸な愛の物語へと変質してしまっている。 そして小説を読んだ。映画に没入したのと同じように、日曜の午後、一気に読んだ。そしてやはり美花に失望した。そういう意味では映画は小説に忠実なのかもしれない。しかし、他の人物たちが欲望の暴力と感情の暴発に身を曝し、激しい運命にどうしようもなく押し流されるなか、美花だけが離脱する展開はつまらない。 こうした全てはもちろん私の個人的な感想だが、それにしても美花の成功は不自然であり、長谷川京子には決定的に魅力がない。 | ||||
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映画だったかな、で興味があり買いましたが、期待を裏切られてしまいました。2作目でやめました。1つ目はちょっといやらしすぎで、いい気分ではありませんでした。読書が大好きですが、ちょっとこれは、と。 | ||||
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映画のカバーを見て、つい買ってしまいました。 陰鬱なストーリーと描写で、読んでいて愉快ではなかったです。正直イヤ~な気持ちになるところも多く、途中で読むのをやめようかとも思いましたが、最後まで読んである程度納得と満足感を得ることができました。 登場人物の持つ虚無感がとてもよく描写されており、暴力的なこと、恐ろしいことがたくさん起こっているのに、登場人物の心はまったくと言っていいほど動かない。前半に大きな災害が起こりますが、それを経験したから登場人物がそのようになったというわけでもないのが怖い。人間って暗くて怖いなあと思わせる小説です。重松清さんの『疾走』を読んだときの気分と似ているかもしれません。 | ||||
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設定にハラハラし、展開に驚く作品。想定されるラストに行かない歯がゆさ。 | ||||
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面白くない。 慣れない鬱展開を頑張って書いたようなイメージ。 主人公の性格が形成された理由も説得力がないし感情移入も全くできない | ||||
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しをんさんの小説は何冊か読んでいますが、いつもファンタジー寄りの小説を書く方だと思っていました。 こんなに人間の禍々しさを描く作家さんだとは…! 「まほろ」や「風が」「舟を」等は白しをんならば、こちらは黒しをんですね。 理不尽な暴力、どうしようもない生死、そして性。 語り手の心情がとても自然で納得しながら読めました。 たしかに暴力的描写あります、でもね、実生活でも暴力って転がってるんですよ、 目にしない人は目にしないだけで。 ラストの語り手があの人、そして主要人物ながら一人語り手に入っていないのがあの人、というのもまた良いです。 黒しをん作品ほかにもあるんですかね、読みたいな。 私はこの作品読後感悪くなく、むしろ清々しさすら感じました。 | ||||
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映画化という事で読みましたが想像していたのと違いました。 性描写や暴力が多くて私は苦手です。 井浦さんの信之は合いそうですね。 | ||||
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映画化されるんですよね。数年前に読んだので、レビューします。 この本は、まほろ駅前の三浦しおんでもなく、まして舟を編むの三浦しおんではなく、最も悪い三浦しおんが書いています。 救いようの無い過去の災害から、屈折してしまった登場人物達の生き方を、それぞれの人物に当て込めて描かれています。 光とはなんなのか?読後にそれを感じれるかというと。。。???でした。 | ||||
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負の連鎖が繋ぐ人間関係。愛情の裏側、最後まで一気に読みました。 | ||||
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「風が強く吹いている」に続けて購入。でも、期待していた爽快感は感じられなかった。 読者のわがままでしょうか? | ||||
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今秋 上映されるというので 観る前に 読みました。各人各人の配役が ピッタシとおもいます。井浦新の 信之。 瑛大の輔. 長谷川京子の 美花。信之と 輔 、ボソボソ ボソボソッと 二人で どんなセリフをどんな設定で 話すのか すっごく 楽しみ 期待してます。 暴力を 超えて 殺の枠。重たいはらわたを 抱えて 三人家族 平穏に?過ごし暮らしていけるのでしょうか? 映画の ラストシーンは 船上の三人で やっぱし 終わるんでしょうかね・蓮華荘は 取り壊されないのかな。 | ||||
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最近の著者の作品の傾向からすると、異色な部類。内容は説明しないが、難しい題材にチャレンジした意欲的な作品だと思う。 | ||||
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この作家の小説を初めて読んだが、とても面白くて、一気に読んでしまった。 タイトルとは裏腹に、暗くて悲しいお話だが、結婚というものの本質、愛というものの欺瞞、生きることのむなしさを見事に描き出している。 残念なのは、映画化のニュースを見て興味を持って読み始めたため、読みながら主要キャラを演じる役者の顔がどうしても浮かんでしまったこと。 何も情報がない中で、自分で登場人物のイメージを思い描いて読めたら、もっと楽しめたかもしれない。 | ||||
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三浦しをん氏ってこんな作家でしたっけ? と思わせるような内容というか書き方でしたね。 ストーリー自体はどこにでもありそうなストーリーで、簡単にドラマ化しそうな感じ。 今回何より感じたのは、情景や状況の描写がやたらに多い。 必要とか不要とかは作者が決めることなので、これでいいのかと思いますが、 読んでいて邪魔だなと思ったのも事実。 まぁ、そう思うくらいに読み進めたいと思っていたと言う考え方もありますね。 内容的には途中からはひたすら暗く、結果も救いがない。 こういうのは桐野夏雄氏が得意分野ですよね。 なんか三浦しをん氏が書いたと思いながら読んでいたので 最後まで違和感をぬぐえなかった作品です。 | ||||
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気が滅入る小説なんだけど、破壊的に見えて日常が主体になっている奇妙な作品。 信之の生き方である、死ぬように生きる毎日が作品全体から伝わり、私は気が滅入ったのかもしれない。 | ||||
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「お友達からお願いします」のように「ねえねえ、私だって、そこらのありふれた30代の普通の女とおんなじとこがあるんだってば」といって普通の顔をしてみせる一方で、こうしたドロドロ系も書けるという幅の広さがしをんさんの面白みかとは思う。ただし、この話、ドロドロしているが、登場人物にリアリティは薄い。実にしをんさんの妄想の産物というべきだろう。リアリティの薄さといえば、持ち出すのは変かもしれないけれど、シェークスピアの作品なんかと同じような感じといえるだろう。プロットの構成は巧みだし、そこに考えさせる要素も盛り込んである。しかし、どうしても虚構という感じは否めない。お話、である。そのあたりで、読者としての僕がちょっと引いてしまう部分があるのは確かだ。ぐいぐいと引き込まれるような話ではないのだ。ふむ、ふむふむふむ、それで、ああそうだよね、という印象を抱いてしまうのだ。いやいや、面白いんですよ。お話として、ですがね。しをんさんは本当に巧みな人だとは思います。ただし、引き合いにだしたついでに言うならば、シェイクスピアほどの重さがいまひとつ。これで読後にズシーンとくるような重みを感じさせてくれたらなあ、と思うんですけど。将来に期待しましょう。 | ||||
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表紙のようにくらい海のような小説です。 主人公は心に深い闇を持っていて、自分の周りにも主人公のような考え方で生活しているひとがいるのかも…と疑いを持ってしまいました。 | ||||
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人間の内面がうまく描かれていて面白かった。ストーリーも 最初から最後までザワザワどきどきした感じがあるので、一気に読める。 | ||||
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きっと、期待を膨らませる。小説を購入する時、読み始める時。 特に、巧みな語り手であれば、著者名=安心ブランド。 今回のこの物語は、いい意味で裏切られた感じ。 スイーツの有名店が出す激辛スナック菓子。 舌もシビれるよ。 愛は不動で不変なものなどでなく、暴力と簡単に入れ替え可能で 憎しみに変質しやすいもの。 理不尽で悪意に満ちた大きな暴力から生きのびて、 いまここにいるということ。 意味などない。死も不幸もただの出来事だ。 それらはただやってくる。 著者は愛という甘味を極限までそぎ落とし、 代わりに暴力という辛味で埋めていくことによって、 逆説的に愛を表現している。 それにしても、登場人物達に対して、非常に面倒見がいい。 設定は過酷であろうとも、やはり安心して読めるからお勧め。 名店は、最後は裏切りません。 | ||||
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