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朱色の研究
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朱色の研究の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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面白く読んでいたけれど最後が……証拠が何もなく推測と自白だけ。 | ||||
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個人的な感想ですが、作中の有栖川有栖が少しウルサく感じてしまいました。 火村との世間話や事件について語り合うのはいいとして、事件関係者や警察関係者に話しかけることが。 作者として必要なことかもしれませんが。 事件関係者と事件現場で語る事件と関係のない話には辟易してしまい・・。 | ||||
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新旧順不同で追ってきた火村&アリスシリーズもこれで4~5冊目くらい?朱色の研究という美しいタイトルに惹かれて手に取りました。このシリーズは秀逸なタイトルが多くていいなぁ。 火村の生徒からの相談、アリス宅への不審な電話など、序盤から事件と謎の気配をプンプンさせています。中だるみは感じませんがスピード感と派手さに欠ける展開は相変わらず。その分丁寧に伏線を回収していくので安定感はありますが、今回は過去作と比べるとかなり強引に風呂敷を畳んでいるので大きくマイナス。総合評価としては☆2.5くらいです。 三つの事件が輪のようになって複雑化する仕掛けは面白かったものの、肝心の終盤がお粗末でした。もともと犯人の自白頼みのミステリーって苦手なんですよ…。本作の火村の推理は理詰めとは程遠く、こじつけの妄想に近いもの。生徒の見た夢を推理の材料にしてしまった時点で嫌な予感がしましたが、まさかそのまま確たる証拠の一つもなく犯人に自白を迫るとは思いませんでした。犯人がシラを切れば終わりの吹けば飛ぶような推理なのになぜか犯人は都合よく自白してくれる。つ、都合がよすぎる…。 犯人の動機も万人が納得できるものではなく全体的に雑な作りのミステリーだなという印象で終わってしまったのは残念。中盤までは丁寧に丁寧に物語を積み上げていたのに惜しいと言う他ない。正直、シリーズ既読の中では一番クオリティが低かった。次回作に期待したいです。 | ||||
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有栖川氏の作品は好きだが、やっぱり火村シリーズは今一つかな。 前半部、アレに火村の存在が絡んだ時点で当然疑問が沸き起こる。 すぐにでも突っ込んですっきりさせてくれるかと思えば、そこのところはほったらかしで後半の和歌山編に移ってしまう。 最後まで読めばわかるのだが、敢えてその矛盾を触れないようにしたことで犯人がわかるのを防ごうとしたのが見え見えで、苦しいなあと感じた。 最後に火村が犯人を特定した経緯も今一つすっきりしないし、爽快感がない。 証拠不十分で、結局は犯人の感情に任せた自白頼みというのも、なんだかなあ。 夕焼け空やそれにまつわる諸々の信仰といった蘊蓄も、できればトリックに絡めてほしかった。 火村とアリスというバディものはある程度需要があって、有栖川氏にとってはいい飯の種になっているんだろうが、推理小説としての完成度は 他シリーズに比べて若干落ちるような気がする。 | ||||
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1997年に出た単行本の文庫化。 トリック、プロットともにひどい。 ただ、面白いのは、トリックが否定されること。途中、いくつかのトリックが火村によって解明されるのだが、最後にはそれが間違いだったことが分かる。普通のドンデン返しとは異なり、あっと驚く「別の真相」が示されるのではなく、トリックそのものの存在が否定されるのだ。 たぶん、著者はトリックを思いついたものの、あまりに荒唐無稽or無理があるため、自己否定せざるを得なかったのだろう。そのあたりをメタ的に読むならば、楽しめるかも知れない。それ以外に読む価値はない。 | ||||
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