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朱色の研究
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朱色の研究の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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全編通してというわけではないにしろ黄昏時を常に意識させる。奇妙キテレツな謎を探偵はひとつの発見というきっかけから極めて常識的に論理的に積み上げ真相に到達する。 | ||||
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短編「切り裂きジャックを待ちながら」は犯人の動機に共感出来たし説得力もあった。 でもこっちは犯行動機がどうこうというよりそれを読者に納得させるだけの筆力が当時の有栖川氏になかったからこうなっちゃったんだろうなというもったいなさを感じるものになってしまっている。 そして、事件を解決したからって夕陽(オレンジ)恐怖症はそんな簡単に治るものかな?とご都合主義というかリアリティの無さも感じた。 作家アリスシリーズは、短編は時々すごい傑作に当たるけど、長編は微妙なものが多い印象。でも導入(プロローグ)はすごくいいのでわかっていても毎回騙される。 アリスのファンなのでそれだけで読んでます。 | ||||
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シリーズ全部読みたいけど本棚入らないので面白そうなのだけ買いました。 最近梱包が甘いからか、新品なのに傷付いてたり帯破れてたり、角が折れてたりします。 小説は大事に扱うタイプなのでげんなりしました。 | ||||
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テレビドラマから入った人は登場人物のキャラクターや役割が相当改変されていることに気づくでしょう 物語は私は小説版の方が好きですが | ||||
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面白く読んでいたけれど最後が……証拠が何もなく推測と自白だけ。 | ||||
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犯人の仕掛け等、「成程、そういうことか・・・」と、納得と共に秀逸だと素直に感動したんですが、それに比べて、殺した動機が「え?」というもので、拍子抜けしてしまいました。 文章は読みやすく、描写は美しく、この作者さんの小説は初めて読んだんですが、もう一つ読み放題で無料があるので、それを読んでみてから他の作品を買うかどうかを判断したいと思いました。 | ||||
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火村英生シリーズはドラマを先にみていたから、 頭の中では、あの俳優さん達が動いていた。きっと 本格的なミステリーなんだろうけど凄く読みやすかった。秋の読書にぴったり! | ||||
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個人的な感想ですが、作中の有栖川有栖が少しウルサく感じてしまいました。 火村との世間話や事件について語り合うのはいいとして、事件関係者や警察関係者に話しかけることが。 作者として必要なことかもしれませんが。 事件関係者と事件現場で語る事件と関係のない話には辟易してしまい・・。 | ||||
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十数年ぶりの再読だけど、内容覚えてなかったのでほぼほぼ初読。 皆さん書いておられるように、犯人の動機が理解不能。そんなことで殺された被害者が気の毒です。 私は女性だが、作者と同じ男性読者なら納得できるのだろうか? 前半のエレベーターにまつわるトリックも、いつもの火村作品らしくなくて読んでいてモヤモヤ。 そのモヤモヤの理由も最後に合点がゆく(いい意味ではない)。 自分の親族または近しい人が死んだというのに誰も悲しそうじゃないのも…現実的じゃないなあ。 | ||||
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初読の時はあまり良い印象が無く、他のシリーズ作品は再読してもこれは避けていたのですが、ドラマ版を見て久々にきちんと読もうと思い手にしました。 当初の一番の不満点はどうしても動機に納得がいかなかったことでしたが、あれから自分自身も多くの人と関わっていき、いろいろな作品に触れるうちに見方が変わり、犯人に賛同はできないが「そんな想いもあるかもしれない」と思えるようになっていました。 前半で謎を解きある人物を救うが、実は犯人の自演であるというどんでん返しも思い切っていて面白い。誰かにハメられたにしては不自然な部分やエレベーターの綱渡り的な真相も、自演のヒントになってるともいえますし。 犯人を追い詰めるところが弱いものの、物語を彩る朱色の光景や、犯人の自分でもどうにもならない感情など、他とは少し違う雰囲気があって良かったです。 | ||||
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Very nice | ||||
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小説の内容を理解するのに時間がかかる、一気には読みずらい作品だ。 作品は長編であることで、読者には伝わりにくい。 映画などにすれば視覚からも伝えられるので、いいかなと感じた。 | ||||
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3ヶ月ほど前から有栖川作品にはまりだし、中毒状態が続いています(笑)。以来、「ロシア紅茶の謎」から始まって、「スウェーデン館の謎」「マジックミラー」「46番目の密室」「赤い月、廃駅の上に」「ブラジル蝶の謎」「英国庭園の謎」「まほろ市の殺人」「海のある奈良に死す」「絶叫城殺人事件」「月光ゲーム」「ダリの繭」、そして今回のこの「朱色の研究」と、13冊を読了してきました。新本格派というとトリック重視のあまり理屈ばかりこねまわして、現実にはそんな殺人事件は起こりえないでしょうみたいなものばかりという印象だったのですが、有栖川氏の作品にはトリックだけでない多彩さが感じられます。まず、探偵役の火村教授が心になんらかの闇をかかえていたりするので、そこからして人間ドラマの要素もあり、旅情ミステリの側面もあったり、それプラス、アリスとの関西弁の掛け合いがユーモラスで、謎解きだけではない深みが感じられます。 ただ、この作品に関しては、深みがありすぎたというか・・・。いつもの2人の漫才のような掛け合いも負けてしまうほど、深刻さ、暗さが勝っていて、読み終わっても息苦しさが残りました。後味がよくなかったということは置いておいて、逆に言えばそれだけ話に入り込んでしまった、そうさせるだけのものがあったということで、そういう意味では力強い作品だと思います。 出だしからしてとても印象的で、毒々しいほどの強烈な夕焼けを、大阪のその名も夕陽丘の自宅で見たアリス(実在の住所です)。それと同時に京都では、火村が自分の教授室で同じように夕日を見ながら教え子の訪問を受けていました。その女子大生は「先生のゼミを取ったのは、実は自分がかかわった過去の事件を解決してほしかったから」なのだと告白します。彼女はその時の放火事件がトラウマになってしまい、それを連想させる夕陽の色を恐れるようになっていました。そして数日後の深夜、アリスの部屋で一緒に飲んでいた火村に謎の電話がかかってきます。今すぐ、斜め向かいのマンションへ行くように告げて切れてしまった電話・・などなど、風変わりな展開にぐいぐいと引きつけられてしまいました。登場人物もみんな一癖あって印象的です。舞台が和歌山の海岸に移ってからは、美しい海、別荘という設定から、どこか海外ミステリを思わせるようなちょっと垢抜けた雰囲気になっていきます。 けれど・・・犯人が殺人を犯してしまった動機が弱く、万人に納得できるものではないと思ってしまいました。他のレビューアさんも書いていらっしゃるように、状況証拠すらなく、火村の推理だけで犯人を自白に追い込むのは無理があると感じました。ミステリとしての部分はいまひとつの感ありです。 有栖川氏の文章は奇をてらうことがなく、一見ごく普通でありきたりに思えるかもしれません。けれど、そのリズム感といい、さらさらと素直に、なんらひっかかることなく読ませるところといい、実はよく推敲されていて名文だと思います。そして、あとがきがいいのです。担当編集者への思いやり、誠実で深い信頼関係が感じられて、気持ちがあたたかくなりました。 | ||||
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新旧順不同で追ってきた火村&アリスシリーズもこれで4~5冊目くらい?朱色の研究という美しいタイトルに惹かれて手に取りました。このシリーズは秀逸なタイトルが多くていいなぁ。 火村の生徒からの相談、アリス宅への不審な電話など、序盤から事件と謎の気配をプンプンさせています。中だるみは感じませんがスピード感と派手さに欠ける展開は相変わらず。その分丁寧に伏線を回収していくので安定感はありますが、今回は過去作と比べるとかなり強引に風呂敷を畳んでいるので大きくマイナス。総合評価としては☆2.5くらいです。 三つの事件が輪のようになって複雑化する仕掛けは面白かったものの、肝心の終盤がお粗末でした。もともと犯人の自白頼みのミステリーって苦手なんですよ…。本作の火村の推理は理詰めとは程遠く、こじつけの妄想に近いもの。生徒の見た夢を推理の材料にしてしまった時点で嫌な予感がしましたが、まさかそのまま確たる証拠の一つもなく犯人に自白を迫るとは思いませんでした。犯人がシラを切れば終わりの吹けば飛ぶような推理なのになぜか犯人は都合よく自白してくれる。つ、都合がよすぎる…。 犯人の動機も万人が納得できるものではなく全体的に雑な作りのミステリーだなという印象で終わってしまったのは残念。中盤までは丁寧に丁寧に物語を積み上げていたのに惜しいと言う他ない。正直、シリーズ既読の中では一番クオリティが低かった。次回作に期待したいです。 | ||||
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有栖川氏の作品は好きだが、やっぱり火村シリーズは今一つかな。 前半部、アレに火村の存在が絡んだ時点で当然疑問が沸き起こる。 すぐにでも突っ込んですっきりさせてくれるかと思えば、そこのところはほったらかしで後半の和歌山編に移ってしまう。 最後まで読めばわかるのだが、敢えてその矛盾を触れないようにしたことで犯人がわかるのを防ごうとしたのが見え見えで、苦しいなあと感じた。 最後に火村が犯人を特定した経緯も今一つすっきりしないし、爽快感がない。 証拠不十分で、結局は犯人の感情に任せた自白頼みというのも、なんだかなあ。 夕焼け空やそれにまつわる諸々の信仰といった蘊蓄も、できればトリックに絡めてほしかった。 火村とアリスというバディものはある程度需要があって、有栖川氏にとってはいい飯の種になっているんだろうが、推理小説としての完成度は 他シリーズに比べて若干落ちるような気がする。 | ||||
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プロローグの夕陽を初め、これでもかと"朱色"を重ねた作品。描写がとても美しい。 しかし、ある一点について許容できるかで作品の評価は別れるように思う。個人的には非常に好みだった。 また火村の内面に踏み込む場面、「推理小説では、何故人が死ぬのか?」をアリスが真摯に語る場面がある為、シリーズのキャラクターが好きな人であればほぼ満足できるのではないだろうか。 | ||||
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「推理書小説は人物を書く」なんて解説にありましたけど、この本には登場 人物のほぼ全てに対し「聡明で博識、前向きで明るく協力的で推理を楽しん でいる」感覚が残ってしまった。 もちろん人物の差がない訳じゃないし、ネガティブな発想をする人物も居るし、 主人公と探偵が関わってくることを否定する言葉も出てきます。しかし、 皆一様に「協力した方が益がある」というような感じで理性的、打算的思考に 落ち着いて、人懐っこい協力姿勢を披露していく・・・。ってコレどうなんで しょう?思想の違いを書いているのに、思考過程や態度が同一人物になってい くような違和感。時どき、一人芝居感に熱が冷めてしまう。 それに比べてドラマ的な重みがあった本で思い出すのは 伊岡瞬「瑠璃の雫」 松本清張の「ゼロの焦点」 野沢尚の「深紅」 横山秀夫の「半落ち」(こちらはミステリーとしては弱かった) かな。 どうなんでしょうねぇ。ひょっとして推理小説とミステリーは別物なのかな。 自分はエンタメ主体の読書嗜好だけど「朱色の研究」には人間ドラマよりも パズル感覚、謎解きの方が印象に残ってしまった。 ただし謎解きは非常に楽しめたし、ちょくちょく登場する表現、薀蓄は面白く 読めました。それに実際の人物から知り得た情報であろう知識も良かったで すね。たぶん。この作家さんは前向きで明るく、聡明で物事を楽しみ、知識欲 も旺盛なのだと思う。人物としては最高の人柄かも知れないし、友人たちにも 素晴らしい人が沢山いるのではないかなんて勝手に想像してますね(これは本 の感想じゃなく、読後に受けた作家に対する勝手な印象) この作家さんの本はこれが初ですが、そう言った意味では安心して楽しめる作 家さんかもしれない。 | ||||
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有栖川氏の火村シリーズの長編の一編。タイトルが地味なため損をしている感じがするが、氏らしい本格ミステリーの王道を行く作品。 現在でのマンションを使った密室のトリックと過去の撲殺死体の謎と豪華二本立ての謎が織り込まれ、それらの要素が時制と結びついて最後の解決する妙はさすが有栖川氏といった感じである。 地味ではあるし、真犯人もあまり衝撃度はないが、読み応えのある作品に仕上がっている。 | ||||
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この本ではマンションで起こった殺人事件と、その起因となった二年前の事件がメインになるのだが、 前半200ページ辺りであっさりとマンション事件のトリックを解いてしまうので、 前後半で区切られてしまっている感覚になってどうものめりこんで読むことができなかった それと雰囲気を意識した作品なのにマンションでの殺人というのも、どうも味気なく感じられてしまった 火村の内心に触れるような話があるのは魅力的だが、他の作品に比べるとやや地味な作品かもしれない | ||||
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留学するにあたり、本は荷物になるので持っていけないと思っていたところ目に留まった1冊。 Kindle Bookになってくれてありがとう! 本当は鉄道シリーズもなってくれたら嬉しいんだけどな・・・ | ||||
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