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ブラジルから来た少年
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【この小説が収録されている参考書籍】
ブラジルから来た少年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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ヒトラー(もの)好きにとっては楽しめますね。 高校生の時に読んでまた最近購入したしましたが絶版なんですね。 | ||||
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中古で手に入れて読みました。プレミア価格がついていますが、カバー無しのものが比較的お手頃価格でマケプレに出展されておりましたので。先に、「隠れナチを探し出せ」を読んでいましたので、より興味深く読み進めることが出来ました。映画の方は観たことがないですが、映画化されるのも納得の面白さでした。 しかし、映画化までされており、他にも映画化された「ローズマリーの赤ちゃん」まで書いた作家の作品なのに、絶版状態とは如何なものでしょうか?ちなみにローズマリーの方も絶版です。 毎年、多数の翻訳作品が出版されてますが、良い作品を残していくのも、出版社の重要な役目と思います。 | ||||
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昔NHKの青春アドベンチャーってドラマでやってたのを思い出して購入。 今読んでも中々に面白い。ストーリーもそうだがキャラクターが良い。 「夫を殺したのは神様だ」と言って感謝する奥さんとか、そう言うサイドのキャラクターの濃さがこの作品の面白さに繋がってると思う。 | ||||
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戦後のどさくさで逃げたナチスの医師メンゲレが指揮する組織に暗殺命令を出し・・・というお話。 他の方のレビューを読んでないので、ネタ割り解説があれば意味ないですが、一応以下のレビューでネタに触れるので未読の方は読まないでください。 ナチスを信奉する残党がヒトラーのクローンをヒトラーと同じ家庭環境で育てて、ある程度の年齢になったら、育てた親を殺し、ヒトラーその物を造ってナチスドイツを再組織しようという、あり得ない設定の謀略サスペンス。9割りあり得ないけれども、残りの1割りはあり得るかもと思わせたら成功だと思いますが、この小説では見事に成功していて、気味の悪い作品になっていると思います。 人類史上一番悪い医師と言われるメンゲレですが、戦後のどさくさで逃げて、最後まで遊んでいたとか。ユダヤ系の人は悔しかっただろうなぁとか思いました。 著者のレヴィン氏はこの他にも「ステップフォードの妻たち」とか「ローズマリーの赤ちゃん」とか異色のサスペンスがありますが、文体の間から気味の悪さが立ち込めてくる異様な作品が多いですね。この後、年をとってから駄作を連発したそうで、若い内に才能を出し切って出がらしみたいになってしまった様で残念。 鬼才がその才能を如何なく発揮した異色サスペンス。是非ご一読を。 蛇足ですがイギリスのPop Groupというバンドにこの小説の原題を使った曲があります。 | ||||
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最高に面白いミステリー。「ローズマリーの赤ちゃん」より面白いと思う。 私は映画化作品を見て原作を読んだくちだが、この本は面白いなぁと思った。翻訳ミステリーは食わず嫌いで敬遠気味だったが、これは別格。早川がよく宣伝文句に使う「眠れない楽しい夜を過ごせます」は本当だ。 戦後も68年経つが、ナチス再興は実現していない。南米でかなりの勢力を持っていることになっているナチスの残党は何をしているの?とは思うが、フィクションは別。実際のクローニングはこの小説が書かれた時よりもさらに進んでいるようだが、小説の素材としてはこれで十分。ポリティカル&サイエンティフィック・ホラーの傑作だと思う。 こんな面白い本を読める自由に乾杯!推理小説などという、世の中の何の役にも立たぬ読み物を読める自由に感謝しよう。その国に真の自由があるかどうかの尺度は、ミステリー(推理小説)が栄えているかどうか、自由に読めるかどうかだとよく言われるが、まさに然り。英米仏そして日本で推理小説が栄えたのは、故なきことではないのだ、若い衆!本書も必読! | ||||
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本書の魅力は、サスペンスにあります。いったいどういうサスペンスなのか?本書の巧みな点はそこにあります。全体を覆うナチスの影、第1章からピンッと張り詰めた緊張感に包まれ不穏な空気が漂い、読者はあれよあれよという間に話に引き込まれてしまう。そしてこれが本書の最大の魅力なんですが、なぜナチスの残党が世界に散ばる65歳の公務員の男性を94人も殺さなければいけないのか?いわゆるミッシング・リング物ですね。彼等の共通点はなんなのか?意外なことに物語のなかばで読者はこの真相を知ることになります。しかし、それでも本書のテンションは下がらない。それからラストまで、一気に突っ走ってしまうんです。う~ん、さすがに時代を感じさせる作りではあるが、それにしてもウマイ。いま読んでも十分おもしろい。不気味な余韻を残すラストも定番といったらそれまでですが、それでもやはり不穏な感じで気味が悪い。たぶん、この頃のレヴィンには『書の神様』が乗り移っていたんでしょう。それぐらい、本書は完成された良質のスリラーなんです。 | ||||
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面白い! 一級のサスペンスであり、SFだと思います。 本書が1976年の作品であることには二つの驚きがありました。一つは本書の仕掛けである科学技術がすでに周知の内容であったということ。もう一つはいまだに世界には第二次世界大戦の亡霊が残っていたことです。 前者については確かに動物実験で実用化はされていたと思うが、それを人間に適用してしまうところが、メンゲレ博士を登場させた意義とも言え、その仕掛けには薄ら寒さを感じました。刊行当時の世間の反応を知りたいところです。 後者については、世論に疎い私でも時代を超えたナチスの残党狩りがあった事実は聞いたことがあります。本書ではその執念と意義を思い知らされました。それだけにラストには作者の思想も感じることが出来ます。 | ||||
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ヒトラーのクローン人間を題材とした小説やマンがはけっこう多いけど、この作品がたぶん原点じゃないかと思います。第三帝国の復興を目指すナチスの残党が、ヒトラーのクローン人間をつくろうとするお話です。グレゴリー・ペック主演で映画化もされていて、版権の関係で長い間ビデオ化されなかったといういわくつきです。ところで、ヒトラーのクローン人間ははたして成功したのか、ということは読んでのお楽しみということにしておきましょう。 | ||||
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