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(短編集)
夜市
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夜市の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全273件 161~180 9/14ページ
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| この世にないものを取引する「夜市」で、主人公はかつて、弟と引き換えにあるものを手に入れる。 時は立ち、再び主人公は「夜市」に向かい弟を取り戻そうとするのだが…? ホラー二編。 どちらの話も、日常の切れ目に、ふっと異世界に入り込んでしまうドキドキ感や、 不思議な雰囲気が伝わってくる。 「夜市」には他に何が売られているんだろうとか妄想が止まらなくなるじゃないですか。 ホラーなんだけど、おどろおどろしいだけじゃなく、どこかやさしく悲しい雰囲気も素敵だったなぁ。 | ||||
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| アイディアやイメージにオリジナリティがない。 文章も練れていない。 書き足りないところや筆が滑っているいるところが多い。 構造・構成もいびつ。後半部分が単にプロットになってしまっている。 キャラクターも不自然で会話もぎこちない。 固有名詞の使い方もイメージを喚起するものではなくひとりよがり。 世界のルールをいちいち説明するのもやや目障り。 大小取り混ぜて、欠点を挙げたらたくさんある。 でも、どういうわけか、読後感が素晴らしくいい。 なんでだろう? 夕方のすぐ隣にある異世界に何度でも足を運びたくなる。 他の作品を読んでみたけれど、 やはり同じくいい印象でした。 夜の底の方が青白くぼおっと光っているような感じ。 まぁ書き方はどうあれ、描かれた世界に魅力があって、 それにどうしようもなく惹かれてしまうのなら、 やはりそれはいい小説なんでしょう。 小説は技術でもプロットでもなんでもなく、 好きなことを好きなように書いていいんだ、 ということを教えてくれる良い作品です。 | ||||
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| 「夜市」と「風の古道」という二つの短いお話が入っています。二つのお話に関連性はありません。 とってもとっても良かった!久々のアタリです。和のダークファンタジーが好きな方、ハッキリとした世界観がきちんと表されている方が好きな方お勧めです。 『ミステリ好きで、フワフワとした掴みどころのない話が苦手な方にお勧め』 この著者の本は、「草祭」と「南の子どもが夜いくところ」が既読ですが、掴みどころのないふわふわとした短編を最後まで読んでいくと独特の世界観をようやく少しわかった気になる・・そんなお話のこの二冊は、ミステリー好きな私にとっては、モヤモヤとしていて、掴もうとしても掴めないこの手のテーストに慣れておらず、不安にかられながら読みました。草祭の読み始めは最初の章で読むのをやめようか迷い、結局最後まで読んで、結局は中毒にかかりました。(独特の世界観にはまりました)そこで南の子ども〜を読んだのですが、こちらは洋テーストのためか、「蛸漁師」以外の章は草祭ほど面白くは感じなかったのです。そこで、アマゾンで調べて、一番人気の高かった「夜市」を読んでみると大当たり。 『夜市』 短編のせいか、最初からググッと一気に不思議な物語に引き込まれます。主人公の女の子が、相手の男の子の家に遊びに行くのですが、その時に考えること「襲われたらどうしよう」「告白されたりして」等と考えている描写は、本当に普通の小説の味がありますが、その後数ページで、一気に異世界に入り込みます。とても上手だなと思いました。オチもとても好きです。こんなに自分の好みの作品に出合えるとは思いませんでした。 いい意味で、どこかで以前幼い時に見たような、聞いたような・・いつだったっけ・・でも、思い出さない方が身のため・・と思うような作品でした。 『風の古道』 この作品は、題名からして、あれ?なんか聞き覚えがあるような・・と思って読み進めると、物語にも覚えがありました。急いで検索してみると、『まつろはぬもの』というコミックで読んでいたのです。原作を読んでからコミックを読ンだ方のレビューは低かったですが、私は、コミックから最初に読んでいたので、大丈夫でした。というより、感激の再開!といった気分でした。元々このコミックは大好きで、このようなジャンルのコミックを気に入ってしまった自分を少し心配していましたが、原作があったのだと知り嬉しかったです。コミックで見るとオドロオドしくても、原作ではそうではありませんし、この作品も世界観がとにかく好き!一体どうしてこのような世界を創造できるのでしょうか。不思議です。 『二つの物語を通して』 ミステリ以外はあまり読むことがない私が、大好きで大好きでたまらなくなった作品なのですから、普段ファンタジーやホラーなどは一切読まない方が読んでもとても楽しめる作品だと思います。 異世界の話ですから、不思議なのは確かですが、とらえどころのない世界を自分なりに解釈していく・・といった大変な作業のいらない短い中に、ググッと凝縮されたお話です。 著者の方には、このテーストのお話をもっともっと書いて頂きたいです。著者の持っている不思議な異世界を全て見たいです。 | ||||
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| 物凄く クセがあるようで 読み出すと クセが 無いんです。すらすら読めます 頭に風景が 流れていきます 夏の午後に 吹く 涼しげで どことなく さみしいそんな 情景にひたれると思います。 物凄く 「和」を感じました。 日本って いいですね。 もう一度 そんな感覚をくれます。 彼岸此岸。 | ||||
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| 前半は夜市。不思議に空間に迷い込む男女のお話。 ホラー小説ですけど、怖いという感じはありません。 どちらかというと暗いファンタジー小説という感じです。 夜市に現れるものたちは、どこか懐かしいような不思議な存在。 多少、読んでいて唐突感のあるようなところもありますが、 普通に楽しい小説です。 後半は風の古道。夜市と少しつながっているような世界観の話。 いろいろと人の巡る因果が、閉じ込められた世界の話。 こちらも夜市と同じくらい質の高い小説です。 | ||||
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| ジャンルはホラーということになっているけど、これはホラーというジャンルにだけ縛られるような作品ではないと思う。 ファンタジーの要素も兼ね備えた作品だと思う。 ファンタジーというと、どうしてもドラクエの影響か西洋の世界で物語が展開されがちであろう。日本独自の世界観をそこに投影するものだから、どうしても違和感が生じてしまう。 ところが本作は日本独自の世界観をホラーによって実現し、ファンタジーで欠かせない複雑で深淵な心理を実に上手く描いていると思う。 実に素晴らしい作品だった。 | ||||
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| 第12回日本ホラー小説大賞受賞作。 ホラー小説という冠で、敬遠してしまう読者がいるとすると、それはとても残念なことだ。本書はホラーというより、ファンタジーの方がしっくりくる。ダーク・ファンタジーと言うべきかな。 収録作品は、表題作『夜市』、そして『風の古道』。両作品ともに、どこかで聞いたことのあるような、懐かしさを覚える物語だ。 夜祭や古道は、人を魅了する。心弾む楽しさ、美しさ。そして、その裏側の、見てはいけないものが潜んでいるかのような薄気味悪さ。二つの相反するものが共存しているがゆえに、人を魅了する。そう、お伽噺のように。両作品の懐かしさは、私たちが子供の頃から親しんでいるものと同質だからなのだと思う。 作者が幻視しする異世界は、現実との儚いつながりを保っている。異世界に置いてきたものは、二度と取り戻すことはできない。両作品の舞台は異なるが、このルールは共通している。子供たちの一時の残酷さが、好奇心が悲しい運命を呼び寄せる。本書が恐怖をあらわしているとするならば、異形のものたちではない。それは赦しがないことなのだ。怪異な体験をした登場人物たちが、ここから教訓を得ることはない。「成長の物語でない」のだから。 短いセンテンスで書き連ねた文章が、乾いた印象を刻み込んでいく。読み終わったときに残ったのはなんだろう。夜祭のあとの寂しさに似た気持ちかもしれない。 | ||||
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| 世界観に引き込まれて あっという間に読破しました。 今、日本が失いかけたもの?を思い出させてくれます。 非常に切ないストーリーです。 | ||||
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| すごく読みやすくて、ゾクッとするような圧倒的な世界観に引き込まれます。 おばけや妖怪など、割と聞きなれた怪異がテーマのありきたりなホラー小説かと思いきや、そんなものは飾りに過ぎません。 見せ掛けだけのホラーに飽きた人には絶対おすすめです。 すぐに読み終えてしまいますが、何度も読み返したくなる傑作です。 | ||||
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| ホラー文庫なのですが、 ホラーというよりも、ファンタジーでした。 不思議な雰囲気で、むしろ泣けると思いました。 出会わなかったはずの世界が出会うことや、 時の経過に思わずほろり。 | ||||
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| 表題作「夜市」も、同時に収録されている「風の古道」もどちらもすごくおもしろいです。 両作とも、ホラーとは言っても決してスプラッタ系の怖い話ではなく、不可思議な世界で繰り広げられる昔話や民話のような感じ。設定こそ奇抜でユニークですが、ストーリーは人の生死の哀しさを叙情的に語り、それが幻想的な空気と合わさって、何とも深い余韻を残します。 ホラーという宣伝文句にひるまず、ぜひ読んでほしい作品です。 | ||||
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| 表題作は、主人公が女の子と二人で<夜市>に行き、異様な世界が徐々に明らかになっていく、静かな序盤の立ち上がり。この静かさが不気味で、ジワジワと盛り上がってくる感じが良い。途中から予想外の怒涛の展開があり、別の男によるもう一つの世界での苦闘の記録が展開していく。その別世界感と物語りが繋がる様が実に見事で圧倒された。そして最後のシーンが美しくも哀しくドラマを締めくくる。とにかく大変な手腕だと思う。 「風の古道」は、現代の社会の‘隣’にある古道で繰り広げられる異世界感が実に見事で、子供時代に寝物語で聞きたかったような話。表題作に劣らぬ質の高い物語だ。 | ||||
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| 【夜市】 <あらすじ> 欲しい物は何でも手に入るという≪夜市≫。 幼い頃、偶然≪夜市≫へと迷い込んでしまった裕司は、≪人攫い≫の店で「野球の才能」を買った。 しかし、その対価は自分と一緒にいた弟だった。 ≪夜市≫から元の世界へと戻ると、弟は最初から存在しないことになっていたのだ。 「野球の才能」を買ったことで、リトルリーグのエースとなった裕司だが、弟を売ったことへの 罪悪感は日に日に募っていく。 そして、いずみと共に再び≪夜市≫を訪れた裕司は、弟を買い戻そうとするが―― <感想> ストーリーの流れやオチ等は、わりとよくあるのでは……と評されると思います。 しかし、この作品の魅力は、ストーリーのオチや巧みな物語展開といった、物語を評価する上でよく 語られる概念の外にあると感じました。 難しい単語を使っているわけでも、複雑な表現を使っているわけでもないのですが、抒情的に綴られる 物語は、読み手を自然とここではない世界へと導きます。 気が付いたら異界に迷い込んでいた、そんな不思議な体験を登場人物と共に体験できるのが、この作品の 最大の魅力だと思います。 【風の古道】 <あらすじ> ≪古道≫――それは、私たちの身近に存在しながらも、通常は視ることすら出来ない、物の怪や神様の通り道。 そんな≪古道≫に、偶然にも足を踏み入れてしまった少年たち。 彼らはそこで何を見て、何を感じるのか―― <感想> 前作の『夜市』と同じように、この作品においても、いつの間にか異界へと迷い込む様が、シンプルかつ幻想的な 文体で描かれています。 そこで起こることは不可思議なことばかりなのですが、不思議と作り物めいた嘘っぽさを感じません。 日本古来の異界の捉え方、日常のほんの裏側に存在する身近な異界を、とてもよく表していると思います。 物悲しくも美しい世界に触れたい方に、お勧めしたい一冊です。 | ||||
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| 岬の近くの森の中で、夜な夜な市場が開かれる。そこでは様々な妖怪が、面妖な品々を売りに出す。 リーダビリティが非常に高い。こういった新人賞の作品はたとえ大賞受賞作であっても、テーマを偏重していて読みにくく、作品の面白さを壊してる作品が多い中、素晴らしい出来だと思う。 作品に漂う世界観も圧巻だが、欲を言えば、オチはもう一ひねり欲しかった。 「ホラー小説大賞史上最高傑作」の謳い文句に恥じない作品。ただ、私の中では「黒い家」方が上。 | ||||
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| 日本ホラー小説大賞受賞ということでワクドキして読んでみる。 ホラーというかSFファンタジーホラーと言ったほうがいいのかな。賞の選考段階でもそっちにカテゴライズされそうになったとか。 オチよりも世界観を重視する僕にぴったりの作品でした。風景の描写だけでワクワクし、登場人物の個性もちゃんと立ってた。宮崎アニメの雰囲気に近いかな。たぶん影響されているような気もする。世界観だけじゃなくちゃんとオチもついてたし満足。 もうちょっとボリュームを増やしてくれるとより楽しめたかもしれないなぁ。宮崎アニメ好きな方は是非オススメ。あと同時収録の「風の古道」もかなり良作。どちらかというとこっちがメインみたいな。 | ||||
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| とりあえず、ホラーではないと感じました。和風ファンタジーといった内容の短編が二作入ってます。どちらもシンプルでスタイリッシュな文章が爽快な物語です。 『夜市』 表題にもなっているホラー大賞受賞作。あまり読んだことのない種類のお話で、ちょっとだけ読んだら別のことをしよう……なんて思っていたのに気がついたら読み切っていました。謎とちょっと不思議の入り乱れる展開が心地良かったです。 『風の古道』 あまり期待してなかったですが、こちらのほうが私は気に入りました。少年期にありがちな、未知への期待や、夏の情景が目の前に浮かびあがってくる文章。オチもありきたりなものではなく、納得することができました。 どちらも「夏と夜」が舞台です。読むならぜひその季節に! | ||||
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| ホラー大賞受賞作ということで怖いのかと思っていたら、ホラーではなく ファンタジー・幻想小説でした。しかもきわめて日本的な郷愁を誘う幻想 小説でした。 表題作『夜市』も、一緒に収録されている『風の古道』も短編か中篇の類 ですが、この長すぎない展開が、何とも不思議な余韻を残し、ちょうど良 いと感じます。 幻想小説はあまり不思議系に走りすぎるとついていけませんが、このくら いの不思議さが私にはちょうど良く、心地よい読後感でした。 | ||||
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| 子どもが一人で公園に行けるようになったころ 抜け道っぽい道があってもね、絶対に入っていってはいけないよ そう話しした なんで? 元の場所に帰れなくなるからね 真顔で子どもに答えてた。 あとで、どうしてそんなこと言ったんだろ、、、と思ったらこの本のせいだった。 何年も前に読んだ本なのに、道の中の匂いと風がまだ体に残ってる。 | ||||
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| 「よいち」と読む。学校蝙蝠の知らせで、「夜市」があることを知った二十歳の祐司は、高校の同級生・いずみを誘って「夜市」に向かう。 祐司が「夜市」に行くのは2回目で、初めての時は幼い弟を連れていき、自分の欲しかったものと交換に弟を売ったのだ。それがトラウマとなり、今度はその弟を取り返そうと思って行くのだが――。 日本ホラー大賞受賞作品で、その幻想的な雰囲気と予期しない結末に圧倒される。物語作家というのは、こうでなくてはいけない。 しかし実のところ、本書にはもう一編「風の古道」という作品が収録されており、完成度においては一歩譲るとしても、個人的にはこちらのほうが好きだ。 | ||||
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| 「夜市」「風の古道」ともに幻想的な作品で面白く読みました。 どちらも文章から光景が浮かび上がって見え、ぐいぐい引き込まれました。 特に「風の古道」の描写には魅せられました。 物語の筋立てや展開を追うよりも、この物語の世界の中に潜り込んでその中で遊ぶことが出来る、 そんな感じの作品だと思います。 雰囲気、ビジュアルが抜群ですね。 本自体の装丁も素敵です。 重厚な物語や巧みなストーリー展開を好む方にはなんだかな?って感じなのかもしれませんが、 小説にはいろいろなタイプがございますので、このようなイメージが脳に浮かびあがるような ファンタジックなものが好みの方にはお勧めします。 | ||||
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