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(短編集)
夜市
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夜市の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全265件 81~100 5/14ページ
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出版当時から気にしていたが、何故か避けていました。 そういう作家が何人かいますが、もっと早く読んでおけば良かった。デヴュー作にしては、とても完成度の高い作品でした。大作家の片鱗がすでに見えています。タイトルの「夜市」も面白いが「風の古道」はもっと素晴らしい。 これから当分著者の既刊を読み漁ることになりそうだ。 | ||||
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不気味な世界に迷い込んだ少年や青年が、短くて奇妙な巡り合いをする。というコンセプトで構成された二編が収録されている。 読んでいる最中はとても面白く引き込まれ、読み終わったあとは切ない余韻で胸を締めつけられる。 両編必ずしもグッドエンドとは言えないが、巧妙な筆致で描かれる物語は必見だ。 キャラクターもかっこいい。 とくに『夜市』の老紳士や『風の古道』のレンさんは、頼もしいのに儚げな雰囲気も漂わせていて、ついつい感情移入してしまった。 幸せになってほしいなぁ、と月並みな思いを抱いている。 | ||||
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有名作品にも共通する“神隠し”と、この世ならざる場所(世界)の“ルール”に縛られてしまう。。この“夜市”は、さまざまな語り手によってアレンジされていくのでしょうね。 | ||||
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一気に、読みあげました。また、著者の別の作品も読んでみます。 | ||||
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ホラー小説だけど、そんなに怖くはなくて、 少し爽やかさだったり、切なさだったり感動がある。 | ||||
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主人公が、弟を夜市で売ってしまいます。ただ、弟を手放したことが騒動になるかというとそんなことはなく、その後の現実世界は変質しており、弟がもともと存在していない世界になっています。そこで、主人公は罪悪感を抱き続けています。しかし、世界が変質してしまうと、弟はもともといなかったんじゃないか、弟のことは全部夢だったんじゃないかと思う筈だ、と思う自分と、罪悪感を抱き、精神的に引きずり続ける主人公は何が違うのだろう。自分は合理的なのか、自分勝手なのか。罪悪感の重さに、もし主人公が精神病になっても、医者からは「弟がいたなんていうのは、あなたの妄想ですよ」と診断されるのは明らかです。それなのに、主人公は弟を取り返そうと夜市に入ろうとする、そこがよくわかりません。弟の生死も不明なのに。兄弟愛の描写とか、弟がいないと困るという描写でもあればよいのですがそういう描写は一切無く、最初の時点で主人公の考え方の描写が不十分だと思います。ただ、弟が生き延びた経緯や、夜市という設定など、魅力的な物語であることは認めます。 併録の「風の古道」は、死者を物理的にずっと引きずっています。この作品の一種の懐かしさ、爽やかさを感じさせる作風は、「夜市」以上に魅力的ですが、この作者が、この後の作品で時折見せる暴力描写もすでにここにあり、この作者の二面性をよく表していると思います。 | ||||
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これ系の小説は初めて読んだ、ホラーではなくなんと言って良いんだろう。不思議な感じ。 読んでいて妖怪の姿がしっかり想像できて面白い。一つ目ゴリラとか特にね。 男女の会話も飛んだりすることもなくクドさもない、物語に入り込める。 個人的に風の古道は泣きそうになる箇所あった。新聞の切り抜きの事件の辻褄があった時、母の事、友人の事など。小説を読むのは凄く遅いのだが、2日くらいで読み終えてしまった。続きが気になり集中して読めた。最後は複雑な気持ちになったかな。複読む人によってどう受け止めるかは様々だから何とも言い難い。 夜市って名前と表紙の美しい金魚? も素敵だと思った。持論だけど今ってスマホでも簡単に読めるけど、スマホだといつか消えてしまいそうに思う。私自身、表紙の絵に引かれて本を買う時も希にあるので、(勿論中身も面白い)実物の本を持ちその価値を大事にしようって思える作品。 | ||||
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昨年大学生のビブリオバトルで一位になっていたので読みたいと思っていた。 しかしホラー文庫なので「ホラーか…」とちょっと手が出なかったのだが、 いざ読んでみると恐ろしさよりも哀しさの方が強く感じられて、 おどろおどろした気味悪さ全開ではなく、 日本の原風景を切り取ったような懐かしさに満ちている。 ネオンに照らされた大都会ではなく、郷愁の感じられる地方都市の風情、 人の温もりも冷たさも感じられると同時に、 人ではないものの存在も認めている、ファンタジー要素が強い部分も人気の一つか。 そして登場人物も弱そうで意外に強くて個性的。その背景の謎解きも面白い。 | ||||
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表題作の夜市ももちろんですが、私は風の古道の方がより面白かったです。 両作品とも救いはないですが、何故か終わりは爽やかで一気に読み進められました。おすすめです。 | ||||
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静かでひんやりとした空気が文章全体に漂っていてそれがなんとも心地よい。 どこか懐かしさを感じる世界観。 ミステリアスで伏線もしっかりしていて、読み手を引きずり込む。次から次へとページをめくってしまう。 シンプルで無駄のない綺麗な文章。 ぜひ他の作品も読みたい。 世にも奇妙な物語でドラマ化したらとても良いと思うなあ。 | ||||
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話は2編あり、どちらも読み易く面白いが、すぐに読みきってしまうため、軽く何か読みたい時にどうぞ。 | ||||
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複雑に入り組んだ、奇妙な世界の住人たちが魅力的。 五歳児には泣くことしかできない。しかし試練を乗越え、 無関係なはずの、他人を救助するほど成長した心の強さはすばらしい。 対照的に、欲しいものを望むことすらできない程、弱っている、兄。 彼にとって、「弟」の件は逃れられない呪縛だったんですね。 どこにでも続いていく古道の住人達もミステリアスで引き寄せられます。 殺人鬼は、困った奴ですが、個性的な宿泊客たちがいいですね。 思いがけず、出生の秘密を知ることになってしまった、牛車の旅人は、 どんな映像を見てきたんだろうかと、惹かれます。 | ||||
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状況の変化のスピードのわりに読みやすく作者の書いてあることも分かりやすい 蟲師のような認知でできない不思議な隣人を想像できて楽しい | ||||
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読了後にはいろいろな気持ちが押し寄せてきました。本当に素晴らしい作品です。 | ||||
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妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた――。奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング! 魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作。 | ||||
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奇怪・妖怪・物の怪など妖しい世界観がお好きな方は是非にもオススメです。わたしのお気に入り作家の一人に加わりました。 | ||||
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ホラーの分類に入っていますが、ファンタジー要素が強いです。 映像化したら面白位だろうからなと思います。 | ||||
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直木賞の候補作にもなった、日本ホラー小説大賞受賞作。 不思議な「夜市」で「野球選手の才能」を手に入るために、 弟を売り飛ばしてしまった兄・・・・・・。 中編ぐらいの読みやすい小説なのに、非常に濃い中身です。 兄弟のある人なら、切なくてボロボロ泣けてきます。 | ||||
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この本は2作入っています。どちらも非常に読みやすく、珍しいのに現実にあったら行って見たいとさえ感じる夜市に引き込まれます 絶対に読むべき一冊です | ||||
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男の子の好奇心の先に、迷い込んでしまいそうな、ありそうでないような空想世界で、ちょっと恐ろしくて、すごく切ない物語が繰り広げられます。 おもしろくて一気に読んでしまったオススメの本です。 | ||||
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