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(短編集)

夜市



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夜市の評価: 4.13/5点 レビュー 346件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.13pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全273件 261~273 14/14ページ
No.13:
(4pt)

懐かしさ。。

とても読み易い本です。

字数稼ぎのまわりくどい表現など全く無く、興味を惹く内容で一気に読み上げてしまいました。

どちらかと言うと童話・寓話といった感じで、ホラー作品といいながらも、背筋が凍りつくような恐怖感はありませんでした。

背筋がゾクゾクする程のホラー好きの方には物足りなさがあるかもしれません。

どこか懐かしさを感じる作品で最後の展開には胸が熱くなります。
夜市 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:夜市 (角川ホラー文庫)より
4043892012
No.12:
(5pt)

評価できる作家

デビュー作でこれだけのクオリティの作品をを提供出来るとは。

古今東西を見渡しても、殆ど発見出来ないのでは無いだろうか?

とは言っても、短調なリズムの文章は読む人によっては飽きる事もあるだろう。

まあ、短編なので、気にならないまま、むしろ無駄の無さが際立つので、気付かないまま読み終える事も可能かも知れない。

表題作「夜市」

簡単に言えば、良くあるテーマを使っている。

純和風な雰囲気を崩さない所に好感が持てる。

ただ、説明的な部分が少ない所と、多い所にむらがある。

(まあ、それも味になっているので、気になる程では無い)

全体的に怖い→告白→真相→結末という進み具合で、起承転結がまとまっている。

結末は余りに自然に持っていかれるので気付かないのだが、実は仕掛けがある。

殆どの人が気付かずに、普通の終わり方だったのでは、と思っただろう。

が、それはこの著者の上手さにあると私は思う。

ヒントは世界観の広がりを意識できたか出来ないかである。

選考委員の一人高橋氏の評をじっくり読む事をお勧めする。

「風の古道」

簡単に言えば、迷い込んだ世界の道を歩きながら、元の世界への帰り道を目指すお話。

凄いと思ったのは、この道の使い方が上手い点である。

ネタバレになるので書かないが、「道」という言葉の意味は複数あるので、確認をしてみてください。

ラストの数行を導き出す為には、普通は長大な長編小説が必要です。

それをこれだけのページ数で、導き出した点は大評価できます。

正直に言うと、ラストの数行でジーンと感動しました。

それまでの展開が頭の中で繰り返されて……

二作とも本当に素晴らしい出来です。

それにしても、デビュー作という事を忘れてしまう程の慣れた文章だった。

(直木賞取れるかな? このレビューを書いてる時点で、選考前日です。)
夜市 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:夜市 (角川ホラー文庫)より
4043892012
No.11:
(5pt)

余韻が美しい幻想的なホラー

第12回ホラー大賞受賞作品「夜市」と

書き下ろし作品「風の古道」

見事にこの人のジャンルが形成されていて驚きました。

完成度も高く、幻想的でありながら、視覚のみでない人間が持つ欲望からの

精神面から迫るホラーが見事です。

自分の望みが叶うものが必ず売っている市がもしあって

辿り着くが出来たなら・・・・

どんな物でも差し出して人間は手にしようとするかもしれない

人間が持つ弱さがあるから三度しか訪れることが出来ない悪魔との取引夜市

異形に足を踏み込む人間の儚さ、弱さが物哀しくこの本で輝く

この人の本の面白さはラストに向かうオチにもある

ネジを少しずらすように、オチでそれまで描かれていた世界も歪むのだ

その歪みが絶妙で思わず唸る
夜市 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:夜市 (角川ホラー文庫)より
4043892012
No.10:
(5pt)

確かに、何かが引っかかっている。

これほど静かな小説で大騒ぎってのも妙なものだ。一読、すらすらと読み進み、すっと終わってしまった。面白いが、騒ぐほどのことか?と思えば3日も経って妙にザワザワとした読後感になっている。不思議なものだ。表題作はあちこちにある「学校の花子さん」的な夜市伝説だが、「夜市」はおそらく五十嵐大介の漫画「お囃子が聞こえる日」からインスパイアされたものか、あるいは正面からパクったか?驚くほど似ているな。件の漫画を小説化しましたと言われたら信じるな、意訳として。並録の「風の古道」のほうが背筋にくる冷ややかさがあって印象的だ。子供の頃、夜はもっと暗かったことを思い出させてくれた2篇。何かが引っかかっているが、その引っかかりが五十嵐のパクりだから、というだけではなさそうなところがまた引っかかる。同じモチーフを変遷させながら大きな金脈を導く天才・伊坂幸太郎に続くことが出来るか、次を楽しみにしています。
夜市 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:夜市 (角川ホラー文庫)より
4043892012
No.9:
(4pt)

ヴィジュアルで余韻が残る

「夜市」と「風の古道」が含まれた一冊。ふっと絵が浮かぶほどビジュアルで余韻を残す文章が実に印象的。しかも職人芸的に無駄がない。「風の古道」より「夜市」の方が完成度が高い気がするが、好みのレベルだろう。
夜市 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:夜市 (角川ホラー文庫)より
4043892012
No.8:
(5pt)

怪異ファンタジー作品

百鬼夜行の世界に迷い込んだ様子が描かれる。しかし物語が進むにつれて、必ずしも迷い込んだのではなく、必然に導かれていたことが明らかになる。がっちり組まれた虚構性と、描きこまれた叙情的な風景とが確かな小説世界を形作っている。

 「夜市」と「風の古道」とは、似たような世界(この世とあの世の間の世界)を描き、少し重なりを持つ。二つとも、この世の論理を超えても果たしたいと願う妄執の、悲しい帰結を形にしている。表題作よりもむしろ「風の古道」の方が、整合性と広がりを持っているように思う。

 1月5日の今日、本書は18年上半期の直木賞候補となった。東野圭吾や恩田陸などの大人気作家と伍してのノミネートは、このデビュー作への出版界の評価の高さを物語っている。
夜市 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:夜市 (角川ホラー文庫)より
4043892012
No.7:
(4pt)

新人とは思えぬ文章力で読ませるが、ちょっと退屈。

「日本ホラー大賞」の選考委員たちが激賞し、各誌の書評も概ね好評と、恒川光太郎の「夜市」は、今、絶賛の嵐に包まれている。確かに、これがレビュー作とは思えぬ卓越して薫り高い文章力、抒情的で、郷愁を感じさせる雰囲気の中で描かれる"宿命"と"贖罪"の物語は、堂々たる出来映えだ。「夜市」でも「風の古道」でも、"理由"あって、放浪を続けざるを得ない者たちの哀しみと性は、胸が締め付けられるが、ただし、これはあくまで幻想小説、怖い話をお望みの方にはお薦めできません。それにしても、いかにも、高校や中学の現国の教材に使えそうな作品。
夜市 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:夜市 (角川ホラー文庫)より
4043892012
No.6:
(4pt)

世にも奇妙な・・みたいな。

内容的には興味をそそる分野で、サクっと読めて面白かったです。

「小説」というカテゴリはニガテ・・という方でも

挑戦出来るものではないでしょうか?

この方じゃなくても書けそうな内容ですけど、また読んでみたいとも思いました。
夜市 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:夜市 (角川ホラー文庫)より
4043892012
No.5:
(4pt)

漂う妖しさと美しさ

人間社会であれば当たり前のような、ちょっとした社会のルールが、徹底されている『夜市』の世界。

そこに幼い頃に一度だけ行ったことがある男と、その青年に連れられて、初めて訪れた女。

かつて、どうしても欲しかった“野球の才能”と引き換えに弟を売ってしまった男は、

弟を取り戻すために、再び『夜市』を訪れた。

何も知らない女は、『夜市』のルールを聞いて、愕然とするが、そこには、男の悲しいまでに

強い決意があった。

人間の心のほんの僅かな隙間に入り込む、『夜市』の妖しいまでの魅力。

弱さと浅はかさを嘲笑うように、そして、そんな嘲りをひた隠すように続く、『夜市』。

極めて静かな文体で表現も美しく、これがデビュー作品とは思えない。

同時収録されている作品とも、実に素晴しい。

いつか長編で読んでみたい作者である。
夜市 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:夜市 (角川ホラー文庫)より
4043892012
No.4:
(5pt)

和風暗闇叙情幻想譚

星も月も出ていないのに、ほのかに白いものを内に秘めた蒼い闇夜。風がしきりと吹いているのに、音が全く存在しないような静かな世界。そんな情景が脳裏を浸すような独特な風情を感じます。寒くもないのに全身に鳥肌が立つような不思議な違和感。ガールフレンドを連れて岬の森で催されているという夜市に出かける青年。その奇妙な市場での顛末を描いた表題作。何の説明もなく「学校蝙蝠」だとか「永久放浪者」という言葉がひょいと出てくるのですが、おぼろに雰囲気が浮かび上がってきて、作品に一層の深みを与えているように思います。どこまでも続く舗装されていない小道を巡る物語「風の古道」もなんともいえない味わいのある逸品です。また、装丁がこの本のテイストを非常に上手く表現しています。
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4043892012
No.3:
(5pt)

美しいダークファンタジー

中篇2本からなるこの本はとても幻想的で美しい文体と、かつ斬新な内容の物語です。読みやすく、情景描写が巧みでイメージが容易に浮かび上がります。
最後まで飽きずに一気に読んでしまいました。
ホラーというよりも上質なダークファンタジーという感じです。
夜市 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:夜市 (角川ホラー文庫)より
4043892012
No.2:
(4pt)

売り方に問題あり

まず、作品自体は、表題作および併録されている「風の古道」共に良作だと思う。ホラーというより「千と千尋」テイストの入った怪異譚といった趣で、失われたものに対するノスタルジックな感情を呼び起こす構成はなかなかのものである。少なくとも私は、この本を読んで後悔というものは全く感じなかった。
問題は帯の「日本ホラー小説大賞 史上最高傑作」という謳い文句である。これはいかがなものか。科学とホラーを融合させエンタテインメントとして結実させた「パラサイト・イヴ」、怖いという点では比類なきレベルの「黒い家」、方言や土着というものから恐怖を紡ぎ出す斬新な「ぼっけえ、きょうてえ」など、みなこの賞の大賞受賞作品である。小説のタイプも様々で、一概にどれが優れているともいえないであろうと個人的には思うが、そんな中での「最高傑作」とは何を根拠にしているのか。編集部の感想か?選考委員の意見か?
この帯をみて買う人が相当数いるであろうことを考えると、随分無責任なことをやっているなと感じざるを得ない。こんなことは著者自身のためにもならないだろう。もしホラー大賞のテコ入れをするなら、こんな煽り文句を載せるのではなくまず選考委員を全とっかえしてはいかがか?
最後になるが、この著者は次回作もぜひ読んでみたいと思っている。
夜市 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:夜市 (角川ホラー文庫)より
4043892012
No.1:
(4pt)

ホラーというより!

カバーの見た目に惹かれて手に取りました。幻想的な雰囲気を作り出す言葉の運びが最高です。あっという間に読み終えてしまい、あともう少し夜市を見たかったような不思議な気持ちになりました。
これはホラーというより、人間の心を描いた美しい短編という感じ。やりきれないような、切ないような、少し温かいような終わり方に、感動しました。
夜市 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:夜市 (角川ホラー文庫)より
4043892012

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